テーマ:男のドラマ

『アルキメデスの大戦』:変人vs.軍人。映画オリジナルの結末がなかなかうまい @試写会

『ALWAYS』シリーズの山崎貴監督最新作『アルキメデスの大戦』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 原作は連載中のコミックスで、結末は映画オリジナルだそうです。 さて、映画。 昭和20年4月、大日本帝国海軍が誇る浮沈巨大戦艦大和は、米国の機動部隊の攻撃により沈没した。 遡ること、12年。 昭和8年、日本は欧米列強との対…
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『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』:根底に流れるのは英国的差別意識 @DVD・レンタル

スティーヴン・フリアーズ監督の『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』、DVDで鑑賞しました。 昨年2018年にBBCで製作された全3回シリーズ、約3時間のテレビドラマです。 主演は、 ヒュー・グラントとベン・ウィショー。 この顔合わせだけで、観たくなるというもの。 さて。 まだ同性愛が違法だった頃の1960…
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『ポップ・アイ』:タイ版カウリスマキ映画の趣き @DVD・レンタル

昨夏公開のシンガポール・タイ合作映画『ポップ・アイ』、DVDで鑑賞しました。 原題は「POP AYE」、EYEではなくAYE。 続け読めば「ポパイ」となり、象の名前。 さて、映画。 タイのバンコクで、一流建築家として鳴らしたタナー(タネート・ワラークンヌクロ)。 だが、いまや会社でも老害扱い。 彼が初めて手掛けた高層…
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『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』: 戦場の真実 @特集上映

北欧フィンランド製作の『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』、ロードショウに先駆けて特集上映で鑑賞しました。 北欧といえば「ミステリー」というのが最近のトレンドですが、本国では本作が年間興行成績1位だったとか。 さて、映画。 第二次世界大戦が勃発した1939年。 ソ連の侵略により、国土の東側を失ったフィンランド。 こ…
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『華麗なるヒコーキ野郎』:嗚呼、男って馬鹿だなぁ @DVD

ジョージ・ロイ・ヒル監督の1975年製作『華麗なるヒコーキ野郎』、DVDで鑑賞しました。 主演はロバート・レッドフォード。 とくれば『明日に向って撃て!』『スティング』をすぐに思い出すわけですが、この映画も両作品に並ぶ秀作・傑作です。 さて、映画。 1920年代のアメリカ。 ヒコーキ黎明期であり、第一次世界大戦の空の勇…
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向田邦子ドラマ傑作選:『終わりのない童話』~『小鳥のくる日』 @BS12 トゥエルビ

今年に入ってからBSで向田邦子の短編小説などを原案にしたTBSドラマの連続放送があったので、忘備録として簡単な感想などを記しておきます。 ストーリーはBS12からの転載です。 特記以外は脚本・金子成人、監督・久世光彦です。 1月8日放送『終わりのない童話』 1998年作品 昭和14年。 夫を戦地で失った寺崎かなえ(…
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『結婚演出家』:現実と虚構が混沌とするが、面白いのかしらん? @DVD・レンタル

昨年開催の特集上映「Viva!イタリア vol.4」で上映された『結婚演出家』、DVDで鑑賞しました。 監督はマルコ・ベロッキオ。 『眠れる美女』や『甘き人生』は観ているが、どちらかというと硬派な印象の監督。 謳い文句などからはコメディのように思えたので、さてさてどんなものかしらん、ということでレンタルしました。 さて、映画…
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『運び屋』:ベテランによる手慣れた話芸 @試写会

クリント・イーストウッド監督最新作『運び屋』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 今回のイーストウッは、主役も兼務。 1930年生まれなので、今回が最後の主演作・出演作かも・・・と思わなくもない。 さて、映画。 永年、ユリの栽培に情熱を傾け、家族のことは蔑ろにしていたアール・ストーン(クリント・イーストウッド)。 品評…
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『ちいさな独裁者』:彼の行為は悪夢ではなく現実である @ロードショウ・単館系

『RED/レッド』などのハリウッド映画を手掛けてきたロベルト・シュヴェンケ監督が故国ドイツで撮った『ちいさな独裁者』、ロードショウで鑑賞しました。 タイトル、「小さな」ではなく「ちいさな」なのか・・・ 検索で「見つかりません」ってなっちゃうこともあって、うーむ・・・ってどうでもいいことなんだけれど。 さて、映画。 194…
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『グリーンブック』:フライドチキンとスパゲッティ @試写会

「アカデミー賞最有力!」と謳い文句にある『グリーンブック』、試写会で鑑賞しました。 ちょっとレビューアップを怠っているうちに、アカデミー賞の発表・・・ お、作品賞を受賞しましたね。 さて、映画。 1962年、米国ニューヨーク。 イタリア系移民のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は一流ナイトクラブ・コパカバーナの用心…
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『空飛ぶタイヤ』:2時間に巧みにまとめた社会派エンタテインメント @DVD・レンタル

