テーマ:男のドラマ

『大いなる勇者』:雄大な自然と音楽が飾る永遠の伝説 @録り置きVHS

1972年製作のアメリカ映画『大いなる勇者』、録り置きVHSで鑑賞しました。 放送されたのは1998年。 うわ、20年以上も前の放送の録画を観るとは! ということはさておき、映画。 1850年代の米国西部、冬も迫ろうかというある日のこと、青年ジェレマイア・ジョンソン(ロバート・レッドフォード)は、ひとり山に入り、猟をして…
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『博奕打ち 総長賭博』:崇高な理念が地に堕ちていこうとする時代の象徴 @東映70周年特集上映

1968年製作の山下耕作監督・東映映画『博奕打ち 総長賭博』、東映70周年特集上映で劇場鑑賞しました。 はじめにお断りしておくと、東映の任侠映画・ヤクザ映画はほとんど観ていません。 この映画は以前所属していた映画サークルで、先輩諸氏から「良いわよぇ」と聞いていた作品です。 さて、映画。 昭和九年、東京江東地区に縄張りを持…
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『皮膚を売った男』:アート映画ならぬ、アッと映画ですね @ロードショウ

昨年の東京国際映画祭で話題だった『皮膚を売った男』、ロードショウで鑑賞しました。 チュニジア、フランス、ベルギー、スウェーデン、ドイツ、カタール、サウジアラビアの合作映画です。 なんとも国際色豊かですね。 さて、映画。 内戦が続くシリア。 恋人アビール(ディア・リアン)と一緒に乗った列車の中で浮かれたサム(ヤヤ・マヘイ…
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『モーリタニアン 黒塗りの記録』:人道的告発映画 @ロードショウ

ジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバ―バッチなど豪華俳優陣出演の『モーリタニアン 黒塗りの記録』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 2001年の9.11米国同時多発テロの後、ひとりのモーリタニア人が米国により逮捕・拘禁された。 彼の名前はモハメドゥ・ウルド・スラヒ(タハール・ラヒム)。 同時…
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『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』:ある種の宗教臭が普遍的物語の邪魔をしているに感じて @ロードショウ

昨年の米国アカデミー賞の音響賞と編集賞を受賞した『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』、ロードショウで鑑賞しました。 Amazonオリジナル映画で、先に配信されているけれども、Amazonプライムビデオの会員ではないので観ていませんでした。 さて、映画。 メタルバンドのドラマーのルーベン(リズ・アーメッド)は激しい…
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『地上より永遠に』:犬死の男たち、男に縛り付けられた女たち @DVD

フレッド・ジンネマン監督の1953年作品『地上より永遠に』、買い置き中古DVDで鑑賞しました。 製作から60年近くも経っているんですね。 1980年ぐらいに名画座で1度、テレビの吹き替え版で1度、鑑賞しています。 なので、40年ぶりぐらいの再鑑賞です。 さて、映画。 1941年夏、米国ハワイ・ホノルルのスコーフィールド…
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『ワン・モア・ライフ!』:下半身ユルユル浮気男のお気楽回想物語 @DVD

ことし3月にロードショウされたイタリア映画『ワン・モア・ライフ!』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 イタリアのシチリア島北西部・パレルモで暮らすパオロ(ピフ)。 妻アガタ(トニー)と一女一男のふたりの子どもを得て幸せに暮らしていた。 ところが、毎日乗るスクーターで、いつも同様、両方の信号が赤に変わる瞬…
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『クーリエ:最高機密の運び屋』:息詰まる諜報活動、実際は地味! @ロードショウ

ベネディクト・カンバーバッチ主演最新作『クーリエ:最高機密の運び屋』、ロードショウで鑑賞しました。 カンバーバッチをスクリーンで観るのは久しぶり。 ここのところの作品は、どことなく暑苦しい役が多かったように感じて、避けていた次第。 今回もそれほどスリムではないけれど・・・ さて、映画。 米ソ・東西の軍拡競争が激しさを増…
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『草の響き』:選ばなかった道と、選んで走ってきた道 @試写会

東出昌大主演最新作『草の響き』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 本作は、佐藤泰志の同名小説を映画化したもので、佐藤で函館で執筆活動をしていたが自ら命を絶ち早逝した作家。 これまで映画化されたものとしては『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』『きみの鳥はうたえる』と4作品あります。 なお、試写会後に、斎藤久…
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『ドライブ・マイ・カー』:濱口監督流「村上怪談」 @ロードショウ

『寝ても覚めても』の濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は村上春樹の同名短編小説。 村上春樹作品、かつてはかなり読んでいましたが、ある時からパタリと読まなくなりました。 なので、本作も原作は未読です。 しかし、短編小説が3時間の映画になるとは! ということで鑑賞前は期待と不安が混然一…
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『孤狼の血 LEVEL2』:熱量・見ごたえは十分。けど、次回はもういいかな @ロードショウ

