テーマ:2019年

『閉鎖病棟 それぞれの朝』:真面目に作られているが、証文の出し遅れ感もあり @ロードショウ

帚木蓬生の山本周五郎賞受賞小説を映画化した『閉鎖病棟 それぞれの朝』、ロードショウで鑑賞しました。 原作小説、読んだかしらん・・・? と思っていたのですが、さて、映画。 妻と母親とを殺して死刑を宣告された梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)。 が死刑執行の際に生き延びた彼はその後精神病院をたらい回しにされて生き延びていた。 現在彼が暮…
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『IT/イット THE END “それ”が、見えたら終わり。』:モンスター・ピエロ、暴れまくれずの巻 @ロードショ…

スティーヴン・キング原作小説の映画化『IT/イット THE END “それ”が、見えたら終わり。』、ロードショウで鑑賞しました。 前作から27年後のお話、さて、映画。 米国メイン州の田舎町デリーで。 再び、殺人事件や児童失踪事件が発生。 27年経ち、かつてのルーザーズクラブの面々が終結するが、ひとり仲間が欠けている・・・…
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『グレタ GRETA』:モンスターおばさん、暴れまくるの巻 @ロードショウ・単館系

イザベル・ユペール主演最新作『グレタ GRETA』、ロードショウで鑑賞しました。 監督はベテラン、ニール・ジョーダン。 さて、映画。 ニューヨークのレストランで働くフランシス(クロエ・グレース・モレッツ)。 ある夜、地下鉄で高級バッグの忘れものを見つけた。 翌日、持ち主のもとへ届け、持ち主である上品な初老の女性グレタ(…
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『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』:ジョン・ウー作品の製作者の面目躍如 @試写会

まもなく公開の『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 ジョン・ウー監督作品を製作している米国の中国人プロデューサー、テレンス・チャンと役所広司がタッグを組んだという触れ込みのアクションドラマ。 さて、映画。 チベットで山岳救助を行っている民間組織ウィングス。 リーダーは、かつてチベットの鬼…
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『X-MEN:ダーク・フェニックス』:後半の見せ場は派手だが・・・ @DVD・レンタル

初夏にロードショウされた『X-MEN:ダーク・フェニックス』、DVDで鑑賞しました。 『X-MEN』シリーズの最終作だそうだが、このシリーズを観るのは初めて。 今秋ロードショウされる映画はちょっと辛気臭いタイプのものが多いので、あまり考えずに愉しめる作品を、ということで選択しました。 さて、映画。 人類の平和を守るために…
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『マイ・ブックショップ』:実にいやらしい英国の階級差 @DVD・レンタル

今春ロードショウされた『マイ・ブックショップ』、DVDで鑑賞しました。 監督は『死ぬまでにしたい10のこと』『しあわせへのまわり道』のイザベル・コイシェ。 2005年の『あなたになら言える秘密のこと』が東京国際映画祭のカネボウ女性映画週間で上映されたときに登壇されたのを見ています。 さて、映画。 1959年の英国、小さな…
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『THE GUILTY/ギルティ』:着想はよかったが、いま工夫が足りないかな @DVD・レンタル

ことし春先にロードショウされて話題だったデンマーク製サスペンス映画『THE GUILTY/ギルティ』、DVDで鑑賞しました。 最近、北欧ミステリーや北欧サスペンスの公開作品が増えていますね。 概ね、内容も水準以上の作品が多いようですが・・・ さて、映画。 デンマーク警察の緊急通報指令室で電話対応オペレーター勤務の警察官ア…
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『翔んで埼玉』:東映にしか出せないやけくその猥雑さ @DVD・レンタル

ことし春先にロードショウされてスマッシュヒットした『翔んで埼玉』、DVDで鑑賞しました。 登場する人物や地名は実在のものと関係ありません、と断っているが・・・ さて、映画。 東京都からひどい差別を受けている埼玉県。 東京のとある超名門校でも、都知事の息子で生徒会長の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)によって、埼玉県人は非道な迫害を…
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『楽園』:島国ニッポンのムラ社会を描く力作 @ロードショウ・シネコン

『菊とギロチン』『64 ロクヨン』の瀬々敬久監督最新作『楽園』、ロードショウで鑑賞しました。 原作は『怒り』『悪人』『さよなら渓谷』の吉田修一。 映画化作品をこのように並べると、自ずと今回の作品もどのような映画かわかるというもの。 さて、映画。 近くに山並みが続く田舎町。 ある日、ふたりの小学生女児がY字路で別れた後、…
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『ボーダー 二つの世界』:いささかグロテスク(かもしれない)な北欧版『もののけ姫』 @ロードショウ・単館系

北欧スウェーデンとデンマーク合作の『ボーダー 二つの世界』、ロードショウで鑑賞しました。 ポスターの図案などから一筋縄ではいかぬ雰囲気がぷんぷんしますが・・・ さて、映画。 スウェーデンの港の税関で働くティーナ(エヴァ・メランデル)。 容姿は醜いが、人間のある種の感情を嗅ぎ分ける特殊な才能があり、違法物の持ち込みを監視す…
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『12か月の未来図』:リアルで軽妙な教育についての映画。日本の未来図かも @DVD・レンタル

