テーマ:外国映画

『薄氷の殺人』:石井隆原作の日活ロマンポルノ群を彷彿とさせる @DVD

2014年製作の中国・香港合作映画『薄氷の殺人』、DVDで鑑賞しました。 新作『鵞鳥湖の夜』が公開されるディアオ・イーナン監督作品。 新作の方の予告編をみて気になったので、前作を予習しておこうというものです。 さて、映画。 1999年の夏、中国華北地方で複数の石炭工場からバラバラ死体が発見される。 捜査に当った刑事のジ…
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『ミッドウェイ』ローランド・エメリッヒ監督:米国側から見たミッドウェイ戦勝記 @ロードショウ

昨年世界各国でロードショウされたローランド・エメリッヒ監督『ミッドウェイ』、ロードショウで鑑賞しました。 日本での公開が1年遅れたわけですが、理由はいろいろありそうです。 さて、映画。 米国の対日石油禁輸措置がとられれていた1941年。 日本は打開措置として12月7日(日本時間12月8日)にハワイ真珠湾の基地及び米国艦隊…
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『明日に処刑を・・・』:ラストショットはスコセッシ監督のベストショットではないか @録り置きビデオ

御大マーティン・スコセッシ監督の長編第2作『明日に処刑を・・・』、録り置きビデオで鑑賞しました。 録り置きビデオ? VHSテープです。 うわ、古! 録画したのは1996年。まさに前世紀の遺物ですね。 さて、映画。 1930年代、大不況真っただ中の米国。 貧しい農夫の娘バーサ(バーバラ・ハーシー)は、父が農薬散布の飛行…
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『海の上のピアニスト イタリア完全版』:船を降りないことがストンと腑に落ちました @ロードショウ

ここのところの映画館での鑑賞は旧作に食指が動くことが多いです。 今回はジュゼッペ・トルナトーレ監督1998年製作の『海の上のピアニスト』イタリア完全版です。 第二次大戦も終わり、しばらく経った頃。 英国の港に近いある町の楽器店にトランペットを売りに来たひとりの男(プルイット・テイラー・ヴィンス)がいた。 彼が、最後の思い…
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『シチリアーノ 裏切りの美学』:スカッとするところが皆無の実録物 @ロードショウ

久しぶりに映画館での新作鑑賞です。 作品はマルコ・ベロッキオ監督最新作の『シチリアーノ 裏切りの美学』。 前置きなしで、さて、映画。 1980年代のイタリア・シチリア。 マフィア間では麻薬取引から抗争が激化し、新旧世代の入れ替わりの時期でもあった。 一兵卒からのたたき上げトンマーゾ・ブシェッタ(ピエルフランチェスコ・フ…
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『第七機動部隊』:特撮ではない生の戦闘・記録映像が見どころ @DVD

買い置きDVDの鑑賞です。今回は1952年製作の戦争映画『第七機動部隊』です。 ビリー・ワイルダー監督の『第十七捕虜収容所』目当てで中古購入したセットものの1枚。 以前鑑賞した『三人の狙撃者』もその中の1枚でした。 さて、映画。 太平洋戦争真っただ中の空母プリンストン。 現在は任務から離れ、太平洋上で訓練を行っていると…
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『真夜中の記憶』:かなり切ってサスペンス重視にしたのは正解かな @DVD

買い置きDVDの鑑賞です。作品はシドニー・シェルダンのベストセラー小説『明け方の夢』をテレビドラマ化した『真夜中の記憶』です。 ベストセラーと名高いシドニー・シェルダンですが、映画化作品は少なく、『真夜中の向う側』『華麗なる血統』ぐらいしか映画作品はありません。 たぶん原作が上下2巻ぐらいの長さなので、映画にする際の脚色が難しい…
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『血ぬられた墓標』『血みどろの入江』:イタリア怪奇映画の父マリオ・バーヴァを観る @特集上映

前回の『ザ・ゴーレム』に続いてホラー映画です。 『血ぬられた墓標』『血みどろの入江』』、いずれも監督はイタリア怪奇映画の父マリオ・バーヴァです。 日本での劇場公開本数は少なく、バーヴァの名前を知ったのは? 遺作の『ザ・ショック』公開の1979年でしょうか(その後、テレビシリーズ1エピソードを監督しています)。 息子のランベルト・…
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『ザ・ゴーレム』:新解釈で見応えのあるユダヤ民俗ホラー @DVD

昨年秋の「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019」で小規模ロードショウされた『ザ・ゴーレム』、DVDで鑑賞しました。 製作は珍しやイスラエル。ですが、セリフは全編英語です。 さて、映画。 17世紀、バルト海に近いリトアニアの地、ユダヤ人の一団がこの地に移ってきた。 彼らは人里離れた地を選んでいたが、最も…
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『ブレッドウィナー』:過酷なタリバン支配下のアフガニスタン @DVD

