テーマ:女性のドラマ

『雨のニューオリンズ』:60年代はまだガッチリとした映画が撮られていたね @VHS

シドニー・ポラック監督の1965年作品『雨のニューオリンズ』、買い置き中古VHSで鑑賞しました。 VHSのジャケットでは、タイトル上部にロバート・レッドフォードの名前が大書きされていました。 調べてみると日本公開は1969年で、製作から幾分、歳月が経過しています。 当初は、日本公開が見送られていたのかもしれませんが、レッドフォ…
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『わたしの叔父さん』:ひととの繋がりを失ってしまった人間は人でなくなってしまう @DVD

2019年の東京国際映画祭でグランプリを受賞したデンマーク映画『わたしの叔父さん』、DVDで鑑賞しました。 劇場鑑賞した作品のレビューを先に書いていたので、本作のレビューはかなり遅くなりました。 (つまり、ちょっと細部は忘れているってことの言い訳です) さて、映画。 デンマークの田舎で叔父とともに酪農を営む若い女性のクリ…
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『大コメ騒動』:富山県民の真面目な人柄が出た映画ですね @DVD

ことし1月に公開された『大コメ騒動』、DVDで鑑賞しました。 大正7年に富山県の漁師町から広まった米騒動をモチーフにしたドラマ。 富山県の肝入りでつくられた映画ですね。 さて、映画。 大正7年に富山県のある漁師町。 夏場の不漁の時期、亭主たちは東北や北海道の漁場に出稼ぎに行き、女房たちは米俵を船に積む沖仲仕の仕事をして…
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『散り行く花』:リリアン・ギッシュは初代スクリーミングクイーン @DVD

D・W・グリフィス監督の1919年作品『散り行く花』、買い置き中古DVDで鑑賞しました。 1919年! 100年以上前、前世紀も前世紀、で作品はサイレント映画です。 サイレント映画は、学生時代に十数本観ていますが、本作は未見。 可憐、といわれるリリアン・ギッシュの若い頃の作品を観るのは、本作が初めて(たぶん)。 さて、映画…
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『パリの調香師 しあわせの香りを探して』:フランス調香師版『ドライビング Missデイジー』っていったところ @D…

ことし1月に公開されたエマニュエル・ドゥヴォス主演のフランス映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』、DVDで鑑賞しました。 エマニュエル・ドゥヴォスといえばアルノー・デプレシャン監督のミューズ。 ミューズだけれど、美しいかどうかは個人次第。 さて、映画。 パリの高級アパルトマンでひっそりと暮らしている調香師のアンヌ…
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『由宇子の天秤』:力作であることは間違いないが @ロードショウ

9月中旬よりロードショウの『由宇子の天秤』、拡大公開のシネコンで鑑賞しました。 友人から聞いたところでは、ファーストランの単館系劇場では連日満席で、当日劇場で席を確保するのは至難の業とか。 数週間遅れでシネコンでも拡大公開されたので、ならば、ということで足を運びました。 さて、映画。 ドキュメンタリー監督の木下由宇子(瀧…
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『シリアにて』:『ガザの美容室』と同工異曲 @DVD

昨年8月に公開された『シリアにて』、DVDで鑑賞しました。 製作はベルギー・フランス・レバノンの合作です。 さて、映画。 アサド政権、反体制派、さらにISの対立がシリアの首都ダマスカス。 舅と娘・息子とともに、市内の戦闘に参加した夫の帰りを待つ妻オーム(ヒアム・アッバス)。 彼らが暮らすアパートメントの一室には、他に家…
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『浜の朝日の嘘つきどもと』:アカデミー助演女優賞は大久保佳代子に決まり @ロードショウ

タナダユキ監督・脚本の最新作『浜の朝日の嘘つきどもと』、ロードショウで鑑賞しました。 早速、映画。 福島県南相馬にある古い映画館・朝日座。 閉館を決めた館主・森田(柳家喬太郎)のもとへ、ふらりと若い女性(高畑充希)が現れる。 彼女が言うには、自分の人生を救ってくれた恩師・田中茉莉子(大久保佳代子)の最期の願いを叶えるため…
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『MISS ミス・フランスになりたい!』:ジェンダーフリーかジェンダーレスか @DVD

ことし2月に公開されたフランス映画『MISS ミス・フランスになりたい!』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 9歳の少年アレックス、学校のホームルームでの「自分の夢」の発表のとき、「ミス・フランスになりたい」と話してみんなから失笑をかってしまった。 以来、その夢は諦めていたが、20歳を過ぎたある日、「ボク…
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『マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり』:メドラー=おせっかい、の意だそうな @DVD

スーザン・サランドン主演の2015年作品『マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり』、DVDで鑑賞しました。 ここのところ、あまり軽い作品は観ていないなぁとレンタル店の棚を眺めていたところ、目に留まった作品です。 さて、映画。 2年前に夫に先立たれた初老の女性マーニー(スーザン・サランドン)。 住み慣れた東海岸から、娘…
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『ファーストラヴ』:観てから読むか、読んでから観るか、観ないで読んだがよろしかろう @DVD