ことし4月に岩波ホールで公開された『12か月の未来図』、DVDで鑑賞しました。 岩波ホールで公開された映画が、こんなに早くDVD化されるなんて、驚きの早さです。 さて、映画。 パリの名門高校で教鞭をとっているベテラン教師のフランソワ・フーコー(ドゥニ・ポダリデス)。 教育省の美人官僚の美貌にくらっとしたためか、「教育格差…
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『新聞記者』:後半エンタメに流されるが、現状精一杯の意欲作 @ムーブオーヴァー

6月にロードショウされ、劇場を変えてムーブオーヴァーされている『新聞記者』、やっとこさ劇場で観ました。 たぶん、ことし最も話題の日本映画であろうと思うわけで、だから小規模ロードショウから4か月も劇場を変えて続映されているのでしょう。 さて、映画。 日本人ジャーナリストを父に持つ東都新聞社会部の若手記者・吉岡エリカ(シム・ウ…
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『真実』:脚本は悪くないが、全体的にはいま一つ @ロードショウ・シネコン

是枝裕和監督最新作『真実』、ロードショウで鑑賞しました。 前作『万引き家族』でカンヌ映画祭の最高賞を受賞しているのだから、そりゃまぁ、各国の演技人からのオファーはあるだろうし、それに受けて立つ監督の心意気もよし、です。 さて、映画。 フランス映画の至宝・レジェンド女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)、この度、自伝『…
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『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』:互いに相手を慮っていることが十分伝わる佳作 @ロードショウ・シネコン

テレビドラマ『孤独のグルメ』シリーズの松重豊主演『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』、ロードショウで鑑賞しました。 これが映画初主演だそうな。 2007年の『しゃべれども しゃべれども』から注目したが、芸歴は長く、調べてみると1992年の黒沢清監督作『地獄の警備員』でタイトルロールの警備員を演じていました。 ということは、端から主演…
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『夜明け』:映画の終わりは人生の終わりでも始まりでもない @DVD・レンタル

ことし年頭に公開された日本映画『夜明け』、DVDで鑑賞しました。 鑑賞から少し日が経っているレビューです。 細部は朧げ・・・ さて、映画。 北関東・茨城の海にほど近い小さな町。 木工所を営む初老の哲郎(小林薫)はある朝、河原で倒れている青年(柳楽優弥)を見つける。 自宅に連れ帰り介抱し、名前を尋ねると、彼は「シンイチ…
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『アガサ・クリスティー ねじれた家』:最もねじれているのは誰だ? @DVD・レンタル

今春公開の『アガサ・クリスティー ねじれた家』、DVDで鑑賞しました。 一番のビッグネームはグレン・クローズ。 と、くれば犯人は・・・ってなところですが、さて、映画。 50年代ぐらいの英国。 一代で巨万の富を築き上げたギリシャ出身の富豪レオニデスが毒殺された。 孫娘のソフィアは、かつての恋人である私立探偵のチャールズに…
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『ジョーカー』:孤独で絶望的な時代のトリックスター @ロードショウ・シネコン

『バットマン』シリーズの悪役がスピンオフ。話題の『ジョーカー』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 大都会ゴッサムシティ。 市のゴミ収集員たちがストライキをし、巷は悪臭が満ちている。 大富豪トーマス・ウェインがこの窮状をどうにかしようと市長に立候補している。 そんな街の片隅で、コメディアンを夢見る…
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『リヴァプール、最後の恋』:アネット・ベニングに尽きる @DVD・レンタル

ことし3月に公開された『リヴァプール、最後の恋』、DVDでで鑑賞しました。 実在のオスカー女優グロリア・グレアムの晩年を描いた映画ですが、彼女の名前は知りませんでした。 1986年になってから公開された1947年作品『十字砲火』などに出ていたんですね。 さて、映画。 1979年の英国。 若手俳優ピーター・ターナー(ジェ…
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『天才作家の妻 40年目の真実』:ないない尽くしの映画化作品 @DVD・レンタル

ことし1月に公開された『天才作家の妻 40年目の真実』、DVDでで鑑賞しました。 グレン・クローズとジョナサン・プライスの顔合わせが魅力的。 さて、映画。 現代文学の巨匠として名高いジョゼフ・キャッスルマン(ジョナサン・プライス)のもとにノーベル文学賞受賞の報せが届く。 彼は、40年連れ添った妻ジョーン(グレン・クローズ…
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『シンクロ・ダンディーズ』:「中年の危機」は乗り越えたいものだね @ロードショウ・単館系

中年男性シンクロチームの実話をモチーフにした映画『シンクロ・ダンディーズ』、ロードショウで鑑賞しました。 同じ題材のフランス映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』は見逃したのですが・・・ さて、映画。 有能な会計士エリック(ロブ・ブライドン)の息抜きはプールで泳ぐこと。 先ごろ妻が地方議員に当選したこともあ…
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『蜜蜂と遠雷』:日本の音楽映画では最上位に位置するのでは @試写会

