『ブレッドウィナー』:過酷なタリバン支配下のアフガニスタン @DVD

ブレッドウィナー.jpg

昨年秋にロードショウされたアニメ『ブレッドウィナー』、DVDで鑑賞しました。
アイルランド、カナダ、ルクセンブルクの合作ですが、舞台はタリバン支配下のアフガニスタン。
世界的ベストセラー児童文学『生きのびるために』が原作だそうですね。
さて、映画。

タリバン支配下のアフガニスタンの首都カブール。
そこに暮らす11歳の少女パヴァーナ、父は元教師、母は作家、姉と弟がいる。
教育水準の高い一家であったが、タリバンの支配により文化的な活動はできず、過去の経緯はわからないが、父親は脚を不自由にし、満足に歩くことができない。
一家の糧は、路上で身の回りの品々を売ること、そして、複数の言語が使われるカブールでは文字を書けない・読めない人々も多く、そういうひとを対象にした代筆代読で生計を立てている。
とはいっても、その日の糊口をしのぐのにも苦労するありさま。
そんなある日、父がタリバンに逮捕されてしまう。
タリバン支配下のカブールでは、女性は男性の持ち物・付属物、ひとりで出歩くすら禁じられており、糧を得る手段は潰えてしまう。
思い余ったパヴァーナは、家族を支えるために髪を切り少年になりすまして働くとともに、囚われている父を救い出そうと決意する・・・

といった物語で、アニメであるからこそ観つづけることが出来るような内容で、実写だと、本当につらい厳しい物語です。
しかし、アニメだからといって、その厳しさ過酷さは丁寧に描かれています。

ただし、個人的には、『ソング・オブ・シー 海のうた』『ブレンダンとケルズの秘密』のスタジオ製作なので、目元くっきりパッチリのキャラクターデザインが苦手なのと、演出がやや一本調子の感じがしました。

とはいえ、力作だあることは確かです。
なお、製作総指揮にアンジェリーナ・ジョリーが名を連ねています。
彼女の最新監督作は『最初に父が殺された』、クメール・ルージュ支配下のカンボジアを舞台にした物語のようで、こちらも機会があれば観てみたいです。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 63本
 外国映画49本(うちDVDなど18本)
 日本映画14本(うちDVDなど 2本)

旧作:2020年以前の作品: 70本
 外国映画45本(うち劇場鑑賞 4本)←カウントアップ
 日本映画25本(うち劇場鑑賞 3本)
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この記事へのコメント

2020年08月30日 23:17
まるっきりノーマークで、知らない作品でした。
でも、絵のタッチが印象的で見覚えあるなぁ、と思って。
やっぱり「ソング・オブ・シー」と同じ制作陣だったのですね。
りゃんひさ
2020年08月31日 22:11
>トリトンさん

>まるっきりノーマークで、知らない作品でした。
上映館数が少ない作品でした。わたしもロードショウ後に気づいたので・・・