テーマ:女性のドラマ

『マイ・ブックショップ』:実にいやらしい英国の階級差 @DVD・レンタル

今春ロードショウされた『マイ・ブックショップ』、DVDで鑑賞しました。 監督は『死ぬまでにしたい10のこと』『しあわせへのまわり道』のイザベル・コイシェ。 2005年の『あなたになら言える秘密のこと』が東京国際映画祭のカネボウ女性映画週間で上映されたときに登壇されたのを見ています。 さて、映画。 1959年の英国、小さな…
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『真実』:脚本は悪くないが、全体的にはいま一つ @ロードショウ・シネコン

是枝裕和監督最新作『真実』、ロードショウで鑑賞しました。 前作『万引き家族』でカンヌ映画祭の最高賞を受賞しているのだから、そりゃまぁ、各国の演技人からのオファーはあるだろうし、それに受けて立つ監督の心意気もよし、です。 さて、映画。 フランス映画の至宝・レジェンド女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)、この度、自伝『…
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『リヴァプール、最後の恋』:アネット・ベニングに尽きる @DVD・レンタル

ことし3月に公開された『リヴァプール、最後の恋』、DVDでで鑑賞しました。 実在のオスカー女優グロリア・グレアムの晩年を描いた映画ですが、彼女の名前は知りませんでした。 1986年になってから公開された1947年作品『十字砲火』などに出ていたんですね。 さて、映画。 1979年の英国。 若手俳優ピーター・ターナー(ジェ…
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『プライベート・ウォー』:戦場の、普遍的な真実を追い求めて @ロードショウ・シネコン

この秋、出演作目白押しのロザムンド・パイク。 主演映画『プライベート・ウォー』、ロードショウで鑑賞しました。 さて、映画。 英国サンデー・タイムズ紙の女性特派員記者のメリー・コルヴィン(ロザムンド・パイク)。 彼女の取材先は常に戦場。 21世紀に入って、世界各地で紛争は多発した。 彼女の信条は、「戦場の小さな物語」を…
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『あなたの名前を呼べたなら』:恋愛を超えた、ひととしての関係性が啓かれる @ロードショウ・単館系

静かに話題を呼んでいるインド映画『あなたの名前を呼べたなら』、ロードショウで鑑賞しました。 インド映画、と記しましたが、正しくはインドとフランスの合作映画です。 『存在のない子供たち』もレバノンとフランスの合作なので、フランスという国は多彩な国の映画製作を支援してる文化国だなぁと思いますね。 さて、映画。 大都会ムンバイ…
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『よこがお』:隠し味は、女性の嫉妬 @ロードショウ・シネコン

『淵に立つ』の深田晃司監督最新作『よこがお』、ロードショウで鑑賞しました。 主演は、同作と同じく筒井真理子。 監督が惚れ込んでの再びのタッグだそうだ。 さて、映画。 米田(池松壮亮)が勤める美容室を訪れたリサ(筒井真理子)。 初めてだという彼女に、米田は「以前お会いしませんでしたか」と訊く。 彼女はかつて訪問看護師と…
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『クレアのカメラ』:即興映画以上の評価は出来かねるなぁ @DVD・レンタル

昨夏公開のホン・サンス監督作品『クレアのカメラ』、DVDで鑑賞しました。 ホン・サンス作品をはじめて観たのは『江原道の力』(『カンウォンドの恋』)だった。 なんだか取り留めのない茫洋(ボーヨーといった方が雰囲気が出る)とした映画だったが、妙に心惹かれるものがあった。 その後はあまり観ていない。 が、知らないうちに韓国映画の巨…
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『旅のおわり世界のはじまり』: 画と女優。これで十分だろう @ロードショウ・単館系

黒沢清監督の最新作『旅のおわり世界のはじまり』、ロードショウで鑑賞しました。 大半の作品が、ホラーかサスペンス映画の同監督にしては、どちらにも属さないジャンルの作品で、これは珍しい。 さて、映画。 テレビのバラエティ番組のロケでウズベキスタンを訪れたレポーターの葉子(前田敦子)。 スタッフは、監督、助監督、カメラマン、通…
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『マイ・プレシャス・リスト』:よくあるリストもの映画を脱しきれず @DVD・レンタル

昨秋公開の『マイ・プレシャス・リスト』、DVDで鑑賞しました。 謳い文句は、 「幸せになるためのリスト」はじめます。 さて、映画。 ニューヨーク・マンハッタンに暮らす19歳のキャリー・ピルビー(ベル・パウリー)。 IQ185の超天才少女で、ハーバードを飛び級で卒業したがゆえにコミュニケーション不全気味。 通っているセ…
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『生きてるだけで、愛。』:殻も白身もない卵の黄身だけみたい @DVD・レンタル

昨年公開された映画の落穂ひろい。 今回は『生きてるだけで、愛。』。 あ、句点「。」が続いてしまう・・・ 気になる・・・ が、\(。』。)/ とでもしておきましょう。 原作は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の本谷有希子。 さて、映画。 ひょんなことから同棲し始めた寧子(趣里)と津奈木(菅田将暉)。 もう同棲し始め…
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『500ページの夢の束』 :感情や何やらに鈍感なのはスポックではないということ @DVD・レンタル

