『死との約束』:まぁ、元の小説がそれほど面白いわけではないからねぇ @テレビドラマ
アガサ・クリスティ原作を翻案したテレビドラマ『死との約束』、オンエア当日に鑑賞しました。
脚本・三谷幸喜、主演・野村萬斎の第3弾。
評判がいいのでシリーズ化のようですね。
さて。
昭和30年代が舞台。
本堂夫人(松坂慶子)を家長とする金満家一家。
日本全国を旅しているが、この度訪れたのは熊野古道。
前夫の連れ子である3人の子どもたち(といっても充分に成長し、成年である)と、ふたりめの夫との間に出来た少女を引き連れての、金満ぶりであった。
子どもたちは経済的にも精神的には自立できておらず、サディスティックな夫人の横暴を耐え忍んでいた。
そんな旅のさなか、二男が旅先で出会った若い女医に仄かな恋心を抱く。
しかし、夫人はそれを気に食わない。
そして、女医の些細な無礼に対して、「わたしは決して忘れません。誰が何をしたか。どんな名前か、その顔も」と面罵するのであった・・・
というところからはじまる物語で、ピーター・ユスティノフ(=ポワロ)版映画の日本タイトルは『死海殺人事件』でしたね。
デイヴィッド・スーシェ版では『死との約束』のタイトルでした。
ということで、観ているひとには犯人はもうおわかりですね!
犯人捜しの興味は薄いので、さて、どう料理したのかしらん、というのが関心事でしたが、まぁ、あまりプロットに変更はありません。
しいていえば、日本風に「天狗」が登場するところぐらいかしらん。
もともとあまり面白いハナシではないので、じっくりと登場人物たちを描いているあたりが見どころ。
謎解き部分は懇切丁寧。
それにしても、エキストラがほとんど登場しないのはご時世でしょうが、画面がスカスカな感じがしました。
なお、野村萬斎の探偵は、あまり賢く見えませんでした。
阿南健治演じる刑事は、市川崑版金田一シリーズの加藤武へのオマージュですね。
評価は★★☆(2つ半)としておきます。
この記事へのコメント
天狗の衣装に着替えて・・・は、変装なので、「あり」かなぁ。山伏ということでしょうね。
間もなく、エゼキエル書38章に書かれている通り、ロシア・トルコ・イラン・スーダン・リビアが、イスラエルを攻撃します。そして、マタイの福音書24章に書かれている通り、世界中からクリスチャンが消えます。その前に、キリストに悔い改めて下さい。ヨハネの黙示録6章から19章を読めば分かりますが、携挙に取り残された後の7年間の患難時代は、苦痛と迫害の時代です。患難時代を経験しなくても良いように、携挙が起きる前に救われてください。