テーマ:2021年

『わたしの叔父さん』:ひととの繋がりを失ってしまった人間は人でなくなってしまう @DVD

2019年の東京国際映画祭でグランプリを受賞したデンマーク映画『わたしの叔父さん』、DVDで鑑賞しました。 劇場鑑賞した作品のレビューを先に書いていたので、本作のレビューはかなり遅くなりました。 (つまり、ちょっと細部は忘れているってことの言い訳です) さて、映画。 デンマークの田舎で叔父とともに酪農を営む若い女性のクリ…
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『マリグナント 狂暴な悪夢』:ビックリ要素てんこ盛りのアッと映画 @ロードショウ

『ソウ』シリーズや『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン監督による話題作『マリグナント 狂暴な悪夢』、ロードショウで鑑賞しました。 タイトルの「マリグナント」ってどういう意味なのかしらん。 早速、映画。 DV夫に悩まされているマディソン(アナベル・ウォーリス)。 何度目かの妊娠も夫の暴力の後、流産してしまう。 そんなある…
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『皮膚を売った男』:アート映画ならぬ、アッと映画ですね @ロードショウ

昨年の東京国際映画祭で話題だった『皮膚を売った男』、ロードショウで鑑賞しました。 チュニジア、フランス、ベルギー、スウェーデン、ドイツ、カタール、サウジアラビアの合作映画です。 なんとも国際色豊かですね。 さて、映画。 内戦が続くシリア。 恋人アビール(ディア・リアン)と一緒に乗った列車の中で浮かれたサム(ヤヤ・マヘイ…
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『モーリタニアン 黒塗りの記録』:人道的告発映画 @ロードショウ

ジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバ―バッチなど豪華俳優陣出演の『モーリタニアン 黒塗りの記録』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 2001年の9.11米国同時多発テロの後、ひとりのモーリタニア人が米国により逮捕・拘禁された。 彼の名前はモハメドゥ・ウルド・スラヒ(タハール・ラヒム)。 同時…
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『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』:ある種の宗教臭が普遍的物語の邪魔をしているに感じて @ロードショウ

昨年の米国アカデミー賞の音響賞と編集賞を受賞した『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』、ロードショウで鑑賞しました。 Amazonオリジナル映画で、先に配信されているけれども、Amazonプライムビデオの会員ではないので観ていませんでした。 さて、映画。 メタルバンドのドラマーのルーベン(リズ・アーメッド)は激しい…
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『劇場版 きのう何食べた?』:日常のちいさな幸せは大きな幸せ @ロードショウ

西島秀俊、内野聖陽主演の『劇場版 きのう何食べた?』、ロードショウで鑑賞しました。 テレビシリーズのファンで、前回のお正月スペシャルではちょこっとエキストラ出演しました。 それにしても、劇場映画になるとは思わなかったなぁ。 いまでは、西島秀俊といえばシロさん、内野聖陽といえばケンジですね。 さて、映画。 いっしょに暮ら…
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『老後の資金がありません!』:『男はつらいよ』『東京物語』の幻ちらつく面白さ @ロードショウ

天海祐希主演の東映配給作品『老後の資金がありません!』、ロードショウで鑑賞しました。 『総理の夫』に続いて公開されている東映配給のコメディです。 旗艦館で平日の夕方前の回に鑑賞しましたが、そこそこの入り。 シネコンの中規模スクリーンなら、半分ぐらいは埋まっているぐらいの入り。 中程度のヒットといったところですね。 さて、映…
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『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』:終活からは離れているけれど、拾い物の一編 @DVD

ことし5月に公開された『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』、DVDで鑑賞しました。 シュウカツといえば、就活か、終活か。 人それぞれに時期があるものです。 さて、映画。 葬儀社へ転職した青年・菅野(水野勝)。 葬儀だけでは厳しいようで、生前から、あの手この手と老境の人々とのパイプをつくっていくことが重要、と先輩の…
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『大コメ騒動』:富山県民の真面目な人柄が出た映画ですね @DVD

ことし1月に公開された『大コメ騒動』、DVDで鑑賞しました。 大正7年に富山県の漁師町から広まった米騒動をモチーフにしたドラマ。 富山県の肝入りでつくられた映画ですね。 さて、映画。 大正7年に富山県のある漁師町。 夏場の不漁の時期、亭主たちは東北や北海道の漁場に出稼ぎに行き、女房たちは米俵を船に積む沖仲仕の仕事をして…
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『バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら』:脇役になったら、友だち100人できるかな @DVD

ことし4月に公開された『バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら』、DVDで鑑賞しました。 テレビシリーズの映画化だけれども、テレビ版は観ていません。 さて、映画。 富士山麓にある撮影所「バイプレウッド」、都内の撮影所がいっぱいのときに使われるセカンドスタジオ的位置づけだけれど、なぜかいつも混んでいる。 …
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『最後の決闘裁判 』:マルグリットの真実 @ロードショウ

