テーマ:2019年

『誰がための日々』:自己責任と不寛容の社会を描く力作 @DVD

昨年2月にロードショウされた香港映画『誰がための日々』 、DVDで鑑賞しました。 もう大陸資本の中国映画しかないのかしらん、と思っていたところ、香港の資本だけで作られる香港映画もいまだ健在のようです。 ただし、アクション映画や犯罪映画を除くと、やはり数は少ないもよう。 さて、映画。 双極性障害のため入院していたトン(ショ…
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『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』:信頼できる、できまい、いずれでもあっても、それが人生 @DVD

昨年晩秋にTOHOシネマズ・シャンテなどでロードショウされた『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』 、DVDで鑑賞しました。 監督は、テレビドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』のダン・フォーゲルマン。 といっても、ドラマは観ていない。 気になったのでフィルモグラフィをチェック。 『カーズ』(2006)、『ボル…
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『駅までの道をおしえて』 :20分ほど詰めれば、小品に仕上がったのに @DVD

昨秋にロードショウされた日本映画『駅までの道をおしえて』 、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 赤い車両の京急鉄道が通る海に程近い町。 両親と暮らす8歳の少女サヤカ(新津ちせ)は、つい先ごろ、愛犬の白い柴犬ルーと死に別れたばかり。 サヤカは生まれつき背中に大きな痣があることから同級生たちから忌避されており…
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『ペトラは静かに対峙する』 :ゆったりとした演出で、直截描かれていること以外も想像する @DVD

昨年夏に単館系映画館でロードショウされた『ペトラは静かに対峙する』 、DVDで鑑賞しました。 原題は「PETRA」、主人公の名前だけですが、日本タイトルはなかなか思わせぶりな良いタイトルを付けましたね。 さて、映画。 スペイン・カタルーニャ地方に居を構える著名な現代彫刻家ジャウメ(ジョアン・ボテイ)。 初老の彼にはひとり…
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『記憶にございません!』 :ギャグにキレもなく・・・ガッカリだわぁ、はぁ。 @DVD

昨年初秋にロードショウされた三谷幸喜監督・脚本映画『記憶にございません!』 、DVDで鑑賞しました。 なかなかのスマッシュヒットだったようで、そこそこ期待。 さて、映画。 病院のベッドの上で目覚めた男(中井貴一)は、一切の記憶を失っていた。 あまりに不安になったため、パジャマ姿のまま病院から抜け出したところ、道行くひとび…
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『今さら言えない小さな秘密』 :どうということもないおはなしだが、愛すべき小品佳作 @DVD

昨年初秋にロードショウされたフランス映画『今さら言えない小さな秘密』 、DVDで鑑賞しました。 主演は『神様メール』などのブノワ・ポールヴールド。 さて、映画。 風光明媚な仏国プロヴァンスの小さな村。 村唯一の自転車修理工ラウル・タビュラン(ブノワ・ポールヴールド)は、腕がいい上に、伝説の自転車乗り。 そのため、村では…
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『イエスタデイ』 :なんだかズルな映画、みたいな感じが拭い去れない @DVD

昨年初秋にロードショウされた『イエスタデイ』 、DVDで鑑賞しました。 「イエスタデイ」といえば、当然、ザ・ビートルズの曲のタイトルですね。 なので、この映画はザ・ビートルズについての、すこし不思議なSF映画的発想の映画。 さて、映画・・・の前に、『イエスタデイ』といえば、なぜか1979年製作のカナダ映画を思い出してしまう。 …
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『アイネクライネナハトムジーク』 :、時間が経って、よかったと思うものが、本当の出逢い・・・ @DVD

昨年初秋にロードショウされた日本映画『アイネクライネナハトムジーク』 、DVDで鑑賞しました。 監督は『愛がなんだ』の今泉力哉、原作は『アヒルと鴨のコインロッカー』などの伊坂幸太郎。 楽しみな顔合わせです。 さて、映画。 東北の中心都市、仙台。 そこそこのイケメンだがなぜか冴えない会社員の佐藤(三浦春馬)。 友人は大…
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『ヒンディー・ミディアム』 :イルファン・カーン、ご冥福をお祈りいたします @DVD

昨年初秋にロードショウされたインド映画『ヒンディー・ミディアム』 、DVDで鑑賞しました。 主演のイルファン・カーン、先ごろ他界されましたね。ご冥福をお祈りいたします。 さて、映画。 インド・デリーの下町で衣料品店を営むラージ(イルファン・カーン)とミータ(サバー・カマル)。 経済的には裕福だが、夫ラージはヒンディー語し…
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『サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所』 :LGBTQへの理解と支援を求める・・・的な @DVD

昨年2月にロードショウされた『サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所』、DVDで鑑賞しました。 DVDリリースも昨年夏ごろなので、少々時間が経っていますね。 さて、映画。 米国ニューヨークの下町に暮らす黒人少年のユリシーズ(ルカ・カイン)。 父親の死をきっかけに、母と弟の三人暮らしになったが、母親は昼夜掛け持ちで働かなけ…
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『引っ越し大名!』 :松竹のお家芸が積み重なった変格時代劇の佳作 @DVD