令和にはいっての初鑑賞はDVDでの落穂拾い。 ダコタ・ファニング主演の『500ページの夢の束』。 『I am Sam アイ・アム・サム』(2001年)の子役もことし25歳。 本作は2017年製作なので、撮影は22歳ぐらいということですね。 最近は、妹エル・ファニングの活躍が目立つので、どうしているのかしらん、と思っていました…
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『タリーと私の秘密の時間』 :世の夫・父親に向けたシニカルでリアルな母・妻についての映画 @DVD

平成→令和の改元期は昨年公開された映画の落穂拾い鑑賞です。 『旅猫リポート』に続いて鑑賞したのは『タリーと私の秘密の時間』。 シャーリーズ・セロン主演、監督はジェイソン・ライトマン。 さて、映画。 臨月間近の40代主婦マーロ(シャーリーズ・セロン)。 先に得たのは、女の子と男の子。 下の男の子は発達障害の傾向があり、…
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『あなたはまだ帰ってこない』:デュラス作品を読んでいるかのように感覚になる @ロードショウ・単館系

企画上映でアニエス・ヴァルダ監督の2本『5時から7時までのクレオ』『幸福(しあわせ)』を観てから数日。 今度はフランス映画の新作『あなたはまだ帰ってこない』をロードショウで鑑賞しました。 原作はマルグリット・デュラスの『苦悩(LA DOULEUR)』。 デュラスの実体験、それも第二次世界大戦中に書かれた日記がまるのまま挿入され…
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『5時から7時までのクレオ』『幸福(しあわせ)』:アニエス・ヴァルダ監督の2本 @特集上映

アニエス・ヴァルダ監督の2本『5時から7時までのクレオ』『幸福(しあわせ)』を川崎市市民ミュージアムの企画上映「女性史月間特集」で鑑賞しました。 この2本、以前から観たくて、また、しばしば上映もされているのですが、これまではタイミングが合わず、観逃していました。 さて、映画。 『5時から7時までのクレオ』 若…
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『ウトヤ島、7月22日』:修復不可能なほど世界はねじれてしまったのか @ロードショウ・単館系

『ヒトラーに屈しなかった国王』のエリック・ポッペ監督作品『ウトヤ島、7月22日』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きはなしで、さて、映画。 2011年7月22日のノルウェー。 午後3時過ぎに首都オスロで政府庁舎爆破事件が起きる。 サマーキャンプ真っ只中のウトヤ島にもそのニュースは伝わり、参加した若い男女の間では童謡が広…
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『ビリーブ 未来への大逆転』:性差別撤回を争った社会派エンタテインメント @試写会

『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズ主演『ビリーブ 未来への大逆転』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 監督は『ディープ・インパクト』(1998年)のミミ・レダー。 監督作品は久しぶりでは・・・と思って調べると、映画は『ザ・エッグ ロマノフの秘宝を狙え』(2009年)以来のよう。 そんな作品あったっけ? その前…
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向田邦子ドラマ傑作選:『終わりのない童話』~『小鳥のくる日』 @BS12 トゥエルビ

今年に入ってからBSで向田邦子の短編小説などを原案にしたTBSドラマの連続放送があったので、忘備録として簡単な感想などを記しておきます。 ストーリーはBS12からの転載です。 特記以外は脚本・金子成人、監督・久世光彦です。 1月8日放送『終わりのない童話』 1998年作品 昭和14年。 夫を戦地で失った寺崎かなえ(…
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『母という名の女』:蛙の子は蛙ってことなのかも @DVD・レンタル

『ある終焉』のミシェル・フランコ監督作品『母という名の女』、DVDで鑑賞しました。 劇場公開は昨年の初夏。 劇場まで行こうかどうか逡巡しているうちに気を逸した作品でした。 さて、映画。 17歳のバレリア(アナ・バレリア・ベセリル)は姉のクララ(ホアナ・ラレキ)とメキシコの海辺の別荘地でふたりで暮らしている。 両親は離婚…
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『ハナレイ・ベイ』:少し不足もあるもののなかなか見応えある出来 @DVD・レンタル

昨年2018年秋にロードショウされた『ハナレイ・ベイ』、DVDで鑑賞しました。 原作は村上春樹の同名短編小説。 村上春樹小説の映画化作品・・・って『風の歌を聴け』『トニー滝谷』ぐらいしか観ていないです。 そもそも映画化された作品も少ないようで・・・ さて、映画。 シングルマザーのサチ(吉田羊)は息子タカシ(佐野玲於)と…
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『ともしび』:たぶん、こんなストーリーのはず・・・ @ロードショウ・単館系

