『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』:神父による性的児童虐待事件を被害者側から描く力作 @ロードショウ 好きな映画監督のひとり、フランソワ・オゾン監督最新作『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』、ロードショウで鑑賞しました。 前作『2重螺旋の恋人』では、あまりのエログロで辟易したひとも多いかもしれません。 今回は、実際の事件を基にした社会派実話ドラマ。 さて、映画。 仏国リヨンで妻と5人の子どもたちと暮らす金融マンのアレクサ… トラックバック:0 コメント:6 2020年07月22日 続きを読むread more
『2重螺旋の恋人』: オゾン流グロテスク映画 @ロードショウ・単館系 お気に入り監督のひとり、フランソワ・オゾン監督最新作『2重螺旋の恋人』、ロードショウで鑑賞しました。 それにしても「2重螺旋」とはいかがなものか、「二重螺旋」ではいけないのかしらん・・・とヘンはところが気になってしまう・・・ さて、映画。 25歳になるクロエ(マリーヌ・ヴァクト)は、原因不明の腹痛に悩まされていた。 肉体… トラックバック:0 コメント:2 2018年08月19日 続きを読むread more
『婚約者の友人』:最後の最後に屹立するのは女性讃歌 @ロードショウ・単館系 フランソワ・オゾン監督最新作『婚約者の友人』、ロードショウで鑑賞しました。 お気に入り監督のひとりオゾン監督の長編映画は、第2作目の『クリミナル・ラヴァーズ』を除いて全作品鑑賞済み。 DVDスルーだった『ムースの隠遁』以外は、公開後急いで劇場に駆けつけました。 さて、映画。 1919年、第一次世界大戦終結後のドイツの地方… トラックバック:0 コメント:2 2017年10月25日 続きを読むread more
『彼は秘密の女ともだち』:誰でもいいんじゃない、君じゃなきゃダメだ @ロードショウ・単館系 同性愛をカミングアウトしている監督といえば、最近ではグザヴィエ・ドランが有名だが、フランソワ・オゾンもそのひとり。 そのオゾン監督最新作『彼は秘密の女ともだち』は、久々に同性愛を扱っています。 しかし、これまでとはちょっと毛色がちがうような・・・ さて、映画。 クレール(アナイス・ドゥムースティエ)とローラは、子どもの頃… トラックバック:0 コメント:0 2015年08月21日 続きを読むread more
『17歳』:小娘さん、いつかはホントウに男性を愛してね @ロードショウ・シネコン 新作が公開されるたびに観にいってしまうフランソワ・オゾン監督作品。 今回は若い女性が主役の、タイトルも『17歳』。 へへへ、ゲイのオゾン監督から観た若い女性って、どうなのかしらん。 16歳のイザベルはバカンス先で、ドイツ人青年と海辺で破瓜する。 ひと夏の経験、大人へのステップ、心躍るものを期待したのであるが、その経験… トラックバック:0 コメント:1 2014年02月22日 続きを読むread more
『ムースの隠遁』:オゾン監督よっぽど子どもが欲しかったのね @DVD・レンタル フランソワ・オゾン監督が『しあわせの雨傘』の前に撮った2009年度作品『ムースの隠遁』をDVDで鑑賞しました。 オゾン監督作品には、陽性の作品と陰性の作品があるのだけれど、この作品は『ふたりの5つの分かれ路』『ぼくを葬る』などの陰性の作品です。 さて、映画。 ムースは金持ち息子のルイと同棲をしていたが、ある日ルイはドラ… トラックバック:0 コメント:1 2013年12月21日 続きを読むread more
『危険なプロット』:品のいい悪趣味な映画、とでも言いますか @ロードショウ・シネコン 『まぼろし』『8人の女たち』のフランソワ・オゾン監督の最新作『危険なプロット』、公開初日に鑑賞しました。 原題は「DANS LA MAISON」、「家の中で」。 物語はすべて家の中で起こらなければならない・・・と映画の中のセリフにも出てきます。 さて、映画。 フランス文学の高校教師ファブリス・ルキーニ。 文学の手始… トラックバック:0 コメント:0 2013年10月23日 続きを読むread more
『しあわせの雨傘』:オゾン流ソープオペラ @ロードショウ・シネコン 2011年の劇場鑑賞第一作目はフランソワ・オゾン監督作品です。 『Ricky リッキー』で変わってきたなぁ、なんて思っていたところですが、さて今回の新作はというと・・・ 時は1977年。 スペースオペラの傑作『スター・ウォーズ』が封切られた年。 フランスの小都市で雨傘工場を営むブルジョワ夫婦あり。 創業者はカトリー… トラックバック:11 コメント:0 2011年01月22日 続きを読むread more
『Ricky リッキー』:オゾンも変わってきたよなぁ @ロードショウ・ミニシアター フランソワ・オゾン監督の新作『Ricky リッキー』、サービスデイに観ました。 空席が目立って、お正月までもつのかどうか、ちょっと心配な感じ。 でも、まぁ、この方が観やすいので、いいといえばいいのですが。 さて、映画は、というと・・・ ありゃ、そういえば、フランソワ・オゾン監督の前作は『エンジェル』。 これは主人公… トラックバック:10 コメント:2 2010年12月09日 続きを読むread more
『エンジェル』:オゾン版、朝の連ドラ総集編:Myムービー掲載 まるっきり予備知識がなく初日に鑑賞したのもフランソワ・オゾン監督の名前が故です。 パーソナルなテーマの作品と大衆的作品を撮り分けてバランスを保っているオゾン監督としては、今回は大衆的作品。 オープニングのタイトルデザインから「へ? オゾンの作品なの?」って思うことしきり。 内容は、ロマンス小説の大家を夢見て、それを実現… トラックバック:4 コメント:5 2007年12月08日 続きを読むread more