テーマ:ドキュメンタリー

『ある精肉店のはなし』:食肉マイスターというひとに寄り添った傑作 @文化庁映画賞受賞記念上映

これまた映画鑑賞から1週間ほど経ってしまいましたが、昨年(2013年)12月から全国で上映が続いているドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』を、文化庁映画賞受賞記念上映会で鑑賞しました。 本作品は本年(平成26年)度の大賞を受賞した作品です。 さて、映画。 大阪・貝塚市。家族で牛を育て、屠畜し、その肉を売る小さな精肉店…
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『鳥の道を越えて』:記録としての価値に加えて探偵的な面白さ @文化庁映画賞受賞記念上映

映画鑑賞から1週間ほど経ってしまいましたが、11月1日から劇場公開がはじまったドキュメンタリー映画『鳥の道を越えて』を、文化庁映画賞受賞記念上映会で鑑賞しました。 本作品は本年(平成26年)度の優秀賞を受賞した作品です。 さて、映画。 岐阜県東白川村で暮らす祖父・今井照夫は、“鳥の道”があったという山を指さした。 「祖父…
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『ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー』 @GyaO・無料配信

10月に開催されるフランソワ・トリュフォー映画祭を前に少々お勉強を。 とばかりに、GyaOで無料配信されていた『ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー』を鑑賞しました。 100分弱の尺の中で、トリュフォーとゴダール、ふたりのヌーヴェルヴァーグでの同志活動から訣別までがまとめられていました。 まるで出自の異なるふ…
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『星の子アルフェ』:発達障碍の女児に寄り添ったドキュメンタリー @カナダ大使館

カナダのドキュメンタリー映画をカナダ大使館主催で上映する企画カナディアン・ストーリーズで、2012年製作の『星の子アルフェ』を鑑賞しました。 この作品は、NHKが企画している日本賞(世界各地の教育番組・教養番組作品の教育性を重視して審査する国際番組コンテスト)で、福祉教育カテゴリーで最優秀賞を受賞した作品で、NHKでも放映されまし…
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『物語る私たち』:みんなが話し、私が受け容れたすべての物語 @ロードショウ・単館系

『死ぬまでにしたい10のこと』などの女優サラ・ポーリー。 2006年の『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』、2011年の『テイク・ディス・ワルツ』と徐々に監督業に足場を移してきているようです。 本作『物語る私たち』は、自身の出自を巡るドキュメンタリー。 家族の中で「サラだけ、なんだか顔が異なるね」と言われ続けてきたことと、元女…
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『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』:もう、ローマは終末期に近づいている・・ @ロードショウ・単館系

ヴェネチア国際映画祭・金獅子賞受賞のドキュメンタリー映画『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』、ロードショウで鑑賞してきました。 惹句は「未来へと突き進む大都市ローマ、そこからこぼれ落ちた人々の愛おしい人生」。 あれ、この映画、そんな映画じゃない・・・というのが観終わった感想。 描かれているひとびとを愛おしく感じる、とかいう映画…
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『Girl Rising ~私が決める、私の未来~』:少女たちは現在どのような状況にあるか

国際NGO団体(プランジャパン)のイベント上映でドキュメンタリー映画『Girl Rising ~私が決める、私の未来~』を鑑賞しました。 CNNが製作に協力していることもあり、CNNの日本チャンネルCNNJでも『Girl Rising -少女たちの挑戦-』のタイトルで放送された作品です。 貧困その他による理由から劣悪な状況に置か…
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『あしたが消える どうして原発?』『続・メトロレディーブルース』 @レイバー映画祭

労働者のための(一致団結しようね、という趣旨)レイバー映画祭。 長編3本の合間に上映された中短編のドキュメンタリー映画も併せて紹介します。 1本目は『あしたが消える どうして原発?』。 1989年(チェルノブイリ原発事故の3年後)につくられた映画です。 福島第一原発の提起検査などに携わっていた52歳の父を骨がんで亡くした…
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『貪欲の帝国』:韓国サムスン社半導体工場で多発している健康被害 @レイバー映画祭

労働者のための(一致団結しようね、という趣旨)レイバー映画祭でドキュメンタリー映画の新作が上映されるということで、朝から続けて鑑賞しました。 3作目は『貪欲の帝国 The Empire of Shame』。 韓国サムスン電子の半導体工場で多発している健康被害。 会社側は労災であることを認めず、被害者たちに和解金(見舞金)で解決しよ…
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『A2-B-C』:真実は隠蔽されているのか・・・ @レイバー映画祭

労働者のための(一致団結しようね、という趣旨)のレイバー映画祭でドキュメンタリー映画の新作が上映されるということで、朝から続けて鑑賞しました。 2作目は『A2-B-C』。 311以降、放射能の危険に曝された福島のいまを、在日外国人の監督が追ったドキュメンタリーです。 ロードショウ公開は今年2014年5月。 公開から2か月しか…
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『60万回のトライ』:そしてノーサイドを、願う @レイバー映画祭