松坂桃李主演、白石和彌監督の『孤狼の血 LEVEL2』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 前作で斃れた大上刑事(役所広司)の後を引き継ぎ、裏社会と繋がりながら広島の治安を守る若き刑事・日岡(松坂桃李)。 彼の前に現れたのは、日岡が糸を引き、組長の首を取った最大勢力・五十子会の生き残り。 五十子会も…
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『あの頃。』:著名俳優が演じているせいか、なんだかクサイ感じがします @DVD

ことし2月にロードショウされた今泉力哉監督の新作『あの頃。』、DVDで鑑賞しました。 今泉監督作品は、あまり有名でない俳優を起用することが多いのだけれど、この映画では松坂桃李や仲野太賀などの俳優を起用。 さて、吉と出るか凶と出るか・・・ 冴えないバンドでベースを弾いている劔くん(松坂桃李)。 バンド活動以外でも、彼女もな…
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『ぶあいそうな手紙』:手紙に至るまでが少々まだるっこしいね @DVD

昨年7月公開のブラジル映画『ぶあいそうな手紙』、DVDで鑑賞しました。 原題は「AOS OLHOS DE ERNESTO」、エルネストの眼を通して。 日本語タイトルとは、少々意味合いが異なりますね。 さて、映画。 ブラジル南部の街・ポルトアレグレにひとりで暮らす老齢のエルネスト(ホルヘ・ボラーニ)。 頑固な上にほとんど…
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『ファーザー』:アンソニーによれば、世界は・・・ だが実際は・・・ @ロードショウ

本年度の米国アカデミー賞2部門受賞の『ファーザー』、ロードショウで鑑賞しました。 受賞したのは、最優秀主演男優賞と脚色賞。 もとは本作の監督フロリアン・ゼレールによる舞台劇のようです。 さて、映画。 英国ロンドンのフラットでひとり暮らしをしているアンソニー(アンソニー・ホプキンス)。 認知症の傾向があり、何かあると長姉…
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『戦場のメリークリスマス』:清々しくもどこか奇妙なラストシーン @リバイバル

4月に鑑賞したもう1本の映画は『戦場のメリークリスマス』、大島渚監督の1983年作品。 初公開時に鑑賞して以来なので、37年ぶり、ということになろうかしらん。 初見のときは、まぁ、ほとんど何もわかっていなかった・・・ ということが今回鑑賞してわかった(ようなな気がします)。 さて、映画。 1942年、太平洋戦争中のジャ…
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『ディーラーズ』:水増し的展開もあるけれど、そこそこ愉しめる出来 @DVD

さらに続く旧作DVD鑑賞月間。今回鑑賞したのは『ディーラーズ』、1989年製作のイギリス映画です。 廉価版を新古購入していたものです。 廉価版で販売される作品の多くは、レンタルショップには置かれないものが多いので、少しマニア心が湧いてくるのです。 さて、映画。 英国ザ・シティにある、とある銀行。 ドル建て為替取引部門で…
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『マンディンゴ』:米国暗黒史に通底する強烈なマチズモ @DVD

3月からおおよそ45年の時を経てリバイバル上映されている『マンディンゴ』。 近所のレンタルショップに置いてありましたので、DVDにて鑑賞しました。 さて、映画。 19世紀半ば、南北戦争前の米国ルイジアナ州。 広大な農園ファルコンハーストの主であるマクスウェル(ジェームズ・メイスン)の生業は「黒人奴隷繁殖牧場」。 黒人女…
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『痛くない死に方』:痛い死に方、痛くない死に方 @ロードショウ

このところ活躍が目立つ柄本佑主演の『痛くない死に方』、ロードショウで鑑賞しました。 在宅医療をテーマにした映画です。 前置きは短く、さて、映画。 在宅医療に従事する若手医師・河田(柄本佑)。 日々の仕事に追われ、妻との仲も崩壊寸前。 そもそも河田は、「開業医への近道」という理由から在宅医師を選んだのだが、同期の若手医師…
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『すばらしき世界』:追記

西川美和監督の新作『すばらしき世界』、メインのレビューは先に記したとおりですが、もう少し付け加えてみようと思います。 この映画、山田洋次監督の『男はつらいよ』と類似・相似の人物配置と書きましたが、ひとつ、書き漏らしておりました。 『すばらしき世界』で九州に戻った三上をお相手するソープ嬢の名前。 「リリーさん」です。 『男…
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『すばらしき世界』:タイトルには「願い」が込められている @ロードショウ

『ゆれる』『永い言い訳』の西川美和監督最新作『すばらしき世界』、ロードショウで鑑賞しました。 これまでオリジナル脚本で長編映画を撮ってきた同監督ですが、今回は佐木隆三のノンフィクション小説『身分帳』を原案にして撮っています。 さて、映画。 殺人の罪で13年間、旭川刑務所に服役してきた三上正夫(役所広司)。 懲役10年の判…
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『再会の夏』:ストーリーは悪くないが、語り口がいまひとつ @DVD

