テーマ:70年代

『恐怖の報酬』 ウィリアム・フリードキン監督オリジナル完全版 : 逃れれれない運命 @ロードショウ

この秋もっとも関心があったのがこの映画。 ウィリアム・フリードキン監督の『恐怖の報酬』のオリジナル版。 少し解説めいたことを書くと・・・ この映画、アメリカでは1977年に封切られており、当時のメジャー映画会社パラマウントとユニヴァーサルの共同配給。 (ただし、日本では、同社2社に加えてMGM製作映画を、CICが配給していた…
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『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』: 帝国設立前のチャールズ・バンド製作

ここのところ劇場でもDVDでも真面目な作品が続いているので、B級映画嗜好がむくむくと湧いてきました。 ということで買い置きDVDで観たのが、この作品、『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』。 1977年製作の劇場未公開作品です。 さて、映画。 ある夜、謎の神父(クリストファー・リー)がバーに現れて助け…
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『パパ、ずれてるゥ!』:50年近く経つと当時の風俗が面白く感じられます @特別上映

ことし4月に他界したミロス・フォアマン監督の渡米後第1回監督作品『パパ、ずれてるゥ!』を特別上映で鑑賞しました。 DVD化もされているようなのですが、スクリーン上映は滅多にない、1971年作品です。 さて、映画。 15歳の少女ジーニー(リニア・ヒーコック)は、両親に黙ってロック歌手のオーデイションに出かけていた。 父(バ…
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『イナゴの日』 :冷たく暗いヒューマニズム、虚飾の奥底でうごめく人間たち @DVD

時間をみつけての買い置きDVD鑑賞、今回は『イナゴの日』 。 1975年製作のジョン・シュレシンジャー監督作品。 前置きはなしで、さて、映画。 1938年の米国ハリウッド。 エール大学を卒業したばかりの青年トッド(ウィリアム・アザートン)、映画界の美術畑での成功を夢見て、ハリウッドにやって来た。 間借りしたアパートメン…
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『晴れた日に永遠が見える』 :興味深い題材の喜歌劇だけれど、少々重苦しい @DVD

買い置きDVD、時間をみつけて観ていかないと・・・と思って、連続鑑賞。 『ビクター/ビクトリア』に続いて観たのは『晴れた日に永遠が見える』。 1970年製作の、ヴィンセント・ミネリ監督、バーブラ・ストライサンド主演のミュージカル。 ミュージカル・・・好きなんです。 ただし、ドラマ性の高い、重苦しいのは・・・ちょっとね。 さ…
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『デンジャー・ポイント』『猿の惑星』『夕陽のガンマン』 @DVD

自宅の積読DVD3本を、1日1本のペースでまとめて鑑賞。 短くレビューをば。 1本目の『デンジャー・ポイント』は1970年製作のイギリス映画。 原作はアリステア・マクリーンの『麻薬運河』、自身が脚本も担当している。 インターポールの麻薬捜査官がオランダ・アムステルダムで仲間とともに捜査をしようとしたところ、その仲間が…
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『ナイトビジター』:極寒の地での恩讐の彼方(異色作) @DVD・レンタル

マックス・フォン・シドー主演の1970年作品『ナイトビジター』、DVDで鑑賞しました。 TSUTAYAの発掘良品で大規模にレンタルリリースされた作品です。 共演はリヴ・ウルマンにトレヴァー・ハワード。 ビリングトップは、警部を演じるトレヴァー・ハワードです。 さて、映画。 雪降り積もる極寒の地。 下着姿の男が、寒風吹…
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『家族の肖像』:ヴィスコンティ監督の遺言 @リバイバル・単館系

ルキノ・ヴィスコンティ監督の『家族の肖像』、リバイバル上映で鑑賞しました。 今回はデジタル完全修復版。 1974年の製作だが、日本公開は1978年の秋。 はじめて観たのは翌年2月の大阪でのロードショウのとき。 当時は、この手の単館系の映画は、大阪では3か月ぐらい遅れるのが常だった。 ただし、得することもあり、この映画、アニ…
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『カスパー・ハウザーの謎』:自然に対する文明のジレンマ @DVD・レンタル

ヴェルナー・ヘルツォーク監督が1974年に撮った『カスパー・ハウザーの謎』、DVDで鑑賞しました。 TSUTAYAの発掘良品のシリーズで棚に並んでいましたが、このシリーズ、タルコフスキーやベルイマンもラインナップされるので、正直、侮れない。 隣に並んでいたのは、同じくヘルツォーク監督の『小人の饗宴』。 こちらも観てみたいのです…
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ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」: @ロードショウ・単館

2017年は、単館系映画つるべ打ち連続鑑賞の幕開けで、3本目の劇場鑑賞がこれ。 ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」。 ノルシュテイン監督が製作した10分~30分のアニメーション作品6本の上映です。 何作かは以前にも観たことはあるのですが、今回はデジタル修復されたということで、その美しさ…
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『家庭生活』ケン・ローチ監督(1971):時計じかけの英国生活 @特集上映