労働者のための(一致団結しようね、という趣旨)のレイバー映画祭でドキュメンタリー映画の新作が上映されるということで、朝から続けて鑑賞しました。 1作目は『60万回のトライ』。 大阪にある朝鮮人学校、大阪朝鮮高級学校ラグビー部の奮闘を描いたドキュメンタリーです。 ロードショウ公開は今年2014年3月。 ピカピカの新作です。 …
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『毎日がアルツハイマー2』:これからどうなるか、先手を打とう @ロードショウ・単館系

先の記事、『毎日がアルツハイマー』のアンコール上映に続いて、続編を鑑賞しました。 副題に「関口監督、イギリスへ行く編」と付いています。 さて、映画。 認知症が進んだ母親・宏子さん。 この先どうなるのかしらん、と心配した関口監督は、介護ケアの先進国イギリスの状況を学びに渡英するのでありました・・・ と、ひとことでいえ…
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『毎日がアルツハイマー』:これならばボケるのも悪くないと感じさせる母娘関係 @アンコール上映・単館系

2012年7月に劇場公開された『毎日がアルツハイマー』、続編の公開にあわせてアンコール上映されたので、出かけて観てみました。 それにしても、最近、ドキュメンタリー映画づいているなぁ、と我ながら思います。 さて、映画。 オーストラリアで映画製作をしていたシングルマザーの関口祐加監督、母親の宏子さんのボケがひどく、最近自宅に籠…
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『ベニシアさんの四季の庭』:ひとそれぞれに歴史あり、といったところ @DVD・レンタル

暑い夏には、あまりストレスがかからないようなスローライフの映画がいいかしらん、ということで選んだのがこれ。 『ベニシアさんの四季の庭』、2013年9月に単館系の劇場で公開されたドキュメンタリー作品です。 タイトルから、四季のガーデニング、まぁゆったりと美しい草花で楽しませてくれてるハナシかと思っていました。 ありゃ、京都大原の…
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『収容病棟』:恐ろべしい撮影力に観ている方は疲労困憊 @ロードショウ・単館系

中国ドキュメンタリー映画界の鬼才ワン・ビン監督の『収容病棟』、ロードショウで鑑賞しました。 前編・後編にわかれていて、合計4時間の超長尺。 ワン・ビン監督の名は『鉄西区』『三姉妹 雲南の子』などで「凄い」という評判は聞いており、今回の鑑賞が初チャレンジ。 さて、映画。 中国雲南省の精神病院。 中庭を取り囲むよう四角い回…
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『靖国・地霊・天皇』:トガッている映画としかいいようがない @試写会

7月19日よりポレポレ東中野で公開されているドキュメンタリー映画『靖国・地霊・天皇』、先行上映で鑑賞しました。 靖国神社の合祀問題を中心に、靖国神社とは何ぞや、を描いた映画です。 映画は、次の①②③④で構成されています。 ①合祀問題(A級戦犯、および旧植民地時代の韓国人等を合わせて祀っていること)の正否ふたつの観点から…
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『365日のシンプルライフ』:8月公開のフィンランド新作映画 @フィルムセンター EUフィルムデイズ

フィルムセンターの企画「EUフィルムデイズ2014」で、8月ロードショウ公開が決まっているフィンランド映画『365日のシンプルライフ』をひと足早く鑑賞しました。 映画は・・・ ヘルシンキに住む26歳のペトリは、彼女と別れたことをきっかけに、モノに囲まれた生活をリセットする“実験”を決意する。 ルールは4つ: (1)持ち…
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『僕がジョンと呼ばれるまで』:さぁ、人間性を取り戻そう @ロードショウ・単館系

アメリカ・オハイオ州の高齢者介護施設が舞台のドキュメンタリー映画『僕がジョンと呼ばれるまで』、東京都写真美術館で鑑賞しました。 入居者のほとんどが認知症を患っており、日本で開発された「くもん式学習療法」による取組とそれによって変わっていく患者や家族や家族たちを紹介するものです。 登場するひとびとはほとんどアメリカ人なので全編…
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『インサイド・ディープ・スロート』:アメリカ現代史を振り返る @DVD・レンタル

1972年にアメリカで公開されて社会現象となったポルノ作品『ディープ・スロート』。 現在(2013年春)公開中の『ラブレース』は、主演女優リンダ・ラブレースの物語。 『ラブレース』を観る前の予習として、『ディープ・スロート』製作の内幕と、映画公開が引き起こしたムーヴメントを検証するドキュメンタリー映画がこの『インサイド・ディ…
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『ウォーキング with ダイナソー BBCシリーズ』: @DVD・レンタル

今2014年の同名お正月映画のもととなった英国BBC製作のドキュメントシリーズ『ウォーキング with ダイナソー BBCシリーズ』、準新作になったのでレンタルで鑑賞しました。 シリーズは全6回、そのうちの前半3回に、スペシャル版1回を加えた4エピソードで構成されています。 第1回「新しい夜明け 三畳紀 New Bloo…
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『祭の馬』:被災した馬をとおして見えること @ロードショウ・単館系

