『バーバレラ』:60年代を代表するキッチュSF映画 @録り置きVHS

バーバレラ.jpg

1967年製作のロジェ・ヴァディム監督作品『バーバレラ』、録り置きVHSで鑑賞しました。
2000年前後に渋谷系映画としてリバイバルされたように思いますが、その時も未見。
録り置きVHSでの今回の鑑賞が初鑑賞です。
さて、映画。

遥か未来(かどうか不明)の宇宙世界。
宇宙船でバカンスを楽しむ女スペシャルエージェント(らしい)バーバレラ(ジェーン・フォンダ)のもとに、地球の大統領からのテレビ電話が入る。
任務は、「宇宙破壊光線を発明したデュラン=デュラン博士を捕まえよ」。
ということで、ほとんど手がかりがないまま、デュラン=デュラン追尾に向かったバーバレラであった・・・

というところからはじまる物語で、フレンチ・コミックをディノ・デ・ラウレンティスが製作、ロジェ・ヴァディムが監督した作品。

うわ、同じくラウレンティスが製作した『フラッシュ・ゴードン』と同じキッチュ感で、サイケデリック文化華やかなりし時代につくられたとはいえ、製作当時は驚きに満ちて迎えられただろうと想像できます。

キッチュなSF映画なので、展開はズンダラ、いい加減。
「ストーリーが・・・」とか「緊張感が・・・」とかいうのはお門違い。

パーティムーヴィとでもいうのか、みんなでワイワイ言いながら観る類の映画。

巻頭の、無重力でのバーバレラお着換えシーンからして、ジェーン・フォンダを綺麗に魅せることが第一義で、そこんところは大成功。
ただし、オールヌードを披露しているのを、オープニング・クレジットが巧みに隠すというあたり、当時の奥ゆかしさとユーモアを感じます。

で、その後は、氷上生活をする男(ウーゴ・トニャッツィ)や、盲目天使(鳥男)パイガー(ジョン・フィリップ・ロー)と出逢ったりして、圧政に苦しむ人々に加担したバーバレラが運よくデュラン=デュランに行き当たる、といった展開。

テリー・サザーンはじめ8人ほどの脚本家は、たぶん、都度都度のエピソードを書くにとどまったのだろう、エピソード串刺し形式、もしくは寸劇形式の数珠繋ぎ。
ということで、お話的にはそれほど面白くはありません(「ストーリーが・・・」とかいうのはお門違いなんだけどね)。

キャスティングで面白いのは、パントマイムのマルセル・マルソーが普通にセリフをいう役で出演していること。
『サイレント・ムービー』と比べると面白いし、パイガー役のジョン・フィリップ・ローがほとんどしゃべらないのも面白い。

その他、観ていて思いついたことを上げると、

歌手のデュラン=デュランって、この映画から命名したの?
ジェーン・フォンダの半裸的衣装は、『未来惑星ザルドス』のシャーロット・ランプリングに通じるな、
同じラウレンティス製作の『フラッシュ・ゴードン』と比べると、特撮もやっぱり古臭いね、
フレンチ・コミックの映画化といえばジュスト・ジャカン監督の『ゴールド・パピヨン』もそうだったっけ、あれはもっとエロティックだったなぁ

とか。
ま、そんなこと思い浮かべて観るのもいいもんですわぁ。

評価は★★★☆(3つ半)としておきます。

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2022年映画鑑賞記録

新作:2022年度作品: 2本
 外国映画 1本(うちDVDなど 0本)
 日本映画 1本(うちDVDなど 0本)

旧作:2022年以前の作品: 5本
 外国映画 5本(うち劇場鑑賞 0本)←カウントアップ
 日本映画 0本(うち劇場鑑賞 0本)
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