テーマ:女性のドラマ

『アドリフト 41日間の漂流』:大海原の動と静が見事なサバイバル実話 @ロードショウ

4月公開予定から2か月延びて公開されることになった『アドリフト 41日間の漂流』、ロードショウで鑑賞しました。 謳い文句がすごい! 「実話。」の一言だけ。 どんな実話かはサブタイトルが示しているという潔さ。 さて、映画。 1983年のタヒチ。 世界を旅している20代前半の米国人女性タミー(シェイリーン・ウッドリー)。 …
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『ペトラは静かに対峙する』 :ゆったりとした演出で、直截描かれていること以外も想像する @DVD

昨年夏に単館系映画館でロードショウされた『ペトラは静かに対峙する』 、DVDで鑑賞しました。 原題は「PETRA」、主人公の名前だけですが、日本タイトルはなかなか思わせぶりな良いタイトルを付けましたね。 さて、映画。 スペイン・カタルーニャ地方に居を構える著名な現代彫刻家ジャウメ(ジョアン・ボテイ)。 初老の彼にはひとり…
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『レディ・マエストロ』 :音楽には性別も貧富の差もない(はず) @DVD

昨年秋にロードショウされた『レディ・マエストロ』、DVDで鑑賞しました。 原題は「DE DIRIGENT」、コンダクター(指揮者)です。 特に、女性であることは冠されていません。 さて、映画。 第一次世界大戦からしばらく経った1926年の米国ニューヨーク。 オランダ移民のアントニア(クリスタン・デ・ブラーン)は、音楽ホ…
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『ガーンジー島の読書会の秘密』 :風光明媚な風景は美しいが、物語は薄っぺらい @DVD

昨年晩夏公開の仏英合作映画『ガーンジー島の読書会の秘密』、DVDで鑑賞しました。 第二次世界大戦秘話というのは好みの題材だけれども・・・ さて、映画。 1946年、第二次世界大戦終結後の英国ロンドン。 新進女流作家のジュリエット(リリー・ジェームズ)は、あるとき「ガーンジー島の読書とポテトピールパイの会」のメンバーから手…
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『ブルーアワーにぶっ飛ばす』 :ルーツである故郷を肯定できないと、自分自身も肯定できない @DVD

昨年秋公開の日本映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』、DVDで鑑賞しました。 ここのところ活躍目覚ましい夏帆と『新聞記者』のシム・ウンギョンが共演の映画です。 さて、映画。 東京でCMディレクターをしている30歳の夕佳(夏帆)。 仕事もあり、順調のようにみえるが、実際のところは荒みまくり。 そんなある日、病気の祖母を見舞う…
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『田園の守り人たち』 :1917 命をかけた田園 @DVD

昨年夏公開のフランス映画『田園の守り人たち』、DVDで鑑賞しました。 1915年から1920年までの第一次世界大戦下のフランスの田園地帯を舞台にした物語。 さて、映画。 1915年、第一次世界大戦下のフランスの田園地帯。 農園を切り盛りする未亡人オルタンス(ナタリー・バイ)には3人の子供がいる。 息子ふたりを西部戦線に…
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『ニューヨーク 最高の訳あり物件』 :アメリカ女性とドイツ女性の価値観のぶつかり合いで笑わせるはずが・・・ @DVD

昨夏公開の『ニューヨーク 最高の訳あり物件』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ハンナ・アーレント』『生きうつしのプリマ』のマルガレーテ・フォン・トロッタ。 一応、コメディ映画とのことだが・・・ さて、映画。 デザイナーデビュー目前のアラフォー女性ジェイド(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)。 夫のニックから一方的に離婚を…
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『ジュディ 虹の彼方に』 :愛されなかった子どもが最後に深く愛される物語 @ロードショウ

本年米国アカデミー賞主演女優賞受賞の『ジュディ 虹の彼方に』、ロードショウで鑑賞しました。 鑑賞したシネコンでは座席間隔をあけての販売でした。 まぁ、この映画、それほど一般ファンへの訴求力はないとみられたのか、元々から小さめのスクリーンでの上映。 ひとつ飛ばしての着席で、程よい埋まり具合・・・というのは、なんとも微妙な感じ。 …
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『Red』 2020年・日本映画 :難点はあるが、グズグズな恋愛描写は◎ @ロードショウ

『幼な子われらに生まれ』で一皮むけた感のある三島有紀子監督『Red』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は、『ナラタージュ』が映画化されてもいる島本理生の同名小説ですが、未読です。 さて、映画。 商社マンの夫と幼稚園に通う娘、そして実業家である夫の両親とともに東京の郊外・国立の邸宅で専業主婦の塔子(夏帆)。 経済的にも恵…
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『コレット』 :19世紀世紀末の猥雑さの中の多面的な女性の物語 @DVD

昨年初夏ロードショウの『コレット』、DVDで鑑賞しました。 19世紀から20世紀に活躍したフランスの女流作家シドニー=ガブリエル・コレットの半生を映画化したものだが、不勉強なので初めて知った名前です。 さて、映画。 フランスの田舎町で生まれ育ったコレット(キーラ・ナイトレイ)。 彼女は、かなり年上の人気作家ウィリー(ドミ…
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『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』 :女性同士の恋愛映画の斜め上をいく人間ドラマ @ロードショウ