昨年初夏にロードショウされた『空飛ぶタイヤ』、DVDで鑑賞しました。 『下町ロケット』の池井戸潤の原作小説の映画化です。 池井戸潤の小説は何作もドラマ化されているのですが観たことはありません。 小説も読んだことがない・・・ さて、映画。 ある日、神奈川県の道路で、1台のトレーラーが脱輪事故を起こしてしまう。 事故は、…
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『質屋』:あなたは「知っている」というが、わたしは「経験した」 @DVD・レンタル

シドニー・ルメット監督の1964年作品『質屋』、DVDで鑑賞しました。 シドニー・ルメットといえば、『セルピコ』以降の、70年代に入ってからの社会派サスペンス映画がなじみ深いですが、それ以前の作品は『十二人の怒れる男』以外、ほとんど観たことがありません。 この映画もタイトルだけは聞いたことはありましたが、内容はほとんど知りません…
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『クリード 炎の宿敵』:ロッキーのDNAとは、弱きことを認めることである @試写会

ことし初めての試写会鑑賞作品です。 作品は『クリード 炎の宿敵』。 『ロッキー』シリーズのリブート作品『クリード チャンプを継ぐ男』の続編です。 さて、映画。 前作クライマックスのファイトで惜しくもチャンプを逃したアドニス(マイケル・B・ジョーダン)。 その後、6戦全勝で遂にチャンプとの王座決定戦。 アドニスは見事王…
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『ラッキー』:画面左に消え、再び現れる陸ガメのハナシ @DVD・レンタル

年末も押しつまって大晦日です。 昨日観たこの映画が今年の最終鑑賞作品です。 映画は『ラッキー』。 2017年に他界したハリー・ディーン・スタントンの遺作です。 さて、映画。 米国中西部。 90歳のひとり暮らしの老人(ハリー・ディーン・スタントン)、他人からは「ラッキー」と呼ばれている・・・ というところから始ま…
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『ディア・ハンター』4Kデジタル修復版:怨歌としての「ゴッド・ブレス・アメリカ」 @ロードショウ

ことしは劇場で旧作を観ることが多かったですが、本年最後の劇場鑑賞も旧作リヴァイバル・ロードショウです。 映画は『ディア・ハンター』、4Kデジタル修復版。 以前にも(ロードショウ時ではないですが)一度観ていますが、ロシアンルーレット以外はあまり憶えていませんでした。 さて、映画。 1960年代末の米国ペンシルベニア州の田舎…
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『灰とダイヤモンド』: 奥深い物語と鮮烈な映像表現の傑作 @午前十時の映画祭

TOHOシネマズで毎年実施の午前十時の映画祭。 ラインナップに『灰とダイヤモンド』があったので、出かけて鑑賞しました。 監督はポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ。 『世代』『地下水道』に続く「抵抗三部作」と呼ばれる三本の3本目。 まだ、高校生だった80年代はじめに、他の2本と併せての連続上映で観ているので、35年ぶりの再鑑賞…
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『泣き虫しょったんの奇跡』: 負けるときは負けるべくして負ける @試写会

まもなくロードショウ公開の『泣き虫しょったんの奇跡』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 なんと、出演者など多数の舞台挨拶がありました。 申し込み時には、そんなこと、ひとこも触れられてなかったのだけれど。 さて、映画。 1980年代、勉強もスポーツもあまり得意でない小学生高学年の"しょったん"。 好きなことは、将棋。 …
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『その男ゾルバ』 :死も人生の一部、といわんばかりの生命謳歌譚 @DVD

時間をみつけての買い置きDVD鑑賞、今回は『その男ゾルバ』 。 1964年製作の、マイケル・カコヤニス監督、アンソニー・クイン主演作品。 同年の米国アカデミー賞を3部門受賞し、助演女優賞(リラ・ケドロヴァ)、撮影賞(白黒) 、美術監督・装置賞(白黒)の3部門。 白黒映画部門があったのが、時代を感じさせますね。 さて、映画。 …
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『ザ・スクエア 思いやりの聖域』:コンセプトアートならぬコンセプトムーヴィか @ロードショウ・単館系

昨年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『ザ・スクエア 思いやりの聖域』、ロードショウで鑑賞しました。 監督は『フレンチアルプスで起きたこと』のリューベン・オストルンド。 前作は権威失墜型コメディとでも呼べばいいのかしらん?と首を傾げたくなる笑うに笑えないコメディだったが・・・ さて、映画。 スウェーデンの王…
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『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』:結果、勝ち戦だった @ロードショウ

本年の米国アカデミー賞主演男優賞&メイクアップ賞を受賞した『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』、ロードショウで鑑賞しました。 原題は「DARKEST HOUR」、暗黒のとき。 ヒトラー率いるナチスドイツの勢いがすさまじく、本土侵略されるかどうかといった英国を描いた作品。 さて、映画。 第二次世界大戦初…
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『ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた』:克服すべきは、弱い自分の心 @試写会

