『パリ、嘘つきな恋』 :オーソドックスな「なりすまし」ラブコメディ @DVD

パリ、嘘つきな恋.jpg

昨年初夏にロードショウされたフランス映画『パリ、嘘つきな恋』、DVDで鑑賞しました。
前置きなしで、さて、映画。

大手シューズ代理店のヨーロッパ支社長としてパリで働く中年男のジョスラン(フランク・デュボスク)。
イケメンで金持ちだが、とにかく女好き。
それも、一度限りの関係が好きと来ていて、寝るためだったら嘘など厭わない。
そんなある日、他界した母親のアパートの遺品整理の最中に、アパートの隣人の美女ジュリー(キャロライン・アングラード)と遭遇する。
偶々、母親の車椅子に座っていたジュリーは、彼を身障者だと勘違いする。
ならば、このまま車椅子姿を続けて、彼女をものにしようと考えたジョスランだったが、ジュリーから姉のフロランス(アレクサンドラ・ラミー)を紹介される。
フロランスは、正真正銘の車椅子生活者・・・

といったところからはじまる物語で、いわゆる「なりすまし」ジャンルの映画。
このジャンルは伝統的なジャンル映画で、この後の展開はおおよそ決まっている。
なりすましたことがバレるかバレないか、自分から告白するのか他人から明かされるのか、バレることに対して主人公にどのような葛藤があるのか、バレた時にどのように落とし前をつけるのか・・・というあたり。

この映画では、そんなお約束をきっちり守っている。

そして、そこへ、これもまたオーソドックスなのだが、障碍者とそうでない者との関係が絡んでくるが、これは年初に『だれもが愛しいチャンピオン』と同じ図式で、障害を持っていない方が実は心に障害を持っている・・・それを相手から指摘される、というパターン。

女性と一夜をともにするためだけに、身障者になりすまし、果てはルルドの奇蹟まで利用とするなんて、とんでもないこと。
そして、そのなりすましは、ほとんどはじめから見抜かれていること・・・

最終的にはハッピーエンドに落ち着くのだが、ほとんど全員から愛想をつかされるのは自業自得。
まぁ、これもお約束と言えばお約束なのだが。

この映画でちょっと興味深かったのは、フロランスの心情。
車椅子生活をしていることから、誰からも女性として接してもらえなかった、恋の対象とみてもらえなかった・・・と吐露する場面は、恋の国フランスでもそんなものなのだなぁ、と思った次第。

なので、恋多き男と恋少なき女のラブコメディとしても、うまく出来ているといえましょう。

監督・脚本はジョスラン役のフランク・デュボスク。
なかなかの才人のようですね。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 12本
 外国映画 8本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 4本(うちDVDなど 0本)

旧作:2020年以前の作品: 11本
 外国映画 7本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
 日本映画 4本(うち劇場鑑賞 0本)
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この記事へのコメント

2020年02月13日 16:44
女性にとって、金持ちというところもポイント高い。(爆)
プールの中に一緒に沈んでいく姿が素敵でした。
りゃんひさ
2020年02月13日 21:35
トリトンさん

>金持ちというところもポイント高い。(爆)
そうだ、そうだ、そうでした。かなりのお金持ちでしたね。