『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』:かなり垢ぬけず泥臭い中国伝奇コメディ @DVD
ことし1月に小規模ながら全国ロードショウされたジャッキー・チェン主演作『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』、DVDで鑑賞しました。
6月に入って連日の真夏日は、暑い暑い。
気楽に楽しめそう・・・ということでのチョイスです。
さて、映画。
中国の昔の話。
妖怪ハンターで、捕まえた妖怪たちの物語にしているプウ(ジャッキー・チェン)。
ある日、都の役人の娘の失踪事件に巻き込まれ、若い衛門士と行動をする羽目になった。
事件には鏡の女妖怪がからんでいるらしい。
そのほか、白蛇の妖怪からの人間になった若い男、男と入れ替わりに妖怪になってしまった若い女性もからんで・・・
といったところからはじまる物語で、元ネタは中国清代の伝奇小説集『聊齋志異』(りょうさいしい)。
これって・・・と思ったら、レスリー・チャン、ジョイ・ウォン主演の1987年作品『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』も、この『聊齋志異』からの映画化でした。
それはさておき、全編セット&CG作られたこの作品は、画面がペラペラで、なんだか安っぽい。
ジャッキー・チェンも見せ場は、鏡屋での女妖怪との対決シーンぐらいで、あまりいいところがない。
全体的に垢ぬけず泥臭い。
こんな感じの作品、そういえば80年代ぐらいまでの香港映画に多かったような感じがします。
設定的には続編が作れそうだけれど、たぶん、作られないでしょうね。
評価は★★(2つ)としておきます。
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2020年映画鑑賞記録
新作:2020年度作品: 38本
外国映画29本(うちDVDなど 8本)←カウントアップ
日本映画 9本(うちDVDなど 0本)
旧作:2020年以前の作品: 54本
外国映画34本(うち劇場鑑賞 2本)
日本映画20本(うち劇場鑑賞 0本)
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この記事へのコメント
ジャッキー・チェンは好きだけど、CGバリバリだと彼のアクションも生かされそうになく、なんだかしょーもなさそうで。。。(笑)
何かの機会で観れたら・・・という感じです。
ジャッキー・チェンのアクション、ほとんど活かされていませんでした・・・残念です。
そう、垢抜けない感じなんですよね。私は結構香港映画、というジャッキー映画のそんな所が好きで。気楽に観られるというのもあるし、なんというか、愛すべき感じなんですよ。
しかし、いつものことですが、中国の妖怪って女の情念が籠る傾向にあってそれは美しくも恐ろしい、という設定で、そこもまた好きな感じでした。
>垢抜けない感じ・・・そんな所が好きで。
なるほど!
>中国の妖怪って女の情念が籠る傾向にあってそれは美しくも恐ろしい
こちらも同感!