『A2-B-C』:真実は隠蔽されているのか・・・ @レイバー映画祭
労働者のための(一致団結しようね、という趣旨)のレイバー映画祭でドキュメンタリー映画の新作が上映されるということで、朝から続けて鑑賞しました。
2作目は『A2-B-C』。
311以降、放射能の危険に曝された福島のいまを、在日外国人の監督が追ったドキュメンタリーです。
ロードショウ公開は今年2014年5月。
公開から2か月しか経ていないピカピカの新作です。
さて、映画。
日本に長らく在住しているトーマス・イアン・アッシュ監督。
関東で東日本大震災を体験し、原発事故が起きた福島ではいま何が起きているのか、それを知りたくて取材に赴く。
取材の中心は伊達市。
子どもを持つ母親、市議を中心にインタビューと実地検分を続けると・・・
えぇぇぇぇ、帰宅可能な地域でも、放射能はいまでも高い。
ビックラこいた。
恐ろべしいぐらい。
除染も0.2マイクロシーベルトを目指そうといながらも、1.0を切ったからいいかとか、
人家の敷地内は除染したが、一歩敷地外へ出ると除染していなかったり。
特に、学校周辺ではひどく、確かに建屋と校庭は除染したが、周囲の塀や通学路は除染されておらず、30を超える放射線が検出されたりしている。
かなり隠蔽工作が働いているようで、なにを信用していいのか判らない、という母親たちの憤り、判ります。
タイトルの「A2」とは、甲状腺異常の状態を示すもので、A1は異常なし、A2は異常を認める(嚢胞あり)、の意味。
さらに悪化すると、B、C(最終的には癌)となる、というもの。
これは子供たちの甲状腺の状態を調べた結果で、多くの子どもたちに「A2」という結果が出ている、ということを表しています。
半減期が8日と比較的短いヨウ素により引き起こされる(とされている)もので、初期対策のまずさが出た、と映画中の市議が発言していました。
これまで東日本大震災を扱ったドキュメンタリーは観たことがなかったのですが、この映画は、かなりショックでした。
評価は★4つとしておきます。
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2014年映画鑑賞記録
新作:2014年度作品:52本
外国映画33本(うちDVDなど 8本)
日本映画19本(うちDVDなど 0本)←カウントアップ
旧作:2014年以前の作品:104本
外国映画80本(うち劇場 3本)
日本映画24本(うち劇場 4本)
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