『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』:滅びゆくものへの鎮魂歌 @DVD ジム・ジャームッシュ監督の2013年作品『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』、DVDで鑑賞しました。 鑑賞したジャームッシュ作品は半分ぐらいで、この作品は見逃していました。 『パターソン』など日常を描くことが得意なジャームッシュですが、ときにはヘンチクリンな映画も撮ったりしますね。 さて、映画。 米国デトロイト。 … トラックバック:0 コメント:0 2021年11月25日 続きを読むread more
『ウソツキは結婚のはじまり』:可笑しくて可笑しくて、観ているこちらもおかしくなる @DVD アダム・サンドラー、ジェニファー・アニストン共演の2011年作品『ウソツキは結婚のはじまり』、DVDで鑑賞しました。 原題は「JUST GO WITH IT」、やるしかないね、ぐらいの意味か。 さて、映画。 美容外科医のダニー(アダム・サンドラー)は、偽の結婚指輪で既婚者を装い、「ちょっとした遊びだから」といって数々の女性… トラックバック:0 コメント:0 2021年11月03日 続きを読むread more
『巨神兵東京に現わる 劇場版』:短いながらも、まがまがしさは堪能できる @DVD 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』DVDに同時収録されていた『巨神兵東京に現わる 劇場版』について少々。 「Q」劇場公開時にも併映として上映されましたね。 そういえば当時、エヴァンゲリオンにはそれほど思い入れはなかったけれど、『風の谷のナウシカ』に登場した巨神兵が腐る前はどんな姿だったのか・・・ということには興味がありました。 … トラックバック:0 コメント:0 2021年06月24日 続きを読むread more
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』:庵野秀明、再びもがき苦しむ篇 @DVD しつこく「エヴァンゲリオン」シリーズです。今回は、リビルド版第3作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』です。 前作「破」でサード・インパクトが起こってしまった世界。 覚醒したエヴァ初号機のコアをカシウスの槍で貫くことによって、サード・インパクトは止まった・・・というところで終わっていました。 さて、本作。 シンジはエヴァ初… トラックバック:0 コメント:0 2021年06月24日 続きを読むread more
『サイレント・アイランド 閉じ込められた秘密』:ベルイマン、タルコフスキー、ヘルツォーク・・・ @DVD 『ナンシー』や『ニューヨーク 親切なロシア料理店』のアンドレア・ライズボロー主演『サイレント・アイランド 閉じ込められた秘密』、DVDで鑑賞しました。 2014年製作のイギリス映画で、監督・脚本はコリーナ・マクファーレン。 はじめて聞く名前です。 さて、映画。 第二次世界大戦後数年のスコットランドの孤島。 島は珪藻土採… トラックバック:0 コメント:0 2021年06月03日 続きを読むread more
『ON AIR 殺人ライブ』:捻りすぎて、何が何だかわからなくなっちゃったねぇ @DVD 3度目の緊急事態宣言が発出されて、まだまだ続きそうなDVD鑑賞月間。 戦争映画はひとまず置いて、次に鑑賞したのは『ON AIR 殺人ライブ』、2013年製作のドイツ映画。 日本では劇場未公開です。 さて、映画。 ドイツの小都市。 土曜の夜、自宅の地下防音室からミニFM放送をしているDJ・ドックロック(マルクス・クヌーフ… トラックバック:0 コメント:0 2021年04月28日 続きを読むread more
『サニー 永遠の仲間たち』:全体的に垢ぬけなく、出たとこ勝負のストーリーテラー @DVD 先にDVD鑑賞した『怪しい彼女』に続いて、シム・ウンギョン主演の『サニー 永遠の仲間たち』、DVDで鑑賞しました。 この映画も日本でリメイクされており、そちらを先に鑑賞しています。 さて、映画。 ソウルで暮らすアラフォー主婦のナミ(ユ・ホジョン)。 暮らし向きには何不自由ないように感じていた。 が、ある日、入院中の母の… トラックバック:0 コメント:2 2021年04月18日 続きを読むread more
