『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』 :たかが生きづらさの問題、というなかれ @ロードショウ

グザヴィエ・ドラン監督の新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』、ロードショウで鑑賞しました。 監督作品は『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy マミー』『たかが世界の終わり』に続いて7作目です。 さて、映画。 2006年のある日、若手人気俳優ジョン・F・ドノヴァン(キ…
コメント:9

続きを読むread more

『北の果ての小さな村で』 :素朴なつくりだが、グリーンランドの魅力は十分感じられます @DVD

昨夏にロードショウされた『北の果ての小さな村で』、DVDで鑑賞しました。 グリーンランドを舞台にしたフランス映画です。 さて、映画。 北極園のグリーンランド東部にある人口80人の小さな村。 デンマークの新人教師アンダースが村の小学校に赴任してくるが、言葉や習慣の違いで授業はほとんど進めることが出来ない・・・ といっ…
コメント:2

続きを読むread more

『マーウェン』 :ゼメキスの遊びの部分とシリアスな部分のバランスが上手くいった感じ @DVD

昨夏にロードショウされた『マーウェン』、DVDで鑑賞しました。 監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ 一期一会』のロバート・ゼメキス。 単館系を中心に公開されたのかしらん、ロードショウされたことは知らず、今回のDVDリリースではじめて知りました。 さて、映画。 第二次大戦下の架空の村マー…
コメント:4

続きを読むread more

『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』 :かの名作も思い出す衝撃度200%の面白さ @DVD

ことし1月「未体験ゾーンの映画たち2020」で上映されたイタリア製サスペンス・ミステリー映画『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』、DVDで鑑賞しました。 DVDジャケットの謳い文句は「すべてが覆るラスト! 衝撃度200%!!」 ほんとかしらん?とは思いつつも・・・ さて、映画。 殺人容疑の疑いをかけられた実業家…
コメント:2

続きを読むread more

『山の焚火』 (1985) :現代における、人類創世記の神話のような物語 @リバイバル

フレディ・M・ムーラー監督の1985年作品『山の焚火』、リバイバル上映で鑑賞しました。 今回のリバイバルは、1974年の『我ら山人たち 我々山国の人間が山間に住むのは、我々のせいではない』、1990年の『緑の山』の2本のドキュメンタリー映画とともに「マウンテン・トリロジー」と銘打っての特集上映です。 なお、2本のドキュメンタリー…
コメント:2

続きを読むread more

『ニューヨーク 最高の訳あり物件』 :アメリカ女性とドイツ女性の価値観のぶつかり合いで笑わせるはずが・・・ @DVD

昨夏公開の『ニューヨーク 最高の訳あり物件』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ハンナ・アーレント』『生きうつしのプリマ』のマルガレーテ・フォン・トロッタ。 一応、コメディ映画とのことだが・・・ さて、映画。 デザイナーデビュー目前のアラフォー女性ジェイド(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)。 夫のニックから一方的に離婚を…
コメント:6

続きを読むread more

『ジュディ 虹の彼方に』 :愛されなかった子どもが最後に深く愛される物語 @ロードショウ

本年米国アカデミー賞主演女優賞受賞の『ジュディ 虹の彼方に』、ロードショウで鑑賞しました。 鑑賞したシネコンでは座席間隔をあけての販売でした。 まぁ、この映画、それほど一般ファンへの訴求力はないとみられたのか、元々から小さめのスクリーンでの上映。 ひとつ飛ばしての着席で、程よい埋まり具合・・・というのは、なんとも微妙な感じ。 …
コメント:4

続きを読むread more

『西部戦線異状なし』 (1930) :古さは感じるものの新作戦争映画よりも共感を覚えた @DVD

1930年製作のアメリカ映画『西部戦線異状なし』、買い置きの廉価版DVDで鑑賞しました。 80年代半ばにユニバーサル映画創立何十周年かの特集上映でも観ていますが、今回観たのは先に『1917 命をかけた伝令』を観たので。 同じ第一次世界大戦を扱った映画。 90年前はどのように描かれていたのか・・・が改めて気になった次第です。 …
コメント:0

続きを読むread more

『レ・ミゼラブル』 (2019) :愛なき街パリ・モンフェルメイユ @ロードショウ

カンヌ国際映画祭審査員賞授賞のフランス映画『レ・ミゼラブル』、ロードショウで鑑賞しました。 『噫無情』の邦訳タイトルでも知られるヴィクトル・ユーゴーの同名小説と同じタイトルなので、はじめは、てっきり現代版のアレンジ作品かと思っていました。 小説の舞台となったパリ郊外のモンフェルメイユが舞台なだけで、小説とは関係ありません。 当…
コメント:2

続きを読むread more

『黒い司法 0%からの奇跡』 :もうひとつの『アラバマ物語』 @ロードショウ

『クリード』シリーズの若きブラックスター、マイケル・B・ジョーダン主演の新作『黒い司法 0%からの奇跡』、ロードショウで鑑賞しました。 今回は80年代の米国の実話がベースの映画。 さて、映画。 80年代の米国。 ハーバード大学を出た若き黒人弁護士ブライアン・スティーブンソン(マイケル・B・ジョーダン)。 インターン時に…
コメント:2

