『サイレント・アイランド 閉じ込められた秘密』:ベルイマン、タルコフスキー、ヘルツォーク・・・ @DVD

サイレント・アイランド.jpg

『ナンシー』や『ニューヨーク 親切なロシア料理店』のアンドレア・ライズボロー主演『サイレント・アイランド 閉じ込められた秘密』、DVDで鑑賞しました。
2014年製作のイギリス映画で、監督・脚本はコリーナ・マクファーレン
はじめて聞く名前です。
さて、映画。

第二次世界大戦後数年のスコットランドの孤島。
島は珪藻土採掘で賑わったが、採掘会社が閉鎖を決め、住民は本土に移っていき、いま残された島民はわずかばかり。
島唯一の教会の牧師であるベイラー(ダミアン・ルイス)は、妻のエイリン(アンドレア・ライズボロー)と暮らしていたが、本土への移住は頑なに拒否。
そんな中、フィオンという青年(ロス・アンダーソン)が更生のためにふたりのもとに連れてこられる。
心の中に激しい嫉妬と猜疑心が芽生えるベイラーに、突如として神の啓示が降りてくる。
それは、教会の建物ごと本土へ移住せよ、というものだった・・・

といったところからはじまる物語で、このあたりまでで中盤。

レンタル店の旧作サスペンス棚にあり、アンドレア・ライズボロー主演の『ナンシー』が予想よりも面白かったので手にしたのだが、サスペンス映画というのとはちょっと違う。

どちらかというと、イングマール・ベルイマン監督の諸作を俗っぽくしたような雰囲気で、教会のすぐそばに立つ一本の木の画などはアンドレイ・タルコフスキーの映画のようでもある。
また、教会の建物ごとの移住シーン、屋根を引っぺがし、内部の装飾(十字架を含めて)や什器をすべて船に積み込んで出帆するシーンは、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の『フィツカラルド』を彷彿とさせます。

と、かなりいい雰囲気のある映画なのだけれども、仰々しい音楽が映画の魅力を殺いでおり、物語的にも深みが足りないが、個人的には悪くない作品かな。

製作総指揮に、「007」シリーズのバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンの名前があります。
『ナンシー』にも噛んでいましたので、そのうち、アンドレア・ライズボローが「007」シリーズに出演するかもしれませんね。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:19本
 外国映画 9本(うちDVDなど 2本)
 日本映画10本(うちDVDなど 2本)

旧作:2021年以前の作品:48本
 外国映画34本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
 日本映画14本(うち劇場鑑賞 4本)
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