昨年晩夏にロードショウされた星野源主演の『引っ越し大名!』、DVDで鑑賞しました。 星野源といえば「うちで踊ろう」ですね。 踊るまではいきませんが、うちで観ようは実践中。 ま、映画館は全面休館ですから。 さて、映画。 徳川幕府五代将軍綱吉の頃。 越前松平家を祖とする姫路藩主・松平直矩(及川光博)。 この度、豊後の日…
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『レディ・マエストロ』 :音楽には性別も貧富の差もない(はず) @DVD

昨年秋にロードショウされた『レディ・マエストロ』、DVDで鑑賞しました。 原題は「DE DIRIGENT」、コンダクター(指揮者)です。 特に、女性であることは冠されていません。 さて、映画。 第一次世界大戦からしばらく経った1926年の米国ニューヨーク。 オランダ移民のアントニア(クリスタン・デ・ブラーン)は、音楽ホ…
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『最高の人生の見つけ方』 :ひねりの効いた脚本とスター映画の妙 @DVD

昨年秋公開の『最高の人生の見つけ方』、DVDで鑑賞しました。 ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン共演で2007年に製作された同名ハリウッド映画のリメイク。 さて、映画。 70歳の専業主婦の幸枝(吉永小百合)、ステージ4の癌が見つかり入院することに。 ひょんなことで同室となったのが、巨大ホテルチェーンの剛腕女社長の…
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『任侠学園』 :別に学校でなくてもいいようなハナシだね @DVD

昨年秋公開の『任侠学園』、DVDで鑑賞しました。 『空母いぶき』に続いて、西島秀俊主演ですね。 さて、映画。 義理人情に厚く、すぐに厄介ごとを引き受けてしまう弱小ヤクザの阿岐本組。 兄貴筋の組から、出資している経営不振に陥った私立高校の再建を任されてしまう。 ナンバー2の日村(西島秀俊)を理事にして現場を任せるが、文武…
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『空母いぶき』 :望む、『シン・空母いぶき』 @DVD

昨年初夏公開の『空母いぶき』、DVDで鑑賞しました。 公開前には現首相への揶揄かとかなんとか、なにかと話題がありましたが、さて、映画。 そう遠くない未来の12月23日未明。 沖ノ鳥島の西方の日本領の孤島に国籍不明の武装集団が上陸する。 海上自衛隊は訓練航海中の第5護衛隊群に直ちに海上警備行動の出動を命じる。 が、ほどな…
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『パリに見出されたピアニスト』 :ツボを押さえたベタな面白さ、といったところかしらん @DVD

昨年秋公開の『パリに見出されたピアニスト』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 パリ北駅駅に置かれたストリートピアノを弾く青年マチュー(ジュール・ベンシェトリ)。 彼は、パリ郊外の貧しい家庭に育ち、不良仲間と盗みなどの犯罪行為で金を得ている。 盗みに入ったところを逮捕された彼を、刑務所行きから救ったのは、…
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『ロボット2.0』 :あぁアホらしやの鐘が鳴るなり法隆寺 @DVD

昨年秋公開の『ロボット2.0』、DVDで鑑賞しました。 インド映画のスーパースター、ラジニカーント主演です。 タイトルの2.0はバージョンのことで、前作『ロボット』からバージョンアップしたというわけです。 さて、映画。 ある日、インドの街からスマートフォンが自らの力でどこかへ消え去ってしまう。 それからすぐに、携帯電話…
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『劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD』 :マイブームは過ぎていた @DVD

昨年夏公開の日本映画『劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD』、DVDで鑑賞しました。 不動産会社を舞台にしたゲイ・ラブコメのテレビシリーズは、放送後にDVDで全話鑑賞しています。 さて、映画。 永遠の愛を誓った春田(田中圭)と牧(林遣都)。 その後、春田は上海・香港へ転勤。 もとの営業所へ戻って来た春田だっ…
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『最初の晩餐』 :家族とは、理解しようとすることをあきらめないこと @DVD

昨年秋公開の日本映画『最初の晩餐』、DVDで鑑賞しました。 染谷将太をはじめ戸田恵梨香、斉藤由貴、永瀬正敏、窪塚洋介という出演陣に惹かれた次第。 さて、映画。 駆け出しカメラマンの東麟太郎(染谷将太)は、父(永瀬正敏)の葬儀のために久々に実家に戻ってきた。 故郷は山深い土地、実家の古家もなかなか大きく、通夜も葬儀も家で行…
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『ガーンジー島の読書会の秘密』 :風光明媚な風景は美しいが、物語は薄っぺらい @DVD

昨年晩夏公開の仏英合作映画『ガーンジー島の読書会の秘密』、DVDで鑑賞しました。 第二次世界大戦秘話というのは好みの題材だけれども・・・ さて、映画。 1946年、第二次世界大戦終結後の英国ロンドン。 新進女流作家のジュリエット(リリー・ジェームズ)は、あるとき「ガーンジー島の読書とポテトピールパイの会」のメンバーから手…
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『ブルーアワーにぶっ飛ばす』 :ルーツである故郷を肯定できないと、自分自身も肯定できない @DVD