『愚行録』の石川慶監督最新作『蜜蜂と遠雷』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 原作は恩田陸の同名小説。 直木賞と本屋大賞のダブル受賞だそうだが、未読。 過去には『木曜組曲』『夜のピクニック』が映画化されていますね。 さて、映画。 芳ヶ江国際ピアノコンクール。 3年に一度開催され、前回優勝者が世界トップクラスの注目を浴…
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『おいしい家族』:理想郷はやっぱり絵空事かしらん? @ロードショウ・単館系

「実家に帰ると、父が母になっていました。」の謳い文句が気になった『おいしい家族』、ロードショウで鑑賞しました。 前置きはなしで、さて、映画。 夫とは別居中の化粧品のメイクアップ&販売員をしている橙花(松本穂香)。 母の三回忌に故郷の離島に戻ってきたが・・・ といったところから始まる物語で、あとは謳い文句のとおり「実家…
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『見えない目撃者』:途中まではかなり面白いんだけどなぁ @ロードショウ

吉岡里帆主演のサスペンスミステリー『見えない目撃者』、ロードショウで鑑賞しました。 主演の女優さん、あまり知らないのですが『ホットギミック ガールミーツボーイ』に出てたんですね。 前置きは短く、さて、映画。 浜中なつめ(吉岡里帆)は、警察学校を出たところ。 新たに所轄の交番勤務を命じられたが、ある日、助手席に弟を乗せて自…
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『荒野の誓い』:米国の本質を内省・巡行する秀作 @ロードショウ・シネコン

巷間で静かに話題になっている『荒野の誓い』、ロードショウで鑑賞しました。 このレビューを書いている時点では、多くの劇場(といっても上映館は少ないのだが)でのファーストランは終了しています。 前置きは短く、さて、映画。 1892年、米国ニューメキシコ州。 インディアン戦争の英雄ジョー・ブロッカー大尉(クリスチャン・ベイル)…
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『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』:彼がひとびとを魅了するのは・・・ @DVD・レンタル

昨年末から年頭にかけて公開された『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、DVDで鑑賞しました。 「愛しき実話」までがタイトルなのね。 謳い文句かと思っていました。 前置きは短く、さて、映画。 北海道札幌市、筋ジストロフィーを患っている30代の鹿野靖明(大泉洋)。 10代前半で発症し、現在動かせるのは首から上と手だけ。…
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『ねことじいちゃん』:猫かわいい、ドラマ散漫 @DVD・レンタル

ことし2月に公開された『ねことじいちゃん』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 過疎化が進む小さな島。 この島は高齢者も多いが、猫も多い。 妻に先立たれた元小学校校長・大吉(立川志の輔)もそんな高齢者のひとり。 いまは飼い猫のタマとのふたり暮らし。 そんなある日、まだ若い美智子(柴咲コウ)が島にやっ来…
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『プライベート・ウォー』:戦場の、普遍的な真実を追い求めて @ロードショウ・シネコン

この秋、出演作目白押しのロザムンド・パイク。 主演映画『プライベート・ウォー』、ロードショウで鑑賞しました。 さて、映画。 英国サンデー・タイムズ紙の女性特派員記者のメリー・コルヴィン(ロザムンド・パイク)。 彼女の取材先は常に戦場。 21世紀に入って、世界各地で紛争は多発した。 彼女の信条は、「戦場の小さな物語」を…
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『フリーソロ』:求道者を取り巻くひとびとの葛藤も見どころ @ロードショウ・単館系

アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞受賞の『フリーソロ』、ロードショウで鑑賞しました。 早速、映画。 アレックス・オノルドは、フリーソロの若き第一人者。 フリーソロとは、安全装置を使用せずに、自分の手と足だけで岩壁を登るクライミング・スタイルのこと。 命綱もない。落ちれば、確実に死ぬ。 アレックスは、永年目標にしていたカ…
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『ドッグマン』:日本でもありそうなリアリズム @ロードショウ・単館系

『ゴモラ』『五日物語 3つの王国と3人の女』のマッテオ・ガローネ監督最新作『ドッグマン』、ロードショウで鑑賞しました。 先に挙げた2本の作品のうち、後者のみ鑑賞しています。 『五日物語』は毛色の変わったファンタジーでしたが、今回はリアルな現代もの。 こちらの方が、ガローネ監督の主流なのかどうか・・・ さて、映画。 イタ…
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『僕のワンダフル・ジャーニー』:ちゃんと、背中でジャンプ&キャッチもありますよ @試写会

「素晴らしき哉、犬生!」な映画『僕のワンダフル・ライフ』の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 今度もベイリーは生まれ変わるわけで・・・ さて、映画。 何度も生まれ変わってイーサン(デニス・クエイド)と再びめぐり会った犬のベイリー。 イーサンのもとには初孫娘のCJも生まれて幸せそうだったが…
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