テーマ:ミステリー

『砂の器』:日本映画の「事件もの」の最高峰であろう @午前十時の映画祭

久しぶりに午前十時の映画祭です。 鑑賞したのは『砂の器』。 1974年の製作で、はじめて観たのはテレビ放映。 原作も読んでいるが、劇場のスクリーンで観るのは初めて。 さて、映画。 昭和46年・夏。 警視庁捜査一課の今西(丹波哲郎)と、蒲田西署の刑事吉村(森田健作)は、秋田県の由利本荘の亀田を訪れていた。 というのも…
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『アンノウン・ボディーズ』:謳い文句は面白いけどね @DVD・レンタル

TSUTAYAの飛びぬけアワードで先月プッシュしていた『アンノウン・ボディーズ』、DVDレンタルで鑑賞しました。 よく行くショップでは数枚あるディスクが常に貸出中。 「同時に発見された6人の首なし死体。事件を追う2人の刑事は、深く暗い泥沼に迷い込む」という謳い文句も扇情的。 原題はオランダ語で「Het Tweede Gelaa…
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『真犯人』:3回目あたりで真犯人に気づくが・・・西園寺だったら、もっと早いよ @DVD・レンタル

WOWOWで5話構成で放送された連続ドラマ『真犯人』、DVDレンタルで鑑賞しました。 主演は上川隆也、原作は翔田寛の同名小説。 平成20年、静岡県の国道高架下で中年男性・須藤勲(尾美としのり)の死体が発見される。 被害者は昭和49年に発生した男児誘拐殺人事件の被害者男児の父親だと判明する。 捜査班の日下(小泉孝太郎)は、…
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『シンプル・フェイバー』:ミステリアスな展開が陽性の笑いに転じていく @DVD・レンタル

ことし3月にロードショウされた『シンプル・フェイバー』、DVDで鑑賞しました。 春先に劇場公開された映画が、まだ梅雨明けしていないけれど、もうレンタルされるのね。 そういえば、東京ではお盆もおわり、学校は夏休みに突入している。 さて、映画。 ニューヨーク郊外に住むシングルマザーのステファニー(アナ・ケンドリック)。 小…
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『誰もがそれを知っている』:さすが、イヤミスの帝王ファルハディ監督 @ロードショウ・単館系

アスガー・ファルハディ監督の最新作『誰もがそれを知っている』、ロードショウで鑑賞しました。 本邦初公開、2009年のベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞の『彼女が消えた浜辺』以来注目を集め、欠かさず観ている監督なのだけれど、個人的にはあまり好きな監督ではありません。 さて、映画。 アルゼンチン在住のラウラ(ペネロペ・クル…
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『特捜部Q カルテ番号64』:「マルティン・ベック」シリーズに近くなってきている @DVD・レンタル

デンマークの人気シリーズ『特捜部Q』の最新作『特捜部Q カルテ番号64』、DVDで鑑賞しました。 毎年、「未体験ゾーンの映画たち」の企画上映で上映され、時置かずにDVDリリースされますね。 あ、デジタル配信もあるので、DVDリリースとはいわないのかも・・・ さて、映画。 デンマーク・コペンハーゲン警察の特捜部Q。 主任…
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『バーニング 劇場版』:補足(というか追記というか、妄想というか・・・) @名画座

名画座で観た『トニー滝谷』と『バーニング 劇場版』の村上春樹原作映画の2本立て。 本来ならば、『トニー滝谷』についてのレビューを書く順番なのだけれど、どうにも『バーニング 劇場版』のストーリーが気になって仕方がない。 なので、補足・追記のようなものを書きます。 ヘミが消失してしまった事柄についての真相は明らかにされないので…
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『バーニング 劇場版』:いくつか傑出したシーンはあるものの・・・ @名画座