昨年秋公開の日本映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』、DVDで鑑賞しました。 ここのところ活躍目覚ましい夏帆と『新聞記者』のシム・ウンギョンが共演の映画です。 さて、映画。 東京でCMディレクターをしている30歳の夕佳(夏帆)。 仕事もあり、順調のようにみえるが、実際のところは荒みまくり。 そんなある日、病気の祖母を見舞う…
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『嵐電』 :「狐が車掌の路面電車」が本当に現れそう @DVD

昨年初夏公開の日本映画『嵐電』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ゲゲゲの女房』の鈴木卓爾。 キネマ旬報選出のベストテン入り作品です。 さて、映画。 京福電気鉄道嵐山線、通称「嵐電(らんでん)」。 嵐電にまつわる不思議な話を集めて作品しようとしている、鎌倉から来たノンフィクションライター(井浦新)。 8ミリカメラで嵐電…
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『宮本から君へ』 :これで留飲を下げなきゃいけない世の中はつらいよ @DVD

昨年秋公開の日本映画『宮本から君へ』、DVDで鑑賞しました。 先輩女性映画ファンからの推薦もあり、キネマ旬報ベストテンの上位選出でもあるので、期にはなっていたものの、別の意味で気にしてパスしていた作品でした。 さて、映画。 中規模会社の営業マン、宮本浩(池松壮亮)。 ま、不器用な男。 あるとき、先輩社員の仕事仲間の女性…
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『田園の守り人たち』 :1917 命をかけた田園 @DVD

昨年夏公開のフランス映画『田園の守り人たち』、DVDで鑑賞しました。 1915年から1920年までの第一次世界大戦下のフランスの田園地帯を舞台にした物語。 さて、映画。 1915年、第一次世界大戦下のフランスの田園地帯。 農園を切り盛りする未亡人オルタンス(ナタリー・バイ)には3人の子供がいる。 息子ふたりを西部戦線に…
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『北の果ての小さな村で』 :素朴なつくりだが、グリーンランドの魅力は十分感じられます @DVD

昨夏にロードショウされた『北の果ての小さな村で』、DVDで鑑賞しました。 グリーンランドを舞台にしたフランス映画です。 さて、映画。 北極園のグリーンランド東部にある人口80人の小さな村。 デンマークの新人教師アンダースが村の小学校に赴任してくるが、言葉や習慣の違いで授業はほとんど進めることが出来ない・・・ といっ…
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『マーウェン』 :ゼメキスの遊びの部分とシリアスな部分のバランスが上手くいった感じ @DVD

昨夏にロードショウされた『マーウェン』、DVDで鑑賞しました。 監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ 一期一会』のロバート・ゼメキス。 単館系を中心に公開されたのかしらん、ロードショウされたことは知らず、今回のDVDリリースではじめて知りました。 さて、映画。 第二次大戦下の架空の村マー…
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『ニューヨーク 最高の訳あり物件』 :アメリカ女性とドイツ女性の価値観のぶつかり合いで笑わせるはずが・・・ @DVD

昨夏公開の『ニューヨーク 最高の訳あり物件』、DVDで鑑賞しました。 監督は『ハンナ・アーレント』『生きうつしのプリマ』のマルガレーテ・フォン・トロッタ。 一応、コメディ映画とのことだが・・・ さて、映画。 デザイナーデビュー目前のアラフォー女性ジェイド(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)。 夫のニックから一方的に離婚を…
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『コレット』 :19世紀世紀末の猥雑さの中の多面的な女性の物語 @DVD

昨年初夏ロードショウの『コレット』、DVDで鑑賞しました。 19世紀から20世紀に活躍したフランスの女流作家シドニー=ガブリエル・コレットの半生を映画化したものだが、不勉強なので初めて知った名前です。 さて、映画。 フランスの田舎町で生まれ育ったコレット(キーラ・ナイトレイ)。 彼女は、かなり年上の人気作家ウィリー(ドミ…
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『プロメア』 :日本の伝統文化と新文化が融合された新時代のジャパニメーション @DVD

昨年初夏からロングラン上映され、いまも4DXで上映中のアニメ『プロメア』、DVDで鑑賞しました。 脚本は劇団☆新感線など舞台脚本出身の中島かずき。 さて、映画。 近未来の地球。 突然変異で誕生した炎を吹き出す人々。 彼らにより全世界の半分が焼失、それから30年。 炎を操れるようになった人々は「バーニッシュ」と呼ばれ、…
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『僕はイエス様が嫌い』 :シンプルな物語を繊細な演出で魅せる青春前映画 @DVD

昨年初夏に公開された日本映画『僕はイエス様が嫌い』、DVDで鑑賞しました。 海外の映画祭で高評価を得たというインディーズ作品です。 さて、映画。 東京から雪深い地方に引っ越してきた小学5年生の男児・由来(佐藤結良)。 契機は祖父が他界したこと。 転校先はミッション系の小学校。 毎日、礼拝の時間がある。 なかなかそん…
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