テーマ:2019年

『プライベート・ウォー』:戦場の、普遍的な真実を追い求めて @ロードショウ・シネコン

この秋、出演作目白押しのロザムンド・パイク。 主演映画『プライベート・ウォー』、ロードショウで鑑賞しました。 さて、映画。 英国サンデー・タイムズ紙の女性特派員記者のメリー・コルヴィン(ロザムンド・パイク)。 彼女の取材先は常に戦場。 21世紀に入って、世界各地で紛争は多発した。 彼女の信条は、「戦場の小さな物語」を…
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『フリーソロ』:求道者を取り巻くひとびとの葛藤も見どころ @ロードショウ・単館系

アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞受賞の『フリーソロ』、ロードショウで鑑賞しました。 早速、映画。 アレックス・オノルドは、フリーソロの若き第一人者。 フリーソロとは、安全装置を使用せずに、自分の手と足だけで岩壁を登るクライミング・スタイルのこと。 命綱もない。落ちれば、確実に死ぬ。 アレックスは、永年目標にしていたカ…
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『ドッグマン』:日本でもありそうなリアリズム @ロードショウ・単館系

『ゴモラ』『五日物語 3つの王国と3人の女』のマッテオ・ガローネ監督最新作『ドッグマン』、ロードショウで鑑賞しました。 先に挙げた2本の作品のうち、後者のみ鑑賞しています。 『五日物語』は毛色の変わったファンタジーでしたが、今回はリアルな現代もの。 こちらの方が、ガローネ監督の主流なのかどうか・・・ さて、映画。 イタ…
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『僕のワンダフル・ジャーニー』:ちゃんと、背中でジャンプ&キャッチもありますよ @試写会

「素晴らしき哉、犬生!」な映画『僕のワンダフル・ライフ』の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 今度もベイリーは生まれ変わるわけで・・・ さて、映画。 何度も生まれ変わってイーサン(デニス・クエイド)と再びめぐり会った犬のベイリー。 イーサンのもとには初孫娘のCJも生まれて幸せそうだったが…
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『ピータールー マンチェスターの悲劇』:この世界ついての、神への無言の抗議 @ロードショウ・単館系

英国の巨匠マイク・リー監督の最新作『ピータールー マンチェスターの悲劇』、ロードショウで鑑賞しました。 前作の『ターナー、光に愛を求めて』は観逃しているので、その前の『家族の庭』以来ですね。 『秘密と嘘』から注目し始めたけれども、いつも厳しい視点での映画をつくっているように思います。 さて、映画。 いまから遡ることおおよ…
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『天国でまた会おう』:フランス浪漫主義的映画 @DVD・レンタル

ことし春先にロードショウされたフランス映画『天国でまた会おう』、DVDで鑑賞しました。 本国公開年のセザール賞では、惜しくも作品賞は逃したもの、監督賞ほか5部門を受賞した作品。 しらないうちに公開されていました・・・ さて、映画。 第一次世界大戦休戦目前の西部戦線のある戦場。 フランス軍を率いるプラデル中尉は、休戦命令…
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『風をつかまえた少年』:目に見えない風と希望をつかまえる @ロードショウ・単館系

『それでも夜は明ける』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたキウェテル・イジョフォー初監督作品『風をつかまえた少年』、ロードショウで鑑賞しました。 実話に基づく映画化で、原作は主人公の少年が書いた実録本(共著)。 さて、映画。 アフリカのマラウイのこと。 ウィリアム(マクスウェル・シンバ)は父トライウェル(キウェテル・…
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『あなたの名前を呼べたなら』:恋愛を超えた、ひととしての関係性が啓かれる @ロードショウ・単館系

静かに話題を呼んでいるインド映画『あなたの名前を呼べたなら』、ロードショウで鑑賞しました。 インド映画、と記しましたが、正しくはインドとフランスの合作映画です。 『存在のない子供たち』もレバノンとフランスの合作なので、フランスという国は多彩な国の映画製作を支援してる文化国だなぁと思いますね。 さて、映画。 大都会ムンバイ…
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『SHADOW/影武者』:画面は凝っているが、まどろっこしい武侠映画 @試写会

張藝謀(チャン・イーモウ)監督最新作『SHADOW/影武者』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 張藝謀監督の新作を観るのは久しぶりで、前作『グレートウォール』、前々作『楊貴妃 Lady Of The Dynasty』(共同監督)は観ていません。 その前の『妻への家路』は観たけれども、なんだか人が変わったようで驚いたのですが・・…
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『二ノ国』:青春期の葛藤を正面からドラマに取り入れたあたりを評価したい @試写会

まもなく公開のアニメーション映画『二ノ国』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 ことしは『海獣の子供』『天気の子』も観ているので、アニメづいている感じです。 あ、『トイ・ストーリー4』も観てましたね。 さて、映画。 高校生のユウ(声・山崎賢人)とハル(声・新田真剣佑)のふたりの男子は、コトナ(声・永野芽郁)を挟んでの三角関…
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『存在のない子供たち』:胸が痛くなる真実の衝撃作 @ロードショウ・単館系