久しぶりの名画座2本立て。 新作と旧作。 ともに村上春樹原作映画。 村上春樹作品の映画化は数が少なく、さらに観ているのは、大森一樹監督『風の歌を聴け』、今回カップリングの市川準監督『トニー滝谷』、松永大司監督『ハナレイ・ベイ』ぐらい。 今回鑑賞したのはイ・チャンドン監督『バーニング 劇場版』。 先に90分に短縮編集したテレ…
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『ビブリア古書堂の事件手帖』:過去の物語を映像化してみせる脚本には工夫がないかも @DVD・レンタル

昨年公開された映画の落穂ひろい。 今回は『ビブリア古書堂の事件手帖』をDVDで鑑賞しました。 同名小説のシリーズだそうで、たしか、書店の店頭でも見かけたことがありました。 さて、映画。 鎌倉の片隅、小さな食堂。 そこを営む老女(渡辺美佐子)がなくなった。 遺品を整理していた孫の大輔(野村周平)は、遺品の中から思い出の…
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『デストラップ 死の罠』:面白い舞台劇を映画でみせてあげようという試み @DVD

シドニー・ルメット監督の1982年製作『デストラップ 死の罠』、DVDで鑑賞しました。 初公開時にも観ているのですが、以前購入したDVDでの鑑賞です。 さて、映画。 ミステリ専門の劇作家シドニー・ブリュール(マイケル・ケイン)の新作舞台は酷評の嵐。 かつてヒット作は出したが、その後はダメダメ作品連発のシドニーは、いまは妻…
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ドラマスペシャル『アガサ・クリスティ 予告殺人』:シリーズ、回を重ねるごとに・・・ @TV

テレビ朝日によるアガサ・クリスティもののドラマ化第4弾『予告殺人』、オンエアで観ました。 これまでのドラマ化は『そして誰もいなくなった』『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』。 うち『パディントン・・・』を除いては、探偵役は沢村一樹演じる警視庁警部・相国寺。 監督・和泉聖治、脚…
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横溝正史シリーズ『悪魔が来りて笛を吹く』『獄門島』『仮面舞踏会』&『白蝋の死美人』:BS12他

昨年末からBS放送で放映されていた横溝正史原作の金田一耕助もののテレビドラマ、まとめて忘備録的レビューアップです。 作品は4つ。 さて、ドラマは・・・ まずは『悪魔が来りて笛を吹く』。 もとは「横溝正史シリーズ」の第1シーズン(当時は、そんな言い方はしなかったけれど)の第4作。 5回連続のシリーズ。 椿英輔に江原…
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『ブラウン神父の事件簿』:G・K・チェスタトン創作の名探偵推理物 @DVD・レンタル

ここのところTSUTAYAの海外ドラマ棚で何枚もDVDが並んでいるので気になっていた『ブラウン神父の事件簿』。 英国BBCの製作の一話完結ドラマで、2013年から製作されて、現在シーズン6まで作られている人気シリーズのようです。 ブラウン神父といえば、G・K・チェスタトンが創作した名探偵で、ホームズ、ポワロと並んで「世界三大名探…
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『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』:カンバーバッチ版に雰囲気は似ているが結構面白い

昨年春から初夏に放送されたHuluオリジナルドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』、DVDで鑑賞しました。 アーサー・コナン・ドイルが創造したシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンが「もし現代の東京にいたら」「もし2人とも日本人女性だったら」のコンセプトでリ・クリエイトされたドラマです。 エピソードは…
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『検察側の罪人』: 堕ちるときは堕ちるべくして堕ちる @ロードショウ・シネコン

お気に入り監督のひとり原田眞人監督最新作『検察側の罪人』、ロードショウで鑑賞しました。 タイトルは、これもまた敬愛する作家アガサ・クリスティの『検察側の証人』のモジり。 主演がジャニーズのおふたりということで、心配でしたが・・・ さて、映画。 東京都大田区で70台の老夫婦が刺殺された。 東京地検刑事部のエリート検事・最…
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『悪魔が来りて笛を吹く』: ヒロイン役はベスト、新解釈は成功かどうか @BS放送