『ナチュラルウーマン』のセバスティアン・レリオ監督新作『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』、ロードショウで鑑賞しました。 ポスターのデザインなどから、女性同士の恋愛映画のよう。 さて、映画。 米国ニューヨークで写真家として活躍するロニート(レイチェル・ワイズ)。 彼女のもとに父の死の知らせが届く。 彼女の父親は英国ロ…
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『私の知らないわたしの素顔』:ヒネリの効いた女性サスペンス映画 @ロードショウ・単館系

ジュリエット・ビノシュ主演最新作『私の知らないわたしの素顔』、ロードショウで鑑賞しました。 ビノシュとは同年代。 気になる女優さんで演技派だとも思うのですが、個人的には、常に「がんばってます感」を感じるひとでもあります。 さて、映画。 ふたりの子どもを持つ50代のフランス文学教授のクレール(ジュリエット・ビノシュ)。 …
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『ある女優の不在』:舞台を変えれば他の欧米諸国でも映画化できそうな題材だね @ロードショウ・単館系

『人生タクシー』などのイランの名匠ジャファル・パナヒ監督最新作『ある女優の不在』、ロードショウで鑑賞しました。 パナヒ監督といえば、前作『人生タクシー』も自身が国内で映画を撮れないことを逆手に取った、なかなかニクイ映画でしたが、イラン女性の現実を扱った2000年製作『チャドルと生きる』が興味深い監督です。 今回は、『チャドルと生…
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『たちあがる女』:ちょっとやりすぎ感もある女性の映画 @DVD・レンタル

今春公開のアイスランド映画『たちあがる女』、DVDで鑑賞しました。 監督は『馬々と人間たち』のベネディクト・エルリングソン。 さて、映画。 アイスランドの田舎町。 合唱団の講師をする、40代後半の女性ハットラ(ハルドラ・ゲイルハルズドッティル)。 自然豊かな地だが、近くにはアルミニウム製造工場があり、そこでは送電線が切…
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『マイ・ブックショップ』:実にいやらしい英国の階級差 @DVD・レンタル

今春ロードショウされた『マイ・ブックショップ』、DVDで鑑賞しました。 監督は『死ぬまでにしたい10のこと』『しあわせへのまわり道』のイザベル・コイシェ。 2005年の『あなたになら言える秘密のこと』が東京国際映画祭のカネボウ女性映画週間で上映されたときに登壇されたのを見ています。 さて、映画。 1959年の英国、小さな…
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『真実』:脚本は悪くないが、全体的にはいま一つ @ロードショウ・シネコン

是枝裕和監督最新作『真実』、ロードショウで鑑賞しました。 前作『万引き家族』でカンヌ映画祭の最高賞を受賞しているのだから、そりゃまぁ、各国の演技人からのオファーはあるだろうし、それに受けて立つ監督の心意気もよし、です。 さて、映画。 フランス映画の至宝・レジェンド女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)、この度、自伝『…
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『リヴァプール、最後の恋』:アネット・ベニングに尽きる @DVD・レンタル

ことし3月に公開された『リヴァプール、最後の恋』、DVDでで鑑賞しました。 実在のオスカー女優グロリア・グレアムの晩年を描いた映画ですが、彼女の名前は知りませんでした。 1986年になってから公開された1947年作品『十字砲火』などに出ていたんですね。 さて、映画。 1979年の英国。 若手俳優ピーター・ターナー(ジェ…
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『プライベート・ウォー』:戦場の、普遍的な真実を追い求めて @ロードショウ・シネコン

この秋、出演作目白押しのロザムンド・パイク。 主演映画『プライベート・ウォー』、ロードショウで鑑賞しました。 さて、映画。 英国サンデー・タイムズ紙の女性特派員記者のメリー・コルヴィン(ロザムンド・パイク)。 彼女の取材先は常に戦場。 21世紀に入って、世界各地で紛争は多発した。 彼女の信条は、「戦場の小さな物語」を…
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『あなたの名前を呼べたなら』:恋愛を超えた、ひととしての関係性が啓かれる @ロードショウ・単館系

静かに話題を呼んでいるインド映画『あなたの名前を呼べたなら』、ロードショウで鑑賞しました。 インド映画、と記しましたが、正しくはインドとフランスの合作映画です。 『存在のない子供たち』もレバノンとフランスの合作なので、フランスという国は多彩な国の映画製作を支援してる文化国だなぁと思いますね。 さて、映画。 大都会ムンバイ…
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『よこがお』:隠し味は、女性の嫉妬 @ロードショウ・シネコン

『淵に立つ』の深田晃司監督最新作『よこがお』、ロードショウで鑑賞しました。 主演は、同作と同じく筒井真理子。 監督が惚れ込んでの再びのタッグだそうだ。 さて、映画。 米田(池松壮亮)が勤める美容室を訪れたリサ(筒井真理子)。 初めてだという彼女に、米田は「以前お会いしませんでしたか」と訊く。 彼女はかつて訪問看護師と…
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『クレアのカメラ』:即興映画以上の評価は出来かねるなぁ @DVD・レンタル