シャーロット・ランプリング主演『ともしび』、ロードショウで鑑賞しました。 ひらがな4文字の日本タイトルは『まぼろし』『さざなみ』を連想させます。 どちらもシャーロット・ランプリングの個性を活かした作品でしたね。 さて、映画。 フランス語圏の地方都市。 長年連れ添った夫(アンドレ・ウィルム)とふたりで暮らしているアンナ(…
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『輝ける人生』:予定調和な物語だが、滋味深い顔合わせに満足 @DVD・レンタル

昨年初秋にロードショウされたイギリス映画『輝ける人生』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』のリチャード・ロンクレイン。 さて、映画。 永年警察署長を務め、この度「ナイト」の称号を得ることになった夫を持つサンドラ(イメルダ・スタウントン)。 こともあろうか、受勲祝賀会の場で、夫の浮気が発…
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『あなたの旅立ち、綴ります』:嫌味が足りず物足りない @DVD・レンタル

年末も押しつまってきての落穂ひろい的DVD鑑賞の続きです。 映画は『あなたの旅立ち、綴ります』。 先に観た『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』に続いて、アマンダ・セイフライド主演ですね。 さて、映画。 女性記者アン(アマンダ・セイフライド)の仕事は、お悔やみ記事を書くこと。 故人の近親者など周辺のひとに聞き込みをし…
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『サンダカン八番娼館 望郷』: 「恨郷」が彼女たちの胸のうちだった @特集上映

以前から観たいと思っていた『サンダカン八番娼館 望郷』、国立フィルムアーカイブ(旧フィルムセンター)で鑑賞しました(鑑賞してからかなり日が経ってからのレビューアップです)。 監督は、個人的に、近年富みに気になる監督になっている熊井啓。 今回は、美術監督の木村威夫の特集上映なのでしたが。 さて、映画。 明治から大正にかけて…
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『花咲くころ』: 時代と年頃、両方の不安定さ @特集上映

落穂ひろい的鑑賞の続きですが、今回は劇場での鑑賞です。 映画は『花咲くころ』。 今年2月にロードショウされたジョージア・ドイツ・フランス合作映画です。 岩波ホール創立50周年記念作品第1弾と銘打たれています。 とはいえ、岩波ホールは苦手で・・・と、毎度毎度、岩波ホール上映作品を鑑賞作品を観る度に書いているような気がしますが、…
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『マイ ビューティフル ガーデン』: 『アメリ』に似た雰囲気の主人公 @DVD・レンタル

10月ロードショウの作品たちにはなかなか食指の動くものが少ない・・・ ということで、落穂ひろい的にDVD鑑賞です。 先の『はじまりの街』もそうでした。 今回は昨年春公開の『マイ ビューティフル ガーデン』。 タイトルに「・」がないので、記すのにはちょっと不便なタイトルです。 さて、映画。 図書館勤めの若い女性ベラ・ブ…
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『SUNNY 強い気持ち・強い愛』: 『ラ・ラ・ランド』の向こうを張ったオープニング @試写会

8月末からロードショウされる『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 2011年に製作された韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を、舞台を日本に置き換えてリメイクしたものです。 さて、映画。 アラフォーの奈美(篠原涼子)、夫と高校生の娘の三人暮らし。 入院中の母のお見舞いに出かけた際、同じ病院内…
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『ガザの美容室』 :戦闘と平和、男と女・・・そう簡単には割り切れぬ @ロードショウ・単館系

ウディ・アレンや是枝裕和とお気に入り監督の新作が公開されているので、早く観に行かねば、と思っているのですが・・・ その前に、気を抜くと観逃しそうな単館系作品があったので、そちらを優先しました。 映画は『ガザの美容室』。 パレスチナ・フランス・カタールの合作映画です。 さて、映画。 パレスチナのガザ地区にある小さな美容室…
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『シークレット・デイ』: どす黒い女の腹の底・・・ @DVD・レンタル

再び、DVD自宅鑑賞作品のレビューです。 鑑賞したのは『シークレット・デイ』。 本年1月開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」にて上映された作品です。 DVDには「あの日、少女たちは赤ん坊を殺した」の副題が付いています。 さて、映画。 米国の田舎町。 11歳の少女ロニーとアリス。 友だちの誕生パーティで騒動を起こ…
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『女神の見えざる手』 :海の向こうの丁々発止、権謀術数 @DVD・レンタル

昨秋公開の『女神の見えざる手』、DVDで鑑賞しました。 原題は「MISS SLOANE」と主役の女性名という素っ気ないもの。 日本タイトルは、観終わるとなるほどと思うが、ちょっとネタバレっぽくなくもない。 さて、映画。 大手ロビー会社で働くエリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は実にやり手。 彼女の権謀術は大方…
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『29歳問題』 :ゼロ年代前半の香港映画の雰囲気を感じました @ロードショウ・単館系

レンタルDVD鑑賞のレビューが続いていましたが、久々の劇場鑑賞映画レビューを。 映画は『29歳問題』。 昨年2017年製作の香港映画。 香港映画を劇場で観るのは、かなり久しぶり。 90年代後半から00年代前半までは、かなり劇場へ足を運んだものだったが・・・ さて、映画。 舞台は、2005年の香港。 クリスティ=ラム…
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