ことし2月にロードショウされた映画『ファーストラヴ』、DVDで鑑賞しました。 原作は、直木賞を受賞した島本理生の同名小説(未読)。 主演は北川景子。 昨年秋からことしにかけて主演作が立て続けに公開されていましたね。 さて、映画。 父親を自身が通う大学構内で刺殺した容疑で逮捕された聖山環菜(芳根京子)。 動機については…
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『勝利の朝』:タイトルは「朝顔の花のように、暁だけの儚い栄光」の意 @録り置きVTR

キャサリン・ヘプバーン主演の1933年作品『勝利の朝』、録り置きVTRで鑑賞しました。 K・ヘプバーンは合計4度米国アカデミー賞主演女優賞を受賞していますが、この作品が1回目。 さて、映画。 バーモントの田舎町からニューヨークに出てきた女優志願のエヴァ・ラブレース(キャサリン・ヘプバーン)。 ブロードウェイの大物プロデュ…
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『タイトル、拒絶』:救いようのない潔さ、または、諦めきった呪詛 @DVD

昨年11月公開の日本映画『タイトル、拒絶』、DVDで鑑賞しました。 主演は最近の注目株・伊藤沙莉。 とはいうものの、その実、群像劇。 さて、映画。 東京鶯谷にほど近い雑居ビルの中のとあるデリヘル店。 ここでスタッフとしてして働く若い女性カノウ(伊藤沙莉)は、もともとはデリヘル嬢として応募してきたのだけれど、初日早々怖気…
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『レディ・マクベス』:ブルードレスの下には赤い血潮が渦巻いている @DVD

昨年10月に公開された『レディ・マクベス』、DVDで鑑賞しました。 2016年製作の英国映画。 『ミッドサマー』がスマッシュヒットしたので、同作主演のフローレンス・ピューの出世作ということで急遽輸入されて公開されたもよう。 DVDには「17歳の欲望」の副題が添えられています。 さて、映画。 19世紀後半の英国。 17…
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『恋する遊園地』:題材は面白いけど少々消化不良かしらん @DVD

ことし1月に公開された『恋する遊園地』、DVDで鑑賞しました。 フランス・ベルギー・ルクセンブルクの合作映画ですが、ベルギー映画はどっかどっかヘンなところがあるので要注意。 さて、映画。 20代の内気な女性ジャンヌ(ノエミ・メルラン)。 はじめてのお勤めは、幼い頃から通っていた遊園地の夜間スタッフ。 夕方上番し、閉園後…
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『ノッティングヒルの洋菓子店』:最終的には、めでたしめでたし、なんだけれど @DVD

昨年末公開のイギリス映画『ノッティングヒルの洋菓子店』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 ノッティングヒルで洋菓子店開店目前のイザベラ(シェリー・コン)。 あろうことか、共同経営者兼パティシエの親友サラを交通事故で失ってしまう。 そんなイザベラのの前にサラの娘クラリッサ(シャノン・タルベット)が現れる。…
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『ホテルローヤル』:えらくライトなエピソードの羅列にガッカリ @DVD

昨年11月公開の日本映画『ホテルローヤル』、DVDで鑑賞しました。 原作は桜木紫乃の同名小説、直木賞受賞作ですが未読です。 同じ原作者の小説を映画化した『起終点駅 ターミナル』が面白かったので、本作も期待。 さて、映画。 北海道、釧路湿原にほど近いところに立地するラブホテル「ホテルローヤル」。 いまでは廃業しており、時…
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『ホテルニュームーン』:母親の立場をもう少し掘り下げてほしかった @DVD

昨年9月公開の日本・イラン合作映画『ホテルニュームーン』、DVDで鑑賞しました。 監督は『オーバードライヴ』『孤独な惑星』の筒井武文。 監督作品を観るのは、本作がはじめて。 さて、映画。 テヘランで大学生の娘モナ(ラレ・マルズバン)とふたり暮らしをしているヌシン(マーナズ・アフシャル)。 ある日、不審な電話がヌシンのも…
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『おらおらでひとりいぐも』:ひとりでいぐも、寂しさ三人づれで @DVD

昨年11月公開の田中裕子主演作『おらおらでひとりいぐも』、DVDで鑑賞しました。 監督は『南極料理人』『キツツキと雨』『滝を見にいく』の沖田修一。 原作は芥川賞受賞、若竹千佐子による同名小説ですが、未読です。 さて、映画。 東京にほど近い、郊外の街に暮らす70代半ばの桃子さん(田中裕子)。 息子と娘は独立し、夫に先立た…
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『いのちの停車場』:在宅医師主役のスター映画ってところに無理があるなぁ @ロードショウ

吉永小百合主演最新作『いのちの停車場』、ロードショウで鑑賞しました。 〇〇〇〇最新作、と書きだしたときに〇〇〇〇に入るのは監督名が多いのですが、「スター映画」の場合は別。 つまり、観る側のわたしとしても、「吉永小百合の映画」ということで観に行っているわけです。 さて、映画。 東京の急性期医療を扱う総合病院の救命救急センタ…
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『明日の食卓』:息子を殺したのは、私ですか・・・? @ロードショウ