リドリー・スコット監督最新作『最後の決闘裁判 』、ロードショウで鑑賞しました。 リドリー・スコット監督のデビュー作は『デュエリスト 決闘者』。 すわ、これが遺作になるのか! なんて思ったら、本編前にさらなる新作『ハウス・オブ・グッチ』の予告編が流れ・・・違うのね、あっそう。 ということはさておいて、さて、映画。 14世…
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『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』:オチがいい、「IF もしも・・・」のファンタジー物語 @D…

ことし5月に公開されたフランス・ベルギー合作映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』、DVDで鑑賞しました。 原題は「MON INCONNUE」、わたしにとっての未知なる女性、彼女はわたしにとってはまだ他人、という意味。 英語タイトルが「LOVE AT SECOND SIGHT」なので、日本語タイトルはここから…
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『パリの調香師 しあわせの香りを探して』:フランス調香師版『ドライビング Missデイジー』っていったところ @D…

ことし1月に公開されたエマニュエル・ドゥヴォス主演のフランス映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』、DVDで鑑賞しました。 エマニュエル・ドゥヴォスといえばアルノー・デプレシャン監督のミューズ。 ミューズだけれど、美しいかどうかは個人次第。 さて、映画。 パリの高級アパルトマンでひっそりと暮らしている調香師のアンヌ…
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『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』:まっぴらごめん、な「フランス家族あるある」 @DVD

ことし1月に公開されたカトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランス映画『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』、DVDで鑑賞しました。 原題「FÊTE DE FAMILLE」(家族の祝祭日)が示すように、ドヌーヴを取り囲むひとびとを含めての家族群像です。 さて、映画。 フランス南西部、自然に囲まれた旧邸。 母アンドレア(カトリーヌ…
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『DUNE 砂の惑星』:21世紀のSF叙事詩・前編 @ロードショウ

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品『DUNE 砂の惑星』、ロードショウで鑑賞しました。 原作はフランク・ハーバートの同名SF小説(未読)。 かつてデイヴィッド・リンチ監督が映画化したことがあり、そちらは鑑賞しています。 さて、映画。 西暦10190年、皇帝と諸侯たちによって収められている宇宙。 アトレイデス公爵家は、海と大地…
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『由宇子の天秤』:力作であることは間違いないが @ロードショウ

9月中旬よりロードショウの『由宇子の天秤』、拡大公開のシネコンで鑑賞しました。 友人から聞いたところでは、ファーストランの単館系劇場では連日満席で、当日劇場で席を確保するのは至難の業とか。 数週間遅れでシネコンでも拡大公開されたので、ならば、ということで足を運びました。 さて、映画。 ドキュメンタリー監督の木下由宇子(瀧…
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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』:愛はすべてを越えて @ロードショウ

007シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、ロードショウで鑑賞しました。 ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる最終作。 幾たびかの公開延期を経てのロードショウです。 さて、映画。 凍てつく湖畔のロッジ風一軒家。 幼い娘と母親が過ごしているところを、能面をつけた謎の男が襲撃を掛ける。 k母親は殺…
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『騙し絵の牙』:とにかく面白いことは面白い。主演女優賞は松岡茉優に決定だね @DVD

ことし3月にロードショウされた映画『騙し絵の牙』、DVDで鑑賞しました。 もともとは昨年2020年だったけれども、コロナカで公開が延期されたものです。 原作は、塩田武士の同名小説(未読)。 主人公には大泉洋であて書きしたらしく、映画でもピタリとハマっていました。 さて、映画。 100年以上続く名門大手出版社「薫風社」。…
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『ホムンクルス』:クローネンバーグ、リンチ・ファンとして期待したが・・・ @DVD

ことし4月にロードショウされた映画『ホムンクルス』、DVDで鑑賞しました。 清水崇監督、綾野剛、成田凌主演で期待していたのですが、割引料金のない特別興行だったので、パス。 たぶん配給会社がエイベックス・ピクチャーズと通常の配給会社でなかったことが原因かと思うのですが。 さて、映画。 新宿でホームレス生活を送る名越(綾野剛…
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『ワン・モア・ライフ!』:下半身ユルユル浮気男のお気楽回想物語 @DVD

ことし3月にロードショウされたイタリア映画『ワン・モア・ライフ!』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 イタリアのシチリア島北西部・パレルモで暮らすパオロ(ピフ)。 妻アガタ(トニー)と一女一男のふたりの子どもを得て幸せに暮らしていた。 ところが、毎日乗るスクーターで、いつも同様、両方の信号が赤に変わる瞬…
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『クーリエ:最高機密の運び屋』:息詰まる諜報活動、実際は地味! @ロードショウ