昨夏公開のホン・サンス監督作品『クレアのカメラ』、DVDで鑑賞しました。 ホン・サンス作品をはじめて観たのは『江原道の力』(『カンウォンドの恋』)だった。 なんだか取り留めのない茫洋(ボーヨーといった方が雰囲気が出る)とした映画だったが、妙に心惹かれるものがあった。 その後はあまり観ていない。 が、知らないうちに韓国映画の巨…
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『旅のおわり世界のはじまり』: 画と女優。これで十分だろう @ロードショウ・単館系

黒沢清監督の最新作『旅のおわり世界のはじまり』、ロードショウで鑑賞しました。 大半の作品が、ホラーかサスペンス映画の同監督にしては、どちらにも属さないジャンルの作品で、これは珍しい。 さて、映画。 テレビのバラエティ番組のロケでウズベキスタンを訪れたレポーターの葉子(前田敦子)。 スタッフは、監督、助監督、カメラマン、通…
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『マイ・プレシャス・リスト』:よくあるリストもの映画を脱しきれず @DVD・レンタル

昨秋公開の『マイ・プレシャス・リスト』、DVDで鑑賞しました。 謳い文句は、 「幸せになるためのリスト」はじめます。 さて、映画。 ニューヨーク・マンハッタンに暮らす19歳のキャリー・ピルビー(ベル・パウリー)。 IQ185の超天才少女で、ハーバードを飛び級で卒業したがゆえにコミュニケーション不全気味。 通っているセ…
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『生きてるだけで、愛。』:殻も白身もない卵の黄身だけみたい @DVD・レンタル

昨年公開された映画の落穂ひろい。 今回は『生きてるだけで、愛。』。 あ、句点「。」が続いてしまう・・・ 気になる・・・ が、\(。』。)/ とでもしておきましょう。 原作は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の本谷有希子。 さて、映画。 ひょんなことから同棲し始めた寧子(趣里)と津奈木(菅田将暉)。 もう同棲し始め…
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『500ページの夢の束』 :感情や何やらに鈍感なのはスポックではないということ @DVD・レンタル

令和にはいっての初鑑賞はDVDでの落穂拾い。 ダコタ・ファニング主演の『500ページの夢の束』。 『I am Sam アイ・アム・サム』(2001年)の子役もことし25歳。 本作は2017年製作なので、撮影は22歳ぐらいということですね。 最近は、妹エル・ファニングの活躍が目立つので、どうしているのかしらん、と思っていました…
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『タリーと私の秘密の時間』 :世の夫・父親に向けたシニカルでリアルな母・妻についての映画 @DVD

平成→令和の改元期は昨年公開された映画の落穂拾い鑑賞です。 『旅猫リポート』に続いて鑑賞したのは『タリーと私の秘密の時間』。 シャーリーズ・セロン主演、監督はジェイソン・ライトマン。 さて、映画。 臨月間近の40代主婦マーロ(シャーリーズ・セロン)。 先に得たのは、女の子と男の子。 下の男の子は発達障害の傾向があり、…
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『あなたはまだ帰ってこない』:デュラス作品を読んでいるかのように感覚になる @ロードショウ・単館系

企画上映でアニエス・ヴァルダ監督の2本『5時から7時までのクレオ』『幸福(しあわせ)』を観てから数日。 今度はフランス映画の新作『あなたはまだ帰ってこない』をロードショウで鑑賞しました。 原作はマルグリット・デュラスの『苦悩(LA DOULEUR)』。 デュラスの実体験、それも第二次世界大戦中に書かれた日記がまるのまま挿入され…
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『5時から7時までのクレオ』『幸福(しあわせ)』:アニエス・ヴァルダ監督の2本 @特集上映

アニエス・ヴァルダ監督の2本『5時から7時までのクレオ』『幸福(しあわせ)』を川崎市市民ミュージアムの企画上映「女性史月間特集」で鑑賞しました。 この2本、以前から観たくて、また、しばしば上映もされているのですが、これまではタイミングが合わず、観逃していました。 さて、映画。 『5時から7時までのクレオ』 若…
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『ウトヤ島、7月22日』:修復不可能なほど世界はねじれてしまったのか @ロードショウ・単館系

『ヒトラーに屈しなかった国王』のエリック・ポッペ監督作品『ウトヤ島、7月22日』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きはなしで、さて、映画。 2011年7月22日のノルウェー。 午後3時過ぎに首都オスロで政府庁舎爆破事件が起きる。 サマーキャンプ真っ只中のウトヤ島にもそのニュースは伝わり、参加した若い男女の間では童謡が広…
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『ビリーブ 未来への大逆転』:性差別撤回を争った社会派エンタテインメント @試写会

『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズ主演『ビリーブ 未来への大逆転』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 監督は『ディープ・インパクト』(1998年)のミミ・レダー。 監督作品は久しぶりでは・・・と思って調べると、映画は『ザ・エッグ ロマノフの秘宝を狙え』(2009年)以来のよう。 そんな作品あったっけ? その前…
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