テーマ:男のドラマ

『シェイクスピアの庭』:ケネス・ブラナーのシェイクスピア愛が溢れすぎ @DVD

ことし春先、コロナ禍がひどくなりそうな頃にロードショウされた映画『シェイクスピアの庭』、DVDで鑑賞しました。 監督・主演はケネス・ブラナー。 前置きは短く、さて、映画。 17世紀の英国ロンドン。 『ヘンリー八世』上演中のグローブ座が全焼して、失意の中にいたシェイクスピア(ケネス・ブラナー)。 引退して20年ぶりに故郷…
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『博士と狂人』:もし愛なら、そのあとに続くものは・・・ @ロードショウ

メル・ギブソン、ショーン・ペン主演の『博士と狂人』、ロードショウで鑑賞しました。 世界最高峰の辞書といわれる「オックスフォード英語大辞典(OED)」誕生にまつわる驚きの真実の物語の映画化。 さて、映画。 19世紀半ば、英国オックスフォード大学で進められていた新たな辞書編纂作業。 しかしながら、膨大な単語の量に作業は頓挫し…
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『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』:タイトルは意外と意味深い @ロードショウ

サンダンス映画祭で監督賞と観客賞を受賞した『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 米国西海岸、サンフランシスコ。 黒人青年ジミー(ジミー・フェイルズ)は親友モント(ジョナサン・メジャース)の家に居候しているが、根っからのシスコっ子。 フィルモア地区に建つ一…
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『ある画家の数奇な運命』:運命の皮肉、現実のなかに秘められた真実 @ロードショウ

『善き人のためのソナタ』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督最新作『ある画家の数奇な運命』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 1930年代後半、ナチ政権下のドイツ。 幼いクルトは、愛する叔母エリザベト(ザスキア・ローゼンダール)の影響で芸術に目覚める。 エリザベトが愛した美術は現代美…
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『海の上のピアニスト イタリア完全版』:船を降りないことがストンと腑に落ちました @ロードショウ

ここのところの映画館での鑑賞は旧作に食指が動くことが多いです。 今回はジュゼッペ・トルナトーレ監督1998年製作の『海の上のピアニスト』イタリア完全版です。 第二次大戦も終わり、しばらく経った頃。 英国の港に近いある町の楽器店にトランペットを売りに来たひとりの男(プルイット・テイラー・ヴィンス)がいた。 彼が、最後の思い…
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『シチリアーノ 裏切りの美学』:スカッとするところが皆無の実録物 @ロードショウ

久しぶりに映画館での新作鑑賞です。 作品はマルコ・ベロッキオ監督最新作の『シチリアーノ 裏切りの美学』。 前置きなしで、さて、映画。 1980年代のイタリア・シチリア。 マフィア間では麻薬取引から抗争が激化し、新旧世代の入れ替わりの時期でもあった。 一兵卒からのたたき上げトンマーゾ・ブシェッタ(ピエルフランチェスコ・フ…
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『ダンサー そして私たちは踊った』:出口のない社会を背景に、遅れてやってきた青春の映画 @DVD

ことし2月にロードショウされた外国映画『ダンサー そして私たちは踊った』、DVDで鑑賞しました。 スウェーデン、ジョージア、フランスの合作映画で、米国アカデミー賞国際長編映画賞部門スウェーデン代表となった作品。 この3国の組み合わせ、どういう経緯だったのかしらん。 さて、映画。 ジョージアの首都トビリシにある国立舞踊団。…
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『his』:丁寧な演出に惹かれる秀作 @DVD

ことし1月にロードショウされた『his』、DVDで鑑賞しました。 監督は『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉。 さて、映画。 岐阜県の田舎の村でひっそりと一人で暮らしている迅(宮沢氷魚)。 田舎へ来た理由は、ゲイであることを知られるのを恐れてのことだった。 ようやく田舎暮らしも馴染んできたころ、8年…
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『ランボー ラスト・ブラッド』:病んだランボーが体現する戦争の真実 @ロードショウ

1982年に第1作が製作された『ランボー』も遂に最終作品が登場、『ランボー ラスト・ブラッド』、ロードショウで鑑賞しました。 前作は2008年製作の第4作『ランボー 最後の戦場』。 「最後の」と付けたのは日本配給だけで、原題は「RAMBO」と主人公の名前だけ。 今回は「RAMBO: LAST BLOOD」と第1作のタイトル「F…
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『空母いぶき』 :望む、『シン・空母いぶき』 @DVD

昨年初夏公開の『空母いぶき』、DVDで鑑賞しました。 公開前には現首相への揶揄かとかなんとか、なにかと話題がありましたが、さて、映画。 そう遠くない未来の12月23日未明。 沖ノ鳥島の西方の日本領の孤島に国籍不明の武装集団が上陸する。 海上自衛隊は訓練航海中の第5護衛隊群に直ちに海上警備行動の出動を命じる。 が、ほどな…
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『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』 :悪くはないが、肝心な点がどうも・・・ @ロードショウ

