テーマ:70年代

『大いなる勇者』:雄大な自然と音楽が飾る永遠の伝説 @録り置きVHS

1972年製作のアメリカ映画『大いなる勇者』、録り置きVHSで鑑賞しました。 放送されたのは1998年。 うわ、20年以上も前の放送の録画を観るとは! ということはさておき、映画。 1850年代の米国西部、冬も迫ろうかというある日のこと、青年ジェレマイア・ジョンソン(ロバート・レッドフォード)は、ひとり山に入り、猟をして…
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『鮮血の美学』:低予算・即物的な猟奇サスペンス版『処女の泉』 @DVD

『エルム街の悪夢』『スクリーム』シリーズのウェス・クレイヴン初監督作品『鮮血の美学』、買い置きDVDで鑑賞しました。 製作は1972年、日本公開は1987年、日本ヘラルドの配給で『モンスター・イン・ザ・クローゼット 暗闇の悪魔』との2本立てでした。 2本立てというのはいまでは珍しいですね。 当時、80年代後半に入ってから、日本…
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『愛のコリーダ』:エロスからはじまり、タナトスへ行き着く @リバイバル

ことし4月からリバイバル上映されている大島渚監督1976年作品『愛のコリーダ』、ムーヴオーバー劇場で鑑賞しました。 リバイバル上映開始すぐに緊急事態宣言となり、映画館は休館。 上映再開されたものの、単館系では上映しなければならない作品数が溢れかえって、上映回数は激減。 初公開時は小学生なもので当然観ておらず、この機会を逃すと、…
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『ウィッカーマン final cut』:『ミッドサマー』を観たなら、これも観なきゃ! @名画座2本立て

1973年に製作された映画に未公開カットを追加・編集して完成した『ウィッカーマン final cut』、名画座2本立てで鑑賞しました。 昨年、初期コロナショック時にスマッシュヒットした『ミッドサマー』を観たなら、これも観なきゃ!ってことでの鑑賞です。 さて、映画。 イングランド本土の警察あてにスコットランドの離島サマーアイ…
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『マンディンゴ』:米国暗黒史に通底する強烈なマチズモ @DVD

3月からおおよそ45年の時を経てリバイバル上映されている『マンディンゴ』。 近所のレンタルショップに置いてありましたので、DVDにて鑑賞しました。 さて、映画。 19世紀半ば、南北戦争前の米国ルイジアナ州。 広大な農園ファルコンハーストの主であるマクスウェル(ジェームズ・メイスン)の生業は「黒人奴隷繁殖牧場」。 黒人女…
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『ヒッチハイク』:単なるサスペンス&バイオレンス映画の枠を超えて観てみると・・・ @DVD

『濡れたダイヤ』に続いて鑑賞したコリンヌ・クレリー出演作品は、1976年製作の『ヒッチハイク』。 ジョイパックフィルムの配給でロードショウされた・・・と記憶していたのですが、ワールド映画の配給だった! と、別に「!」をつけるほどではない事柄なんですが。 さて、映画。 米国中西部ををキャンピング・カーで旅行中の夫婦(夫:フ…
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『コリンヌ・クレリー/濡れたダイヤ』:コリンヌ・クレリーが出ています・・・ @DVD

70年代後半のフランス系セクシー女優といえば、この人、コリンヌ・クレリー。 デビュー作『O嬢の物語』(未見)で一躍、ポスト・エマニエル夫人(シルヴィア・クリステル)と目されたが、その後が続かなかった。 彼女の名前で売れたのは(売ろうとしたのは)『ヒッチハイク』『ホテル』(いずれも未見)の2本でしょうか。 その他にはアンソニー・…
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『暗闇にベルが鳴る』:拙い脚本と演出で傑作になりそこなったね(たぶん)@DVD

1974年製作のサスペンスホラー映画『暗闇にベルが鳴る』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 70年代、クリスマスイヴの北米の田舎町、大学の女子寮に集う面々。 総勢10名の寄宿生であるが、多くは親元に帰ることに。 クレアもその一人で、父親と会って、ともに帰ることにしていた。 が、父親との待ち合わせ場所に…
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『モデルカップル』:40年以上経つと最新鋭未来都市も古臭くみえるねぇ @特別上映

20世紀を代表する写真家ウィリアム・クラインが1976年に製作した映画『モデルカップル』、特別上映で鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 1970年代後半らしい、国営のマンション新都市建設中のパリの郊外。 未来省の指導により未来都市型の生活の研究・観察が進められていた。 箱モノはできたので、次は、中に住む人「中の人…
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『明日に処刑を・・・』:ラストショットはスコセッシ監督のベストショットではないか @録り置きビデオ

