『ゾウズ・フー・キル 殺意の深層』:北欧ミステリの雰囲気がたっぷり @DVD
旧作の海外テレビドラマシリーズ、続いてのチャレンジは『ゾウズ・フー・キル 殺意の深層』。
2011年製作のデンマーク作品。
デンマーク作品というと、映画『特捜部Q』シリーズが有名、あちらはこれまでのところ全作品鑑賞しています。
さて、本作は・・・
ある日、森の中で女性の死体が発見される。
女性刑事カトリーネ・イェンセン(ラウラ・バック)が事件担当となるが、死体は一体だけではなく、周囲から複数の死体が掘り起こされる。
同一の手口から連続殺人犯の仕業と目され、そのプロファイリングに、いまは大学で教鞭をとっているトーマス・シェファー(ヤコブ・セーダーグレン)の力を借りることになった・・・
といったところから始まるのが、第1話『死を支配する者』で、本国では正味45分×2回で放送されたものを90分に編集しています。
主演のラウラ・バックという女優さんはとは初見になるが、ブロンド短髪で知的な感じな上に、ひ弱な感じもない。
アクションものに出演するときのシャーリーズ・セロンに似た雰囲気。
対するヤコブ・セーダーグレンは、ちょっと特異な雰囲気のあるキャラクターで、どこかで見たと思っていたら、2018年製作の映画『THE GUILTY/ギルティ』で、主役の電話オペレーター警官を演じたひと。
このふたりのキャラクターは悪くないが、脚本的にはあまりヒネッたところはなく、プロファイリングで犯人像を特定し、追い詰めていくだけなので、少々物足りないところもあるが、逆に主役のキャラクターがいいので、次も見てみようかなぁという気になりました。
評価は★★★☆(3つ半)としておきます。
この記事へのコメント
スウェーデン・ミステリーの「エリカ&パトリック事件簿 踊る骸」が近いかもしれませんが、いかがか。