『ゲド戦記』:主題に対して物語の器が大きすぎた感は否めない @DVD

ゲド戦記.jpg

『風の谷のナウシカ』などと同時にシネコンを中心にリバイバル上映されている『ゲド戦記』。
初公開時に観て、「あまり面白くないなぁ」とは思ったものの、「もしかして、いま観ると面白いのかも」とも感じたので、再鑑賞。
とはいえ、「やっぱり・・・」とも感じるかも、という思いで、結局はDVDでの鑑賞です。
さて、映画。

世界のバランスが崩れ、風と火を選んだドラゴンたちが人間たちの世界にも出現するようになったある日のこと、エンラッドの王子アレンは父王を刺殺して逃亡を図った。
その逃亡の途中で彼は、大魔法使いハイタカと出逢い、旅をともにすることになった。
ハイタカの旅の目的は、災いをもたらす者を突き止めること・・・

といったところからはじまる物語だが、とにかく物語が動かない。
その上、画も動かない。
いや、動いているのかもしれないが躍動感がない。
「世界のバランスが崩れ・・・」とはいうものの、バランスの崩れた世界の描写がない。
いや、もしかしたら、一見、見慣れたこの世界こそが「バランスが崩れている」のかもしれないが・・・

ということで、初公開時に観た「あまり面白くないなぁ」という思いは変わりませんでした。

たぶん、宮崎吾朗監督の狙いは、父・宮崎駿監督とは異なるのだろう。
「たったひとつしかない生を生きることを恐れている」ことを知る青年アレンを普遍的なものとして描きたかったのだろうが、その主題には対して、物語の器が大きすぎた・・・・
第2作の『コクリコ坂から』からは、そこそこ面白かったですからね。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2020年映画鑑賞記録

新作:2020年度作品: 47本
 外国映画38本(うちDVDなど10本)
 日本映画 9本(うちDVDなど 0本)

旧作:2020年以前の作品: 59本
 外国映画36本(うち劇場鑑賞 2本)
 日本映画23本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
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