御大マーティン・スコセッシ監督の長編第2作『明日に処刑を・・・』、録り置きビデオで鑑賞しました。 録り置きビデオ? VHSテープです。 うわ、古! 録画したのは1996年。まさに前世紀の遺物ですね。 さて、映画。 1930年代、大不況真っただ中の米国。 貧しい農夫の娘バーサ(バーバラ・ハーシー)は、父が農薬散布の飛行…
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『ナイル殺人事件』:犯人はわかっていても、また観ちゃうんだな @DVD

好きな作家のひとり、アガサ・クリスティ。その映画化作品は、何年かに一度繰り返して観たくなるものがあります。 今回は『ナイル殺人事件』。 1978年製作、ジョン・ギラーミン監督のオールスターキャスト作品です。 さて、映画。 親から最近莫大な遺産を相続したリネット(ロイス・チャイルズ)のもとに、親友ジャッキー(ミア・ファロー…
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『ゾンビ ディレクターズ・カット版』: 西部劇の砦ものの変型ではありますまいか @DVD

日本初公開復元版も全国公開中の『ゾンビ』。 その版は観ているし、昨年秋に友人と会った際、「いろいろ版のある『ゾンビ』でいちばんいのはどれ?」と訊いたところ、「やはり、ロメロのディレクターズカット版でしょう」との意見をいただきました。 ま、そもそも、『ゾンビ』は初公開の時にしか観ていないので、ならば・・・ということで観たのが今回。…
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『帰郷』 ハル・アシュビー監督 (1978) :これもひとつの「戦争映画」 。いま観る意義は大きい@DVD

買い置きDVDでの鑑賞その2。 先に観た『チャンス』に引き続いて、ハル・アシュビー監督作品『帰郷』です。 『チャンス』と同じく初公開時にも観ているので2度目の鑑賞ですが、あれから40年(!)が経ちました。 さて、映画。 1960年代の米国西海岸。 海兵隊の大尉・ボブ(ブルース・ダーン)を夫に持つサリー(ジェーン・フォン…
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『チャンス』 ハル・アシュビー監督 (1979) :いないけれども、そこにいる・・・ @DVD

ことしも早や12月、年末には掃除をしなければならないが、買い置きDVDも鑑賞して整理しないと・・・ というわけで、買い置きDVDで『チャンス』を鑑賞しました。 そういえば、昨年度の「午前十時の映画祭」のラインナップに並んでいましたね。 さて、映画。 中年庭師のチャンス(ピーター・セラーズ)。 ある朝、暮らしている古い屋…
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『鏡』:現在も過去も我も彼もすべては不可分 @特別上映

アンドレイ・タルコフスキー監督の1974年作品『鏡』、特別上映で鑑賞しました。 ここ数年の間に『僕の村は戦場だった』(1962)、『ストーカー』(1979)を鑑賞しているので、ゆっくり静かにタルコフスキー・レトロスペクティブを開催しているような感じです。 さて、映画。 樹木に囲まれた木造の小屋のような家。 その囲い柵にひ…
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『家族』『遙かなる山の呼び声』:山田洋次監督=倍賞千恵子主演の「民子」三部作2本 @蒲田映画祭

蒲田映画祭から、もう2本。 今年のゲスト、倍賞千恵子主演の2作品です。 監督はいずれも山田洋次。 もう70本近くコンビを組んでいるらしく、ギネス記録ものだ。 さて、映画。 1本目は1970年製作の『家族』。 山田洋次監督=倍賞千恵子主演の「民子」三部作の1作目だそうな(これは、知らなかった)。 長崎の離島から一家五…
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『砂の器』:日本映画の「事件もの」の最高峰であろう @午前十時の映画祭

久しぶりに午前十時の映画祭です。 鑑賞したのは『砂の器』。 1974年の製作で、はじめて観たのはテレビ放映。 原作も読んでいるが、劇場のスクリーンで観るのは初めて。 さて、映画。 昭和46年・夏。 警視庁捜査一課の今西(丹波哲郎)と、蒲田西署の刑事吉村(森田健作)は、秋田県の由利本荘の亀田を訪れていた。 というのも…
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『JAWS/ジョーズ』『E.T.』:スピルバーグがエンタテインメント監督だった頃 @名画座2本立て

久しぶりの名画座2本立て鑑賞は、スティーヴン・スピルバーグ監督2本立て。 まずは、『JAWS/ジョーズ』。 米国の離島アミティ・アイランド。 夏は、海水浴客によるかき入れ時。 独立記念日の海開きを前に、海水浴場でサメによる被害者が出た。 市長(マーレイ・ハミルトン)は、「船のスクリューによるものだ」として処理しようとし…
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『自由の幻想』:ホントの自由なら、こんな感じ? @企画上映

