『第十七捕虜収容所』:コメディ→サスペンスへの転換、上手し @DVD

第十七捕虜収容所.jpg

ビリー・ワイルダー監督の1953年作品『第十七捕虜収容所』、買い置きDVDで鑑賞しました。
前置きなしで、さて、映画。

第二次大戦中のドイツ第十七捕虜収容所。
米空軍兵ばかりが集められた第4バラックでは今宵、二人が脱走する手はずだった。
皮肉屋で要領のいいセフトン(ウィリアム・ホールデン)は、ほかの皆が「脱走成功」に賭ける中、ただひとり「失敗」に賭けていた。
果たして、脱走したふたりは直ちに発見され、殺されてしまう。
このことから、バラック内では、セフトンをドイツのスパイとみなす向きが強まってしまう・・・

といったところから始まる物語だけれども、中盤まではコメディ要素が強い。
オットー・プレミンジャー演じる収容所所長や、捕虜仲間のアニマル(ロバート・ストラウス)などユーモラスな人物として描かれているからで、このコメディ色は後にの米国軍隊コメディとして『M★A★S★H マッシュ』などに引き継がれている。

さて、スパイの汚名を晴らすべく、セフトンはバラック内にドイツ側への内通者がいるものと観察していると・・・
電球とチェスを使った通信方法を発見。
このあたりの描き方もうまい。
たぶん三谷幸喜も、こんなコメディが書きたいのだろうなぁと想像したもする。

で、後半は一転してサスペンスフルになり、米空軍の勇士ダンバー(ドン・テイラー)を脱走させるとともに、憎っきスパイに鉄槌を食らわせたい・・・と仕組まれる脱走劇、短いながらもピリっと引き締まったサスペンスです。

エンタテインメントとしては極上の一編。

評価は★★★★(4つ)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 77本
 外国映画58本(うちDVDなど19本)
 日本映画19本(うちDVDなど 4本)

旧作:2020年以前の作品: 64本
 外国映画57本(うち劇場鑑賞 8本)←カウントアップ
 日本映画27本(うち劇場鑑賞 4本)
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