『記憶にございません!』 :ギャグにキレもなく・・・ガッカリだわぁ、はぁ。 @DVD

記憶にございません.jpg

昨年初秋にロードショウされた三谷幸喜監督・脚本映画『記憶にございません!』 、DVDで鑑賞しました。
なかなかのスマッシュヒットだったようで、そこそこ期待。
さて、映画。

病院のベッドの上で目覚めた男(中井貴一)は、一切の記憶を失っていた。
あまりに不安になったため、パジャマ姿のまま病院から抜け出したところ、道行くひとびと、会うひとびとから罵声を浴びせかけられる。
それもそのはず、彼は史上最低最悪の首相・黒田啓介だったから。
事態を飲み込んだ井坂(ディーン・フジオカ)、番場のぞみ(小池栄子)ら秘書官は、このまま政局を乗り切ろうと考えつくが・・・

といったところからはじまる物語で、『清須会議』『ギャラクシー街道』は観ていないので、映画は『ステキな金縛り』以来になるが、デビュー作『ラヂオの時間』(1997)の頃の輝きは感じられませんでした。

とにかく、ノッケからダメ感が満載で、パジャマ姿で逃げ出した黒田は多くの衆人に目撃されている。
これは、これだけでひと騒動なのに、そこんところは、「事態は収束しました」のひとことで、ま、なかったことに・・・って、手抜きも甚だしい。

で、その後は、記憶喪失で無垢なひとになった黒田が巻き起こす騒動となるわけだが、全体的にギャグにキレがない。
ほとんどが、奇妙な変装か、奇妙な動きか、奇妙な言動。
カット割りとかの映画的技術でみせるギャグがほとんでない。

で、最後は、黒田は実はいい人でした・・・的なオチ、ってそれはないでしょう。

個人的には、こんな風が良かったんだけど(と、以下は妄想)。

愛を再び確かめ合った黒田と夫人。
バルコニーで衆人の前で挨拶。
そこで、再び襲撃が・・・。
黒田、昏倒するも、すぐに意識を取り戻し、「(隣の夫人をみながら) どうして、お前がここに?」
夫人 「あなた、国会で、散々、わたしのこと愛していると言っていたじゃない」
黒田 「記憶に・・・」と言ったところで、タイトル『記憶にございません!』。

その後のエンドクレジットの脇で、黒田と秘書官たちのエピローグ。
黒田 「記憶がなかった頃と、その前とじゃ、支持率、どうだったの?」
秘書官 「それが・・・あまり、変わらなかったようで・・・(苦笑)」

この支持率のエピソード、エンディングの前にあるのだけれど、政治に対する揶揄の効果が薄いと感じました。

ま、こちとらシロートなので、これがベストというわけじゃあないし、そうそううまくいくとも思いませんが・・・

評価はで★★☆(2つ半)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 34本
 外国映画26本(うちDVDなど 5本)
 日本映画 8本(うちDVDなど 0本)

旧作:2020年以前の作品: 46本
 外国映画26本(うち劇場鑑賞 2本)
 日本映画20本(うち劇場鑑賞 0本)←カウントアップ
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この記事へのコメント

2020年05月14日 21:03
あ、評価低いですね。(笑)
私はめっちゃ笑いました!
最後に、夫婦愛に落ち着くのも良かったし。

三谷幸喜監督作は全て見ていますが、久しぶりに面白かったですよ。
りゃんひさ
2020年05月14日 23:38
>トリトンさん

はい、評価低いです(笑)
3回ぐらい、ちょこっとしか笑えませんでした・・・
ぷ~太郎
2020年05月15日 01:52
う~ん、私もがっかりでした。予告では面白そうに思ったんですけどね。定番だけど、やはりもう一度デコに石が当たって、元の性格に戻った上で、もうひと捻りほしかったです。
りゃんひさ
2020年05月15日 21:23
>ぷ~太郎さん

あ、予告では面白そうに思ったんですね。
個人的には、木村佳乃の大統領が予告編に出たときに、ダメ感はあったんですが・・・
じゃむとまるこ
2020年05月18日 16:45
これは全く食指が動かず、DVDでも観る気がおきません。
中井貴一さんは普通の人の人情ドラマみたいな方が良いのではないでしょうか・・・あ・・・「柘榴坂の仇討」良かったですが・・・
三谷さんは「有頂天ホテル」の後遺症が大きくて、あれもダメでした~
りゃんひさ
2020年05月18日 22:23
>じゃむとまるこさん

中井貴一はコメディもシリアスも両方できるようになってきましたが、コメディだとテレビ「サラメシ」のナレーションのイメージが抜けず、マイナスです。
三谷幸喜は映画の演出は壊滅的にダメな感じです。ビリー・ワイルダー映画から何を学んだのかが不明です。