『砂漠の鬼将軍』:テンポはいいが、底が浅い敵将賛美譚 @DVD

砂漠の鬼将軍・オリジナル.jpg

DVD鑑賞月間、次なる鑑賞は『砂漠の鬼将軍』、1951年製作のアメリカ映画。
「砂漠の狐(THE DESERT FOX)」と異名をとった独軍アフリカ方面司令官ロンメル元帥の物語。
さて、映画。

第二次世界大戦、独軍アフリカ方面司令官ロンメル元帥(ジェームズ・メイソン)は、戦況不利となっても「勝利か死か」との強硬策をとり続ける総司令部、特にヒトラー総統に対して不信感を募らせていく。
そんな中、総統暗殺を計画する内部陣営から協力を求められる。
軍人としての矜持のある中、反逆は大罪、ロンメルの心は揺れ動いていくが・・・

といったドラマで、前半3分の2ほどがアフリカ戦線での戦闘、その後はロンメルの心理描写に中心が移っていく。

原作は英国准将の回想記で、ロンメルについては、戦後、関係者たちにインタビューをして本にまとめた、ということが冒頭で示されます。
物語をテンポよく進めていく上では、原作者のナレーションを入れることで効果的だったのだが、かえって深みを殺いでいる。

特に、後半、総統暗殺の段になってからロンメルがどのような役割だったのか、が示されないので、なんだか拍子抜けの感がある。

勝者である連合国側からしてみれば、知将でてこずらされた相手であるが、悪の根源ヒトラーに内部から抵抗したというあたりを評価しているのだけれど、それが映画の締めくくりで示されるあたりも、ちょっと安直・底が浅いなぁ、と思ってしまいました。

戦闘シーンは記録映像が主。

役者陣では、老境にはいった欧州西部方面総司令を演じるレオ・G・キャロルが抜群によろしい。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:11本
 外国映画 6本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 5本(うちDVDなど 0本)

旧作:2021年以前の作品:33本
 外国映画27本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
 日本映画 6本(うち劇場鑑賞 0本)
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