テーマ:70年代

『暗闇にベルが鳴る』:拙い脚本と演出で傑作になりそこなったね(たぶん)@DVD

1974年製作のサスペンスホラー映画『暗闇にベルが鳴る』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 70年代、クリスマスイヴの北米の田舎町、大学の女子寮に集う面々。 総勢10名の寄宿生であるが、多くは親元に帰ることに。 クレアもその一人で、父親と会って、ともに帰ることにしていた。 が、父親との待ち合わせ場所に…
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『モデルカップル』:40年以上経つと最新鋭未来都市も古臭くみえるねぇ @特別上映

20世紀を代表する写真家ウィリアム・クラインが1976年に製作した映画『モデルカップル』、特別上映で鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 1970年代後半らしい、国営のマンション新都市建設中のパリの郊外。 未来省の指導により未来都市型の生活の研究・観察が進められていた。 箱モノはできたので、次は、中に住む人「中の人…
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『明日に処刑を・・・』:ラストショットはスコセッシ監督のベストショットではないか @録り置きビデオ

御大マーティン・スコセッシ監督の長編第2作『明日に処刑を・・・』、録り置きビデオで鑑賞しました。 録り置きビデオ? VHSテープです。 うわ、古! 録画したのは1996年。まさに前世紀の遺物ですね。 さて、映画。 1930年代、大不況真っただ中の米国。 貧しい農夫の娘バーサ(バーバラ・ハーシー)は、父が農薬散布の飛行…
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『ナイル殺人事件』:犯人はわかっていても、また観ちゃうんだな @DVD

好きな作家のひとり、アガサ・クリスティ。その映画化作品は、何年かに一度繰り返して観たくなるものがあります。 今回は『ナイル殺人事件』。 1978年製作、ジョン・ギラーミン監督のオールスターキャスト作品です。 さて、映画。 親から最近莫大な遺産を相続したリネット(ロイス・チャイルズ)のもとに、親友ジャッキー(ミア・ファロー…
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『ゾンビ ディレクターズ・カット版』: 西部劇の砦ものの変型ではありますまいか @DVD

日本初公開復元版も全国公開中の『ゾンビ』。 その版は観ているし、昨年秋に友人と会った際、「いろいろ版のある『ゾンビ』でいちばんいのはどれ?」と訊いたところ、「やはり、ロメロのディレクターズカット版でしょう」との意見をいただきました。 ま、そもそも、『ゾンビ』は初公開の時にしか観ていないので、ならば・・・ということで観たのが今回。…
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『帰郷』 ハル・アシュビー監督 (1978) :これもひとつの「戦争映画」 。いま観る意義は大きい@DVD

買い置きDVDでの鑑賞その2。 先に観た『チャンス』に引き続いて、ハル・アシュビー監督作品『帰郷』です。 『チャンス』と同じく初公開時にも観ているので2度目の鑑賞ですが、あれから40年(!)が経ちました。 さて、映画。 1960年代の米国西海岸。 海兵隊の大尉・ボブ(ブルース・ダーン)を夫に持つサリー(ジェーン・フォン…
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『チャンス』 ハル・アシュビー監督 (1979) :いないけれども、そこにいる・・・ @DVD

ことしも早や12月、年末には掃除をしなければならないが、買い置きDVDも鑑賞して整理しないと・・・ というわけで、買い置きDVDで『チャンス』を鑑賞しました。 そういえば、昨年度の「午前十時の映画祭」のラインナップに並んでいましたね。 さて、映画。 中年庭師のチャンス(ピーター・セラーズ)。 ある朝、暮らしている古い屋…
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『鏡』:現在も過去も我も彼もすべては不可分 @特別上映

アンドレイ・タルコフスキー監督の1974年作品『鏡』、特別上映で鑑賞しました。 ここ数年の間に『僕の村は戦場だった』(1962)、『ストーカー』(1979)を鑑賞しているので、ゆっくり静かにタルコフスキー・レトロスペクティブを開催しているような感じです。 さて、映画。 樹木に囲まれた木造の小屋のような家。 その囲い柵にひ…
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『家族』『遙かなる山の呼び声』:山田洋次監督=倍賞千恵子主演の「民子」三部作2本 @蒲田映画祭

蒲田映画祭から、もう2本。 今年のゲスト、倍賞千恵子主演の2作品です。 監督はいずれも山田洋次。 もう70本近くコンビを組んでいるらしく、ギネス記録ものだ。 さて、映画。 1本目は1970年製作の『家族』。 山田洋次監督=倍賞千恵子主演の「民子」三部作の1作目だそうな(これは、知らなかった)。 長崎の離島から一家五…
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『砂の器』:日本映画の「事件もの」の最高峰であろう @午前十時の映画祭

久しぶりに午前十時の映画祭です。 鑑賞したのは『砂の器』。 1974年の製作で、はじめて観たのはテレビ放映。 原作も読んでいるが、劇場のスクリーンで観るのは初めて。 さて、映画。 昭和46年・夏。 警視庁捜査一課の今西(丹波哲郎)と、蒲田西署の刑事吉村(森田健作)は、秋田県の由利本荘の亀田を訪れていた。 というのも…
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『JAWS/ジョーズ』『E.T.』:スピルバーグがエンタテインメント監督だった頃 @名画座2本立て