『64 ロクヨン』『楽園』などの瀬々敬久監督最新作『明日の食卓』、ロードショウで鑑賞しました。 ポスターなどのメインキャッチコピーは「息子を殺したのは、私ですか・・・?」、出演陣も含めてそそられる題材です。 さて、映画。 日本各地の三組の石橋母とユウの親子。 ひとつは神奈川県に住むフリーライター・石橋留美子(菅野美穂)。…
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『茜色に焼かれる』:主人公の口癖「がんばりましょ」は、「正しく生きていきましょう」ということか @ロードショウ

『舟を編む』などの石井裕也監督最新作『茜色に焼かれる』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 田中良子は芝居が得意だ・・・という字幕がでる。 ほどなくして、男性がひとり、交差点で交通事故に遭い、死亡する。 それから7年。 死んだ男性の残された妻・田中良子(尾野真千子)が、元上級官僚の加害者老人の葬式…
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『白雪姫 あなたが知らないグリム童話』:一応サスペンス映画なのだけれど、本国ではコメディ扱いのようで @DVD

昨年6月公開のフランス・ベルギー合作映画『白雪姫 あなたが知らないグリム童話』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ドライ・クリーニング』『恍惚』『ボヴァリー夫人とパン屋』のアンヌ・フォンテーヌ。 さて、映画。 亡き父のホテルで働く若くて美しいクレア(ルー・ドゥ・ラージュ)、 父の死後、ホテルの経営は義母モード(イザベル・ユ…
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『わたしは光をにぎっている』:ややまだるっこいが、印象的なショットも多く、悪くない @DVD

2019年11月公開の日本映画『わたしは光をにぎっている』、DVDで鑑賞しました。 主演は松本穂香。 監督は『四月の永い夢』『静かな雨』などで地道に注目を集めている中川龍太郎。 鑑賞するのは、本作がはじめてです。 さて、映画。 長野県で湖畔の宿を祖母と切り盛りしていた孫娘・澪(松本穂香)。 祖母が働けなくなり、宿は閉…
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『甘いお酒でうがい』:地上5センチの川嶋さん @DVD

緊急事態宣言下GWのDVD鑑賞、続いては『甘いお酒でうがい』。 これも昨年9月公開でした。 監督は『勝手にふるえてろ』『もぎりさん』の大九明子。 さて、映画。 出版関係のとある会社で派遣社員として働く川嶋さん(松雪泰子)。 もうすぐ50歳になろうかという独身女性。 日々の楽しみは、毎日のちょっとした出来事を日記に残す…
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『ノマドランド 』:根底にある喪失感と自己との対峙 @ロードショウ

米国アカデミー賞を賑わせそうな『ノマドランド』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 リーマンショックの後のこと。 米国ネバダ州にある石膏大企業の企業城下町は、その企業の倒産とともに地図から姿を消した。 町そのものがなくなってしまったのだ。 60代のファーン(フランシス・マクドーマンド)もそこで暮ら…
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『燃ゆる女の肖像』:いくつかの傑出したシーンをピックアップすると・・・ @ムーヴオーバー

昨年末にロードショウされた『燃ゆる女の肖像』、ムーヴオーバーの映画館で鑑賞しました。 シネコンでは小さいスクリーンに移しながら上映が可能なので、劇場を変えて続映する「ムーヴオーバー」も使われることが少なくなってきました。 さて、映画。 18世紀のフランス、ブルターニュの孤島。 画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)は、孤島…
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『あのこは貴族』:生きづらかった二人の女性の新たな人生 @ロードショウ

門脇麦、水原希子ダブル主演の『あのこは貴族』、ロードショウで鑑賞しました。 山内マリコの同名小説を、新進の岨手由貴子が監督、とメインは女性。 こういう布陣の映画は、70年代後半から80年代にかけては「女性映画」と呼ばれていましたね。 さて、映画。 東京の高級住宅街・松濤に両親と暮らす華子(門脇麦)。 「箱入り娘」という…
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『ポルトガル、夏の終わり』:ほかのひとの人生は、自分の人生の埒外にある @DVD

昨年8月公開のフランス・ポルトガル合作映画『ポルトガル、夏の終わり』、DVDで鑑賞しました。 原題は「FRANKIE」、主演のイザベル・ユペールが演じる女優の名前です。 さて、映画。 ヨーロッパの大女優フランキー(イザベル・ユペール)。 ある夏の終わりに、ポルトガルの避暑地シントラを家族とともに訪れていた。 別れた夫と…
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『チア・アップ!』:手堅い面白さのシニアコメディ @DVD

昨年7月公開のダイアン・キートン主演『チア・アップ!』、DVDで鑑賞しました。 『アニー・ホール』の都会派女優も、もう70歳過ぎ。 時の経つのは早いもので・・・ さて、映画。 残された人生をゆっくり過ごすためリタイアした人々が暮らすシニアタウンに越してきたマーサ(ダイアン・キートン)。 この町では、誰もがどこかのシニア…
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