『最高の人生の見つけ方』 :ひねりの効いた脚本とスター映画の妙 @DVD

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昨年秋公開の『最高の人生の見つけ方』、DVDで鑑賞しました。
ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン共演で2007年に製作された同名ハリウッド映画のリメイク。
さて、映画。

70歳の専業主婦の幸枝(吉永小百合)、ステージ4の癌が見つかり入院することに。
ひょんなことで同室となったのが、巨大ホテルチェーンの剛腕女社長のマ子(天海祐希)。
ある日、ふたりは同じ病院に入院している少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を拾い、届けに行くがベッドは空。
少女の弟は「おねえちゃんは死んだ・・・」という。
幸枝とマ子は、少女に代わって、リストの内容を実行しようと決意する。
それは、死ぬまでにやりたいことが何も思い浮かばなかった幸枝のやりたいことになっていく・・・

といったところからはじまる物語で、オリジナルのハリウッド版と比べて、脚本がひと捻りしてある。

ひとつは主人公を女性に変えたことだが、もうひとつの方が意義が大きい。
それは、リストがふたりのものでないこと。

代償行為が代償でなくなる、というのは、おとぎ話の「嘘から出た実(まこと)」的発想。
なので、「スカイダイビングをする」という、オリジナルでも馬鹿らしい見せ場だった行為がいちばん初めの行為で、その後しばらく、バカバカしいようなことで笑わせてくれるが、リストを通じて行うことがどんどんふたりの心の真実に近づいていくあたりが脚本の妙。
最後の最後にリストの真実が登場するあたりも捻りが効いている。

そして、主演はスター、吉永小百合。
スター映画として、彼女を際立たせることを怠らない。

ウェルメイドな佳作。
自宅鑑賞だったが、満員の劇場で観ると面白さ倍増の映画でしょう。

評価は★★★★(4つ)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 32本
 外国映画24本(うちDVDなど 3本)
 日本映画 8本(うちDVDなど 0本)

旧作:2020年以前の作品: 34本
 外国映画18本(うち劇場鑑賞 2本)
 日本映画16本(うち劇場鑑賞 0本)←カウントアップ
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