5月公開のジェイク・ギレンホール主演映画、『ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 タイトルからもわかるとおり、昨年公開の『パトリオット・デイ』と同じく、2013年のボストンマラソンで起こった爆破テロに関係した映画です。 さて、映画。 ボストンでローストチキンをつくる工場で働い…
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『孤狼の血』:モラルとアンモラルの上を綱渡りをする映画 @試写会

5月公開の東映映画『孤狼の血』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 監督は『彼女がその名を知らない鳥たち』の白石和彌。 いつもだったら絶対観ない類のヤクザ世界の映画なんですが・・・ さて、映画。 昭和も末期の63年。 広島県呉原市では広島の巨大暴力団組織五十子会系の加古村組と地元の暴力団組織・尾谷組の小競り合いが続いてい…
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『15時17分、パリ行き』:事実を再現しても映画にならないということ @ロードショウ・単館系

クリント・イーストウッド監督最新作『15時17分、パリ行き』、ロードショウで観ました。 タイトルの列車に乗ったら、テロと遭遇して、一念発起ししてやっつけた、そういう映画。 で、それを、本人が再現している・・・ となると「映画」なんだかどうかってことになるのだけれど、映画としては、そこんところだけでは映画にならないので、その…
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『ベロニカとの記憶』:曖昧模糊・漠然とした不安が残る映画 @試写会

2018年、4本目の映画鑑賞は『ベロニカとの記憶』。 これもまた、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 ジュリアン・バーンズの英国ブッカー賞受賞小説『終わりの感覚』の映画化です。 さて、映画。 引退し、小さな中古カメラ店を営むトニー(ジム・ブロードベント)。 離婚した先妻との間の娘スージー(ミシェル・ドッカリー)は臨月の…
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『甘き人生』:さほど面白くないが、抜群のエピソードもある @ロードショウ・単館系

マルコ・ベロッキオ監督最新作『甘き人生』、ロードショウで鑑賞しました。 前作『眠れる美女』が現代イタリアを丸ごと描いた力作で感銘を受けたので、今回も、と期待を込めて出かけました。 とはいえ、チラシの裏さえもほとんど読まずに出かけたので・・・ さて、映画。 1999年、イタリア・トリノ。 ジャーナリストのマッシモ(ヴァレ…
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『ビニー 信じる男』:実録度の高いボクシング映画 @試写会

『セッション』のマイルズ・テラー主演最新作『ビニー 信じる男』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 7月公開なので、ふた足ぐらい早いかも・・・ さて、映画。 1980年代後半、ロードアイランド出身のイタリア系ボクサー、ビニー・パジエンサ(マイルズ・テラー)。 ハードパンチャーだが自惚れが強く、ここんところは連続して敗退して…
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『マンチェスター・バイ・ザ・シー』:ジョン・フォードの男たちを彷彿とさせる男泣き @ロードショウ・シ

本年度米国アカデミー賞の主演男優賞とオリジナル脚本賞を受賞した『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、ロードショウで鑑賞しました。 謳い文句は「癒えない傷も、忘れられない痛みも。その心ごと、生きていく。」 ということならば、男の再生の物語なのか、と思いつつ・・・。 さて、映画。 米国ボストンでアパートの管理人(というか雑役夫…
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『追憶』日本映画(2017年):和製『ミスティック・リバー』もどき @ロードショウ・シネコン

いまやすっかり日本映画の顔になった感のある岡田准一。 彼が、長年高倉健主演作品の監督を務めた降旗康男と組んだ『追憶』、初日にロードショウで鑑賞しました。 幼い時分に一緒に育った男性三人が、ある事件をきっかけで20数年ぶりに出逢う・・・という物語は、クリント・イーストウッド監督『ミスティック・リバー』を思い出さずにはいられない。 …
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『ムーンライト』:ウォン・カーウァイを彷彿させる切ない語り口 @ロードショウ・シネコン

本年度米国アカデミー賞作品賞受賞の『ムーンライト』、ロードショウで鑑賞しました。 米国マイアミの貧困地区に育ったひとりの黒人少年の物語。 自分のアイデンティティを探し、愛を探す物語。 さて、映画。 米国マイアミの貧困地区。 近所では麻薬が横行し、シャロンの母(ナオミ・ハリス)も常習者。 まっとうな職もなく、その日その…
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『わたしは、ダニエル・ブレイク』:一市民。それ以上でも、それ以下でもない @ロードショウ・単館系

イギリスの名匠ケン・ローチ監督の最新作『わたしは、ダニエル・ブレイク』、ロードショウで鑑賞しました。 昨年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを受賞したもの。 脚本は、90年代の後半からずっとコンビを組んでいるポール・ラヴァーティ。 さて、映画。 英国ニューカッスル在住のダニエル・ブレイク(デイヴ・ジョーンズ)は60…
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