『1917 命をかけた伝令』 :全編をワンカットでみせる意義が疑問 @ロードショウ

『アメリカン・ビューティー』『007 スカイフォール』『007 スペクター』のサム・メンデス監督最新作『1917 命をかけた伝令』、ロードショウで鑑賞しました。 本年の米国アカデミー賞でも作品賞・監督賞本命視されていた作品です。 結果は撮影賞・視覚効果賞・音響賞の3つの技術部門で受賞しましたね。 さて、映画。 1917年…
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『マザーレス・ブルックリン』 :主人公は風変わりだが、ハードボイルドの王道だなぁ @ロードショウ

エドワード・ノートン製作・監督・脚本・主演の『マザーレス・ブルックリン』、ロードショウで鑑賞しました。 といってもファーストランは終わっていて、少し時間をおいてのムーブオーバーです。 さて、映画。 1957年の米国ニューヨーク。 私立探偵事務所で探偵を務めるライオネル(エドワード・ノートン)。 画面チックと突発的な発声…
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『Red』 2020年・日本映画 :難点はあるが、グズグズな恋愛描写は◎ @ロードショウ

『幼な子われらに生まれ』で一皮むけた感のある三島有紀子監督『Red』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は、『ナラタージュ』が映画化されてもいる島本理生の同名小説ですが、未読です。 さて、映画。 商社マンの夫と幼稚園に通う娘、そして実業家である夫の両親とともに東京の郊外・国立の邸宅で専業主婦の塔子(夏帆)。 経済的にも恵…
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『コレット』 :19世紀世紀末の猥雑さの中の多面的な女性の物語 @DVD

昨年初夏ロードショウの『コレット』、DVDで鑑賞しました。 19世紀から20世紀に活躍したフランスの女流作家シドニー=ガブリエル・コレットの半生を映画化したものだが、不勉強なので初めて知った名前です。 さて、映画。 フランスの田舎町で生まれ育ったコレット(キーラ・ナイトレイ)。 彼女は、かなり年上の人気作家ウィリー(ドミ…
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『プロメア』 :日本の伝統文化と新文化が融合された新時代のジャパニメーション @DVD

昨年初夏からロングラン上映され、いまも4DXで上映中のアニメ『プロメア』、DVDで鑑賞しました。 脚本は劇団☆新感線など舞台脚本出身の中島かずき。 さて、映画。 近未来の地球。 突然変異で誕生した炎を吹き出す人々。 彼らにより全世界の半分が焼失、それから30年。 炎を操れるようになった人々は「バーニッシュ」と呼ばれ、…
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『僕はイエス様が嫌い』 :シンプルな物語を繊細な演出で魅せる青春前映画 @DVD

昨年初夏に公開された日本映画『僕はイエス様が嫌い』、DVDで鑑賞しました。 海外の映画祭で高評価を得たというインディーズ作品です。 さて、映画。 東京から雪深い地方に引っ越してきた小学5年生の男児・由来(佐藤結良)。 契機は祖父が他界したこと。 転校先はミッション系の小学校。 毎日、礼拝の時間がある。 なかなかそん…
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『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』 :女性同士の恋愛映画の斜め上をいく人間ドラマ @ロードショウ

『ナチュラルウーマン』のセバスティアン・レリオ監督新作『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』、ロードショウで鑑賞しました。 ポスターのデザインなどから、女性同士の恋愛映画のよう。 さて、映画。 米国ニューヨークで写真家として活躍するロニート(レイチェル・ワイズ)。 彼女のもとに父の死の知らせが届く。 彼女の父親は英国ロ…
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『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』 :これは舞台の方がぜったい面白いよなぁ(たぶん) @ロードショウ

太宰治の同名の遺作(未完)を基にした舞台劇の映画化『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』、ロードショウで鑑賞しました。 太宰って・・・あまり好きじゃあないんだけれど、主役ふたりの顔合わせが面白そうってわけで。 さて、映画。 戦後しばらくしてからの日本。 そこかしこに闇市が立ち並んでいる。 文芸誌編集長の田島周二(大泉洋…
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『影裏』 :愛したひとが別の面を持っていても愛せるかどうか @ロードショウ

沼田真佑の芥川賞受賞作映画化した『影裏』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は未読ながら、主役ふたりの顔合わせが楽しみ。 さて、映画。 岩手県・盛岡に転勤してきた今野秋一(綾野剛)。 勤務先は薬品卸会社の東北支社。 慣れない土地で心細さを感じていた今野は、ある日、ふとしたことから別部署で働く同い年の日浅典博(松田龍平)…
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『ドミノ 復讐の咆哮』 :脚本は雑だがデ・パルマ演出は愉しめる出来 @ロードショウ