川崎市市民ミュージアムで開催されたケン・ローチ監督の初期傑作集から1本鑑賞。 映画は1971年製作の『家庭生活』(原題「Family Life」)。 ケン・ローチ監督作品は、1991年の『リフ・ラフ』以降は日本では劇場公開されているが、それ以前の作品は、ソフト化されている『夜空に星のあるように』『ケス』以外はほとんど観ることがで…
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『スウォーム』エクステンデッド版:パニックに陥って被害が拡大し続ける真のパニック映画 @特別上映

アーウィン・アレン製作・監督の1978年作『スウォーム』、劇場公開時よりも40分長いエクステンデッド版を、特別上映で鑑賞しました。 いやぁ、『スウォーム』といえば、アーウィン・アレンが『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』に続いて製作した超大作のパニック映画といいう鳴り物入りで公開され、中学生のときに、前売り…
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『病院坂の首縊りの家』:原作小説がつまらないので、まぁこれくらい @DVD・レンタル

1970年代の市川崑監督、石坂浩二主演の金田一耕助シリーズ最終作『病院坂の首縊りの家』、DVDで鑑賞しました。 1976年の『犬神家の一族』から始まるこのシリーズ、残りの4本は鑑賞済みなのですが、最終作の本作のみ未鑑賞。 この映画のときには、さすがに食傷気味でしたね。 さて、映画。 昭和26年、金田一耕助(石坂浩二)は渡…
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『ファイブ・イージー・ピーセス』:自尊も他尊も、自愛も他愛もできない男 @DVD

夏休み駆け込みDVD鑑賞の最後は、1970年製作の『ファイブ・イージー・ピーセス』。 その昔、ハイティーンの頃、ロードショウから数年経った名画鑑賞会の2本立てで観た際は、正直、さっぱり面白くなかった映画です。 ですが、どこかに引っかかるものがあるらしく、いつかは再鑑賞しようと数年前にDVDを購入していました。 さて、映画。 …
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『大いなる決闘』:残虐風味を加えた必死の追撃もの @DVD

夏休み駆け込みDVD鑑賞の3本目は、1976年製作の西部劇『大いなる決闘』。 このブログで西部劇を取り上げるのは珍しく、数えるほどしかありません。 新作が作られていないというのもありますが、まぁ、個人的にドンパチがあまり好きではないから、必然的にDVDなどで観る機会も少ないということなんですが。 さて、映画。 20世紀初…
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『砂丘』:IMAX3Dで観てみたい類の映画 @DVD

夏休み駆け込みDVD鑑賞の2本目は、最近凝っているミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。 ここのところ『赤い砂漠』『欲望』と2週間おきぐらいで観ています。 今回は1970年製作『砂丘』。 原題は「ZABRISKIE POINT」、米国モハーヴェ砂漠のデスヴァレー国定公園にある丘陵地のこと。 さて、映画。 学生運動が盛…
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『オードリー・ローズ』:蘇り、甦り・・・よみがえらないほうが良かったんじゃない? @DVD

ロバート・ワイズ監督の1977年作品『オードリー・ローズ』、DVDで鑑賞しました。 この作品、公開当時は『キャリー』『家』とあわせ、ユナイト映画のパラサイコシリーズとして売り出されていたものですが、りゃんひさがいた大阪では『家』まではロードショウされたものの、この映画はロードショウされませんでした。 なので、先の2作は観ているの…
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『人間の証明』:公開当時、古臭いと思ったが・・・ @DVD・レンタル

ことしは角川映画40周年。 ひと月ほど前に『Wの悲劇』を再鑑賞したが、こんどは『人間の証明』。 角川映画第2弾、昭和52年の文化庁芸術祭の出品作品。 個人的には、この映画が角川映画事始め。 かなりの物量宣伝で、その宣伝に乗せられ期待して観に行ったことを覚えている。 さて、39年ぶりに再鑑賞してみて・・・ 東京都心の高…
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『ドグラ・マグラ』『夢野久作の少女地獄』:論理的明晰映画と生理的混沌映画 @名画座

ここのところ、ひと月に1回の割合で出かけている名画座。 今回は、没後80年の夢野久作の原作映画2本立て。 1988年製作の『ドグラ・マグラ』は初公開時にも観ているが、1977年製作の『夢野久作の少女地獄』は今回が初鑑賞。 いずれもフィルム上映で、ぼろぼろフィルムだったらどうしようと懸念はあったものの、かなり新しいプリントで、ま…
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『ファンタスティック・プラネット』:異様で奇怪で奇態な画面にクラクラ @DVD・レンタル

1973年製作のアニメーション映画『ファンタスティック・プラネット』、DVDで鑑賞しました。 TSUTAYAの企画「発掘良品 100人の映画通が選んだ、本当に面白い映画」で、先ごろレンタルリリースされたものです。 この企画で紹介される作品の中には、えぇぇ?っというのも多いのですが、この作品は、おぉぉ!って感じ。 まぁ、よくぞ全…
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『マラソンマン』:事件が解決しても絶望的になるトラウマ的スリラー映画 @DVD

