『カリブ 愛欲の罠』:ジョン・フリン監督の二転三転する小味の効いた犯罪映画 @VHS

カリブ愛欲の罠.jpg

1994年製作のジョン・フリン監督作品『カリブ 愛欲の罠』、買い置きVHSで鑑賞しました。
ジョン・フリンといえば、『ローリング・サンダー』『摩天楼ブルース』の、心惹かれるB級映画を撮る監督というイメージ。
さて、映画。

米国のリゾート地マイアミ。
マギー(ロレイン・ブラッコ)は、バリーという男(ミゲル・フェラー)と組んで、その容姿・肉体を武器に男を巧みに誘っては睡眠薬で眠らせて金品を奪うという犯罪を行っていた。
ある夜、葬儀屋を名乗るジャックという男(クリストファー・ウォーケン)を誑し込んだはいいが、相手は上手。
マギーの手口を暴き、逆に彼女をリクルートする。
彼の誘いは「カリブ海のリゾート地で、同じような手口で、ある男の持っている機密情報の入ったディスクを奪え」というものだった。
報酬の高さ、ジャックの強引さから、マギーはジャックとともにカリブ海へと向かう・・・

といったところからはじまる物語で、かなり安手のプロダクションだということが前半でわかり、「B級映画の雄、ジョン・フリンもこれまでか」と思ったのだけれど、ふたりの跡をつけたバリーが、カリブのリゾートホテルでジャックの部屋を特定し、部屋を物色、ジャックの正体を掴むあたりから演出が冴えてきます。
あ、そのまえの、バリーの眼を盗んで、ジャックがマギーを連れ出すあたりから、余計なショットを排して、短く繋いでいくあたりから、やはり、上手いなぁと感じます。

さて、その後、情報ディスクと葬儀屋というのは変だと気づいたマギーは(といいうか、観客も、そりゃそうだと思う)、ジャックの正体を白状させて納得、ディスク奪還作戦は継続。

が、その作戦途中で、ディスクがないことに気づいたマギーは、相手が隠していた大金を勢いで奪取し、それが裏組織の裏資金だと判明します。

ここから先は書かないことにしますが、虚実が二転三転。

面白いB級映画といってよく、2本立ての添え物なら、これで満足です。
なお、日本公開は『エスケープ』(マーク・L・レスター監督、アンドリュー・マッカーシー、スコット・グレン主演と2本立てでした。

評価は★★★(3つ)としておきます。

------------------
2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:68本
 外国映画41本(うちDVDなど17本)
 日本映画27本(うちDVDなど10本)

旧作:2021年以前の作品:95本
 外国映画69本(うち劇場鑑賞 4本)←カウントアップ
 日本映画26本(うち劇場鑑賞 5本)
------------------

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント