『ラ・ヨローナ 彷徨う女』:グアテマラの現代史はうかがえるものの、かなりまだるっこしいホラー映画 @DVD

昨年7月公開の『ラ・ヨローナ 彷徨う女』、DVDで鑑賞しました。 製作はグアテマラ。 日本の一般劇場で公開されるのは、かなり珍しいですね。 さて、映画。 グアテマラ軍事政権による大虐殺から30年経った現在。 当時将軍だったエンリケ(フリオ・ディアス)は、虐殺を指揮した主犯として裁判にかけられるが、証拠不十分として無罪と…
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『羊飼いと風船』:風船が象徴する、魂と生と性 @ロードショウ

チベットを舞台にしたペマ・ツェテン監督作品『羊飼いと風船』、ロードショウで鑑賞しました。 映画の国籍は中国。 チベット自治区は中国の自治区なので、中国の政策も色濃く滲みでています。 さて、映画。 チベットの草原地帯。夫タルギェ(ジンバ)と妻ドルカル(ソナム・ワンモ)の夫婦。 タルギェの父、ふたりの息子と羊飼いで生計を立…
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『コロンバス』:小津映画=静謐、ってだけじゃないと思うんだけど・・・ @DVD

昨年3月公開のアメリカ映画『コロンバス』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 モダニズム建築の宝庫として知られる米国コロンバス。 講演ツアー中にひとりの老建築学者が倒れた。 その報せを受けて韓国から息子(ジョン・チョー)が駆け付けてくる。 息子の名はジン。 父との確執を抱えているジンは、早くこの地を去…
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『聖なる犯罪者』:人間は単純な正邪・善悪では割り切れない @ロードショウ

今月15日から公開のポーランド・フランス合作映画『聖なる犯罪者』、ロードショウで鑑賞しました。 自宅鑑賞するにはちょっと重そうなので、劇場での鑑賞です。 さて、映画。 ひとを殺した罪で少年院で服役中の二十歳の青年ダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)。 院内では看守の目を盗んでの暴力・暴行沙汰が横行している。 そんな彼が…
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『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』:ジョーンズを衝き動かしたものは・・・ @DVD

昨年8月に公開されたアグニェシュカ・ホランド監督作品『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』、DVDで鑑賞しました。 自宅鑑賞するにはちょっと重いかも・・・とは思いつつ、観たかった見逃し作品なので、やはり鑑賞せねばなりますまい。 さて、映画。 世界大恐慌吹き荒れる1933年。 そんな中でもスターリン率いるソ連だけが繁栄を謳歌…
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『幸せへのまわり道』:映画を引き締めたミスター・ロジャースのピアノ低音鍵盤連打シーン @DVD

昨年8月に公開されたトム・ハンクス主演映画『幸せへのまわり道』、DVDで鑑賞しました。 この映画についてはDVDリリースされるまで知りませんでした。 特定のシネコンチェーンで上映されたようで、そのシネコンがご近所になかったためで、「ご近所さん」へのまわり道、となった次第です。 (原題「A BEAUTIFUL DAY IN TH…
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『グランド・ジャーニー』:臨場感などを含め、先行作品『グース』の圧勝 @DVD

昨年7月公開の『グランド・ジャーニー』、DVDで鑑賞しました。 製作はフランス・ノルウェーの合作。 実話をもとにし、本人が脚本化したものを『狩人と犬、最後の旅』のニコラス・ヴァニエが監督しました。 さて、映画。 フランスの一風変わった学者のクリスチャン(ジャン=ポール・ルーヴ)。 南仏カマルグで雁の研究をしており、…
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『リトル・ジョー』:面白そうな題材だけれど、まだるっこしすぎて・・・ @DVD

昨年7月公開の『リトル・ジョー』、DVDで鑑賞しました。 製作はオーストリア・イギリス・ドイツの合作。 欧州では合作が主流のようですね。 さて、映画。 花の品種改良を行っているバイオ企業で主任研究員として働くシングルマザーのアリス(エミリー・ビーチャム)。 いま開発を進めているのは、幸福感をもたらす香りを発する深紅の花…
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『今宵、212号室で』:面白くなりそうなのに、どうにも笑えない・・・ @DVD

昨年6月公開の『今宵、212号室で』、DVDで鑑賞しました。 製作はフランス・ルクセンブルク・ベルギーの合作。 ここのところ、ルクセンブルクの出資が増えてきていますね。 さて、映画。 パリのアパルトマンで暮らしているリシャール(バンジャマン・ビオレ)とマリア(キアラ・マストロヤンニ)の夫婦。 結婚20年になるが、マリア…
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『サッドティー』:注目監督の習作、出世作 @DVD

このところ注目している今泉力哉監督の2013年製作作品『サッドティー』、DVDで鑑賞しました。 今泉監督といえば、昨年は『his』ですね。 この後も公開が延期になっていた『街の上で』と松坂桃李を主演に迎えた『あの頃。』が控えています。 さて、映画。 柏木(岡部成司)はあまり売れていない映画監督。 脚本はだいたい喫茶店で…
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『水曜日が消えた』:曜日ごとに人格が入れ替わるという触れ込みだが・・・ @DVD

昨年夏公開の日本映画『水曜日が消えた』、DVDで鑑賞しました。 曜日ごとに人格が入れ替わる男性のミステリー、ということで、主役の中村倫也の演技に期待。 さて、映画。 「僕」(中村倫也)は、曜日ごとに性格も個性も異なる7人が入れ替わる。 これは幼い頃の交通事故によるものだが、いまでは慣れていて、互いに互いを曜日の名前で呼び…
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『アルプススタンドのはしの方』:巻頭から否定スイッチがオンになっちゃったので・・・ @DVD

昨年夏公開の日本映画『アルプススタンドのはしの方』、DVDで鑑賞しました。 無名の監督と無名の俳優さんたちだが、世評もいいようなので、どんなものかしらん、というわけで・・・ さて、映画。 甲子園、夏の高校野球大会に出場の埼玉県の公立高校。 1回戦の応援に集まったアルプススタンドの端の方に、野球のことなど全く知らない演劇部…
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『FUNAN フナン』:監督のルーツ確認の物語。そして私たちもカンボジアのことを知る映画 @ロードショウ

『ウルフウォーカー』に続いて、2021年2本目の映画館での鑑賞は『FUNAN フナン』。 フランス、ベルギー、ルクセンブルク、カンボジア合作のアニメーション作品です。 さて、映画。 1975年のカンボジア、首都プノンペン。 ソヴァンは、父のクン(声・ルイ・ガレル)、母のチョウ(声・ベレニス・ベジョ)らと暮らす幸せな一家の…
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『ウルフウォーカー』:この絵が、こう動くのか!という驚きのアニメーション @ロードショウ

2021年最初の映画館での鑑賞は『ウルフウォーカー』。 昨年10月末にロードショウ開始、その後、2ヶ月以上ロングランしているアイルランドとルクセンブルク合作のアニメーション作品。 鑑賞したのは正月三が日中です。 三が日明け後、新型コロナの新規感染者数に一喜一憂していて、レビューを書く気力が失せておりました。 さて、映画。 …
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『フィラデルフィア物語』:1940年の米国観客になって観たいもんだね @DVD

2021年最初の映画鑑賞はDVDで。 映画は、1940年製作の『フィラデルフィア物語』。 渋谷の名画座で特集上映されているソフィスティケーション映画の中の1本でもあります。 ま、初笑い、といったところですね。 さて、映画。 フィラデルフィアの上流社会。 ロード家の令嬢トレイシー(キャサリン・ヘプバーン)は、同じ上流階…
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