『ポルト』 :観客は、繰り返して観るか、素通りしてしまうか、のどちらか @DVD・レンタル

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レンタルDVD鑑賞の3本目は『ポルト』。
昨秋公開のラブロマンス。

舞台は、ポルトガル北部の港湾都市ポルト。
登場人物は、ふたり。
ひとりは、アメリカ人青年のジェイク(アントン・イェルチン)。
もうひとりは、年上のフランス人女性マティ(リュシー・リュカ)。

ふたりは、ある考古学発掘現場で顔をあわせていた。
ジェイクは二日間の発掘調査のアルバイト、マティは年上の恋人の教授の付添いで。
現場作業が終わった日、あるカフェで再び出逢い、恋に落ちる。

ジェイクにとっては永遠の恋、マティにとっては行きずりの恋・・・といったようなストーリー(のはず)。

(のはず)としたのは、ハナシがよくわからないからで、それというのも映画のスタイルに起因している。

映画は全体で三部に分かれており、男、女、男と女の視点で描かれていきます。
まぁそれだけならば、これまでにも何度もあったスタイルなのだけれど、この映画では、そのパートパートで、出逢った時の物語と、それから何年かしての物語が交叉しながら描かれていくので、どういう物語なのかがつかみきれません。

ただ、時制によって、スタンダードサイズとシネスコサイズを(さらに、8ミリフィルム、16ミリフィルム、デジタルと、凝りに凝って)使い分けている(ようにみえる)ので、じっくり観るとわかるのかもしれません。

が、もしかしたら、共同で脚本を書いているゲイブ・クリンガー監督には、そういった物語をみつけてほしくないのかもしれません。
つまり、時間が止まったように変化のないポルトの街で、たゆとい彷徨う男女の想念、そういったものを感じてほしかっただけなのかもしれません。

そういう意味では、アート・ムーヴィなのでしょう。

繰り返し繰り返し、繰り返して観たくなる映画かもしれませんが、ま、関係ないやと素通りしてしまうこともできる映画かもしれません。

スタッフで気になったのは、製作総指揮のジム・ジャームッシュはもちろん、脚本のラリー・グロス
古くはウォルター・ヒル監督の『ストリート・オブ・ファイヤー』『48時間』に名を連ねているベテラン。
もともとは、もっとわかりやすい脚本だったのではありますまいか。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:34本
 外国映画27本(うちDVDなど 2本)
 日本映画 7本(うちDVDなど 0本)

旧作:2018年以前の作品:28本
 外国映画23本(うち劇場鑑賞 2本)←カウントアップ
 日本映画 5本(うち劇場鑑賞 1本)
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