『ブラック・クリスマス』:もはやリメイクではない『暗闇にベルが鳴る』の2度目のリメイク @DVD

ブラッククリスマス.jpg

10月にリリースされたアメリカ映画『ブラック・クリスマス』、DVDで鑑賞しました。
米国では昨年のクリスマスシーズンに公開されて初登場第5位、日本では劇場未公開です。
さて、映画。

クリスマス休暇を前にした、創立200年を誇るホーソーン大学。
休暇前最後の講義はゲルソン教授(ケイリー・エルウィズ)の古典文学。
彼の講義は、男性優位主義が目立ち、評判が悪い。
女子学生寮に暮らすライリー(イモージェン・プーツ)も、同じ寮で生活する親友のクリス(アリース・シャノン)と教授の講義に出席しているが、クリスは昨年、創立者ホーソーンの胸像を、彼の男尊女卑思想から撤去させ、現在はゲルソン教授の解任を求める署名を集めていた。
一方、ライリーは、昨クリスマスに、男子学生会会長にレイプされたことに苦しんでおり、かつ、そのレイプ事件も彼女の方から誘ったものという噂に苦しんでいた・・・

といったところから始まる物語。
こう書くと、なんだか普通のドラマのようだけれど、この話に入る前に、寮で暮らす女子学生が、親元に帰ろうとしていたところを何者かに刺殺される、というシーンが描かれ、この映画がホラー(ジャンルでいえば、殺人鬼テーマのスラッシャー映画)ということがわかります。

説明が遅くなったが、この映画、1974年製作の『暗闇にベルが鳴る』の2度目のリメイク(1度目は2006年の『ファイナル・デッドコール』)。

SNS全盛のこの時代なので、固定電話や二つ折り携帯電話のベルが鳴ることもないので、タイトルから「ベル」「コール」の文言は使われていない。
(ただし、原題はオリジナル版も含めて「BLACK CHRISTMAS」)

オリジナル版の「理由なき殺人鬼」&「ふたつの異なる事件のミスリード」という面白さは雲散霧消。
代わって登場したのが、男性優位主義批判。
監督を務めるのが女性のソフィア・タカールなので、それをテーマに据えたようだ。
同時収録のインタビュー映像で、「女性にかかわる様々な問題をオリジナル版から読み取った」との発言があった)
さらに、オリジナル版、リメイク1作版にもなかったスーパーナチュラルなオカルト的要素が組み込まれていて、もはやリメイクというのはどうかしらん、とも思う。

ただし、面白かったのは、クライマックスのオカルト的コスチュームの男子学生軍団vs.クリス率いる女子学生軍団の対決。
ホラーではアクション映画として撮った方がよかったのではなかろうかしらん。

主役のイモージェン・プーツは女子大生にしては薹が立つ。
『マイ・ファニー・レディ』(2014)のときのキュートさが失われていて残念。
儲け役なのはクリス役のアリース・シャノンで、アクティブさが目立っています。
かつての二枚目ケイリー・エルウィズは、出てきたときから「悪そう・・・」で意外性ゼロでした。

評価は★★(2つ)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 83本
 外国映画61本(うちDVDなど22本)←カウントアップ
 日本映画22本(うちDVDなど 4本)

旧作:2020年以前の作品: 69本
 外国映画60本(うち劇場鑑賞 8本)
 日本映画29本(うち劇場鑑賞 4本)
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