『怪しい彼女』:こってりコテコテ、お腹いっぱい @DVD シム・ウンギョン主演の2014年の韓国映画『怪しい彼女』、DVDで鑑賞しました。 シム・ウンギョン、2019年製作の『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『新聞記者』以降は活動拠点を日本に移したようですが、当時は韓国でバリバリの活躍だったようで・・・ 知らなんだ。 多部未華子主演による日本版リメイク『あやしい彼女』は鑑賞済みですが、オリジ… トラックバック:0 コメント:4 2021年04月03日 続きを読むread more
『サッドティー』:注目監督の習作、出世作 @DVD このところ注目している今泉力哉監督の2013年製作作品『サッドティー』、DVDで鑑賞しました。 今泉監督といえば、昨年は『his』ですね。 この後も公開が延期になっていた『街の上で』と松坂桃李を主演に迎えた『あの頃。』が控えています。 さて、映画。 柏木(岡部成司)はあまり売れていない映画監督。 脚本はだいたい喫茶店で… トラックバック:0 コメント:2 2021年01月11日 続きを読むread more
『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』:ミドルエイジ・クライシス男の陰鬱コメディ @DVD コリン・ファース、エミリー・ブラント共演の劇場未公開作『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』、DVDで鑑賞しました。 製作は2012年と少々古め。 さて、映画。 世界最大手の輸送サービス会社FedExの地域営業所のマネジャーを務めるウォレス・エイヴリー(コリン・ファース)。 息子がひとりいるが、妻とも別れての独… トラックバック:0 コメント:2 2020年08月16日 続きを読むread more
『ゾウズ・フー・キル 殺意の深層』:北欧ミステリの雰囲気がたっぷり @DVD 旧作の海外テレビドラマシリーズ、続いてのチャレンジは『ゾウズ・フー・キル 殺意の深層』。 2011年製作のデンマーク作品。 デンマーク作品というと、映画『特捜部Q』シリーズが有名、あちらはこれまでのところ全作品鑑賞しています。 さて、本作は・・・ ある日、森の中で女性の死体が発見される。 女性刑事カトリーネ・イェンセン… トラックバック:0 コメント:2 2020年08月10日 続きを読むread more
『夢と狂気の王国』:ジブリの秘密には迫らないが、悪くないドキュメンタリー @DVD コロナ禍の影響で、スタジオジブリの旧作アニメーション4本が劇場に登場。 正確には『風の谷のナウシカ』はスタジオジブリではないのだけれど。 そういうわけで(もないが)、宮崎駿監督を中心に撮ったドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』、DVDで鑑賞しました。 さて、映画。 2013年、スタジオジブリは2本の新作アニメーションを… トラックバック:0 コメント:4 2020年06月27日 続きを読むread more
『ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー』 :わが魂は引き継がれる・・・という意味の原題 @DVD 『エルム街の悪夢』『スクリーム』のウェス・クレイヴン監督の2010年作品『ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー』、DVDで鑑賞しました。 近時の状況から劇場での鑑賞機会も減って来、自宅買い置きDVDでの鑑賞です。 さて、映画。 米国の田舎町リヴァートン。 連続殺人鬼リヴァートン・リッパーが州内を震撼させている。 彼は7つ… トラックバック:0 コメント:0 2020年04月07日 続きを読むread more
『ディアトロフ・インシデント』:フェイクドキュメンタリー風のB級SFホラー @DVD ことし最初の買い置きDVD鑑賞は2012年製作の『ディアトロフ・インシデント』です。 廉価にて購入していたもので、監督はレニー・ハーリン。 『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』などのヒットメイカーでしたが、最近は・・・? さて、映画。 1959年、ウラル山脈で起こった「ディアトロフ峠事件」。 9人の登山グループ全員が不… トラックバック:0 コメント:0 2020年01月21日 続きを読むread more
