『神の手 血塗られた儀式』:オカルトオチと知ってから観た方が楽しめます(たぶん) @DVD
2016製作のスウェーデン映画『神の手 血塗られた儀式』、DVDで鑑賞しました。
中古DVDのまとめ買いセールで買ったもので、まとめ買いの数合わせ1本。
こういうもののの中に、得てして拾い物もあるのですが・・・
さて、映画。
スウェーデン第二の都市、港町ヨーテボリ。
背中に謎めいたような傷を負った女性の死体が発見された。
事件は、これで2件目。
刑事ヨーランを中心としたチームが現場に赴いた。
一方、40代の女性ガブリエラは、この事件について、なんらか奇妙な幻視めいたものを見た。
それは、かつて、幼い時分、1975年に父親と引き離されたときの記憶によるものだった。
父親との離別にはカルト集団「神の子ら」が関わっている、そう信じていたガブリエラは警察に赴き、「6本のろうそくに火がともるとき・・・」という奇妙な言葉を残す1・・・
というところからはじまる物語で、ネタがわかっているのでこのような書き方になるのだけれど、全体の3分2ほどは、少々粗削りながらも一般的な北欧ミステリーの趣。
途中、場面場面の繋ぎが荒っぽいので、もしかするとテレビの3時間程度のミニシリーズを2時間に再編集したインターナショナル版かもしれません。
ま、1時間×3回のシリーズだとすると、最終回は、「ああああ」と驚くこと仕切り。
ほんまにオカルト志向だったのかい!
って感じで、カルト集団が行う終局儀式でのオカルティズムな描写は余計だと思うんですけど。
(『レイダース 失われた聖櫃』での終盤シーンが要不要かわからない以上に疑問)。
家庭問題を抱えた刑事と過去にトラウマと抱えた女性という、よくいえばわかりやす組み合わせで、端からオカルトオチと知っていれば、そこそこ楽しめるかもしれません。
評価は★★☆(2つ半)としておきます。
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2021年映画鑑賞記録
新作:2021年度作品:68本
外国映画41本(うちDVDなど17本)
日本映画27本(うちDVDなど10本)
旧作:2021年以前の作品:96本
外国映画70本(うち劇場鑑賞 4本)←カウントアップ
日本映画26本(うち劇場鑑賞 5本)
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