『オリエント急行殺人事件 死の片道切符』:アルフレッド・モリナがポワロを演じる現代版 @DVD

オリエント急行殺人事件アルフレッドモリーナ版.jpg

お馴染みアガサ・クリスティの傑作推理小説を2001年にアメリカでテレビドラマ化した『オリエント急行殺人事件 死の片道切符』 、DVDで鑑賞しました。
昨年もケネス・ブラナーが監督・主演した『オリエント急行殺人事件』が公開されましたが・・・
さて、映画。

21世紀にはいったトルコ・イスタンブール。
世界的名探偵のポワロ(アルフレッド・モリナ)は、「LIVE NOT ON EVIL」(悪として生きない)という回文を手掛かりにまたしても難事件を解決した。
その場には、ポワロが永年心を寄せている「伯爵夫人」を名乗る女怪盗もいた。
恋心はさておき、ロンドンへ戻ることにしたポワロは、オリエント急行を運行する会社社長の誘いもあり、有名な豪華列車で帰途につくことにした。
運よく、直前のキャンセルにより、個室の一室が空き、その客席のひととなったポワロであったが、その夜、折からの大暴風雨により線路上に樹木が倒れ、列車は立ち往生。
のみならず、ポワロの隣室のラチェットと名乗る男性(ピーター・ストラウス)が何者かによって刺殺される事件が起きてしまう・・・

といったところからはじまる物語で、設定を現代(21世紀初頭)に置き換えての物語。
冒頭にちょっとしたオリジナルエピソードを追加しているが、オリエント急行が走り出してからは、ほぼ従来どおり。
ただし、原作では12の刺し傷があったところが、9個に減っている・・・

ということで、登場人物が3人少ない。

キャストはかなり弱体で、主役ポワロを演じるアルフレッド・モリナ以外には、ビッグネームはアルヴァラード伯爵夫人を演じるレスリー・キャロンぐらいで、その他は『不実な女と官能詩人』『君の名前で僕を呼んで』などの近作に脇役で活躍しているアミラ・カサールぐらい。
なので、キャスト的な魅力は乏しい。

脚色として面白いのは、ポワロがパソコンのインターネット検索で「アームストロング事件」(今回の事件の発端となっている)を改めて調べなおすシーンがあるところ。
『オリエント急行殺人事件』で最も難しいのが、「アームストロング事件」を観客にどのように伝えるか、なので、この手もありね、と納得しました。
(映画・ドラマ化のなかで最も成功していると思われるシドニー・ルメット監督版では、冒頭に新聞記事を使って、まとめて観客に伝えましたが)

ポワロを演じたアルフレッド・モリナは、ピーター・ユスティノフよりは聡明にみえるが、図体がでかいので、「ちびのベルギー人」という雰囲気からはかなり遠いです。

なお監督は、1992年にクリストファー・ランバートとダイアン・レイン主演で『美しき獲物』を撮ったカール・シェンケル

この「オリエント急行」が上手くいけば、現代版ポアロをテレビシリーズ化しようとしたのかどうかは不明だが、後続作品がつくられていないところをみると、本国アメリカでもあまり評判は良くなかったのでしょうね。

評価はで★★(2つ)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 36本
 外国映画28本(うちDVDなど 7本)
 日本映画 8本(うちDVDなど 0本)

旧作:2020年以前の作品: 49本
 外国映画29本(うち劇場鑑賞 2本)←カウントアップ
 日本映画20本(うち劇場鑑賞 0本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2020年05月25日 01:19
りゃんひささんと同様、ポアロものが大好きなんですが、この作品のポアロ、なんだかなあ~ですね。髭をはやしていればいいってもんじゃないと言いたいところ。話もヘンに端折っていて、時代も変えているので、趣がなくつまらない作品になってしまいましたね。
りゃんひさ
2020年05月25日 16:02
>ぷ~太郎さん

この作品のポワロ、髭はあるものの、あまり立派ではなく、短駆でもない、全体的にゆで卵的でもない・・・ということで、あまりポワロ的ではなかったですね。