久しぶりの名画座2本立て鑑賞は、スティーヴン・スピルバーグ監督2本立て。 まずは、『JAWS/ジョーズ』。 米国の離島アミティ・アイランド。 夏は、海水浴客によるかき入れ時。 独立記念日の海開きを前に、海水浴場でサメによる被害者が出た。 市長(マーレイ・ハミルトン)は、「船のスクリューによるものだ」として処理しようとし…
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『自由の幻想』:ホントの自由なら、こんな感じ? @企画上映

ルイス・ブニュエル監督の1974年作品『自由の幻想』、企画上映で鑑賞しました。 鑑賞録をみると、1985年のリバイバル時にも観ていましたが、ほとんど内容は覚えていませんでした。 さて、映画。 時は19世紀、ナポレオン占領下のスペイン。 抵抗するスペイン人たちが銃殺されるが、彼らは死の直前に「自由くたばれ!」と叫んでいる・…
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『ルシアンの青春』:誰もがナチスに反旗を翻していたわけではない、苦い青春譚 @DVD

ルイ・マル監督の1973年作品『ルシアンの青春』、買い置きDVDで鑑賞しました。 ルイ・マル監督といえば、はじめて出逢ったのはモーリス・ロネ主演の『鬼火』。 その後、『プリティ・ベビー』や旧作『死刑台のエレベーター』『地下鉄のザジ』『アラモベイ』などを観、一筋縄でいかない、多彩なフィルモグラフィなのに、どこか近寄りがたい感じがす…
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『華麗なるヒコーキ野郎』:嗚呼、男って馬鹿だなぁ @DVD

ジョージ・ロイ・ヒル監督の1975年製作『華麗なるヒコーキ野郎』、DVDで鑑賞しました。 主演はロバート・レッドフォード。 とくれば『明日に向って撃て!』『スティング』をすぐに思い出すわけですが、この映画も両作品に並ぶ秀作・傑作です。 さて、映画。 1920年代のアメリカ。 ヒコーキ黎明期であり、第一次世界大戦の空の勇…
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『ジャッカルの日』:サスペンスは勿論のこと、一級のアクション映画でもある @DVD

フレッド・ジンネマン監督1973年作品『ジャッカルの日』、買い置きDVDで鑑賞しました。 子どもの頃、テレビ放送で観た記憶はあるけれど、全尺を鑑賞するのは、これが初めて。 さて、映画。 1962年秋、アルジェリアのフランスからの独立を認めたドゴール仏大統領は、軍部などの右翼過激派から反感を買い、地下組織OASからの襲撃を受…
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横溝正史シリーズ『悪魔が来りて笛を吹く』『獄門島』『仮面舞踏会』&『白蝋の死美人』:BS12他

昨年末からBS放送で放映されていた横溝正史原作の金田一耕助もののテレビドラマ、まとめて忘備録的レビューアップです。 作品は4つ。 さて、ドラマは・・・ まずは『悪魔が来りて笛を吹く』。 もとは「横溝正史シリーズ」の第1シーズン(当時は、そんな言い方はしなかったけれど)の第4作。 5回連続のシリーズ。 椿英輔に江原…
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『ストーカー』 (1979) アンドレイ・タルコフスキー監督:圧倒的な映像と散りばめられた暗喩の数々

神奈川県の川崎市市民ミュージアムでソ連SF映画の特集上映があるということで出かけてきました。 今回上映されるのは4本。 アンドレイ・タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』と『ストーカー』、コンスタンチン・ロプチャンスキー監督の『死者からの手紙』と『ミュージアム・ヴィジター』。 観たのは『ストーカー』と『死者からの手紙』の2本です…
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『ディア・ハンター』4Kデジタル修復版:怨歌としての「ゴッド・ブレス・アメリカ」 @ロードショウ

ことしは劇場で旧作を観ることが多かったですが、本年最後の劇場鑑賞も旧作リヴァイバル・ロードショウです。 映画は『ディア・ハンター』、4Kデジタル修復版。 以前にも(ロードショウ時ではないですが)一度観ていますが、ロシアンルーレット以外はあまり憶えていませんでした。 さて、映画。 1960年代末の米国ペンシルベニア州の田舎…
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『イーグルス・ウィング』:もう少し交通性がうまければ見応えも増したでしょう @DVD

久しぶりに買い置きDVD鑑賞です。 映画は『イーグルス・ウィング』、1979年アメリカ映画、日本では劇場未公開作品です。 自分でも、この作品に限らずよくもこんなに劇場未公開作品のDVDを買っているなぁと思わなくもないのですが、「未公開」とか「初公開」という文言に弱いわけで。 さて、映画。 南北戦争後と思しき米国中西部。 …
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『サンダカン八番娼館 望郷』: 「恨郷」が彼女たちの胸のうちだった @特集上映

