『怪しい彼女』:こってりコテコテ、お腹いっぱい @DVD
シム・ウンギョン主演の2014年の韓国映画『怪しい彼女』、DVDで鑑賞しました。
シム・ウンギョン、2019年製作の『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『新聞記者』以降は活動拠点を日本に移したようですが、当時は韓国でバリバリの活躍だったようで・・・ 知らなんだ。
多部未華子主演による日本版リメイク『あやしい彼女』は鑑賞済みですが、オリジナル版は未鑑賞でした。
さて、映画。
口が悪くて頑固な70歳のばあさん、オ・マルスン(ナ・ムニ)。
ご近所トラブルは日常茶飯事、嫁イビリの日常ちゃめしごと。
そんな彼女の自慢は、女手一つで育てた息子が立派な大学教授になったこと。
ま、厄介ばあさんだったのだけれど、元をたどればお嬢様。
ある日、ふらりと訪れた写真館で写真を撮ってもらったところ、あら不思議、20歳の頃の姿(シム・ウンギョン)に逆戻り。
憧れのオードリー・ヘプバーンをもじってオ・ドゥリと名乗ることに・・・
といったところからはじまる物語。
とにかく、ばあさん時のマルスンが強烈。
村上ショージ似で、口汚いあたりは、ちょっと辟易する感じ。
で、若返ったマルスン(=オ・ドゥリ)も中身は一緒。
口汚く、結構、強引。
ただし、そこそこ可愛い。
そこがギャップで面白いんだけれど、シム・ウンギョンのあまりの芸達者ぶりに、口汚く罵るシーンなんかは、なんだか「踏んづけた豚まん」みたいに見えてくる。
このコテコテ感、こってり感が韓国コメディの持ち味なんだけれども、さすがに長時間続くと、お腹いっぱい。
その清涼剤が、彼女の歌声なんだろうね。
たしかに全体のプロットなんかはよくできていて、各国が競ってリメイクしたのもわかりますね。
評価は★★★☆(3つ半)としておきます。
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2021年映画鑑賞記録
新作:2021年度作品:11本
外国映画 6本(うちDVDなど 0本)
日本映画 5本(うちDVDなど 0本)
旧作:2021年以前の作品:23本
外国映画17本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
日本映画 6本(うち劇場鑑賞 0本)
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この記事へのコメント
>こてこて・・・笑・・・そうですよね~
ま、勢いはあります! でも、もうそんなに勢いは求めてないので(疲れちゃうし)、多部未華子さんの薄味、かわいいの方で十分満足なのです。
豚まん踏んづけたシム・ウンギョンが、いつ変わったのかしらん・・・ そこいらあたりが謎です。