福島県南相馬で東日本大震災を被った馬たちを追ったドキュメンタリー『祭の馬』をミニシアターにて鑑賞しました。 松林要樹監督による同じく被災後の南相馬を追ったドキュメンタリー『相馬看花』の第2部にあたります。 映画は、ミラーズクエストという元競走馬を中心につづられていきます。 観終わっての感想は、非常に興味深い、です。 さて…
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『二郎は鮨の夢を見る』:求道者が握る鮨はほんとに美味そう @DVD・レンタル

ミシュラン三ツ星の東京銀座の鮨店「すきやばし次郎」の店主・小野二郎さんと店の様子を追ったドキュメンタリー映画『二郎は鮨の夢を見る』。 劇場公開時に観たかったんですが、仕事が忙しくて時間が合わず。 意外と早くDVD化されて嬉しいです。 さて、映画。 冒頭にあげたとおり、「すきやばし次郎」の店主・小野二郎さんと店の様子を…
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『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』:コレクションを完成させる、って難しい @ロードショウ

ニューヨーク在住の市井の美術コレクター、ハーブとドロシーのヴォーゲル夫妻。 その美術愛、夫婦愛を描いた前作『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』は傑作ドキュメンタリーでした。 今回はその続き。 彼らが集めた美術品の数々が、どうなるか、を描いています。 一旦はメトロポリタン美術館に寄贈された彼らの作品ですが、その…
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『幸せな時間』: 家族の愛情が素直に感じられる @DVD・レンタル

『幸せな時間』は、映画の撮影技術者志望の女子学生が、自分の祖父母のことを撮りためた画像を、同じく映画監督志望の青年がまとめたドキュメンタリーです。 平凡な家庭の様子を撮りためただけの素朴な映像だけれども、時間を積み重ねることで、ひとつの物語になりました。 祖母が認知症を発症し、祖父は癌に罹ってしまう。 ふたりは、同じ施…
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『ピラミッド 5000年の嘘』: 扇情的な題材をみると妄想が暴走していく @レンタルDVD

ピラミッドの謎ですかぁ。 へへへへへ。 こういうセンセーショナルな題材は結構好きです。 でもなぁ、映画というよりは、テレビスペシャルの作りですなぁ。 ノッケから、煽りのフレーズが連発ですもの。 で、結論的には、疑問符連発で終わる、というのもテレビスペシャル的。 ピラミッドがどのようにして作られたのか、の結論はお預…
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『51(ウーイー)世界で一番小さく生まれたパンダ』:のドキュメンタリー @レンタルDVD

中国成都のパンダ基地で生まれた体重わずか51gのパンダ、ウーイーを中心としたドキュメンタリーです。 通常、パンダの赤ちゃんは150g程度(それでも、他の動物に比べるとかなり小さい!)なので、3分の1ぐらいの大きさしかありません。 パンダの出産では双子で生まれる確率が50%で、二頭生まれたうち、身体の弱い方は、母親から見放…
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『季節、めぐり それぞれの居場所』: 介護、最期、そして再生とつづく @ロードショウ・ミニシアター

施設を運営する側、利用する側が一体となって、介護って特殊なことではないんだよ、と介護の現在を切り取った傑作ドキュメンタリー『ただいま それぞれの居場所』の続編です。 ある種、完結篇でもあり、ある種、出発篇でもある映画であります。 完結篇と書いたのは、前作が、介護の現在を切り取って、老いること、誰かと一緒に老いることはそれ…
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『ちいさな哲学者たち』: あれこれいろいろ考える子供たち @レンタルDVD

4歳~6歳の子供たちに哲学させるフランスの幼稚園、その試みを記録したドキュメンタリー映画です。 「はじめに言葉ありき」。 ヨーロッパ文化、特にキリスト教では、この言葉が重い意味を持っています。 考えていることを言葉に出し、表す。 それが哲学の始まりであります。 幼稚園の子供たちが、愛だとか、死だとか、異なる…
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『RANGER 陸上自衛隊 幹部レンジャー訓練の91日』:矜持 @ロードショウ・ミニシアター

タイトルどおり、陸上自衛隊幹部レンジャーの訓練の様子を記録した映画である。 自衛隊の広報映画かと思いきや、そうではない。 広報映画だったら、もっと颯爽と活躍ぶりを謳い上げるだろう。 東日本大震災での自衛隊の活躍はご存知のとおり。 活動記録のノンフィクションを2冊読んだが、彼らを彼らたらしめているのは、日頃の訓練である…
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『エンディングノート』:誰しも死ぬ、それをトーゼンと受け容れる @ロードショウ・シネコン

67歳まで会社勤めをし、定年してさてこれからの人生、という矢先に癌の宣告。 それもかなり進行している・・・ そんなオヤジを娘が撮ったドキュメンタリー。 サラ・ポーリーのあの映画や、モーガン・フリーマン、ジャック・ニコルソンのあの映画のように、「死ぬんだから、わがままだっていいじゃない」映画だったらイヤだなぁ。 そう思って…
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