『キートンのマイホーム』『子宝騒動』:活動弁士付きで観るのは初めての体験 @蒲田映画祭

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昨年から上映に参加している蒲田映画祭。
ことしは、周防正行監督の新作『カツベン!』が近々出ることにあわせて、無声喜劇映画の2本立て上映がありました。
弁士は澤登翠。フルートとギターデュオの伴奏もあって、豪華の布陣。
上映後には周防監督のトークショウもありました。
さて、映画。

1本目『キートンのマイホーム』。
1920年の作品だから、100年近く前の作品ですね。
初公開時は『文化生活一週間』。
調べてみると、かつてジム・ジャームッシュ監督『パーマネント・バケーション』の併映で観ていました。

新婚のキートン。
伯父さんから贈られたのはハンドメイドの家。
番号どおりに組み立てると、一軒家が出来るというもの。

そんなの、いまではないが、米国おそるべし。
DIYの真骨頂だ。

だが、キートンの恋敵が組み立て順番に悪戯したことで、出来上がった家は、おー、シュールレアリスム。
入口はなく、台所は外についている。
庇も傾いでいる、階段は外付けのハシゴ・・・

で、そこでのお祝いパーティ、米国名物の大嵐と次から次へと続く災難を、キートン得意の体技でどうにかするというもの。

家の壁が倒れて、外に立っていたキートンが窓を潜り抜けるという有名なシーンはこの映画だったか!

最後のオチに繋がる列車(蒸気機関車だ)のギャグも秀逸で、傑作コメディというに相応しい。

評価は★★★★☆(4つ半)としておきます。


2本目は松竹蒲田ゆかりということで斎藤寅次郎監督の1935年作品『子宝騒動』。

すでに3男3女をもうけている福田さん一家。
亭主は職がなく、その日暮らしで、電気もガスも水道も止められてしまう。
そんな中、産気づいた女房のお産費用を得ようと外へ出た亭主は、数々の災難に遭遇する・・・

といったハナシで、亭主役は和製チャップリンといわれた小倉繁
いま見ると、ちょび髭生やした浅野和之そっくり。

産婆のところへいっては借金で断られ、おこもになろうとしても聾啞を装っている先人にやられちゃうとか、バカバカしい。
後半はさらにバカバカしく、金満家が飼っている美豚が逃げ出し、それに賞金が賭けられ、町中総出で追うというもの。

途中、豚がラグビーをしている競技場所に逃げたので、ボールに代わって追われるという一幕や、泥田で豚を追うという一幕もあるが、後半はいささかくどい。
これは、弁士がいないとさすがにダメなんじゃないの?とも思った次第。

結句、福田さんの奥さんは三つ子を産むのだけれど、「じゃ、大きくなったら野球チームだね」とならないあたりは、ちょっと不満かしらん。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2019年映画鑑賞記録

新作:2019年度作品:80本
 外国映画62本(うちDVDなど10本)
 日本映画18本(うちDVDなど 4本)

旧作:2019年以前の作品:74本
 外国映画51本(うち劇場鑑賞13本)
 日本映画23本(うち劇場鑑賞 8本)←カウントアップ
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