2019年年末公開のフランス・ベルギー合作映画『再会の夏』、DVDで鑑賞しました。 監督・脚本はジャン・ベッケル。 フランス、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手でサスペンス映画の巨匠ジャック・ベッケルの息子。 過去に『クリクリのいた夏』などを監督していますね。 さて、映画。 第一次世界大戦終戦直後、1919年の夏。 フランス…
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『ヤクザと家族 The Family』:力作だが、終盤、ヒロイックに流れすぎだなぁ @ロードショウ

『新聞記者』で勇躍の藤井道人監督の新作『ヤクザと家族 The Family』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 1999年。両親を亡くして、荒れた生活を送る二十歳そこそこの若者・賢治(綾野剛)。 先ごろ死んだ父親は覚せい剤使用の果て、頼りの薬を得られなくなっての自殺だった。 それからすぐのある日、…
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『聖なる犯罪者』:人間は単純な正邪・善悪では割り切れない @ロードショウ

今月15日から公開のポーランド・フランス合作映画『聖なる犯罪者』、ロードショウで鑑賞しました。 自宅鑑賞するにはちょっと重そうなので、劇場での鑑賞です。 さて、映画。 ひとを殺した罪で少年院で服役中の二十歳の青年ダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)。 院内では看守の目を盗んでの暴力・暴行沙汰が横行している。 そんな彼が…
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『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』:ジョーンズを衝き動かしたものは・・・ @DVD

昨年8月に公開されたアグニェシュカ・ホランド監督作品『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』、DVDで鑑賞しました。 自宅鑑賞するにはちょっと重いかも・・・とは思いつつ、観たかった見逃し作品なので、やはり鑑賞せねばなりますまい。 さて、映画。 世界大恐慌吹き荒れる1933年。 そんな中でもスターリン率いるソ連だけが繁栄を謳歌…
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『シェイクスピアの庭』:ケネス・ブラナーのシェイクスピア愛が溢れすぎ @DVD

ことし春先、コロナ禍がひどくなりそうな頃にロードショウされた映画『シェイクスピアの庭』、DVDで鑑賞しました。 監督・主演はケネス・ブラナー。 前置きは短く、さて、映画。 17世紀の英国ロンドン。 『ヘンリー八世』上演中のグローブ座が全焼して、失意の中にいたシェイクスピア(ケネス・ブラナー)。 引退して20年ぶりに故郷…
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『博士と狂人』:もし愛なら、そのあとに続くものは・・・ @ロードショウ

メル・ギブソン、ショーン・ペン主演の『博士と狂人』、ロードショウで鑑賞しました。 世界最高峰の辞書といわれる「オックスフォード英語大辞典(OED)」誕生にまつわる驚きの真実の物語の映画化。 さて、映画。 19世紀半ば、英国オックスフォード大学で進められていた新たな辞書編纂作業。 しかしながら、膨大な単語の量に作業は頓挫し…
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『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』:タイトルは意外と意味深い @ロードショウ

サンダンス映画祭で監督賞と観客賞を受賞した『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 米国西海岸、サンフランシスコ。 黒人青年ジミー(ジミー・フェイルズ)は親友モント(ジョナサン・メジャース)の家に居候しているが、根っからのシスコっ子。 フィルモア地区に建つ一…
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『ある画家の数奇な運命』:運命の皮肉、現実のなかに秘められた真実 @ロードショウ

『善き人のためのソナタ』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督最新作『ある画家の数奇な運命』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 1930年代後半、ナチ政権下のドイツ。 幼いクルトは、愛する叔母エリザベト(ザスキア・ローゼンダール)の影響で芸術に目覚める。 エリザベトが愛した美術は現代美…
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『海の上のピアニスト イタリア完全版』:船を降りないことがストンと腑に落ちました @ロードショウ

ここのところの映画館での鑑賞は旧作に食指が動くことが多いです。 今回はジュゼッペ・トルナトーレ監督1998年製作の『海の上のピアニスト』イタリア完全版です。 第二次大戦も終わり、しばらく経った頃。 英国の港に近いある町の楽器店にトランペットを売りに来たひとりの男(プルイット・テイラー・ヴィンス)がいた。 彼が、最後の思い…
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『シチリアーノ 裏切りの美学』:スカッとするところが皆無の実録物 @ロードショウ

久しぶりに映画館での新作鑑賞です。 作品はマルコ・ベロッキオ監督最新作の『シチリアーノ 裏切りの美学』。 前置きなしで、さて、映画。 1980年代のイタリア・シチリア。 マフィア間では麻薬取引から抗争が激化し、新旧世代の入れ替わりの時期でもあった。 一兵卒からのたたき上げトンマーゾ・ブシェッタ(ピエルフランチェスコ・フ…
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