『ステイ・ホーム』:サスペンス&ミステリーの謳い文句だが、ありゃりゃのホラーオチね @DVD

ステイ・ホーム.jpg

昨年11月にリリースされたイタリア映画『ステイ・ホーム』、DVDで鑑賞しました。
レンタル料金割引のキャンペーンなので、ならば、つまらなくても・・・という思いで借りました。
とはいえ、ショップの棚では、一押しランキングのトップに並んでいましたから、まぁ、そこそこには期待。
さて、映画。

イタリアの田舎にひっそりと広大な領地を構える旧家。
女主人エレナ(フランチェスカ・カヴァリン)のもとで暮らすのは、10歳の一人息子のサムエル(ジャスティン・コロフキン)。
彼は車椅子で生活をしているが、それというのも、エレナの夫リッカルドが10年前に、乳児のサムエルを領地から自動車で出て行こうとした際に事故を起こしたせいだった。
領主であることを自覚させるためのエレナの教育は厳しく、これまで一歩も領地外に出たことはなかった。
そんなある日、ひとりの男がデニーズ(ジュネーブ・フランチェスコーニ)という少女を連れて屋敷を連れてやってくる。
同年代のサムエルはデニーズに関心を示すようになるが・・・・

というところからはじまる物語で、全体的な雰囲気はゴシックロマンといった感じ。

陰影の深い映像はかなり興味深く、あまり急がない映画のテンポも悪くない。

が、最終的なオチに驚愕です。

うーむ、たしかに外の世界に秘密があるようの語り口なのだけれど、「それ」なの?
って安易すぎ。

うーむ、外の世界に秘密がある物語の結末だと、
1.誰かの妄想の所産
2.想定外の未来(核戦争なり、ウィルス蔓延の世界なり)
ってあたりが定石。

この映画もご多聞にもれず、そのうちの結末なんだけれども、あまりに安すぎ。
脚本的に「それ」を匂わせるところがない。

匂わせるところがないならば、別のところに観客の関心をよばなければならないのだけれど、それも疎か。

脚本的には
1) サムエルとデニーズが、女主人の意向に沿わない形で、恋愛関係が深くなる
2) 外部にいる「それ」をコントロールするための手段としてある種の手術が施されるが、術後数年で効果を失ってしまう→これにより、「それ」でない人々が襲われてしまう
3) 前提は2)と同じだが→効果を失うことを知っている女主人一行が、「それ」化する人々を殺してしまうが、それは普通の殺人事件に見えてしまう

というあたりが考えられる(いわゆるミスリードってやつです)。

いずれの場合も、端緒は映画で描かれているので、熟考不足といえるでしょう。

ま、素人が考えてもこれぐらいの工夫は必要なのだけれど、はじめに思いついたアイデアだけで撮ってしまった(それも映像だけは凝っている)あたりが、ダメというか惜しいというか・・・

評価は★★(2つ)としておきます。

<追記>
そう考えると、シャマラン監督の『ヴィレッジ』はよく出来ていました。

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品: 7本
 外国映画 4本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 3本(うちDVDなど 0本)

旧作:2021年以前の作品:17本
 外国映画13本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
 日本映画 4本(うち劇場鑑賞 0本)
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