『his』:丁寧な演出に惹かれる秀作 @DVD

ことし1月にロードショウされた『his』、DVDで鑑賞しました。 監督は『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉。 さて、映画。 岐阜県の田舎の村でひっそりと一人で暮らしている迅(宮沢氷魚)。 田舎へ来た理由は、ゲイであることを知られるのを恐れてのことだった。 ようやく田舎暮らしも馴染んできたころ、8年…
コメント:4

続きを読むread more

『なぜ君は総理大臣になれないのか』:その答えは映画に映し出されているでしょう @ロードショウ

6月からロードショウがはじまったドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』、劇場で鑑賞しました。 ドキュメンタリー映画には2種類あると個人的に思っているのですが、ひとつは「ひとを撮る」、もうひとつは「ことを撮る」です。 この映画は前者のタイプ。 さて、映画。 監督の大島新と、被写体の国会議員・小川淳也とは、大…
コメント:3

続きを読むread more

『ダブル・サスペクツ』:警察の活動を通じて仏北部ルーベの街を描くデプレシャン監督作品 @DVD

先ごろレンタルリリースされたレア・セドゥが出演の劇場未公開サスペンス映画『ダブル・サスペクツ』、DVDで鑑賞しました。 サスペンス映画の棚に並んでいたのですが、監督はアルノー・デプレシャン。 デプレシャンがサスペンス映画を撮るのかしらん?と訝しいのですが・・・ さて、映画。 フランス北部、ベルギーとの国境にほど近い街ルー…
コメント:1

続きを読むread more

『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』:ミドルエイジ・クライシス男の陰鬱コメディ @DVD

コリン・ファース、エミリー・ブラント共演の劇場未公開作『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』、DVDで鑑賞しました。 製作は2012年と少々古め。 さて、映画。 世界最大手の輸送サービス会社FedExの地域営業所のマネジャーを務めるウォレス・エイヴリー(コリン・ファース)。 息子がひとりいるが、妻とも別れての独…
コメント:2

続きを読むread more

『幸福路のチー』:台湾映画の基底に流れる自己に対する「納得感」 @DVD

昨年11月にロードショウされた台湾製アニメ『幸福路のチー』、DVDで鑑賞しました。 台湾製のアニメは珍しく、個人的にはあまり記憶がない。 さて、映画。 台湾に生まれたチー(vc グイ・ルンメイ)、現在は結婚してアメリカで暮らしている。 生まれたのは1975年。 あまり裕福でない、といっても当時の台湾のどこにでもある町の…
コメント:2

続きを読むread more

『ソウル・コンタクト』:「幻想と現実の判別がつかない巧みな演出」とは謳い文句だが @DVD

ことし1月にレンタルリリースされたロシア製ホラー『ソウル・コンタクト』、DVDで鑑賞しました。 謳い文句は「ミステリー×ホラー 2つのジャンルを融合させ・・・」とあり、これは好きなジャンル。 さて、映画。 幼い頃に両親を亡くした美少女カティア(アレクサンドラ・ボルティチ)。 彼女には霊が見え、霊からも彼女に話しかけてくる…
コメント:2

続きを読むread more

『恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』:テレビの拡大版。科学的根拠や類推部分があればよかったが @TV

ことし2月にロードショウされた『恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』、テレビ放送で鑑賞しました。 テレビ放映の作品についてはレビューアップしないこともあるのですが、この作品は初見なので、忘れないようにという意味でのレビューです。 さて、映画。 最新研究で解明された恐竜たちの新たな姿を最新VFXでつくりあげた作品で、先にテ…
コメント:0

続きを読むread more

『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて』:美しい風景に、シンプルでパワフルな漁師たちの歌 @D…

ことし1月にロードショウされた『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて』、DVDで鑑賞しました。 タイトルにもあるとおり、英国南西端のコーンウォールが舞台の実話に基づいた物語。 そういえば、『歌え!フィッシャーマン』というドキュメンタリー映画があったはず(未見)。 同じ題材かしらんと思ったが、あちらはノルウェ…
コメント:4

続きを読むread more

『冬時間のパリ』:二組の夫婦の艶笑喜劇にかてて加えて・・・ @DVD

昨年末にロードショウされたオリヴィエ・アサイヤス監督最新作『冬時間のパリ』、DVDで鑑賞しました。 そういえばメイン館のBunkamuraル・シネマでは同じジュリエット・ビノシュ主演の『私の知らないわたしの素顔』をロードショウしていましたっけ。 さて、映画。 老舗出版社を立て直した一流編集者のアラン(ギヨーム・カネ)。 …
コメント:2

続きを読むread more

『プレーム兄貴、王になる』:豪華な歌と踊りのスター映画 @DVD

ことし2月にロードショウされた『プレーム兄貴、王になる』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 お人好しで面倒見がよい、下町の貧乏役者プレーム兄貴(サルマーン・カーン)。 一方、とある王国では兄王子と弟王子による後継ぎ抗争中であったが、即位式を数日後に控えていた兄王子が、陰謀により崖から転落の大事故を負う。 …
コメント:4

