『ビッグ・トラブル』:あきれたあきれた大詐偽作戦 @VHS

ビッグ・トラブル.jpg

1986年製作の日本未公開作『ビッグ・トラブル』、買い置き中古VHSで鑑賞しました。
VHS発売時はタイトル頭に「ピーター・フォークの」と付いており、DVD発売時は「ジョン・カサベテスの」と付いています。
さて、映画。

保険会社に勤めるレナード・ホフマン(アラン・アーキン)。
音楽の才のある三つ子の息子たちがエール大学に合格したものの学費がない。
エール大学卒業で奨学金委員会にコネのある会社の社長の相談したが、けんもほろろ。
そんな中、大金持ちの夫人(ビヴァリー・ダンジェロ)から邸宅の保険について話があると言われ出かけてみると、どうやら心臓病で先の短い夫(ピーター・フォーク)がいるらしく、夫を殺して事故死に見せかけ、保険金をだまし取ろうという計画が持ち上がる。
金の入るあてのないレナードはしぶしぶ計画に加わるが、夫妻は詐欺のプロだった・・・

といったところからはじまる物語で、『倍額保険』のパロディのように始まる前半は、どうにも演技過剰ですきま風が漂っている感じ。

夫妻の詐欺に気づくが、もう抜き差しならぬところまできてしまったレナードは、詐欺の片棒担ぎを続けるが、事態は一変。
評価担当兼保安部門の部長(チャールズ・ダーニング)に詐欺を見抜かれ、部長を誘拐、社長宅に押し入り金品を奪おうとするが失敗、遂には会社の倉庫に眠る社長の金品を強奪しようとするが、保険会社に怨みを持ってこれまた会社襲撃を計画した市民たちと鉢合わせ・・・と出たとこ勝負的な展開となっていきます。

なんだか変な作品だなぁと思っていたら果たして、脚本は『あきれたあきれた大作戦』のアンドリュー・バーグマン(本作ではウォーレン・ボーグル名義)。
ピーター・フォークとアラン・アーキンの組み合わせも同作と同じ。
なるほどね、『あきれたあきれた大作戦』の続編的位置づけで作られたようで、当初はアンドリュー・バーグマンが監督も務めていたもよう。
それが何らかの事情で降板して(ま、脚本家で演出の仕切りが悪かったんだろうと想像できるが)、後任の監督としてお鉢が回ってきたのが、ピーター・フォークの盟友ジョン・カサベテス
なので、カサベテスとしては珍しい、雇われ監督としての演出なわけだ。

後半の、なんだかよくわからないが物語が過激に展開し、最終的にはうまいところに落ち着くというのは、タイプは違うが、カサベテスの『オープニング・ナイト』に近いかもしれません。

なお、これがヒットしたら、さらにふたりのコンビで映画をつくろうとしていたらしく、エンドクレジットのあとに出るのが「Not The END」。
しかしながら、そう上手くは行かなかったようで。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2021年映画鑑賞記録

新作:2021年度作品:45本
 外国映画25本(うちDVDなど11本)
 日本映画20本(うちDVDなど 6本)

旧作:2021年以前の作品:75本
 外国映画50本(うち劇場鑑賞 4本)←カウントアップ
 日本映画25本(うち劇場鑑賞 5本)
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