『ブラウン神父の事件簿』:G・K・チェスタトン創作の名探偵推理物 @DVD・レンタル ここのところTSUTAYAの海外ドラマ棚で何枚もDVDが並んでいるので気になっていた『ブラウン神父の事件簿』。 英国BBCの製作の一話完結ドラマで、2013年から製作されて、現在シーズン6まで作られている人気シリーズのようです。 ブラウン神父といえば、G・K・チェスタトンが創作した名探偵で、ホームズ、ポワロと並んで「世界三大名探… トラックバック:0 コメント:2 2019年02月13日 続きを読むread more
『この空の花 長岡花火物語』: 映画は、記憶の記録でもある @映画祭 大林宣彦監督2012年作品『この空の花 長岡花火物語』、蒲田映画祭で鑑賞しました。 蒲田映画祭は今回が6回目。 1回目に大林監督から開催激励の言葉をいただいてもい、今回は監督の登壇&トークもありました。 大林監督を拝見するのは2度目(たぶん)で、前回は「映画ファンのための映画まつり」(京都から大阪に舞台を移しての開催)で、『さ… トラックバック:0 コメント:0 2018年11月08日 続きを読むread more
『候補者』 スロヴァキア映画 :スリリングで皮肉たっぷりな政治風刺映画 @特別上映 ことしはチェコスロヴァキア建国100年。 というのは、あまり知らなかったのですが、ここのところ2度ほど訪問したことのあるチェコ共和国大使館で特別上映があるということで出かけました。 鑑賞した作品は、スロヴァキア・チェコ合作『候補者』。 2015年のEUフィルムデーズでも上映された作品です。 さて、映画。 ブロンドとスカ… トラックバック:0 コメント:0 2018年06月12日 続きを読むread more
『パラノーマン ブライス・ホローの謎』:未知への恐怖、という今日的は主題もあり @DVD・レンタル 『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の製作スタジオによる『パラノーマン ブライス・ホローの謎』、DVDで鑑賞しました。 製作されたのは2012年。 翌年、日本でも劇場公開されていたようですが、全然知りませんでした。 さて、映画。 米国の田舎町ブライス・ホローに暮らす少年ノーマン。 彼には特殊能力があった。 それは、死者… トラックバック:0 コメント:0 2017年12月15日 続きを読むread more
『LUCY/ルーシー』:突き抜けた帰結を迎えるB級アクション映画 @DVD・レンタル ビデオの日キャンペーン利用の旧作DVD鑑賞2作目は、2014年ロードショウの『LUCY/ルーシー』。 リュック・ベッソン監督・脚本、スカーレット・ヨハンソン主演作品。 リュック・ベッソンといえば、初期の『サブウェイ』や『グラン・ブルー』などの時期は「ちょっとカッコつけすぎでは・・・」と思っていて、それほど好きな監督ではありません… トラックバック:0 コメント:0 2017年12月01日 続きを読むread more
『トランセンデンス』:まさにSF的な帰結を迎えるSF映画 @DVD・レンタル 11月3日はビデオの日でした。 で、11月中は、映画館とビデオレンタル店の連動キャンペーンがありました。 10~11月に映画館で鑑賞した半券1枚でDVD旧作1枚がレンタルできるというもの。 ということで、2作品をレンタル。 1作目は『トランセンデンス』。 2014年ロードショウの、ジョニー・デップ主演のSF映画。 さて、… トラックバック:0 コメント:0 2017年12月01日 続きを読むread more
『わたしを離さないで』:大英帝国的階層社会の極北 @DVD・レンタル 先ごろノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ原作の映画化『わたしを離さないで』(2010)、DVDで鑑賞しました。 近所のレンタルショップでは同氏に関するミニコーナーが出来ており、作品は3作。 原作『日の名残り』(1993)、脚本『上海の伯爵夫人』(2005)、それに本作。 前2作はイスマイル・マーチャント製作、ジェームズ・… トラックバック:0 コメント:2 2017年11月18日 続きを読むread more
『ロス・ホンゴス』『ソフィアとガンコ親父』:中南米コロンビア映画上映会にて鑑賞 10月に入ってからのロードショウ公開作品にはあまり食指が動きません。 ということで、中南米のコロンビア製作された映画の上映会があると知り、2本鑑賞しました。 1本目は、2014年の東京国際映画祭のコンペティション部門でも上映された『ロス・ホンゴス』。 原題「LOS HONGO」、スペイン語では「H」は発音しないので、今回の上映… トラックバック:0 コメント:0 2017年10月14日 続きを読むread more
