『海辺の映画館 キネマの玉手箱』:映画館の暗闇の中でなにを視るのか @ロードショウ コロナ禍で公開が遅れていた大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館 キネマの玉手箱』、ロードショウで鑑賞しました。 自宅での鑑賞が続いていたので、多くの作品は、わざわざ映画館で見なくてもいいのではないかしらん、と思うようになってきた今日この頃ですが、さすがにこの作品を見逃すわけにはまいりません。 ということで、さて、映画。 尾道唯… トラックバック:0 コメント:2 2020年08月04日 続きを読むread more
『この空の花 長岡花火物語』: 映画は、記憶の記録でもある @映画祭 大林宣彦監督2012年作品『この空の花 長岡花火物語』、蒲田映画祭で鑑賞しました。 蒲田映画祭は今回が6回目。 1回目に大林監督から開催激励の言葉をいただいてもい、今回は監督の登壇&トークもありました。 大林監督を拝見するのは2度目(たぶん)で、前回は「映画ファンのための映画まつり」(京都から大阪に舞台を移しての開催)で、『さ… トラックバック:0 コメント:0 2018年11月08日 続きを読むread more
『花筐/HANAGATAMI』:前衛的なのに古典的な演出に眩暈を覚えて @ロードショウ・シネコン 大林宣彦監督の新作『花筐/HANAGATAMI』、遅ればせながらようやく鑑賞しました。 東京では12月中旬からロードショウ公開されていたのですが、これまたあまり得意ではない劇場だったので、なかなか足を運べずにいました。 ファーストラン終了間近になって近くのシネコンで上映されたので、ようやくの鑑賞です。 さて、映画。 19… トラックバック:0 コメント:0 2018年02月01日 続きを読むread more
『野のなななのか』:饒舌な饒舌な饒舌な映画 @ロードショウ・一般劇場 大林宣彦監督の最新作『野のなななのか』、映画サービスデイに有楽町スバル座で観てきました。 朝一番の開場直後に劇場に着きましたが、おぉ、窓口に列ができていました。 スバル座の窓口に列ができるなんて・・・りゃんひさ自身はじめての経験ではありますまいか。 開映前、座席の8割方埋まり、年齢層は幅広い。 結構、若い観客の姿も目に付きま… トラックバック:0 コメント:0 2014年06月02日 続きを読むread more
『その日のまえに』:登場人物全てが大林監督の分身のよう 重松清の原作なので(未読。積読状態ですが)、今回は『北京的西瓜』のようなリアリティ作品かと思いきや、宮澤賢治の世界と大林宣彦の世界が二重写しになっての妄想幻想ムーヴィでした。 でも、満足、満足。 脚本が市川森一。おぉ、『異人たちとの夏』ではありますまいか。 それに『あした』を思い出される物語。 彼岸へいってし… トラックバック:1 コメント:1 2008年11月04日 続きを読むread more
『22才の別れ』:映画作家大林監督の妄想、暴走、また妄想:Myムービーに掲載。 『22才の別れ』のレビューを「映画作家大林監督の妄想、暴走、また妄想」と題して、Myムービーに掲載しました。 大林宣彦監督は自主製作映画の時代から一貫して、詩的な一面と妄想爆裂の一面がある作家だと思っているが、大林シンパのわたしから観ても今回の作品は妄想爆裂気味の作品だと思う(前作『転校生』は「面白かった」といっていた妻は「今年… トラックバック:0 コメント:1 2007年09月02日 続きを読むread more
『転校生 -さよなら あなた-』:新しい『転校生』は尾道三部作の集大成の趣 大林宣彦監督の『転校生 -さよなら あなた-』、 レビュータイトルは「新しい『転校生』は尾道三部作の集大成の趣(おもむき)」。 監督は、「『転校生』は小林聡美の斉藤一美と尾道以外には考えられない」と語っていたが、『さよなら あなた』の副題を持つ新しい『転校生』は、旧『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』の尾道三部作の集… トラックバック:1 コメント:0 2007年06月15日 続きを読むread more