昨年秋にロードショウされたアニメ『ブレッドウィナー』、DVDで鑑賞しました。 アイルランド、カナダ、ルクセンブルクの合作ですが、舞台はタリバン支配下のアフガニスタン。 世界的ベストセラー児童文学『生きのびるために』が原作だそうですね。 さて、映画。 タリバン支配下のアフガニスタンの首都カブール。 そこに暮らす11歳の少…
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『ナンシー』:人づきあいは苦手でも、愛してくれる誰かは欲しい @DVD

ことし年初に開催された「未体験ゾーンの映画たち2020」で上映された外国映画『ナンシー』、DVDで鑑賞しました。 レンタル店ではサスペンスの棚に分類されていましたが・・・ さて、映画。 パーキンソン病の母親と貧しいふたり暮らしのナンシー(アンドレア・ライズボロー)。 人づきあいは苦手なのだが、他人の関心は集めたいという思…
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『ダンサー そして私たちは踊った』:出口のない社会を背景に、遅れてやってきた青春の映画 @DVD

ことし2月にロードショウされた外国映画『ダンサー そして私たちは踊った』、DVDで鑑賞しました。 スウェーデン、ジョージア、フランスの合作映画で、米国アカデミー賞国際長編映画賞部門スウェーデン代表となった作品。 この3国の組み合わせ、どういう経緯だったのかしらん。 さて、映画。 ジョージアの首都トビリシにある国立舞踊団。…
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『ダブル・サスペクツ』:警察の活動を通じて仏北部ルーベの街を描くデプレシャン監督作品 @DVD

先ごろレンタルリリースされたレア・セドゥが出演の劇場未公開サスペンス映画『ダブル・サスペクツ』、DVDで鑑賞しました。 サスペンス映画の棚に並んでいたのですが、監督はアルノー・デプレシャン。 デプレシャンがサスペンス映画を撮るのかしらん?と訝しいのですが・・・ さて、映画。 フランス北部、ベルギーとの国境にほど近い街ルー…
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『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』:ミドルエイジ・クライシス男の陰鬱コメディ @DVD

コリン・ファース、エミリー・ブラント共演の劇場未公開作『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』、DVDで鑑賞しました。 製作は2012年と少々古め。 さて、映画。 世界最大手の輸送サービス会社FedExの地域営業所のマネジャーを務めるウォレス・エイヴリー(コリン・ファース)。 息子がひとりいるが、妻とも別れての独…
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『幸福路のチー』:台湾映画の基底に流れる自己に対する「納得感」 @DVD

昨年11月にロードショウされた台湾製アニメ『幸福路のチー』、DVDで鑑賞しました。 台湾製のアニメは珍しく、個人的にはあまり記憶がない。 さて、映画。 台湾に生まれたチー(vc グイ・ルンメイ)、現在は結婚してアメリカで暮らしている。 生まれたのは1975年。 あまり裕福でない、といっても当時の台湾のどこにでもある町の…
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『ソウル・コンタクト』:「幻想と現実の判別がつかない巧みな演出」とは謳い文句だが @DVD

ことし1月にレンタルリリースされたロシア製ホラー『ソウル・コンタクト』、DVDで鑑賞しました。 謳い文句は「ミステリー×ホラー 2つのジャンルを融合させ・・・」とあり、これは好きなジャンル。 さて、映画。 幼い頃に両親を亡くした美少女カティア(アレクサンドラ・ボルティチ)。 彼女には霊が見え、霊からも彼女に話しかけてくる…
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『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて』:美しい風景に、シンプルでパワフルな漁師たちの歌 @D…

ことし1月にロードショウされた『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて』、DVDで鑑賞しました。 タイトルにもあるとおり、英国南西端のコーンウォールが舞台の実話に基づいた物語。 そういえば、『歌え!フィッシャーマン』というドキュメンタリー映画があったはず(未見)。 同じ題材かしらんと思ったが、あちらはノルウェ…
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『冬時間のパリ』:二組の夫婦の艶笑喜劇にかてて加えて・・・ @DVD

昨年末にロードショウされたオリヴィエ・アサイヤス監督最新作『冬時間のパリ』、DVDで鑑賞しました。 そういえばメイン館のBunkamuraル・シネマでは同じジュリエット・ビノシュ主演の『私の知らないわたしの素顔』をロードショウしていましたっけ。 さて、映画。 老舗出版社を立て直した一流編集者のアラン(ギヨーム・カネ)。 …
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『プレーム兄貴、王になる』:豪華な歌と踊りのスター映画 @DVD

ことし2月にロードショウされた『プレーム兄貴、王になる』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 お人好しで面倒見がよい、下町の貧乏役者プレーム兄貴(サルマーン・カーン)。 一方、とある王国では兄王子と弟王子による後継ぎ抗争中であったが、即位式を数日後に控えていた兄王子が、陰謀により崖から転落の大事故を負う。 …
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『シービスト』:元祖スクリーミング・クイーンのバーバラ・スティール主演の珍作 @DVD

