テーマ:女性のドラマ

『セリーヌとジュリーは舟でゆく』:セリーヌとジュリーで舟を漕ぐ(もあり!) @特集上映

1974製作のジャック・リヴェット監督作品『セリーヌとジュリーは舟でゆく』、特集上映で鑑賞しました。 リヴェット監督作品は『恋ごころ』『美しき諍い女』『同/ディヴェルティメント』しか観ておらず、いずれはその他の作品も・・・と思っていました。 さて、映画。 公園のベンチで「魔術」という本を読んでいる図書館書士のジュリー(ドミ…
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『夕霧花園』:さまざまな要素を盛りすぎてヌエ的になったメロドラマ @DVD

昨年7月に公開されたマレーシア・イギリス合作映画『夕霧花園』、DVDで鑑賞しました。 監督は台湾のトム・リン(『九月に降る風』) 主演はマレーシア出身のリー・シンジエ、助演に日本から阿部寛、イギリスからジョン・ハナーとジュリアン・サンズ、特別出演に台湾出身のシルヴィア・チャンと、国際色豊かな顔ぶれです。 さて、映画。 19…
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『王女メディア 』:土俗的な前半は素晴らしいが、後半は??? @リバイバル

『テオレマ』の前に観たピエル・パオロ・パゾリーニ監督作品は、1969年製作の『王女メディア』。 イタリア・オペラの名プリマ、マリア・カラスが劇映画に出演したのは、この1本ではないかしらん。 古代ギリシアの神話の時代。 山深い湖の畔で、ケンタウロス(半人半馬)に育てられたイアソン。 繰り返し聞かされた話は、 イアソンは王…
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『ビリディアナ』:凄まじい、という一言しか出てこない @DVD

ルイス・ブニュエル監督の1960年作品『ビリディアナ』、DVDで鑑賞しました。 といっても、もうひと月ほど前のことで、レビューを書こう書こうと思っているうちに遅くなってしまいました。 本作、鑑賞するのはこれが3度目。 初見は同監督の『皆殺しの天使』と2本立て、2度目は『小間使の日記』『哀しみのトリスターナ』との3本立て。 い…
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『モロッコ、彼女たちの朝』:原題の「ADAM」には監督の願いが込められている @DVD

昨年8月公開の外国映画『モロッコ、彼女たちの朝』、DVDで鑑賞しました。 今回も前置きなしで、早速、映画。 モロッコのマーケットの一角で小さなパン屋をひとりで切り盛りしているアブラ(ルブナ・アザバル)。 夫を亡くし、幼い娘を育てながらの生活で、もう笑顔を見せることもなくなった。 そんなある日、身重のサミア(ニスリン・エラ…
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『ブラックバード 家族が家族であるうちに』:この決着、素直に受け止めることは難しい @DVD

昨年6月公開の『ブラックバード 家族が家族であるうちに』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ノッティングヒルの恋人』などのロジャー・ミッシェル。 出演陣はスーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレットと演技達者が揃いました。 さて、映画。 難病に苦しむリリー(スーザン・サランドン)は不治の病であり、病状が回復する見込みもない…
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『プロミシング・ヤング・ウーマン』:二重三重の差別が根底にある、哀しい物語 @DVD

昨年7月に公開された『プロミシング・ヤング・ウーマン』、DVDで鑑賞しました。 米国アカデミー賞では脚本賞を受賞しましたね。 さて、映画。 元医大生で30歳になるキャシー(キャリー・マリガン)。 コーヒーショップで定員をしながら、夜は夜で他人には言えないようなことを行っていた。 それは、下衆男への成敗。 バーで酔った…
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『ハウス・オブ・グッチ』:草葉の陰で愚痴をこぼしたグッチ一族の話 @ロードショウ

リドリー・スコット監督最新作『ハウス・オブ・グッチ』、ロードショウで鑑賞しました。 同監督は1937年生まれ。ことしの誕生日が来れば85歳になります。 『最後の決闘裁判』といい、ここのところ精力的に活動していますね。 さて、映画。 70年代後半、イタリア。 運送業を営む父のもとで働くパトリツィア(レディー・ガガ)。 …
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『秘密の儀式』:はっきりとしたものがない人間の心理の怖さ @DVD

1968年製作のジョセフ・ロージー監督作品『秘密の儀式』、DVDで鑑賞しました。 TSUTAYAの「発掘良品」シリーズでレンタルリリースされたものです。 このシリーズ、玉石混交で、どちらかといえば「石」にあたることが多いので、あらかじめ双葉十三郎「ぼくの採点表」の評を斜め読みしてからチョイスしました。 さて、映画。 60…
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『獲物の分け前』:サイケとモダンと東洋趣味の不思議な魅力 @録り置きVHS

1966年製作のフランス映画『獲物の分け前』、録り置きVHSで鑑賞しました。 96年に当時加入していたケーブルテレビで放映されたもので、不思議なことに、シネスコ画面をスクイーズ(左右を圧縮して)放送していました。 なんだか画面比率がヘンテコだなと気づき、シネスコ再生することで、元の画面サイズに戻りました。 こんなこともあるんで…
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『情婦マノン』:傑出したシーンはあるものの、ロベールとマノンの物語がどうにもねぇ @DVD

