『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(再鑑賞):庵野監督、エヴァの呪縛から解き放たれてよかったね @ロードショウ

シン・エヴァンゲリオン劇場版・新.jpg

ということで、あらためての『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』鑑賞です。
テレビシリーズのみの予備知識で観た際のレビューはコチラ(https://ryanhisa-blog.at.webry.info/202103/article_8.html)です。

前作「Q」で大破したエヴァ改弐号機・八号機を修理すべく、予備パーツ確保のた旧ネルフ欧州支部へ向かった葛城ミサト率いる反ネルフ勢力ヴィレ。
一方、シンジ、アスカ、アヤナミレイの3人は、わずかに生き延びた人類の暮らす地区へと向かった・・・

といったところから始まる物語で、初鑑賞の際には予備知識なしでもがき苦しみながら鑑賞したのですが、さすがに今回はよくわかる。
また、「人類補完計画」の裏に隠されたゲンドウの真の目的も、あながち外れでもなかったようです。

で、今回感じたのは、終盤、シンジとゲンドウが対峙してからはSF的物語の完結を棄ててでも、自身の解放・現実への回帰を願った庵野秀明の執念。
テレビシリーズ及び旧劇場版でも自己の物語として完結しているのだけれど、今回はそれが極めて強く、生きることへの決意が感じられました。

そして庵野秀明に、自身の解放・現実への回帰をもたらしたのは、妻・安野モヨコだろう。
彼女は、新劇場版シリーズではマリ・イラストリアスとして描かれている。

「破」から登場したマリは、テレビシリーズには登場しなかったキャラクターで、エヴァンゲリオンの物語の外からやって来た、という感じである。
外界からの救世主、悩むシンジを最後の最後に救い出す菩薩、そんなところだろう。

そんなマリだが、「破」から「Q」「シン」ではキャラクターの位置づけが変化しており、当初は単なるエヴァ・パイロットであったはずが、「Q」では、冬月研究室の一員となり、ゲンドウ、冬月、ユイ、マリの4人でエヴァ創造の物語のオリジンを生すイメージが与えられている。
個人的な考察なのだけれど、新劇場版でのセカンドインパクトは4体(神に近しい存在という意味では、四柱)の使徒によって起こされたことになっており、そこからの関連・連想で、物語が変容したのかもしれません。

ま、そんな考察は置いておいたとしても、「庵野秀明監督、エヴァの呪縛から解き放たれてよかったね」と言ってあげたい。
本当によかった。

最後に、今回タイトルに付けられた「:||」、「:」をコロンと読むと「||」は五線譜の終局、曲の終わり。
しかし、本作から観始めた新たな観客にとっては「:||」(繰り返し記号)、初めに戻ってね、の意。

いやはや、途中をすっ飛ばして本作から唐突に見始めたりゃんひさにとっては「:||」、また、テレビシリーズの最初から観る羽目になってしまいましたよ。

評価は★★★★(4つ)としておきます。

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:22本
 外国映画11本(うちDVDなど 2本)
 日本映画11本(うちDVDなど 2本)←前回カウントアップ済

旧作:2021年以前の作品:57本
 外国映画37本(うち劇場鑑賞 3本)
 日本映画20本(うち劇場鑑賞 4本)
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