3月上旬から上映されている『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きはなしで、さて、映画。 舞台はフィンランド。 長年、町で美術商を営んできたオラヴィ(ヘイッキ・ノウシアイネン)。 しかし、ここ最近は客足も少なく、そろそろ潮時かと考えていた。 そんなある日、やり取りの少なくな…
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『宮本から君へ』 :これで留飲を下げなきゃいけない世の中はつらいよ @DVD

昨年秋公開の日本映画『宮本から君へ』、DVDで鑑賞しました。 先輩女性映画ファンからの推薦もあり、キネマ旬報ベストテンの上位選出でもあるので、期にはなっていたものの、別の意味で気にしてパスしていた作品でした。 さて、映画。 中規模会社の営業マン、宮本浩(池松壮亮)。 ま、不器用な男。 あるとき、先輩社員の仕事仲間の女性…
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『北の果ての小さな村で』 :素朴なつくりだが、グリーンランドの魅力は十分感じられます @DVD

昨夏にロードショウされた『北の果ての小さな村で』、DVDで鑑賞しました。 グリーンランドを舞台にしたフランス映画です。 さて、映画。 北極園のグリーンランド東部にある人口80人の小さな村。 デンマークの新人教師アンダースが村の小学校に赴任してくるが、言葉や習慣の違いで授業はほとんど進めることが出来ない・・・ といっ…
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『マーウェン』 :ゼメキスの遊びの部分とシリアスな部分のバランスが上手くいった感じ @DVD

昨夏にロードショウされた『マーウェン』、DVDで鑑賞しました。 監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ 一期一会』のロバート・ゼメキス。 単館系を中心に公開されたのかしらん、ロードショウされたことは知らず、今回のDVDリリースではじめて知りました。 さて、映画。 第二次大戦下の架空の村マー…
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『西部戦線異状なし』 (1930) :古さは感じるものの新作戦争映画よりも共感を覚えた @DVD

1930年製作のアメリカ映画『西部戦線異状なし』、買い置きの廉価版DVDで鑑賞しました。 80年代半ばにユニバーサル映画創立何十周年かの特集上映でも観ていますが、今回観たのは先に『1917 命をかけた伝令』を観たので。 同じ第一次世界大戦を扱った映画。 90年前はどのように描かれていたのか・・・が改めて気になった次第です。 …
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『レ・ミゼラブル』 (2019) :愛なき街パリ・モンフェルメイユ @ロードショウ

カンヌ国際映画祭審査員賞授賞のフランス映画『レ・ミゼラブル』、ロードショウで鑑賞しました。 『噫無情』の邦訳タイトルでも知られるヴィクトル・ユーゴーの同名小説と同じタイトルなので、はじめは、てっきり現代版のアレンジ作品かと思っていました。 小説の舞台となったパリ郊外のモンフェルメイユが舞台なだけで、小説とは関係ありません。 当…
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『黒い司法 0%からの奇跡』 :もうひとつの『アラバマ物語』 @ロードショウ

『クリード』シリーズの若きブラックスター、マイケル・B・ジョーダン主演の新作『黒い司法 0%からの奇跡』、ロードショウで鑑賞しました。 今回は80年代の米国の実話がベースの映画。 さて、映画。 80年代の米国。 ハーバード大学を出た若き黒人弁護士ブライアン・スティーブンソン(マイケル・B・ジョーダン)。 インターン時に…
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『マザーレス・ブルックリン』 :主人公は風変わりだが、ハードボイルドの王道だなぁ @ロードショウ

エドワード・ノートン製作・監督・脚本・主演の『マザーレス・ブルックリン』、ロードショウで鑑賞しました。 といってもファーストランは終わっていて、少し時間をおいてのムーブオーバーです。 さて、映画。 1957年の米国ニューヨーク。 私立探偵事務所で探偵を務めるライオネル(エドワード・ノートン)。 画面チックと突発的な発声…
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『影裏』 :愛したひとが別の面を持っていても愛せるかどうか @ロードショウ

沼田真佑の芥川賞受賞作映画化した『影裏』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は未読ながら、主役ふたりの顔合わせが楽しみ。 さて、映画。 岩手県・盛岡に転勤してきた今野秋一(綾野剛)。 勤務先は薬品卸会社の東北支社。 慣れない土地で心細さを感じていた今野は、ある日、ふとしたことから別部署で働く同い年の日浅典博(松田龍平)…
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『Fukushima 50』 :やはり「必見」といえる映画だと思う @試写会

東日本大震災の津波被害にあった福島第一原発のそのときを映画化した『Fukushima 50』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 タイトルは「フクシマ フィフティ」と読みます。 さて、映画。 2011年3月11日14時46分、最大震度7という巨大地震が発生。 のみならず、想定外の大津波が福島第一原子力発電所を襲う。 浸水…
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『リチャード・ジュエル 』 :尊厳を取り戻したひとりの人間に対して @ロードショウ

クリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』、ロードショウで鑑賞しました。 1930年5月生まれなので、ことし誕生日を迎えると90歳になるわけだが、近年ますます凄まじい勢いで監督をし続けている。 たぶん、現役では最も早撮り監督でしょう。 さて、映画。 1996年、米国アトランタ。 高齢の母とふたり暮らしの…
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『ダンス・ウィズ・ウルブズ』:初公開時以上に、いま観る価値の高い作品 @午前十時の映画祭

1990年度米国アカデミー賞作品賞ほか受賞の『ダンス・ウィズ・ウルブズ』、午前十時の映画祭で鑑賞しました。 初公開時にも観ているのですが、昨年『荒野の誓い』を観た際にこの映画のことを思い出し、それ以降、再度鑑賞したくなった作品です。 さて、映画。 1863年、米国は南北戦争の最中。 激戦地であるテネシー州セント・デービッ…
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『アイリッシュマン』:スコセッシ監督の犯罪映画の集大成 @ロードショウ・限定上映

巨匠マーティン・スコセッシ監督最新作『アイリッシュマン』、限定上映で鑑賞しました。 本作はNetflixオリジナルの配信作品なのですが、一部劇場&期間限定での上映です。 尺は監督最長の210分、3時間半! スコセッシ監督の犯罪映画の集大成の感があるので、見逃せません。 さて、映画。 90年代の米国のとある高齢者施設。 …
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『半世界』:あちらも世界、こちらの世間も世界 @DVD・レンタル

阪本順治監督最新作『半世界』、DVDで鑑賞しました。 同監督の作品はここのところは飛び飛びでの鑑賞で、『団地』『北のカナリアたち』『大鹿村騒動記』は観ているが、『エルネスト』『人類資金』は観ていません。 さて、映画。 伊勢湾に面した、海も近い山間の小さな町で暮らす紘(稲垣吾郎)。 妻の初乃(池脇千鶴)と中学生の息子・明と…
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『ジョーカー』:孤独で絶望的な時代のトリックスター @ロードショウ・シネコン

『バットマン』シリーズの悪役がスピンオフ。話題の『ジョーカー』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 大都会ゴッサムシティ。 市のゴミ収集員たちがストライキをし、巷は悪臭が満ちている。 大富豪トーマス・ウェインがこの窮状をどうにかしようと市長に立候補している。 そんな街の片隅で、コメディアンを夢見る…
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『シンクロ・ダンディーズ』:「中年の危機」は乗り越えたいものだね @ロードショウ・単館系

中年男性シンクロチームの実話をモチーフにした映画『シンクロ・ダンディーズ』、ロードショウで鑑賞しました。 同じ題材のフランス映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』は見逃したのですが・・・ さて、映画。 有能な会計士エリック(ロブ・ブライドン)の息抜きはプールで泳ぐこと。 先ごろ妻が地方議員に当選したこともあ…
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『荒野の誓い』:米国の本質を内省・巡行する秀作 @ロードショウ・シネコン

巷間で静かに話題になっている『荒野の誓い』、ロードショウで鑑賞しました。 このレビューを書いている時点では、多くの劇場(といっても上映館は少ないのだが)でのファーストランは終了しています。 前置きは短く、さて、映画。 1892年、米国ニューメキシコ州。 インディアン戦争の英雄ジョー・ブロッカー大尉(クリスチャン・ベイル)…
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『ドッグマン』:日本でもありそうなリアリズム @ロードショウ・単館系

『ゴモラ』『五日物語 3つの王国と3人の女』のマッテオ・ガローネ監督最新作『ドッグマン』、ロードショウで鑑賞しました。 先に挙げた2本の作品のうち、後者のみ鑑賞しています。 『五日物語』は毛色の変わったファンタジーでしたが、今回はリアルな現代もの。 こちらの方が、ガローネ監督の主流なのかどうか・・・ さて、映画。 イタ…
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『ヘブンズ・プリズナー』:モタモタしているハードボイルド風味映画 @DVD

1996年製作のハードボイルド映画『ヘブンズ・プリズナー』、買い置きDVDで鑑賞しました。 主演は製作総指揮にもなお連ねているアレック・ボールドウィン。 さて、映画。 アルコール依存症を克服した元刑事デイヴ(アレック・ボールドウィン)は、いまはニューオーリンズの川沿いで貸しボート屋を営んでいる。 ある日、妻とボートで釣り…
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『トールキン 旅のはじまり』:著名作者の若き日の、表面を撫でた感じの出来 @試写会

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのニコラス・ホルト最新主演作『トールキン 旅のはじまり』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 タイトルの「トールキン」とは、『指輪物語』など作家J・R・R・トールキン。 イニシャル表記のところは、ジョン・ロナルド・ロウエルということです。 生まれたのは1892年。 19世紀のことです…
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