テーマ:2010年代

『サンバ』:移民も受け入れ側もアイデンティティの危機なんだ @DVD・レンタル

2015年の観逃し作品の落穂拾い第5弾は『サンバ』。 2014年末にロードショウされたシャルロット・ゲンズブール、オマール・シー主演の移民問題を扱ったフランス映画です。 中東からの難民問題も大きくなり、EUの先進諸国は頭が痛いところ。 この映画でも、そこいらあたりはキチンと描かれていました。 さて、映画。 セネガルから…
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『悪魔の秘め事』:ミステリー要素の少ない母娘の愛憎劇 @VOD・無料配信

レナ・オリン、ロザムンド・パイク、ジェニファー・ローレンスの3女優が出演した『悪魔の秘め事』、VODで鑑賞しました。 例年、念頭に開催されている「未体験ゾーンの映画たち」の2014年企画で劇場公開された一本で、2016年の開催にあわせて、GAGAが運営するVODシアターで無料視聴ができました。 近所のレンタルショップにも置かれて…
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『石巻市立湊小学校避難所』:あの女の子は、いまはどう感じているのだろうか @企画上映・単館系

11月観たドキュメンタリー映画『石巻市立湊小学校避難所』、遅ればせながらレビューアップします。 2011年の東日本大震災で避難所となった石巻市立湊小学校。 避難者たちの避難所で生活を、震災から1ヶ月後の4月から閉所される11月までの6ヶ月を丹念に、そして寄り添うように撮った映画です。 登場するひとびとはさまざま。 幼い女…
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『ハンナ・アーレント』:深遠なる善を追求のため人は思考する @DVD・レンタル

2013年秋に単館系で大ヒットしたドイツ映画『ハンナ・アーレント』、DVDで鑑賞しました。 近所のショップでは、準新作から旧作になった途端に姿を消してしまい、少々遠出をして借りに出かけた次第。 さて、映画。 ハンナ・アーレント(バルバラ・スコヴァ)はドイツに生まれたユダヤ人。 ハイデガーに師事した哲学者。 ナチスによる…
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『愛しのゴースト』:がさつな笑いを誘うタイの幽霊譚 @DVD・レンタル

タイで史上ナンバーワンヒットとという『愛しのゴースト』、DVDで鑑賞しました。 愛する妻が死んでしまい、幽霊になっても、その妻を愛するというハナシをコメディ+ホラー+ラブロマンスで映画化したもの。 さて、映画。 内戦続くタイ。 妊娠中の新妻ナークを残して出征したマーク。 戦場で負傷したマークは、4人の仲間とともにジャン…
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『救いたい』:震災から復興しつつあるひとびとを応援する映画 @DVD・レンタル

鈴木京香、三浦友和共演の2014年作品『救いたい』、DVDで鑑賞しました。 劇場公開時のポスターデザインや、DVDパッケージデザインから、医療現場で対立する夫婦の物語かと想像していましたが、ありゃ、違った。 東日本大震災の復興を願った、復興しつつあるひとびとを応援する現在進行形の映画でした。 さて、映画。 東日本大震災か…
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『ダイバージェント』:とりあえず続編を期待、の長い長いイントロ @DVD・レンタル

もうすぐ続編が公開されるということなので、DVDでレンタルした近未来SF『ダイバージェント』。 最終戦戦争を潜り抜けた人類は、人々を「勇敢」「高潔」「平和」「無欲」「博学」の5つにカテゴライズして、秩序を保とうとしていた・・・というハナシは、ちょっと興味が惹かれました。 さて、映画。 その世界では、ひとは成人する際にテスト…
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『滝を見にいく』:七人のおばさん、途方に暮れそうで暮れない @レンタル・DVD