ベネディクト・カンバーバッチ主演最新作『クーリエ:最高機密の運び屋』、ロードショウで鑑賞しました。 カンバーバッチをスクリーンで観るのは久しぶり。 ここのところの作品は、どことなく暑苦しい役が多かったように感じて、避けていた次第。 今回もそれほどスリムではないけれど・・・ さて、映画。 米ソ・東西の軍拡競争が激しさを増…
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『モンスターハンター』:ハンター=狩る人でなくて、狩られる人のサバイバルアクション @DVD

ことし3月公開の『モンスターハンター』、DVDで鑑賞しました。 元となるのは大ヒット同名ゲームですが、プレイしたことはありません。 さて、映画。 消息を絶った仲間の捜索活動にあたっているアルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)率いる特殊部隊。 突然の砂嵐に見舞われ、砂嵐が去ったのちのそこは、巨大モンスターが暴れまわる未知の土…
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『アイダよ、何処へ?』:われわれは、何処へ? @ロードショウ

9月中旬より公開中の『アイダよ、何処へ?』、ロードショウで鑑賞しました。 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争末期に起きた「スレブレニツァの虐殺」と呼ばれるのセルビア軍による集団虐殺を描いた映画です。 さて、映画。 国連平和維持軍の通訳として働くアイダ(ヤスナ・ジュリチッチ)。 1995年夏、ボスニア内紛は混乱を極め、ボスニア…
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『総理の夫』:クライマックスは、フランク・キャプラ! @ロードショウ

田中圭・中谷美紀主演の『総理の夫』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は原田マハの同名小説(いつもどおり未読です)。 さて、映画。 人のいい鳥類学者・相馬日和(田中圭)は相馬財閥の次男坊。 今日も今日とて、都内の豪邸の庭に集まる野鳥たちの観察に精を出し、北海道での観察調査のための準備をしていた。 妻・凛子(中谷美紀)は…
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『草の響き』:選ばなかった道と、選んで走ってきた道 @試写会

東出昌大主演最新作『草の響き』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 本作は、佐藤泰志の同名小説を映画化したもので、佐藤で函館で執筆活動をしていたが自ら命を絶ち早逝した作家。 これまで映画化されたものとしては『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』『きみの鳥はうたえる』と4作品あります。 なお、試写会後に、斎藤久…
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『浜の朝日の嘘つきどもと』:アカデミー助演女優賞は大久保佳代子に決まり @ロードショウ

タナダユキ監督・脚本の最新作『浜の朝日の嘘つきどもと』、ロードショウで鑑賞しました。 早速、映画。 福島県南相馬にある古い映画館・朝日座。 閉館を決めた館主・森田(柳家喬太郎)のもとへ、ふらりと若い女性(高畑充希)が現れる。 彼女が言うには、自分の人生を救ってくれた恩師・田中茉莉子(大久保佳代子)の最期の願いを叶えるため…
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『科捜研の女 劇場版』:長年のファンへ向けた劇場版スペシャル @ロードショウ

9月3日からロードショウの『科捜研の女 劇場版』、映画館で鑑賞しました。 テレビシリーズの放送開始は1999年、20世紀から続く長寿シリーズの劇場版。 毎シリーズ、楽しみに観ていますが、映画館で観ることもないだろう、と思っていましたが・・・ さて、映画。 京都の洛北医科大学、解剖医・風丘早月(若村麻由美)の目の前を、同僚…
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『MISS ミス・フランスになりたい!』:ジェンダーフリーかジェンダーレスか @DVD

ことし2月に公開されたフランス映画『MISS ミス・フランスになりたい!』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 9歳の少年アレックス、学校のホームルームでの「自分の夢」の発表のとき、「ミス・フランスになりたい」と話してみんなから失笑をかってしまった。 以来、その夢は諦めていたが、20歳を過ぎたある日、「ボク…
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『ファーストラヴ』:観てから読むか、読んでから観るか、観ないで読んだがよろしかろう @DVD

ことし2月にロードショウされた映画『ファーストラヴ』、DVDで鑑賞しました。 原作は、直木賞を受賞した島本理生の同名小説(未読)。 主演は北川景子。 昨年秋からことしにかけて主演作が立て続けに公開されていましたね。 さて、映画。 父親を自身が通う大学構内で刺殺した容疑で逮捕された聖山環菜(芳根京子)。 動機については…
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『フロッグ』:フロッグ、フロッガー、フロッギング @DVD

「未体験ゾーンの映画たち2021」の企画で3月に上映されたサスペンス・ミステリー映画『フロッグ』、DVDで鑑賞しました。 「開始45分、その恐怖は快感に変わる。」というのが謳い文句。 さて、映画。 米国のとある田舎町。 ミドルティーンのコナー(ジュダ・ルイス)は、刑事である父グレッグ(ジョン・テニー)と母ジャッキー(ヘレ…
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