『怪盗グルーのミニオン危機一発』:そこそこ楽しめるシリーズ第2弾 @ホール上映 仕事場近くのホールで2日続けて映画上映があり、上映された3本のうち2本鑑賞しました。 1本目は『怪盗グルーのミニオン危機一発』。 2013年に製作された「怪盗グルー」シリーズの第2作目。 すでにスピンオフ作品の『ミニオンズ』が製作され、さらに今夏にはシリーズ第3弾も公開される予定の人気シリーズ。 1作目の『怪盗グルーの月泥棒… トラックバック:0 コメント:2 2017年03月30日 続きを読むread more
『共に歩く』:映画の中であっても、あまり安易に解決してはならない @DVD・レンタル 共依存をテーマにした2014年製作の『共に歩く』、DVDで鑑賞しました。 公開時は極く小規模な公開だったので見逃しており、ソフト化されそうもないなぁと思っていたところ、昨年秋にDVD化されました。 ロードショウからは2年半近く経っています。 さて、映画。 小学校教師の哲也(小澤亮太)は、恋人の明美(入山法子)と同居してい… トラックバック:0 コメント:0 2017年01月17日 続きを読むread more
『ZONE 存在しなかった命』:多くの命を犠牲にして・・・ @DVD・レンタル 東日本大震災によって引き起こされた福島原発事故。 あの事故による被害・犠牲は人間だけでなく、より弱い命-動物たち-に顕著だった。 事故後立ち入り禁止となった警戒区域に取り残された動物たちと、そんな動物たちを助けようとする人々を写したドキュメンタリー映画が『ZONE 存在しなかった命』。 同じように警戒区域に残された動物たち… トラックバック:0 コメント:2 2016年12月28日 続きを読むread more
『死霊館』:科学とオカルトが融合していた70年代の話 @DVD・レンタル 今年、続編も公開された『死霊館』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン。 オカルト映画は結構好きなので、続編も鑑賞したいので、ならば1作目から、と相成った次第。 さて、映画。 超常現象研究家のエド(パトリック・ウィルソン)とロレイン(ヴェラ・ファーミガ)のウォーレン夫妻。 記録映像を携えて、… トラックバック:0 コメント:2 2016年12月26日 続きを読むread more
『ライフ いのちをつなぐ物語』:東日本大震災の年の公開か・・・ @ホール上映 2011年公開の『ライフ いのちをつなぐ物語』、近所のホールで上映されるということで、暑いなか出かけてきました。 BBC製作の動物ドキュメンタリー映画で、この手の映画は結構観ているのですが、何本も観るとやはり飽きが来ちゃうようで、この映画は観逃していました。 さて、映画。 地球に生きる様々な動物の生態をみせる映画であるが、… トラックバック:0 コメント:1 2016年08月09日 続きを読むread more
『バッド・マイロ!』:「イドの怪物」ならぬ「おいどの怪物」 @DVD・レンタル 2014年の年末に単館系でロードショウされたモンスターコメディ『バッド・マイロ!』、DVDで鑑賞しました。 ポスターの謳い文句に「あの『テッド』の次はコイツだ!」とあることから、下品な要素を含んだコメディだと想像できますが・・・ さて、映画。 真面目な会計士のダンカン(ケン・マリーノ)は妻(ジリアン・ジェイコブス)とふたり… トラックバック:0 コメント:1 2016年04月07日 続きを読むread more
『ブロークン・ポイント』:チェーホフの『かもめ』を80年代米国にアレンジ @DVD・レンタル ベン・ウィショーが中央に写ったジャケットに惹かれてDVDレンタルした『ブロークン・ポイント』、ウィリアム・ハートやジャン・レノも出演していることもあり、さぞやゾクゾクするのではないかと思いましたが・・・ ありゃりゃ、サスペンス映画ではなく、アントン・チェーホフの戯曲『かもめ』にインスパイアされたドラマでした。 さて、映画。 … トラックバック:0 コメント:0 2016年03月24日 続きを読むread more
『アバウト・タイム 愛おしい時間について』:過去にこだわって「いま」を見過ごしてはいけない @DVD 2015年の観逃し作品の落穂拾い第6弾は『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』。 ロードショウされたのは2014年9月だから、2015年の観逃し作品ではないですね。 でも、2015年にはいってもロングラン上映されていたので、昨年の作品かと思っていました。 さて、映画。 英国南西部、海にほど近いコーンウォールに住む… トラックバック:0 コメント:1 2016年02月25日 続きを読むread more