『王妃の紋章』:晩年の黒澤化するチャン・イーモウ:Myムービー掲載

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なかなか上手い日本タイトルだ。中国題名『満城尽帯黄金甲』は「菊花に埋め尽くされた城」とでも訳すのか、また英語タイトルは"CURSE OF THE GOLDEN FLOWER"「菊花の呪い」、菊花を包み隠した『王妃の紋章』は上手いと言える。

さて、映画だが、豪華絢爛の中華コスチューム物で、ストーリーは中国では有名な(ような気がする)復讐譚である。
強大で傲慢な王(チョウ・ユンファ)に対して、隣国から領地惜しさに無理やり娶(めと)られた後妻の王妃(コン・リー)の復讐を基軸に、気弱で国王の器でないといつも及び腰の先妃の息子である皇太子に、強力な第二王子、両親の愛に飢えていると思しき末王子が絡んでくる。

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王妃と皇太子とのただならぬ仲、行方知れずの先妃、皇太子が恋する恋人などが絡んでくる様は、シェイクスピア劇のような趣である。

そして、豪華絢爛な美術に衣装、見得切りまくりの大芝居、結構、この手の映画は好きなので、大いに楽しめましたよ。

ただし、シェイクスピア劇のようなストーリー展開、豪華な美術に衣装、さらに大芝居とくれば、晩年の黒澤明監督作品を思い出さないわけにはいかない。
チャン・イーモウ監督、晩年になるには早すぎるのではありますまいか。
それとも、中国で大向こう受けする作品を製作したあとに、過去作品のような地味め作品を作ろうという作戦なのか。
なので、次回作にも期待します。

オープンニングから描かれる時の城内ぶれの一群のカット割など、さすがに、映画的リズムで上手いが、戦闘シーンは意外とCGに頼りすぎでは?
そのほか、豪華絢爛の美術と衣装の割には、フィルムの現像が悪いのか、意外と粒子が粗くて、煌びやかに欠けるのは大きな欠点。

全体評価としては★3つ半です。

<追記>
チョウ・ユンファが千葉真一そっくりなのには驚きました。

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