吉岡秀隆=金田一耕助のテレビドラマ『悪魔が来りて笛を吹』のレビューです。 観て暫く経っているののですが、横溝正史・金田一耕助ものファンとしては感想は残しておかねば・・・ 戦後間もない東京のお屋敷町。 華族の椿子爵(益岡徹)は、宝石商である天銀堂の強盗殺人事件の嫌疑をかけられ自殺した。 子爵の娘・美禰子(志田未来)は事の真…
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『告白小説、その結末』 :女同士の確執? 否、実は・・・って @ロードショウ・単館系

お気に入り監督のひとり(たぶん)、ロマン・ポランスキーの新作『告白小説、その結末』、ロードショウで鑑賞しました。 (たぶん)と付けたのは、そんなに好きだったかしらん・・・でも、結構観てるよなぁ・・・ここんところの新作は観逃していないはず・・・といった消極的な理由から。 前作『毛皮のヴィーナス』は、ポランスキーのM的嗜好が炸裂して…
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西村京太郎サスペンス『海の沈黙』: 最晩年の南田洋子の鬼気迫る演技 @テレビBS

もう観てから2週間ほど経っているのですが、少々興味深いサスペンスドラマを観たので忘備として記しておきます。 作品は、西村京太郎サスペンス『海の沈黙』。 偶々、平日の昼間につけたBSチャンネルでの放送で、調べてみると、2001年初放映の作品のようです。 物語は・・・ ある中年夫婦が殺害されて、自宅で発見される。 現場には…
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『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』 @TV

もう旧聞な感じですが、3月末に二日続けてオンエアされたアガサクリスティ原作のテレビドラマのレビューを。 いずれも原作はミス・マープルもの。 1本目は『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』。 ミス・マープルものの中では比較的有名な作品で(といっても、出来がいいわけではない)、これまでも60年代にマーガレット…
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『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』:伝記映画ならぬ豪華絢爛満漢全席仕様の伝奇映画 @ロードショウ

チェン・カイコー(陳凱歌)監督により日中合作大作『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』、ロードショウで鑑賞しました。 『空海』といえば1984年の東映映画、佐藤純彌監督・北大路欣也主演作品を思い出し、ここへ来ての伝記映画かしらんと思ったのだけれど、夢枕獏の小説を映画化したと知って、まぁ普通の伝記映画ではなかろうと期待した次第。 …
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『切り裂き魔ゴーレム』:凝った美術や撮影が見どころも、演出はまだるっこしい @DVD・レンタル

毎年恒例の「未体験ゾーンの映画たち」。 上映後すぐにDVDになることが多いので、基本的には販促用の上映なのだろう。 さて、その中の1本『切り裂き魔ゴーレム』、DVDで鑑賞しました。 さて、映画。 19世紀のロンドン。 ゴーレムと名乗る連続殺人鬼が出没していた。 刃物を使っての切り裂き。 前任者から捜査を引き継いだキ…
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『祈りの幕が下りる時』:新参者ならぬ古参者との別れは少々寂しいね @ロードショウ・シネコン

東野圭吾原作「加賀恭一郎シリーズ」およびテレビドラマ『新参者』シリーズ最終作の映画化『祈りの幕が下りる時』、ロードショウで鑑賞しました。 「加賀恭一郎シリーズ」と呼ぶか、『新参者』シリーズと呼ぶか、ちょっと困るシリーズではあるのですが・・・とまずは前説。 東野圭吾の小説で数えると1986年の『卒業』から数えて第2作『眠りの森』、…
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『オリエント急行殺人事件』ケネス・ブラナー版:映像は豪華だが、ミステリーとしては中途半端か

アガサ・クリスティの超有名ミステリー小説の映画化『オリエント急行殺人事件』、ロードショウで鑑賞しました。 原作小説も読んでいるし、1974年のシドニー・ルメット監督&ポワロ=アルバート・フィニー版も観てるし、テレビシリーズのデヴィッド・スーシェ版も観ています。 なので、犯人も当然知ってるし・・・ というか、この映画を観に来る観…
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『探偵はBARにいる3』:ユーモアとハードボイルドの程よいミックス @ロードショウ・一般劇場