平日の午前中に時間ができたので、さて、買い置きDVDでも観るか・・・ ということで選択したのが、この『マラソンマン』。 1976年製作のジョン・シュレシンジャー監督、ダスティン・ホフマン主演のスリラー映画。 なにせ、全米公開時のポスターは、タイトルの下に大きく「A THRILLER」という謳い文句が書かれている(というのをDV…
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『地獄の黙示録』:恐怖と欺瞞と欲望と暴力と混乱も含めて人間 @リバイバル・単館系

フランシス・フォード・コッポラ監督の1979年作品『地獄の黙示録』、初公開時のバージョンが劇場でリバイバル。 1980年にロードショウされたときには、オープニングタイトルもエンドクレジットもない70ミリ版と、クレジットのある35ミリ版が公開されました。 初めて観たのは70ミリ版。 団塊の世代あたりの映画ファンならコッポラといえ…
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『あやつり糸の世界』:時代を先取りした実存主義的SF映画 @ロードショウ・単館系

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督のSF映画『あやつり糸の世界』、ロードショウで鑑賞しました。 ファスビンダー監督といえば、1980年代のニュー・ジャーマン・シネマの旗手。 『マリア・ブラウンの結婚』『リリー・マルレーン』はロードショウ時に観ているが、多作の監督でほとんどが見逃し作品ばかり。 『秋のドイツ 』や『シナのル…
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『大陸横断超特急』:列車サスペンス・コメディの快作 @DVD

『大陸横断超特急』を、かなり昔に購入していたDVDで鑑賞しました。 1977年4月にロードショウ公開されており、たぶんその年の秋頃に名画座で鑑賞して以来になります。 いや、テレビで広川太一郎の吹替版もチラっと観たかしらん。 ロードショウ当時は、パニック映画終末期だったので、シカゴ駅に列車が突っ込むシーンがあることから、パニック…
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『青い体験』:ご冥福を、ラウラ・アントネッリ @GyaO

1960年代生まれの男性ならば、その名前だけで昂奮必至のラウラ・アントネッリ。 今年2015年6月に死去したが、あまり話題にならなかった。 かくいう、りゃんひさも知ったのは4か月ほどしてから。 『青い体験』は彼女の代表作の1本。 エロティック映画の代表がこの作品ならば、文芸映画の代表がヴィスコンティ監督『イノセント』だろう。…
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『サンダーボルト救出作戦』:メナハム・ゴーラン監督の手堅い実録もの @特集上映・単館系

『サンダーボルト救出作戦』、35ミリフィルム上映で鑑賞しました。 このタイトルでピピンときたひと、いるかしらん? 1976年に起こったアラブゲリラによる多数のユダヤ人乗客を乗せた飛行機のハイジャック事件の実録映画で、当時3本が競作されました。 順に『エンテベの勝利』『特攻サンダーボルト作戦』、そしてこの映画です。 『エンテベ…
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『悪魔の棲む家』:画期的な、ホラーではないドキュメントホラー @DVD

先に2005年のリメイク版を観てしまったスチュアート・ローゼンバーグ監督の『悪魔の棲む家』。 ここのところ真面目な映画が続いている感があったので、まぁたまにはホラーでも、と思ったのですが・・・ さすがはスチュアート・ローゼンバーグ監督、凡百なホラーとは一線を画した実録映画でした。 さて、映画。 1974年、米国ロングアイ…
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『約束』:まだ純真だった青春の日に観たかったなぁ @VHS・レンタル

お盆前後に、自宅・劇場ととりまぜて日本映画の旧作を3本、鑑賞しました。 1本目は、斎藤耕一監督、岸恵子・萩原健一主演の1972年製作の『約束』。 今回が初鑑賞。 これまでに何度も名画座等で上映されており、その都度、観たいなぁと思いつつも逃していた作品です。 さて、映画。 日本海を北上する列車の四人掛け席。 息せき切っ…
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『歌う女・歌わない女』:りゃんひさの女性映画事始め @DVD・レンタル

アニエス・ヴァルダ製作・監督・脚本の1977年製作『歌う女・歌わない女』、DVDで鑑賞しました。 今回が2回目、初めて観たのはまだ中学生の頃。 ヴィスコンティ監督の『家族の肖像』との2本立てのロードショウでした。 ストーリーはほとんど忘れていたのですが、どことなく女性の二面性を表すタイトルと、女性監督による女性映画ということが…
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『天使のはらわた 赤い教室』:石井隆・曾根中生による『西鶴一代女』 @フィルムセンター

東京国立近代美術館フィルムセンターで6月下旬から上映されている「特集・逝ける映画人を偲んで 2013-2014」の企画。 『飢餓海峡』の続いて出かけたのは、1979年製作『天使のはらわた 赤い教室』。 この映画で偲ばれる映画人は、監督・脚本 曾根中生、撮影 水野尾信正、照明 熊谷秀夫、主演(村木役)蟹江敬三、と多い。 日活ロマ…
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