続きを読むread more

『ゾウズ・フー・キル 殺意の深層』:北欧ミステリの雰囲気がたっぷり @DVD

旧作の海外テレビドラマシリーズ、続いてのチャレンジは『ゾウズ・フー・キル 殺意の深層』。 2011年製作のデンマーク作品。 デンマーク作品というと、映画『特捜部Q』シリーズが有名、あちらはこれまでのところ全作品鑑賞しています。 さて、本作は・・・ ある日、森の中で女性の死体が発見される。 女性刑事カトリーネ・イェンセン…
コメント:2

続きを読むread more

『心霊探偵 ホーンテッド』:なかなか面白そうなホラーミステリーだけれど @DVD

80年代のテレビドラマ『ミス・マープル』シリーズを観ていることはこれまでに書きましたが、レンタルする際に、別の旧作シリーズもチャレンジしようかということで、いくつか1枚目を借りて観ています。 さて、今回観たのは2002年に製作された『心霊探偵 ホーンテッド』シリーズ。 主演はテレビドラマ『LOST』で人気スターとなったマシュー・…
コメント:0

続きを読むread more

『シービスト』:元祖スクリーミング・クイーンのバーバラ・スティール主演の珍作 @DVD

1966年製作のイギリス・イタリア合作のホラー映画『シービスト』、買い置きDVDで鑑賞しました。 ことしも夏に開催されることになった「夏のホラー秘宝まつり」、旧作ラインナップの多くはマリオ・バーヴァ監督作品が並びました。 バーヴァといえば(未見ですが)『血塗られた墓標』! 『血塗られた墓標』といえば、元祖スクリーミング・クイー…
コメント:0

続きを読むread more

『ミス・マープル 書斎の死体』『牧師館の殺人』:原作シリーズでの初期2作品です @DVD

1980年代に製作されたジョーン・ヒクソン版の『ミス・マープル』シリーズ。 先に『復讐の女神』について書きましたが、今回は2本。 まずは『書斎の死体』。 ある朝、セント・メアリー・ミードに暮らす退役軍人のバントリー大佐夫妻屋敷の書斎に見知らぬの女性の死体が発見される。 バントリー夫人は、友人のミス・マープルに電話をか…
コメント:2

続きを読むread more

『バオバオ フツウの家族』:異色作なれど、時系列順に描いたほうがよかったのでは? @DVD

昨秋に単館系ロードショウされた台湾映画『バオバオ フツウの家族』、DVDで鑑賞しました。 2019年に同性婚の法制化が決定した台湾。 映画は、法制化が進められていた2018年が舞台です。 さて、映画。 ロンドンで暮らす、互いに子どもを持ちたいと願っている二組のカップル。 一方はレズビアンのジョアン(クー・ファンルー)と…
コメント:2

続きを読むread more

『ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を』:異色作なれど、途中から退屈しちゃったな @DVD

ことし1月に単館系ロードショウされた『ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ツバル』『ゲート・トゥ・ヘブン』『世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方』のファイト・ヘルマー。 観るのは、これが初めて。 さて、映画。 カスピ海に面した国、アゼルバイジャン(たぶん)。 港と山内陸部を結ぶ鉄道…
コメント:1

続きを読むread more

『海辺の映画館 キネマの玉手箱』:映画館の暗闇の中でなにを視るのか @ロードショウ

コロナ禍で公開が遅れていた大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館 キネマの玉手箱』、ロードショウで鑑賞しました。 自宅での鑑賞が続いていたので、多くの作品は、わざわざ映画館で見なくてもいいのではないかしらん、と思うようになってきた今日この頃ですが、さすがにこの作品を見逃すわけにはまいりません。 ということで、さて、映画。 尾道唯…
コメント:2

続きを読むread more

『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』:トリック、サスペンスのみならず、詩情も感じさせる一篇 @DVD

ことし1月にロードショウされた『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』、DVDで鑑賞しました。 「くにんの~」ではなく、「きゅうにんの~」と読みます。 予告編でも言っていました。 文章や図表などの印刷物を音声にして説明する「音訳家」にとっては難物タイトルです。 さて、映画。 フランス発の世界的ベストセラー『デダリュス』三…
コメント:3

続きを読むread more

『ペット・セメタリー』:あらまぁ、(◎_◎;)!のラスト @DVD

お気に入り作家のひとりスティーヴン・キングの原作の再映画化『ペット・セメタリー』、DVDで鑑賞しました。 原作は遥か昔に読んでおり、1989年にメアリー・ランバート監督によって映画化されたものも鑑賞済みです。 今回の謳い文句は「娘は 生き返っては いけなかった」。 ということなので、設定が変更になっています。 さて、映画。 …
コメント:2

続きを読むread more

『ミス・マープル 復讐の女神』:マープルの鉄槌から真実は逃れられない @DVD

デイヴィッド・スーシェによる「名探偵ポワロ」シリーズは全編観たのでは、同じアガサ・クリスティが生み出したもうひとりの名探偵「ミス・マープル」シリーズに挑戦。 とはいうものの、テレビシリーズでも、ミス・マープルはジョーン・ヒクソン、ジェラルディン・マキューアン、ジュリア・マッケンジーと3人の俳優が演じています。 その他に単発でヘレ…
コメント:2

続きを読むread more