大泉洋と松田龍平のコンビによる「ススキノ探偵」シリーズ第3弾『探偵はBARにいる3』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きはなしで、さて、映画。 今回、名無しの探偵(大泉洋)のところに舞い込んだ事件は、相棒・高田(松田龍平)の後輩の彼女が失踪したので探してほしいというもの。 行方不明の彼女・麗子(前田敦子)のプライベートを…
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名探偵・金田一耕助シリーズ『トランプ台上の首』:『黒猫亭事件』を混ぜてのドラマ化 @BS-TBS

久しぶりにテレビドラマのレビューです。 作品は、2000年製作の名探偵・金田一耕助シリーズ『トランプ台上の首』。 金田一耕助役は古谷一行。 昭和38年の東京。 谷中の寺の庭から白骨化した頭蓋骨が見つかった。 発見したのは、寺の僧侶の日兆。 以前、近くのバー黒猫亭のオーナー・糸島礼次郎が飼い猫の黒猫を埋めた場所だが、そ…
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『彼女がその名を知らない鳥たち』:鳥たちの名前は「しあわせ」 @ロードショウ・シネコン

『ユリゴコロ』に続く沼田まほかる原作の映画化『彼女がその名を知らない鳥たち』、ロードショウで鑑賞しました。 湊かなえに続くイヤミスの女王とのことですが、小説は読んだことがありません。 2本の映画化作品を観る限りでは、方向性は異なるようですが・・・ さて、映画。 三十過ぎの女性・十和子(蒼井優)。 彼女の生活は自堕落だ。…
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『ドーバー海峡殺人事件』:探偵そのものに焦点を当てた異色ミステリ @VHS

アガサ・クリスティの小説『無実はさいなむ』の映画化作品『ドーバー海峡殺人事件』、中古VHSで鑑賞しました。 製作されたのは1984年。 日本公開は1985年のお正月作品として同年の年末。 ロードショウ当時も観ているのですが、英国BBCでミニシリーズ化されるという情報を得て、再鑑賞した次第。 なお、日本国内ではDVD化されてい…
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『ユリゴコロ』:途中までの禍々しさが最後まで持続していれば・・・ @ロードショウ・シネコン

沼田まほかる原作小説の映画化『ユリゴコロ』、ロードショウで鑑賞しました。 湊かなえに続く「イヤミス」の女王だそうだが、小説は読んでいない。 が、秋ごろのこの時期に登場する東映作品、昨年の『少女』もなかなかだったが、意外と侮れない。 ということで、さて、映画。 山里でカフェを営む20代後半の亮介(松坂桃李)。 父親がすい…
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『白い闇の女』:A・ブロディの個性が光るハードボイルド篇 @DVD・レンタル

今春、小規模ロードショウされた『白い闇の女』、DVDで鑑賞しました。 主演はエイドリアン・ブロディ。 『戦場のピアニスト』で米国アカデミー賞主演男優賞を獲得しているが、以後『ヴィレッジ』『ジャケット』『ジャーロ』『心霊ドクターと消された記憶』とヘンテコリンな映画に好んで出演している。 さぞや今回もヘンチクリンな映画であろうと、…
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『三度目の殺人』:事件の真相、そして三度目の殺人とは @ロードショウ・シネコン

是枝裕和監督最新作『三度目の殺人』、ロードショウで鑑賞しました。 近作は『海よりもまだ深く』『海街diary』と心温まるヒューマンドラマが続いていた同監督。 最新作は、殺人事件を中心した法廷ミステリー。 前置きは簡潔に、さて、映画。 有能な弁護士の重盛(福山雅治)、彼は常に勝利にこだわる。 彼にとっての勝利とは、クライ…
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