『あの頃。』:著名俳優が演じているせいか、なんだかクサイ感じがします @DVD

あの頃。.jpg

ことし2月にロードショウされた今泉力哉監督の新作『あの頃。』、DVDで鑑賞しました。
今泉監督作品は、あまり有名でない俳優を起用することが多いのだけれど、この映画では松坂桃李や仲野太賀などの俳優を起用。
さて、吉と出るか凶と出るか・・・

冴えないバンドでベースを弾いている劔くん(松坂桃李)。
バンド活動以外でも、彼女もなく、金もなく、友達もいないという冴えない日々を送っていた。
そんなある日、友人から渡されたDVDを何気なく見ていたが、登場した松浦亜弥のきらめきに圧倒され、一気に彼女の虜になってしまう。
そして、松浦亜弥が所属するハロプロのアイドルたちをファン(オタク)が語るトークイベントに参加した劔くんは、イベント終了後、檀上でしゃべっていたオタクたちに話しかけ、それが「あの頃。」のはじまりだった・・・

といったところからはじまる物語で、ハロプロオタクたちを仲野太賀、山中崇、若葉竜也、芹澤興人といった個性的な面々が演じています。

この中では、プライドが高くてひねくれているコズミンこと小泉を演じる仲野太賀が準主役といってもいいほどの位置づけ。
なので、松坂桃李と仲野太賀のツーショット、からみのシーンが多いです。

で、結果として、やたらとクドクて暑苦しい演技合戦になった感があります。
なんとなく、演技してるなぁ、と見えてしまう(あくまでも、個人の意見です)。

このクドクて暑苦しくてしつこい感は、これまで観た今泉監督作品にはなかったことで、個人的には大きなマイナス。

まぁ、松浦亜弥がきらめいていたあの頃は、もうすでに天手古舞な社会人だっただけに、時代感というか、アイドルにのめり込むオタク感というのが当方にわからないからかもしれませんが、それでも無名の、色の着いていない役者さんたちが演じていたら、なんとなく、そんなものなんだなぁ、自分の場合は別のものに対してだったけど・・・と感じたかもしれません。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:28本
 外国映画15本(うちDVDなど 3本)
 日本映画13本(うちDVDなど 4本)←カウントアップ

旧作:2021年以前の作品:61本
 外国映画38本(うち劇場鑑賞 3本)
 日本映画23本(うち劇場鑑賞 5本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2021年08月02日 15:28
全くの同感です。今泉監督作品は、役者の色のなさが話の色を生む良さがあるのですが、この作品はくさい演技合戦になってしまい、失敗作となり果てました。残念です。
りゃんひさ
2021年08月02日 18:11
>ぷ~太郎さん

たぶん、この映画が今泉監督の試金石で、同じように『avec mon mari』で注目した大谷健太郎監督は『NANA』以降、俳優陣をコントロールできずに平凡な作品を撮る監督になってしまいました。
今泉監督には、色のついている俳優を使っても、同じような味わいの映画を撮ることを期待しているのですが・・・
同じような例だと行定勲監督は『北の零年』『春の雪』で大作に挑戦したのですが、その後、以前のようなこじんまりとした作品に戻ってしまいました。
今泉監督がどのような作品を撮るのか(または撮らそうとプロデューサーが考えるのか)が、今後の関心です。