2018年カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『存在のない子供たち』、ロードショウで鑑賞しました。 都心でも、銀座・渋谷・新宿と3館の単館系映画館で上映中。 7月20日公開なので、既に4週目に入っているが、かなりの観客数のようです。 できれば、近くのシネコンでも上映してほしいところだが、夏休みは若者ターゲット映画のかき入れ時なの…
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『アンノウン・ボディーズ』:謳い文句は面白いけどね @DVD・レンタル

TSUTAYAの飛びぬけアワードで先月プッシュしていた『アンノウン・ボディーズ』、DVDレンタルで鑑賞しました。 よく行くショップでは数枚あるディスクが常に貸出中。 「同時に発見された6人の首なし死体。事件を追う2人の刑事は、深く暗い泥沼に迷い込む」という謳い文句も扇情的。 原題はオランダ語で「Het Tweede Gelaa…
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『トールキン 旅のはじまり』:著名作者の若き日の、表面を撫でた感じの出来 @試写会

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのニコラス・ホルト最新主演作『トールキン 旅のはじまり』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。 タイトルの「トールキン」とは、『指輪物語』など作家J・R・R・トールキン。 イニシャル表記のところは、ジョン・ロナルド・ロウエルということです。 生まれたのは1892年。 19世紀のことです…
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『ホットギミック ガールミーツボーイ』:あなたとわたしの愛言葉=バカ・バカ・バカ @ロードショウ・一般劇場

『溺れるナイフ』の山戸結希監督最新作『ホットギミック ガールミーツボーイ』、ロードショウで鑑賞しました(『溺れるナイフ』は未見ですが)。 6月末から公開なので、ひと月以上、続映しています。 とはいえ、シネコンでは上映もほぼなく、配給の東映直営館で1日2度ほど。 が、この映画、こちらがオジサンだからかもしれないが、出演者も全然知…
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『天気の子』:前作は問題作、本作は凡作 @ロードショウ・シネコン

『君の名は。』の新海誠監督最新作『天気の子』、ロードショウで鑑賞しました。 前作は、「過去作品の設定を拝借」とか「東日本大震災をなかったことにするのは・・・」と、とにかく個人的には「問題作」であったと思います。 とはいえ、ある種のエンタテインメント作品としては、問題はあっても、それなりに評価しています。 ★★☆はネガティブ・オ…
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『よこがお』:隠し味は、女性の嫉妬 @ロードショウ・シネコン

『淵に立つ』の深田晃司監督最新作『よこがお』、ロードショウで鑑賞しました。 主演は、同作と同じく筒井真理子。 監督が惚れ込んでの再びのタッグだそうだ。 さて、映画。 米田(池松壮亮)が勤める美容室を訪れたリサ(筒井真理子)。 初めてだという彼女に、米田は「以前お会いしませんでしたか」と訊く。 彼女はかつて訪問看護師と…
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『来る』:これが実は正月映画だったとは! @DVD・レンタル

昨年12月公開の中島哲也監督最新作『来る』、DVDで鑑賞しました。 12月公開・・・ということは、お正月映画。 え、お正月映画! お正月に「来る」のは年神様なのだが、この映画でやって来るのは「あれ」・・・ さて、映画。 秀樹(妻夫木聡)と香奈(黒木華)の若い夫婦には、子どもがひとり。 秀樹は幼いころ、仲の良かった女の…
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『キャプテン・マーベル』:映画が暗喩する世界観は、こういうこと? @DVD・レンタル

ことし3月にロードショウされた『キャプテン・マーベル』、DVDで鑑賞しました。 アベンジャーズ誕生前の物語。 だけれど、『アベンジャーズ』シリーズは1本も観ていない。 さて、映画。 宇宙に存在するクリー帝国の女性ソルジャー、ヴァース(ブリー・ラーソン)は、謎のフラッシュバックに悩まされていた。 それは、彼女の失われた記…
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『シンプル・フェイバー』:ミステリアスな展開が陽性の笑いに転じていく @DVD・レンタル

ことし3月にロードショウされた『シンプル・フェイバー』、DVDで鑑賞しました。 春先に劇場公開された映画が、まだ梅雨明けしていないけれど、もうレンタルされるのね。 そういえば、東京ではお盆もおわり、学校は夏休みに突入している。 さて、映画。 ニューヨーク郊外に住むシングルマザーのステファニー(アナ・ケンドリック)。 小…
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『ワイルドライフ』:時代背景が重要な映画 @ロードショウ・単館系

『リトル・ミス・サンシャイン』などの個性派俳優ポール・ダノの初監督作品『ワイルドライフ』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は、ピュリッツァー賞作家リチャード・フォードの同名小説。 ダノとともに共同脚本を務めたゾーイ・カザンは彼のパートナーで、『エデンの東』などの名匠エリア・カザンを祖父に持つという。 さて、映画。 19…
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『トイ・ストーリー4』:なにがロンサム・カウボーイじゃぁぁ @ロードショウ・シネコン

