『駅までの道をおしえて』 :20分ほど詰めれば、小品に仕上がったのに @DVD

駅までの道をおしえて.jpg

昨秋にロードショウされた日本映画『駅までの道をおしえて』 、DVDで鑑賞しました。
前置きなしで、さて、映画。

赤い車両の京急鉄道が通る海に程近い町。
両親と暮らす8歳の少女サヤカ(新津ちせ)は、つい先ごろ、愛犬の白い柴犬ルーと死に別れたばかり。
サヤカは生まれつき背中に大きな痣があることから同級生たちから忌避されており、そんななかでペットショップで売れ残ったルーを見つけて親近感を覚えて、両親に無理を言って飼ってもらったのだから、愛し方もひとしおだった。
ルーとは、散歩の途中で見つけた誰も入ることのできない大きな空き地がお気に入りの場所だった。
そこはかつて鉄道が敷かれていたらしく、草生した地面からは、線路の名残りを見つけたのだった・・・

といったところからはじまる物語で、『駅までの道をおしえて』 というタイトルから、てっきり迷子になった少女が犬と一緒に帰り道を見つけるハナシかと思っていました。

さて、物語はその後、サヤカはひょんなことから古い喫茶店を営むフセ老人(笈田ヨシ)と知り合い、彼も遠い昔、愛していた息子を亡くし、その息子が愛していた犬を亡くしたことを知り、共感を覚えて仲良くなっていく・・・と展開します。

物語の骨格をなしているのは、いくつかの死で、その喪失感をどのように埋め、そして、自分が死んでいくときには、悲しみを乗り越えて穏やかな死を迎えるか・・・ということだと感じ、内容的には悪くありません。

が、とにかく、まだるっこい。
というか、これでもかこれでもかの主人公サヤカ推しで、新津ちせのプロモーションビデオかと思うようなシーンがかなりあります。
さらに、彼女、かなりの演技達者で台詞回しは、ベテラン俳優のような感じで、頑張りすぎて、過ぎたるはなんとか・・・な感じがしました。

そのほか気になったのは、サヤカがひとりで夜遅くまで外出をしていたり、と両親を心配させるような行動をしばしばとること。
演技達者で、年齢以上に大人びてみえるので、なんだかコワイ感じがしてしまいました。

20分ほど詰めれば、ピリリとした小品に仕上がったのに、と残念です。

評価はで★★★(3つ)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 35本
 外国映画27本(うちDVDなど 6本)
 日本映画 8本(うちDVDなど 0本)

旧作:2020年以前の作品: 48本
 外国映画28本(うち劇場鑑賞 2本)←カウントアップ
 日本映画20本(うち劇場鑑賞 0本)
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この記事へのコメント

じゃむとまるこ
2020年05月18日 16:37
まったく知らなかった映画ですが、内容からすると100分くらいでよさそうな、、、、2時間越えの映画は借りるときに考えてしまいます。
2020年05月18日 18:31
これも、なんだかしょーもなさそうだなぁ、と思って、劇場観賞スルーしたんですよね。
正解だったようです。(笑)
りゃんひさ
2020年05月18日 22:19
>じゃむとまるこさん

2時間を超える映画の場合、やはり躊躇することも多いです。が、本数特典割引などもあるので、数合わせで借りることもあるのですが、さすがに、借りて正解、というのは少ないですね。自宅で観るのに2時間超は集中力が続かないです。
りゃんひさ
2020年05月18日 22:20
>トリトンさん

正解だったでしょう。トリトンさん向きのポイントが皆無と想定されます。
ぷ~太郎
2020年05月19日 00:27
私はこの映画、子供とボケ老人の話かと思っていました。TSUTAYAでコメントの評がいいので借りましたが、「死」に対する向かい合い方みたいな内容でしたね。でも、おっしゃる通り主人公のサヤカがずっと家にいなくても両親は心配しないなど、非現実的な描写が多く、第一サヤカが優等生すぎて観ている方としてはどうもね。
りゃんひさ
2020年05月19日 01:05
>ぷ~太郎さん

サヤカ、子どもの皮を被った大人みたいで、気持ちが悪かったです。