以前から観たいと思っていた『サンダカン八番娼館 望郷』、国立フィルムアーカイブ(旧フィルムセンター)で鑑賞しました(鑑賞してからかなり日が経ってからのレビューアップです)。 監督は、個人的に、近年富みに気になる監督になっている熊井啓。 今回は、美術監督の木村威夫の特集上映なのでしたが。 さて、映画。 明治から大正にかけて…
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『恐怖の報酬』 ウィリアム・フリードキン監督オリジナル完全版 : 逃れれれない運命 @ロードショウ

この秋もっとも関心があったのがこの映画。 ウィリアム・フリードキン監督の『恐怖の報酬』のオリジナル版。 少し解説めいたことを書くと・・・ この映画、アメリカでは1977年に封切られており、当時のメジャー映画会社パラマウントとユニヴァーサルの共同配給。 (ただし、日本では、同社2社に加えてMGM製作映画を、CICが配給していた…
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『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』: 帝国設立前のチャールズ・バンド製作

ここのところ劇場でもDVDでも真面目な作品が続いているので、B級映画嗜好がむくむくと湧いてきました。 ということで買い置きDVDで観たのが、この作品、『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』。 1977年製作の劇場未公開作品です。 さて、映画。 ある夜、謎の神父(クリストファー・リー)がバーに現れて助け…
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『パパ、ずれてるゥ!』:50年近く経つと当時の風俗が面白く感じられます @特別上映

ことし4月に他界したミロス・フォアマン監督の渡米後第1回監督作品『パパ、ずれてるゥ!』を特別上映で鑑賞しました。 DVD化もされているようなのですが、スクリーン上映は滅多にない、1971年作品です。 さて、映画。 15歳の少女ジーニー(リニア・ヒーコック)は、両親に黙ってロック歌手のオーデイションに出かけていた。 父(バ…
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『イナゴの日』 :冷たく暗いヒューマニズム、虚飾の奥底でうごめく人間たち @DVD

時間をみつけての買い置きDVD鑑賞、今回は『イナゴの日』 。 1975年製作のジョン・シュレシンジャー監督作品。 前置きはなしで、さて、映画。 1938年の米国ハリウッド。 エール大学を卒業したばかりの青年トッド(ウィリアム・アザートン)、映画界の美術畑での成功を夢見て、ハリウッドにやって来た。 間借りしたアパートメン…
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『晴れた日に永遠が見える』 :興味深い題材の喜歌劇だけれど、少々重苦しい @DVD

買い置きDVD、時間をみつけて観ていかないと・・・と思って、連続鑑賞。 『ビクター/ビクトリア』に続いて観たのは『晴れた日に永遠が見える』。 1970年製作の、ヴィンセント・ミネリ監督、バーブラ・ストライサンド主演のミュージカル。 ミュージカル・・・好きなんです。 ただし、ドラマ性の高い、重苦しいのは・・・ちょっとね。 さ…
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『デンジャー・ポイント』『猿の惑星』『夕陽のガンマン』 @DVD

自宅の積読DVD3本を、1日1本のペースでまとめて鑑賞。 短くレビューをば。 1本目の『デンジャー・ポイント』は1970年製作のイギリス映画。 原作はアリステア・マクリーンの『麻薬運河』、自身が脚本も担当している。 インターポールの麻薬捜査官がオランダ・アムステルダムで仲間とともに捜査をしようとしたところ、その仲間が…
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『ナイトビジター』:極寒の地での恩讐の彼方(異色作) @DVD・レンタル

マックス・フォン・シドー主演の1970年作品『ナイトビジター』、DVDで鑑賞しました。 TSUTAYAの発掘良品で大規模にレンタルリリースされた作品です。 共演はリヴ・ウルマンにトレヴァー・ハワード。 ビリングトップは、警部を演じるトレヴァー・ハワードです。 さて、映画。 雪降り積もる極寒の地。 下着姿の男が、寒風吹…
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『家族の肖像』:ヴィスコンティ監督の遺言 @リバイバル・単館系

ルキノ・ヴィスコンティ監督の『家族の肖像』、リバイバル上映で鑑賞しました。 今回はデジタル完全修復版。 1974年の製作だが、日本公開は1978年の秋。 はじめて観たのは翌年2月の大阪でのロードショウのとき。 当時は、この手の単館系の映画は、大阪では3か月ぐらい遅れるのが常だった。 ただし、得することもあり、この映画、アニ…
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『カスパー・ハウザーの謎』:自然に対する文明のジレンマ @DVD・レンタル

ヴェルナー・ヘルツォーク監督が1974年に撮った『カスパー・ハウザーの謎』、DVDで鑑賞しました。 TSUTAYAの発掘良品のシリーズで棚に並んでいましたが、このシリーズ、タルコフスキーやベルイマンもラインナップされるので、正直、侮れない。 隣に並んでいたのは、同じくヘルツォーク監督の『小人の饗宴』。 こちらも観てみたいのです…
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ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」: @ロードショウ・単館

2017年は、単館系映画つるべ打ち連続鑑賞の幕開けで、3本目の劇場鑑賞がこれ。 ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」。 ノルシュテイン監督が製作した10分~30分のアニメーション作品6本の上映です。 何作かは以前にも観たことはあるのですが、今回はデジタル修復されたということで、その美しさ…
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