ピクサーの大ヒットアニメシリーズの最新作『トイ・ストーリー4』、ロードショウで鑑賞しました。 鑑賞したのは日本語吹替え。 このシリーズ、これまでも吹替えで観ているので、これはこれでよしです。 さて、映画。 永年の友だちアンディのもとの離れて、新たな持ち主の女の子ボニーのもとに引き取られたウッディたち。 ボニーは女の子と…
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『Girl/ガール』:ヒリヒリ感と痛烈な痛み・・・ @ロードショウ・単館系

バレリーナを目指すトランスジェンダーの少女を描いた『Girl/ガール』、ロードショウで鑑賞しました。 製作国はベルギー。 ベルギー映画が日本でロードショウされるのは珍しい。 さて、映画。 15歳のララ(ヴィクトール・ポルスター)はバレリーナを目指すトランスジェンダーの少女。 肉体的には男性だが、現在は第二次性徴を停める…
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『海獣の子供』:作家性を感じる映画 @ロードショウ・単館系

6月から続映中の『海獣の子供』、ロードショウで鑑賞しました。 アニメ作品なので(他の作品もそうかも)、嗜好者が見尽くせば上映も終わると思われる中、ひと月以上のロングラン(ひと月では普通、言わないんだけど)は珍しく、先に観た妻の感想も聞いたので、出かけてきました。 さて、映画。 中学生女子のルカは、世間からみればトラブルメー…
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『COLD WAR あの歌、2つの心』:民族歌謡「ふたつの心」に祖国への想いを託して @ロードショウ・単館系

『イーダ』のパヴェウ・パヴリコフスキ監督最新作『COLD WAR あの歌、2つの心』、ロードショウで鑑賞しました。 米国アカデミー賞では外国語映画賞、監督賞、撮影賞と3部門ノミネートでしたが、残念ながら受賞はなりませんでした。 さて、映画。 1949年、第二次世界大戦後、共産主義政権下のポーランド。 ピアニストのヴィクト…
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『孤独なふりした世界で』:諦めから始まる希望もある @DVD・レンタル

今年4月に小規模ロードショウされた『孤独なふりした世界で』、DVDで鑑賞しました。 主演は、『スリー・ビルボード』が印象的だったピーター・ディンクレイジと、ここんところ出演作目白押しのエル・ファニング。 さて、映画。 米国の小さな田舎町。 理由は不明だが、町の住人はひとりを除いて死に絶えてしまった。 残されたのは、デル…
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『ハウス・ジャック・ビルト』:反キリスト教的要素に惹かれてしまう監督個人の超極私的映画 @ロードショウ・単館系

デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督最新作『ハウス・ジャック・ビルト』、ロードショウで鑑賞しました。 同監督の作品は『メランコリア』『ニンフォマニアック(二部作)』は観ていないので、2009年の『アンチクライスト』以来の鑑賞ということになります。 さて、映画。 暗い中、ふたりの男の会話が続く。 ひとりは事象建築家…
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『アルキメデスの大戦』:変人vs.軍人。映画オリジナルの結末がなかなかうまい @試写会

『ALWAYS』シリーズの山崎貴監督最新作『アルキメデスの大戦』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 原作は連載中のコミックスで、結末は映画オリジナルだそうです。 さて、映画。 昭和20年4月、大日本帝国海軍が誇る浮沈巨大戦艦大和は、米国の機動部隊の攻撃により沈没した。 遡ること、12年。 昭和8年、日本は欧米列強との対…
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『マーズ・コンタクト』:思いつきは面白いが、練れてない安手のロシア製SF @DVD・レンタル

つい先ごろリリースされたロシア製SF映画『マーズ・コンタクト』、DVDで鑑賞しました。 『マーズ・アタック!』はティム・バートン監督作品だったなぁ、なんて オープニングに出る原題「FORSAKEN」、英語で「見棄てられた人」に意味のようです。 さて、映画。 ロシアが人類初の試みとして打ち上げた有人火星探査船。 まもなく…
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『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』:根底に流れるのは英国的差別意識 @DVD・レンタル

スティーヴン・フリアーズ監督の『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』、DVDで鑑賞しました。 昨年2018年にBBCで製作された全3回シリーズ、約3時間のテレビドラマです。 主演は、 ヒュー・グラントとベン・ウィショー。 この顔合わせだけで、観たくなるというもの。 さて。 まだ同性愛が違法だった頃の1960…
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『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』:核の王ゴジラ、怪獣王になるの巻 @ロードショウ・シネコン

ハリウッド産新生「ゴジラ」シリーズ第2作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、ロードショウで鑑賞しました。 ゴジラに加えてキングギドラ、モスラ、ラドンも登場し、東宝チャンピオンまつりの趣。 さて、映画。 ゴジラとムートーと死闘を繰り広げたときから5年。 特務機関モナークの基地では、巨大生物を隔離・管理していた。 そし…
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