続きを読むread more

『羅小黒戦記 ロシャオヘイ センキ』 :絶賛まではいかないが愉しめる出来 @ロードショウ

昨年秋口から小規模に上映が続いている中国製アニメ『羅小黒戦記 ロシャオヘイ センキ』、シネコンのロードショウで鑑賞しました。 中国製の長編アニメを観るのは『ナーザの大暴れ』以来のことになるだろうか。 1979年製作だから、観たのは80年代の初めごろのはず・・・ いやぁ、もう大変な昔ばなしですね。 なお、短編アニメは20年ほど…
コメント:3

続きを読むread more

『1917 命をかけた伝令』 :全編をワンカットでみせる意義が疑問 @ロードショウ

『アメリカン・ビューティー』『007 スカイフォール』『007 スペクター』のサム・メンデス監督最新作『1917 命をかけた伝令』、ロードショウで鑑賞しました。 本年の米国アカデミー賞でも作品賞・監督賞本命視されていた作品です。 結果は撮影賞・視覚効果賞・音響賞の3つの技術部門で受賞しましたね。 さて、映画。 1917年…
コメント:4

続きを読むread more

『マザーレス・ブルックリン』 :主人公は風変わりだが、ハードボイルドの王道だなぁ @ロードショウ

エドワード・ノートン製作・監督・脚本・主演の『マザーレス・ブルックリン』、ロードショウで鑑賞しました。 といってもファーストランは終わっていて、少し時間をおいてのムーブオーバーです。 さて、映画。 1957年の米国ニューヨーク。 私立探偵事務所で探偵を務めるライオネル(エドワード・ノートン)。 画面チックと突発的な発声…
コメント:4

続きを読むread more

『Red』 2020年・日本映画 :難点はあるが、グズグズな恋愛描写は◎ @ロードショウ

『幼な子われらに生まれ』で一皮むけた感のある三島有紀子監督『Red』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は、『ナラタージュ』が映画化されてもいる島本理生の同名小説ですが、未読です。 さて、映画。 商社マンの夫と幼稚園に通う娘、そして実業家である夫の両親とともに東京の郊外・国立の邸宅で専業主婦の塔子(夏帆)。 経済的にも恵…
コメント:6

続きを読むread more

『コレット』 :19世紀世紀末の猥雑さの中の多面的な女性の物語 @DVD

昨年初夏ロードショウの『コレット』、DVDで鑑賞しました。 19世紀から20世紀に活躍したフランスの女流作家シドニー=ガブリエル・コレットの半生を映画化したものだが、不勉強なので初めて知った名前です。 さて、映画。 フランスの田舎町で生まれ育ったコレット(キーラ・ナイトレイ)。 彼女は、かなり年上の人気作家ウィリー(ドミ…
コメント:4

続きを読むread more

『プロメア』 :日本の伝統文化と新文化が融合された新時代のジャパニメーション @DVD

昨年初夏からロングラン上映され、いまも4DXで上映中のアニメ『プロメア』、DVDで鑑賞しました。 脚本は劇団☆新感線など舞台脚本出身の中島かずき。 さて、映画。 近未来の地球。 突然変異で誕生した炎を吹き出す人々。 彼らにより全世界の半分が焼失、それから30年。 炎を操れるようになった人々は「バーニッシュ」と呼ばれ、…
コメント:2

続きを読むread more

『僕はイエス様が嫌い』 :シンプルな物語を繊細な演出で魅せる青春前映画 @DVD

昨年初夏に公開された日本映画『僕はイエス様が嫌い』、DVDで鑑賞しました。 海外の映画祭で高評価を得たというインディーズ作品です。 さて、映画。 東京から雪深い地方に引っ越してきた小学5年生の男児・由来(佐藤結良)。 契機は祖父が他界したこと。 転校先はミッション系の小学校。 毎日、礼拝の時間がある。 なかなかそん…
コメント:4

続きを読むread more

『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』 :女性同士の恋愛映画の斜め上をいく人間ドラマ @ロードショウ

『ナチュラルウーマン』のセバスティアン・レリオ監督新作『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』、ロードショウで鑑賞しました。 ポスターのデザインなどから、女性同士の恋愛映画のよう。 さて、映画。 米国ニューヨークで写真家として活躍するロニート(レイチェル・ワイズ)。 彼女のもとに父の死の知らせが届く。 彼女の父親は英国ロ…
コメント:4

続きを読むread more

『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』 :これは舞台の方がぜったい面白いよなぁ(たぶん) @ロードショウ

太宰治の同名の遺作(未完)を基にした舞台劇の映画化『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』、ロードショウで鑑賞しました。 太宰って・・・あまり好きじゃあないんだけれど、主役ふたりの顔合わせが面白そうってわけで。 さて、映画。 戦後しばらくしてからの日本。 そこかしこに闇市が立ち並んでいる。 文芸誌編集長の田島周二(大泉洋…
コメント:4

続きを読むread more

『影裏』 :愛したひとが別の面を持っていても愛せるかどうか @ロードショウ

沼田真佑の芥川賞受賞作映画化した『影裏』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は未読ながら、主役ふたりの顔合わせが楽しみ。 さて、映画。 岩手県・盛岡に転勤してきた今野秋一(綾野剛)。 勤務先は薬品卸会社の東北支社。 慣れない土地で心細さを感じていた今野は、ある日、ふとしたことから別部署で働く同い年の日浅典博(松田龍平)…
コメント:4

続きを読むread more