『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2』:テレビシリーズの再編集・総集編の概念を覆す @DVD

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ということで、テレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』全26話を観たわけだけれど、この後の劇場版鑑賞としては、製作された順でいけば『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』を観るのが順序なのだが、近所のレンタル店には置いていない。
なので、鑑賞する順としては、『シト新生(DEATH&REBIRTH)』のDEATH編を後に再編集した『DEATH(TRUE)2』、そして劇場版第2作の『Air/まごころを、君に』とならざるを得ない。
今回は、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2』。

20世紀最後の年に南極で起こった「セカンドインパクト」をきっかけに、世界人口は半減、地球の温暖化は進み、日本から四季は消えた。
それから15年後。
14歳の少年碇シンジは、ほぼ音信不通だった父ゲンドウから呼び出され、第3新東京市に赴く。
そこでシンジに訪れた運命は、汎用巨大人型決戦兵器エヴァンゲリオンに搭乗し、来襲する巨大な謎の敵「使徒」と戦うことだった・・・

といったところから始まる物語を再構築するにあたって、テレビシリーズになかったカットを追加して物語を再構築しているのだけれど、「ストーリーを追う」という意味ではほとんど体をなしていない。

主人公の碇シンジ以下、主要人物の心の葛藤を主軸に、時間軸は非直線的で、さらにテレビシリーズで謎だった「セカンドインパクトとは何か」「エヴァンゲリオンとは何か」「人類補完計画とは何か」ということにはほとんど触れられません。

なので、テレビシリーズの総集編ではなく、あくまでもテレビシリーズの最終盤2話に通じる物語、つまり、主人公たちの心の葛藤がメインの作品であったことを後付けのように示すようなつくりになっています。

で、真っ先に頭に浮かんだのは、『ゴダールの映画史』。
映画の歴史を、時系列の物語として示すのではなく、イメージの羅列として示していく手法。
『ゴダールの映画史』は第1部でリタイアしたが、エヴァンゲリオンにはじめて触れるひとがこの『DEATH(TRUE)2』ではじめて接したならばリタイアすること確実。
それぐらい内容を理解することが難しい。

なので、この映画の「正統なつづき」といえば、『Air/まごころを、君に』ではなく、テレビシリーズの最終盤第25話と26話なのではないかしらん?

そう思うのでした。

単独での評価は困難ですが、★★★(3つ)ということはなく、やはり★★(2つ)が妥当でしょうね。
なにせ、この映画だけでは、さっぱりわからないのですから。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生.jpg

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:22本
 外国映画11本(うちDVDなど 2本)
 日本映画11本(うちDVDなど 2本)

旧作:2021年以前の作品:52本
 外国映画37本(うち劇場鑑賞 3本)
 日本映画15本(うち劇場鑑賞 4本)←カウントアップ
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