ミス・マープル『バートラム・ホテルにて』『スリーピング・マーダー』@DVD

1980年代半ば~90年代はじめに製作されたジョーン・ヒクソンによる「ミス・マープル」シリーズを順に観ていますが、今回は2本。
これで終了です。
ミス・マープル・バートラムホテル.jpg

まずは『バートラム・ホテルにて』。
原作ではシリーズ10作目。ドラマ制作では7作目にあたります。

甥レイモンドの計らいで、ロンドンの格式あるバートラムホテルに滞在することになったマープル。
変わらない格式に違和感をおぼえるマープルは、ロビーで潜入捜査張り込み中の刑事と出逢う。
そんな矢先、ホテルの常連客である牧師(最近少々ぼけてきている)が行方不明になり・・・

といったところから始まる内容で、もうひとり自由奔放なレディが登場して、この人物がカギを握っている。

シリーズ中、もっとも面白くない部類の作品で、原作もあまり評判が芳しくない出来。
窃盗団と親子の因縁話がうまくかみ合っておらず、かつ、田舎の村を舞台にしていないので、人間関係の面白さも不足。

評価は★★(2つ)。

ミス・マープル・スリーピングマーダー.jpg

つづいては、『スリーピング・マーダー』。
原作シリーズ最終作。ドラマ制作では6作目にあたります。

夫ジャイルズ(ジョン・モルダー=ブラウン)とともに新居探しをしていた新妻グエンダ(ジェラルディン・アレクサンダー)。
ディルマスという村で古風なヒルサイド荘を見つけたふたりは、早速購入、改装を始める。
しかし、グエンダが「ここにはドアがあった方がいいわ」と言うところにはドアがあり、部屋がある方がいいと言うところには塗りこめられた部屋があった・・・

といった内容で、「埋もれた殺人」がテーマの物語。

クリスティの死後出版された原作だが、珍しくマープルがいろいろな場所へ出向き、住人からちょとした出来事を耳にして事件を組み立てる趣向が面白い。
ただし、ドラマではそこまでの面白さが出ておらず、残念。

ジョン・モルダー=ブラウンは『象牙色のアイドル』や『早春』で人気が出た美形男優ですが、このドラマでは少々容色の衰えた感があり、ヒロインの夫なのにあまり見せ場がなく残念です。

評価は★★★(3つ)としておきます。

ということで、ジョーン・ヒクソン版のミス・マープルはこれにて終了。
2000年代に入って、ジェラルディン・マクイーワン(マキューアン)とジュリア・マッケンジーがマープルを演じたシリーズも作られているのですが、さて、どうしようかしらん。

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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2020年09月09日 15:21
「バートラム」は原作を読んだ時、あまりのつまらなさに脳裏に焼き付いた作品です。ドラマでも当然つまらない。一番つまらないかも。
「スリーピング・マーダー」はよくできていますが、もっとマープルがいろいろ探っている様子をじっくり見せてくれた方が私は面白かったかなと思いますね。
りゃんひさ
2020年09月09日 20:37
>ぷ~太郎さん

「バートラム」は群を抜いてのつまらなさでした、同感。