1948年製作のフランス映画『情婦マノン』、買い置きDVDで鑑賞しました。 18世紀のフランス文学、プレヴォの『マノン・レスコー』を、時代を第二次大戦中から終戦直後に移して映画化したものです。 さて、映画。 第二次大戦終戦後、多くのユダヤ人を密航している貨物船。 船倉のユダヤ人をチェック中の船長らは、ユダヤ人とは別のひと…
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『ペトルーニャに祝福を』:わたしだって幸運の十字架ぐらい掴んでもいいはず @DVD

昨年5月公開の映画『ペトルーニャに祝福を』、DVDで鑑賞しました。 年末年始は、女性が主役の映画をDVDで観ていました。 さて、映画。 北マケドニアの小さな町。 老いた両親と暮らす32歳のペトルーニャ(ゾリツァ・ヌシェヴァ)。 歴史を専攻して大学を卒業したものの、希望する職には就けず、これまでにした仕事といえばウェイト…
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『5月の花嫁学校』:フランスでは、5月は革命のとき @DVD

昨年5月公開のフランス映画『5月の花嫁学校』、DVDで鑑賞しました。 元日の夜に観たので、これが2022年の観初め作品です。 さて、映画。 1967年、フランス・アルザス地方。 その小さな村にあるヴァン・デル・ベック家政学校。 理想の良妻賢母を育成するこの学校にも五月革命の波が迫っていた・・・ といった字幕が冒頭…
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『ローズメイカー 奇跡のバラ』:瓢箪から駒、雑種から最上種 @DVD

2021年5月公開のフランス映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』、DVDで鑑賞しました。 大晦日の夜に観たので、これが2021年の観納め作品でした。 さて、映画。 フランス郊外で父親が遺した小さなバラ園を営むエヴ(カトリーヌ・フロ)。 かつては、交配による新作を発表し、コンクールでいくつもの賞を手にしてきた育種家だが、近年…
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『緋牡丹博徒 お竜参上』:ぞろっぺえな脚本と張り詰めた演出のアクション映画 @東映70周年特集上映

1970年製作の加藤泰監督・東映映画『緋牡丹博徒 お竜参上』、東映70周年特集上映で劇場鑑賞しました。 『博奕打ち 総長賭博』のときにも書きましたが、東映の任侠映画・ヤクザ映画はほとんど観ていません。 この映画も以前所属していた映画サークルで、先輩諸氏から「良いわよぇ」と聞いていた作品です。 さて、映画。 九州人吉・矢野…
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『雨のニューオリンズ』:60年代はまだガッチリとした映画が撮られていたね @VHS

シドニー・ポラック監督の1965年作品『雨のニューオリンズ』、買い置き中古VHSで鑑賞しました。 VHSのジャケットでは、タイトル上部にロバート・レッドフォードの名前が大書きされていました。 調べてみると日本公開は1969年で、製作から幾分、歳月が経過しています。 当初は、日本公開が見送られていたのかもしれませんが、レッドフォ…
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『わたしの叔父さん』:ひととの繋がりを失ってしまった人間は人でなくなってしまう @DVD

2019年の東京国際映画祭でグランプリを受賞したデンマーク映画『わたしの叔父さん』、DVDで鑑賞しました。 劇場鑑賞した作品のレビューを先に書いていたので、本作のレビューはかなり遅くなりました。 (つまり、ちょっと細部は忘れているってことの言い訳です) さて、映画。 デンマークの田舎で叔父とともに酪農を営む若い女性のクリ…
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『大コメ騒動』:富山県民の真面目な人柄が出た映画ですね @DVD

ことし1月に公開された『大コメ騒動』、DVDで鑑賞しました。 大正7年に富山県の漁師町から広まった米騒動をモチーフにしたドラマ。 富山県の肝入りでつくられた映画ですね。 さて、映画。 大正7年に富山県のある漁師町。 夏場の不漁の時期、亭主たちは東北や北海道の漁場に出稼ぎに行き、女房たちは米俵を船に積む沖仲仕の仕事をして…
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『散り行く花』:リリアン・ギッシュは初代スクリーミングクイーン @DVD

D・W・グリフィス監督の1919年作品『散り行く花』、買い置き中古DVDで鑑賞しました。 1919年! 100年以上前、前世紀も前世紀、で作品はサイレント映画です。 サイレント映画は、学生時代に十数本観ていますが、本作は未見。 可憐、といわれるリリアン・ギッシュの若い頃の作品を観るのは、本作が初めて(たぶん)。 さて、映画…
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『パリの調香師 しあわせの香りを探して』:フランス調香師版『ドライビング Missデイジー』っていったところ @D…

ことし1月に公開されたエマニュエル・ドゥヴォス主演のフランス映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』、DVDで鑑賞しました。 エマニュエル・ドゥヴォスといえばアルノー・デプレシャン監督のミューズ。 ミューズだけれど、美しいかどうかは個人次第。 さて、映画。 パリの高級アパルトマンでひっそりと暮らしている調香師のアンヌ…
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『由宇子の天秤』:力作であることは間違いないが @ロードショウ

