『コーヒー&シガレッツ』:「反復と継続」の作家ジャームッシュ @DVD

コーヒー・アンド・シガレッツ.jpg

ジム・ジャームッシュ監督の2003年作品『コーヒー&シガレッツ』、DVDで鑑賞しました。
前置きなしで、さて、映画。

チェックのテーブルクロスが掛けられた四角いテーブル。
コーナーを挟んでコーヒーを飲み、タバコを喫うふたり、ないし三人。
交わされる話は、日常の他愛ないこと、ちょっとした鬱憤・・・

といっものが全部で11、モノクロ画面で綴られていきます。
面白いかと言えば、面白かったり、面白くなかったり。

イギー・ポップとトム・ウェイツ、アルフレッド・モリナとスティーヴ・クーガン、GZAとRZAとビル・マーレイのエピソードのように本人が本人役を演じていたりするが、ケイト・ブランシェットのエピソードのように、半分は本人、もうひとりは架空の人物といったものもあり、一貫した内容ではありません。

それらの一貫性のなさを、緻密な計算にみせているのが、モノクロ画面とチェックのテーブルクロス、それに別のエピソードで語られた話題の一部が別のエピソードでも登場するという仕掛け。
足かけ10年以上に渡って撮られた短編だからこその仕掛けとも言え、端から、こう巧くは計算できないでしょう。

10年以上に渡って撮ってもブレないのがジム・ジャームッシュらしさというもので、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』の80年代から近作の『パターソン』まで、いい作品では「反復と継続」のスタイルは変わりませんね。
ま、そのスタイルから外れちゃうと『ゴースト・ドッグ』『デッド・ドント・ダイ』みたいになっちゃうんだよね。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:50本
 外国映画30本(うちDVDなど13本)
 日本映画21本(うちDVDなど 7本)

旧作:2021年以前の作品:76本
 外国映画51本(うち劇場鑑賞 4本)←カウントアップ
 日本映画25本(うち劇場鑑賞 5本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2021年11月05日 18:31
ジャームッシュ作品はあまり観ていませんが、総じて面白いんだか面白くないのかわからない監督ですね。「デッド・ドント・ダイ」も面白くはないのですが、そうかといってつまらなくて嫌になるわけでもなく、結局わからない監督です。
りゃんひさ
2021年11月06日 22:15
>ぷ~太郎さん

ジャームッシュ作品は、総じて面白いんだか面白くないのかわからないですが、まぁ、あまり面白い映画は少ないです。大体3分の2ぐらいはツマラナイかへんてこりんです。