1966年製作のイギリス・イタリア合作のホラー映画『シービスト』、買い置きDVDで鑑賞しました。 ことしも夏に開催されることになった「夏のホラー秘宝まつり」、旧作ラインナップの多くはマリオ・バーヴァ監督作品が並びました。 バーヴァといえば(未見ですが)『血塗られた墓標』! 『血塗られた墓標』といえば、元祖スクリーミング・クイー…
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『バオバオ フツウの家族』:異色作なれど、時系列順に描いたほうがよかったのでは? @DVD

昨秋に単館系ロードショウされた台湾映画『バオバオ フツウの家族』、DVDで鑑賞しました。 2019年に同性婚の法制化が決定した台湾。 映画は、法制化が進められていた2018年が舞台です。 さて、映画。 ロンドンで暮らす、互いに子どもを持ちたいと願っている二組のカップル。 一方はレズビアンのジョアン(クー・ファンルー)と…
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『ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を』:異色作なれど、途中から退屈しちゃったな @DVD

ことし1月に単館系ロードショウされた『ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ツバル』『ゲート・トゥ・ヘブン』『世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方』のファイト・ヘルマー。 観るのは、これが初めて。 さて、映画。 カスピ海に面した国、アゼルバイジャン(たぶん)。 港と山内陸部を結ぶ鉄道…
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『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』:トリック、サスペンスのみならず、詩情も感じさせる一篇 @DVD

ことし1月にロードショウされた『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』、DVDで鑑賞しました。 「くにんの~」ではなく、「きゅうにんの~」と読みます。 予告編でも言っていました。 文章や図表などの印刷物を音声にして説明する「音訳家」にとっては難物タイトルです。 さて、映画。 フランス発の世界的ベストセラー『デダリュス』三…
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『ペット・セメタリー』:あらまぁ、(◎_◎;)!のラスト @DVD

お気に入り作家のひとりスティーヴン・キングの原作の再映画化『ペット・セメタリー』、DVDで鑑賞しました。 原作は遥か昔に読んでおり、1989年にメアリー・ランバート監督によって映画化されたものも鑑賞済みです。 今回の謳い文句は「娘は 生き返っては いけなかった」。 ということなので、設定が変更になっています。 さて、映画。 …
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『主戦場』:鳴り響く音楽や扇情的な字幕などの演出は、ちょっとね・・・ @名画座

名画座2本立てのもう1本は従軍慰安婦問題を扱った『主戦場』。 あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」で上映中止となったドキュメンタリー映画と記憶しているが、あれは「平和の少女像(慰安婦像)」撤去だけだったか・・・ さて、映画。 従軍慰安婦問題に関心を持った日系アメリカ人のドキュメンタリー作家ミキ・デザキ。 …
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『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』:神父による性的児童虐待事件を被害者側から描く力作 @ロードショウ

好きな映画監督のひとり、フランソワ・オゾン監督最新作『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』、ロードショウで鑑賞しました。 前作『2重螺旋の恋人』では、あまりのエログロで辟易したひとも多いかもしれません。 今回は、実際の事件を基にした社会派実話ドラマ。 さて、映画。 仏国リヨンで妻と5人の子どもたちと暮らす金融マンのアレクサ…
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『ナイル殺人事件』:犯人はわかっていても、また観ちゃうんだな @DVD

好きな作家のひとり、アガサ・クリスティ。その映画化作品は、何年かに一度繰り返して観たくなるものがあります。 今回は『ナイル殺人事件』。 1978年製作、ジョン・ギラーミン監督のオールスターキャスト作品です。 さて、映画。 親から最近莫大な遺産を相続したリネット(ロイス・チャイルズ)のもとに、親友ジャッキー(ミア・ファロー…
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『ランボー ラスト・ブラッド』:病んだランボーが体現する戦争の真実 @ロードショウ

1982年に第1作が製作された『ランボー』も遂に最終作品が登場、『ランボー ラスト・ブラッド』、ロードショウで鑑賞しました。 前作は2008年製作の第4作『ランボー 最後の戦場』。 「最後の」と付けたのは日本配給だけで、原題は「RAMBO」と主人公の名前だけ。 今回は「RAMBO: LAST BLOOD」と第1作のタイトル「F…
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『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』:ウディ・アレン久々のNY舞台のラブコメ @ロードショウ

お気に入り監督のひとりウディ・アレン監督最新作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』、ロードショウで鑑賞しました。 例の事件でハリウッドからは総スカン。 たぶん、もうこれが最後の作品・・・・ と思っていたら、ことしに入って「Rifkin's Festival」という作品をスペインで完成させている! 恐るべし ウディ・アレン。 …
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『コリーニ事件』:主題はいいのだけれど、人間関係がいまひとつ興ざめ @ロードショウ

6月中旬から上映が始まったドイツ映画『コリーニ事件』、ロードショウで鑑賞しました。 ドイツのベストセラー小説の映画化ということですが、原作は未読。 さて、映画。 世紀が改まった頃のドイツ。 ホテル最上階の一室で経済界の大物ハンス・マイヤーが銃で殺害される。 犯人(フランコ・ネロ)は直ちに捕らえられ黙秘を続けている。 …
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