9月中旬よりロードショウの『由宇子の天秤』、拡大公開のシネコンで鑑賞しました。 友人から聞いたところでは、ファーストランの単館系劇場では連日満席で、当日劇場で席を確保するのは至難の業とか。 数週間遅れでシネコンでも拡大公開されたので、ならば、ということで足を運びました。 さて、映画。 ドキュメンタリー監督の木下由宇子(瀧…
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『シリアにて』:『ガザの美容室』と同工異曲 @DVD

昨年8月に公開された『シリアにて』、DVDで鑑賞しました。 製作はベルギー・フランス・レバノンの合作です。 さて、映画。 アサド政権、反体制派、さらにISの対立がシリアの首都ダマスカス。 舅と娘・息子とともに、市内の戦闘に参加した夫の帰りを待つ妻オーム(ヒアム・アッバス)。 彼らが暮らすアパートメントの一室には、他に家…
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『浜の朝日の嘘つきどもと』:アカデミー助演女優賞は大久保佳代子に決まり @ロードショウ

タナダユキ監督・脚本の最新作『浜の朝日の嘘つきどもと』、ロードショウで鑑賞しました。 早速、映画。 福島県南相馬にある古い映画館・朝日座。 閉館を決めた館主・森田(柳家喬太郎)のもとへ、ふらりと若い女性(高畑充希)が現れる。 彼女が言うには、自分の人生を救ってくれた恩師・田中茉莉子(大久保佳代子)の最期の願いを叶えるため…
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『MISS ミス・フランスになりたい!』:ジェンダーフリーかジェンダーレスか @DVD

ことし2月に公開されたフランス映画『MISS ミス・フランスになりたい!』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 9歳の少年アレックス、学校のホームルームでの「自分の夢」の発表のとき、「ミス・フランスになりたい」と話してみんなから失笑をかってしまった。 以来、その夢は諦めていたが、20歳を過ぎたある日、「ボク…
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『マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり』:メドラー=おせっかい、の意だそうな @DVD

スーザン・サランドン主演の2015年作品『マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり』、DVDで鑑賞しました。 ここのところ、あまり軽い作品は観ていないなぁとレンタル店の棚を眺めていたところ、目に留まった作品です。 さて、映画。 2年前に夫に先立たれた初老の女性マーニー(スーザン・サランドン)。 住み慣れた東海岸から、娘…
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『ファーストラヴ』:観てから読むか、読んでから観るか、観ないで読んだがよろしかろう @DVD

ことし2月にロードショウされた映画『ファーストラヴ』、DVDで鑑賞しました。 原作は、直木賞を受賞した島本理生の同名小説(未読)。 主演は北川景子。 昨年秋からことしにかけて主演作が立て続けに公開されていましたね。 さて、映画。 父親を自身が通う大学構内で刺殺した容疑で逮捕された聖山環菜(芳根京子)。 動機については…
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『勝利の朝』:タイトルは「朝顔の花のように、暁だけの儚い栄光」の意 @録り置きVTR

キャサリン・ヘプバーン主演の1933年作品『勝利の朝』、録り置きVTRで鑑賞しました。 K・ヘプバーンは合計4度米国アカデミー賞主演女優賞を受賞していますが、この作品が1回目。 さて、映画。 バーモントの田舎町からニューヨークに出てきた女優志願のエヴァ・ラブレース(キャサリン・ヘプバーン)。 ブロードウェイの大物プロデュ…
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『タイトル、拒絶』:救いようのない潔さ、または、諦めきった呪詛 @DVD

昨年11月公開の日本映画『タイトル、拒絶』、DVDで鑑賞しました。 主演は最近の注目株・伊藤沙莉。 とはいうものの、その実、群像劇。 さて、映画。 東京鶯谷にほど近い雑居ビルの中のとあるデリヘル店。 ここでスタッフとしてして働く若い女性カノウ(伊藤沙莉)は、もともとはデリヘル嬢として応募してきたのだけれど、初日早々怖気…
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『レディ・マクベス』:ブルードレスの下には赤い血潮が渦巻いている @DVD

昨年10月に公開された『レディ・マクベス』、DVDで鑑賞しました。 2016年製作の英国映画。 『ミッドサマー』がスマッシュヒットしたので、同作主演のフローレンス・ピューの出世作ということで急遽輸入されて公開されたもよう。 DVDには「17歳の欲望」の副題が添えられています。 さて、映画。 19世紀後半の英国。 17…
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『恋する遊園地』:題材は面白いけど少々消化不良かしらん @DVD

ことし1月に公開された『恋する遊園地』、DVDで鑑賞しました。 フランス・ベルギー・ルクセンブルクの合作映画ですが、ベルギー映画はどっかどっかヘンなところがあるので要注意。 さて、映画。 20代の内気な女性ジャンヌ(ノエミ・メルラン)。 はじめてのお勤めは、幼い頃から通っていた遊園地の夜間スタッフ。 夕方上番し、閉園後…
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