『南極料理人』『キツツキと雨』の沖田修一監督の2014年作品『滝を見にいく』、DVDで鑑賞しました。 先に挙げた2本ともそれほど悪い出来ではないのだけれど、作品的にはちと長い。 本作は、素人のおばさん7人を起用しての、小コメディ。 尺も88分と手頃なので、劇場にでかけようかしらん、と迷った作品でした。 さて、映画。 幻…
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『シャトーブリアンからの手紙』:生きるなら、命令ではなく、良心に従ってほしい @DVD・レンタル

『ブリキの太鼓』のフォルカー・シュレンドルフ監督が2011年に撮った『シャトーブリアンからの手紙』、DVDで鑑賞しました。 日本では昨年2014年の秋に劇場公開されました。 ドイツ占領下のフランスの政治犯などを収容した収容所で起こった実際の悲劇の映画化です。 さて、映画。 1941年10月、ドイツ占領下のフランス各地では…
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『トム・アット・ザ・ファーム』:隠された同性愛的主題を読み解いてみる @DVD・レンタル

昨年DVDで観た『わたしはロランス』に驚嘆したグザヴィエ・ドランの監督第4作目『トム・アット・ザ・ファーム』、DVDで鑑賞しました。 はじめての原作もの(舞台劇を映画化)のサイコ・スリラーという触れ込みなので、これまでの(このあとも)作品と違うのかしらん、と少々構えて観てみました。 さて、映画。 友人の葬儀のために、故人の…
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『ダブリンの時計職人』:心温まるものもあるが、かなりつらく厳しい映画 @DVD・レンタル

コリン・ファース主演の『ひと月の夏』、トム・ヒドルストン主演の『家族の波紋』に引き続き、自宅でミニ英国映画祭の3本目は『ダブリンの時計職人』。 昨年2014年春先にロードショウされた、コルム・ミーニイ主演の映画です。 ダブリンが舞台のアイルランド(フィンランド合作)映画なので、正確にいえば英国映画ではないのですが・・・ さて、…
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『アナと雪の女王』:おとぎ話の体裁を借りたアメコミものの変型 @DVD・レンタル

昨年の大ヒットアニメ『アナと雪の女王』を漸(ようよ)う、DVDで鑑賞しました。 アンデルセンの「雪の女王」に着想を得ているが、まったくの別物ですね。 さて、映画。 どこか北の王国の物語。 エルサとアナのふたりは、仲のよい王女姉妹。 しかし、エルサには魔法の力があり、なんでも凍らせることができる。 特に感情が高ぶると、…
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『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』:アルゲリッチ、私は不器用な母親 @DVD・レンタル

昨年秋に公開されたドキュメンタリー映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』、DVDで鑑賞しました。 不勉強で、天才的ピアニストのマルタ・アルゲリッチのことは知りませんでした。 ただ、予告編を観て、娘からみた天才ピアニストの母親とはどういうものなのか、に関心がありました。 さて、映画。 アルゼンチン生まれのマルタ・アルゲリッチ…
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『ピクサー・ショート・フィルム&トイ・ストーリー トゥーン』:ピクサー短編をまとめて @Dlife

台風一過の週末、BS無料放送でピクサーの短編アニメをまとめて放映していたので、夕食前に鑑賞しました。 いくつかは劇場で鑑賞済みでしたが、改めて観ると・・・ キャラクターシリーズものは、やはり枠組みの限界を感じるかなぁ、と。 さて、映画。 1.ピクサー・ショート・フィルム 1-1.ルクソーJr. (1986) ★★★…
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『NY心霊捜査官』:オカルト+刑事もの=残念作品 @DVD・レンタル

昨年秋に公開されたジェリー・ブラッカイマー製作、スコット・デリクソン監督の『NY心霊捜査官』。 ジェリー・ブラッカイマーについてはいわずもがなですが、スコット・デリクソン監督はなかなか渋いオカルト映画『エミリー・ローズ』の監督だし、ポール・ハリス・ボードマンとともに『デビルズ・ノット』の脚本も書いている。 なんとなく、渋いオカル…
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『ローマの教室で ~我らの佳き日々~』:生徒もいろいろ、教師もいろいろ @DVD・レンタル