ブライアン・デ・パルマ監督最新作『ドミノ 復讐の咆哮』、ロードショウで鑑賞しました。 デ・パルマ監督作品は2012年の『パッション』以来ですね。 21世紀になってからはガクンと監督ペースが落ちているようで、他には『ファム・ファタール』『ブラック・ダリア』『リダクテッド 真実の価値』しかありません。 さて、映画。 デンマー…
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『きみと、波にのれたら』 :高畑勲作品へのオマージュか、それとも90年代へのオマージュか @DVD

昨初夏公開の湯浅政明監督のアニメ作品『きみと、波にのれたら』、DVDで鑑賞しました。 前作の『夜明け告げるルーのうた』が快作だったので、本作にも期待。 さて、映画。 サーフィンが大好きな大学生のひな子(vc 川栄李奈)。 引っ越した先で突然家事に巻き込まれてしまう。 それは、廃ビルでの無軌道青年たちによる無許可の花火の…
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『Fukushima 50』 :やはり「必見」といえる映画だと思う @試写会

東日本大震災の津波被害にあった福島第一原発のそのときを映画化した『Fukushima 50』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 タイトルは「フクシマ フィフティ」と読みます。 さて、映画。 2011年3月11日14時46分、最大震度7という巨大地震が発生。 のみならず、想定外の大津波が福島第一原子力発電所を襲う。 浸水…
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『火口のふたり』 :性事と政治と喪われた青春についてのエロコメディ @DVD

荒井晴彦脚本・監督の『火口のふたり』、DVDで鑑賞しました。 先ごろ発表されたキネマ旬報ベストテンの日本映画の第1位選出ですね。 さて、映画。 東京でひとり無職で暮らす30代半ばの賢治(柄本佑)。 従妹の、秋田で暮らす30歳前後の直子(瀧内公美)の結婚式があるから帰省を、と父親からの連絡を受けた。 母が亡くなり、父親は…
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『パリ、嘘つきな恋』 :オーソドックスな「なりすまし」ラブコメディ @DVD

昨年初夏にロードショウされたフランス映画『パリ、嘘つきな恋』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 大手シューズ代理店のヨーロッパ支社長としてパリで働く中年男のジョスラン(フランク・デュボスク)。 イケメンで金持ちだが、とにかく女好き。 それも、一度限りの関係が好きと来ていて、寝るためだったら嘘など厭わない…
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『アマンダと僕』 :ラストショットをどう捉えればいいのかだろうか @DVD

昨年初夏にロードショウされたフランス映画『アマンダと僕』、DVDで鑑賞しました。 2018年の東京国際映画祭グランプリ受賞作品です。 と書きながらも、知らなかった・・・ さて、映画。 パリで民泊アパートの斡旋と街路樹などの剪定で生活費を稼いでいる24歳の青年ダヴィッド(ヴァンサン・ラコスト)。 近所に暮らすシングルマザ…
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『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』 :ギリアムの悪夢に追い付いてしまった現実世界 @ロードショウ

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』、ロードショウで鑑賞しました。 呪われた映画・・・が代名詞にもなっている本作「THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE」(原題:ドン・キホーテを殺した男)は、構想から30年、製作と中断・中止を繰り返した、テリー・ギリアム監督悲願の作品。 しかし・・・完成するときには、あっさ…
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『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』 :極上のミステリー映画、というのに嘘はない @ロードショウ

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督最新作『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』、ロードショウで鑑賞しました。 ミステリーの女王アガサ・クリスティへオマージュを捧げたという映画だけれど、ホンマかいな?と少々訝しい感じがしないでもない。 が、ちょっとヒネッた『LOOPER/ルーパー』のような映画も監督…
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『ロマンスドール』 :美しい夫婦愛の物語を期待すると・・・ @ロードショウ

タナダユキ監督最新作『ロマンスドール』、ロードショウで鑑賞しました。 タナダ作品、映画では『百万円と苦虫女』『ふがいない僕は空を見た』『四十九日のレシピ』『ロマンス』『お父さんと伊藤さん』と観てきました。 どれも、すこし気になる、すこし面白い、すこし可笑しい・・・といったところ。 つまり、傑作ではないけれども、個人的には気にな…
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