『エヴァの匂い』:エヴァ沼にはまった愚かしい男の物語 @VHS

エヴァの匂い.png

1962年製作のジョセフ・ロージー監督作品『エヴァの匂い』、買い置きVHSで鑑賞しました。
ジェイムズ・ハドリー・チェイスの『悪女イヴ』の映画化。
イザベル・ユペール主演で2018年にリメイクされた作品のオリジナルです。
さて、映画。

処女作が大いに評価された新進作家ティヴィアン(スタンリー・ベイカー)。
ある夜、パーティからヴェネチアからほど近い別荘に戻ると、そこにふたりの見知らぬ男女がいた。
ひとりは社交界で浮名を流す年上の女性エヴァ(ジャンヌ・モロー)。
もうひとりはエヴァと同伴の冴えない中年男性だった。
急な雨に見舞われたエヴァは、別荘のバスを使い、ティヴィアンはその半裸のエヴァに魅了されてしまう・・・

といったところからはじまる物語で、美人の婚約者(ヴィルナ・リージ)がいるにも関わらず、年上の、それも絶対に自身に振り返れってくれない女性にのぼせ挙げるアホな男の話。
といえば身も蓋もないのだけれど、それ以上に言う術がない。

ホントにバカ、アホ、マヌケ・・・
なんだけれど、まぁ、一生に一度はそんな思いに溺れてしまいたいのかしらん

一生に一度、と書いたが、こんな思いは一生に一度しかできない。

映画としては、そんなバカ臭く、観るに堪えない物語を、恐ろしいぐらいの映像表現で魅せ、特に、ティヴィアンの別荘でエヴァがビリー・ホリデイのレコード音楽を背景に喜々としてふるまうワンシーン・ワンショットは秀逸です。
ただし、それ以降もワンショット・ワンショットでとらえるので、まだるっこしくて仕方がありません。

ショット的には目を見張るような要素も多々ありながら、あまりにもまだるっこしいので、少々辟易でした。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:68本
 外国映画41本(うちDVDなど17本)
 日本映画27本(うちDVDなど10本)

旧作:2021年以前の作品:94本
 外国映画68本(うち劇場鑑賞 4本)←カウントアップ
 日本映画26本(うち劇場鑑賞 5本)
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