昨年夏に劇場公開されたイタリア映画『ローマの教室で ~我らの佳き日々~』、DVDで鑑賞しました。 三人の高校教師が、学校での活動(学校外も含めて)を通じて、少し成長・変化する物語です。 三人の高校教師をそれぞれ、『はじまりは5つ星ホテルから』のマルゲリータ・ブイ、『あしたのパスタはアルデンテ』のリッカルド・スカマルチョ、『夜よ、…
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『ウィークエンドはパリで』:なんともビターな熟年夫婦の物語 @DVD・レンタル

昨年秋に劇場公開されたロジャー・ミッシェル監督の『ウィークエンドはパリで』、DVDで鑑賞しました。 ロジャー・ミッシェル監督といえば、『ノッティングヒルの恋人』。 なので、このタイトルから熟年夫婦のロマンティックコメディを想像していました。 さて、映画。 結婚30年目のニック・バロウズ(ジム・ブロードベント)とメグ(リン…
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『あなたを抱きしめる日まで』:社会派で抒情派のフリアーズ監督らしい佳作 @DVD・レンタル

昨年春に劇場公開されたスティーヴン・フリアーズ監督の『あなたを抱きしめる日まで』、DVDで鑑賞しました。 ちょっとメロウすぎる日本語タイトルに恐れをなして、どうしたものかしらん、と思っていた映画でした。 さて、映画。 イギリスに暮らすアイルランド女性フィロミナ(ジュディ・デンチ)。 かつて望まれぬ妊娠をして子どもを産み、…
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『鑑定士と顔のない依頼人』:身もふたもないドンデン返し、これじゃぁ、詐欺だよ @DVD・レンタル

『ニュー・シネマ・パラダイス』の(冠が定番の)ジュゼッペ・トルナトーレ監督『鑑定士と顔のない依頼人』、DVDで鑑賞しました。 過去作品では、ほかに『海の上のピアニスト』『マレーナ』『題名のない子守唄』を観ていますが、いつもどこかで居心地の悪さを感じていました。 さて、映画。 カリスマ美術鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェ…
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『ぶどうのなみだ』:北海道に幻想を抱いているか、馬鹿にしているのどちらか @DVD・レンタル

ポランスキー、ブレッソン、キューブリックの合間にDVDで観た『ぶどうのなみだ』。 監督は『しあわせのパン』の三島有紀子。 前作は、なんだか現実離れした映画だなぁと思ったのですが、今回はさらに現実離れした映画でした・・・ さて、映画。 北海道・空知で育ったアオ(大泉洋)、かつては将来を嘱望された指揮者だったが、突発性難聴は…
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『胸騒ぎの恋人』:グザヴィエ・ドランの若書き・習作 @DVD・レンタル

りゃんひさの最近の超関心監督グザヴィエ・ドランの長編第2作『胸騒ぎの恋人』、DVDで鑑賞しました。 原題は「Les amours imaginaires」、むむ、想像上の愛? 仏英翻訳では「The Heartbeats」と出たので、胸騒ぎ、ドキドキ感のことのようで、日本タイトルは的を射ている、と納得。 さて、映画。 フラ…
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『おとなの恋には嘘がある』:バツイチは(打算と保身の)恋のはじまり @DVD・レンタル

地味で滋味な映画を製作することで定評のあるFOXサーチライトのおとなのラブコメ『おとなの恋には嘘がある』、DVDで鑑賞しました。 主役の女優はジュリア・ルイス=ドレイファス、あまり馴染みがないなぁ。 男優は2013年に急逝したジェームズ・ガンドルフィーニ。 脇をキャサリン・キーナーとトニ・コレットが固めるという布陣。 さて、…
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『バツイチは恋のはじまり』:嘘から出た真の(なんてぇことはない)ラブコメ @DVD・レンタル

