『トイレット』:雰囲気だけの映画かと思っていたら @ロードショウ・シネコン
『かもめ食堂』『めがね』の監督最新作なので、実のところ「雰囲気だけの映画ではありますまいか」なんて思っていました。
まぁ、『かもめ食堂』も『めがね』も、その雰囲気が好きだったんだけれども。
で、観てみたらどうかというと・・・
へへへ、むふふふ、確かに雰囲気は前2作に似ていますが、ストーリーはしっかりしていますね。
母親が亡くなったので、兄弟妹で暮らし始めたカナダの3キョーダイ。
兄は引きこもり。とはいえ、過去にコンクールにも参加したほどのピアニスト。
弟はプラモデルオタク。とはいえ、彼だけがなんだかよく判らない研修施設で働いていて、一家の稼ぎ手。
妹はまだ学生。現代詩のゼミなんかに出席しているけれど、ホントウにやりたいことは、まだ良く判らない。
そこへ英語が全く話せない母方の祖母もたいまさこが同居することになり・・・
うまくコミュニケーションできない家族が、しらずしらずのうちに以心伝心して、家族として一歩進むハナシ。
こういうハナシ、結構スキ。
その上、ちょっとした(といか大きなというか)秘密もあって、へへへ、と思わせてくれます。
ちょっとひとをくったようなエンディングもなかなかです。
評価は★4つです。
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http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id336358/rid75/p0/s0/c0/
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2010年映画鑑賞記録
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