『ニューヨーク、愛を探して』 :豪華俳優陣の割には美味くない群像劇 @DVD・レンタル
ここのところDVDは買い置きDVDばかり観ているので、レンタルでの鑑賞は久しぶり。
今回鑑賞したのは『ニューヨーク、愛を探して』。
ことし初めに小規模公開された映画です。
さて、映画。
ニューヨークに暮らす女性カメラマンのリグビー(セルマ・ブレア)。
人気ロックバンドの写真を撮り続け、バンドのボーカルに腕前を認められて、ツアーに同行して写真を撮ることになった。
彼女にとってはステップアップの大きなチャンス。
だが、別れたばかりの不倫相手の子どもを妊娠していることが判明し、中絶を決意するが・・・
下着デザイナーのジョージナ(ミラ・ソルヴィノ)も新作ブラジャーが大手メーカーの販売に起用され、順風満帆に見えたが、ある日届いたメールから辛い過去を向き合うことになる。
それは、若くして産み、里子に出した娘からのメールだった・・・
レベッカ(クリスティナ・リッチ)は母親を亡くしたばかり。
だが、その母親は祖母で、実の母は姉(コートニー・コックス)だったという衝撃の事実を知り・・・
と原題の「MOTHERS AND DAUGHTERS」が示すとおり、ニューヨークを舞台にした複数の母娘の物語。
それぞれの物語は一様に重くずっしりしたもので、それはそれでわるくないのだけれど、描き方が単調。
母と娘が離れているために、スカイプなどパソコンを通しての会話が何度も繰り返して登場する。
そのため、それぞれの背景が描かれることなく、重く深いハナシもなんだか軽く、薄っぺらく感じてしまう。
その上、映画のオープニングとクロージングを飾り、これから母になる役割を担うリグビー役のセルマ・ブレアがあまりに陰気すぎて、気が滅入ってしまう。
その他、スーザン・サランドン、シャロン・ストーンが出演しているが、豪華俳優陣に割には、あまり美味くない群像劇の印象でした。
評価は★★☆(2つ半)としておきます。
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2018年映画鑑賞記録
新作:2018年度作品:34本
外国映画27本(うちDVDなど 2本)←カウントアップ
日本映画 7本(うちDVDなど 0本)
旧作:2018年以前の作品:26本
外国映画21本(うち劇場鑑賞 2本)
日本映画 5本(うち劇場鑑賞 1本)
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