『ラブ・パンチ』に続いて観た肩ひじ張らない映画は『バツイチは恋のはじまり』。 フランス製のラブコメディ。 おやや、ラブコメらしいラブコメを観るのは久しぶり。 ちょいとお堅いダイアン・クルーガーに、『ぼくの大切なともだち』のダニー・ブーンってのは、まぁ悪くない組み合わせかしらん。 さて、映画。 クリスマスの夜、ホームパー…
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『360』:残念。『ナイロビの蜂』監督の緩い群像映画 @GyaO・無料配信

『シティ・オブ・ゴッド』『ナイロビの蜂』の監督フェルナンド・メイレレスの2011年の新作『 360』、無料配信されているので観てみました。 さて、映画。 ロンドンに住み理想の夫婦に見えるマイケルとローズ()は、お互いに不貞を働いていた。 マイケルは海外出張中に娼婦を買い、ローズは年下のカメラマンと情事を重ねる。 一方、失…
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『ストレンジャー』:寂れた田舎町の市井のひとびとを描いた作品 @GyaO・無料配信

コリン・ファースが出演している劇場未公開作品『ストレンジャー』、GyaOの無料配信で鑑賞しました。 とにかく、出演陣が豪華。 エレン・バースティン、パトリシア・クラークソン、オーランド・ブルーム、アンバー・タンブリン、チョイ役でアンドリュー・マッカーシー。 で、脚本が『アラバマ物語』のホートン・フートなので、まずますのドラマが…
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『寄生獣』:新味はないけど、まぁ愉しめる娯楽作 @DVD・レンタル

シリアスものを続けて鑑賞した2015年ゴールデンウィークでしたが、まぁ合間にはフツーのエンタテインメント作品でも。 というわけで、選んだのが『寄生獣』。 面白けれ、公開中の「完結編」でも観るか、と思っての鑑賞でした。 さて、映画。 現代(たぶん)の日本。 どこかしらから謎の生命体がやってきて、人間に寄生する。 寄生さ…
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『マイ・マザー』:愛されたい、ではなく愛したい少年の苦悩 @DVD・レンタル

『わたしはロランス』『Mommy/マミー』のグザヴィエ・ドランの初監督作品『マイ・マザー』、DVDで鑑賞しました。 監督当時のグザヴィエ・ドランは19歳。 さてさて、りゃんひさは何していたかしらん・・・と思い返すと大学生。 この時は友人も少なく、ぽつんとした青春を送っていましたが、翌年友人たちと8mm映画を撮り始めました。 …
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『アクト・オブ・キリング』:理由がつけば悪事も善行。あぁ悪はどこから来るのか @DVD・レンタル

今年のゴールデンウィーク期間は、国際問題週間ともいうような様相です。 すなわち『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』『あの日の声を探して』と観て、次なる作品がこの『アクト・オブ・キリング』(劇場公開版)。 1965年インドネシアで起こった軍事クーデター。 その後、実権を握ったスハルト政権下での大量虐殺を主題にしたドキュメンタリー…
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『ママはレスリング・クイーン』:登場人物の描き分けもしっかりして愉しめる一篇 @DVD・レンタル

昨年2014年夏に劇場公開された『ママはレスリング・クイーン』、DVDで鑑賞しました。 謳い文句は「昼はスーパーのレジ係 夜はプロレスラー!? アタシたちは、輝きを取り戻す!」。 もう若くはない女性たちが、がんばるハナシなのね。 さて、映画。 フランスの地方都市。 服役を終えたローズ(マリルー・ベリ)は里子に出された息…
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『小野寺の弟・小野寺の姉』:踏み出さないふたりにがっかりな映画 @DVD・レンタル

片桐はいりと向井理が姉弟を演じた『小野寺の弟・小野寺の姉』。 タイトルだけは『戸田家の兄妹』みたいなんだけど・・・と思いつつ、DVDで鑑賞しました。 さて、映画。 早くに両親を亡くした小野寺の姉弟。 姉のより子は40歳。 弟の面倒をみてきて、恋愛などしたことなし。 弟の進は33歳。 大手化学会社で調香師の職に就…
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