ルイス・ブニュエル監督の1974年作品『自由の幻想』、企画上映で鑑賞しました。 鑑賞録をみると、1985年のリバイバル時にも観ていましたが、ほとんど内容は覚えていませんでした。 さて、映画。 時は19世紀、ナポレオン占領下のスペイン。 抵抗するスペイン人たちが銃殺されるが、彼らは死の直前に「自由くたばれ!」と叫んでいる・…
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『ルシアンの青春』:誰もがナチスに反旗を翻していたわけではない、苦い青春譚 @DVD

ルイ・マル監督の1973年作品『ルシアンの青春』、買い置きDVDで鑑賞しました。 ルイ・マル監督といえば、はじめて出逢ったのはモーリス・ロネ主演の『鬼火』。 その後、『プリティ・ベビー』や旧作『死刑台のエレベーター』『地下鉄のザジ』『アラモベイ』などを観、一筋縄でいかない、多彩なフィルモグラフィなのに、どこか近寄りがたい感じがす…
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『華麗なるヒコーキ野郎』:嗚呼、男って馬鹿だなぁ @DVD

ジョージ・ロイ・ヒル監督の1975年製作『華麗なるヒコーキ野郎』、DVDで鑑賞しました。 主演はロバート・レッドフォード。 とくれば『明日に向って撃て!』『スティング』をすぐに思い出すわけですが、この映画も両作品に並ぶ秀作・傑作です。 さて、映画。 1920年代のアメリカ。 ヒコーキ黎明期であり、第一次世界大戦の空の勇…
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『ジャッカルの日』:サスペンスは勿論のこと、一級のアクション映画でもある @DVD

フレッド・ジンネマン監督1973年作品『ジャッカルの日』、買い置きDVDで鑑賞しました。 子どもの頃、テレビ放送で観た記憶はあるけれど、全尺を鑑賞するのは、これが初めて。 さて、映画。 1962年秋、アルジェリアのフランスからの独立を認めたドゴール仏大統領は、軍部などの右翼過激派から反感を買い、地下組織OASからの襲撃を受…
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横溝正史シリーズ『悪魔が来りて笛を吹く』『獄門島』『仮面舞踏会』&『白蝋の死美人』:BS12他

昨年末からBS放送で放映されていた横溝正史原作の金田一耕助もののテレビドラマ、まとめて忘備録的レビューアップです。 作品は4つ。 さて、ドラマは・・・ まずは『悪魔が来りて笛を吹く』。 もとは「横溝正史シリーズ」の第1シーズン(当時は、そんな言い方はしなかったけれど)の第4作。 5回連続のシリーズ。 椿英輔に江原…
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『ストーカー』 (1979) アンドレイ・タルコフスキー監督:圧倒的な映像と散りばめられた暗喩の数々

神奈川県の川崎市市民ミュージアムでソ連SF映画の特集上映があるということで出かけてきました。 今回上映されるのは4本。 アンドレイ・タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』と『ストーカー』、コンスタンチン・ロプチャンスキー監督の『死者からの手紙』と『ミュージアム・ヴィジター』。 観たのは『ストーカー』と『死者からの手紙』の2本です…
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『ディア・ハンター』4Kデジタル修復版:怨歌としての「ゴッド・ブレス・アメリカ」 @ロードショウ

ことしは劇場で旧作を観ることが多かったですが、本年最後の劇場鑑賞も旧作リヴァイバル・ロードショウです。 映画は『ディア・ハンター』、4Kデジタル修復版。 以前にも(ロードショウ時ではないですが)一度観ていますが、ロシアンルーレット以外はあまり憶えていませんでした。 さて、映画。 1960年代末の米国ペンシルベニア州の田舎…
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『イーグルス・ウィング』:もう少し交通性がうまければ見応えも増したでしょう @DVD

久しぶりに買い置きDVD鑑賞です。 映画は『イーグルス・ウィング』、1979年アメリカ映画、日本では劇場未公開作品です。 自分でも、この作品に限らずよくもこんなに劇場未公開作品のDVDを買っているなぁと思わなくもないのですが、「未公開」とか「初公開」という文言に弱いわけで。 さて、映画。 南北戦争後と思しき米国中西部。 …
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『サンダカン八番娼館 望郷』: 「恨郷」が彼女たちの胸のうちだった @特集上映

以前から観たいと思っていた『サンダカン八番娼館 望郷』、国立フィルムアーカイブ(旧フィルムセンター)で鑑賞しました(鑑賞してからかなり日が経ってからのレビューアップです)。 監督は、個人的に、近年富みに気になる監督になっている熊井啓。 今回は、美術監督の木村威夫の特集上映なのでしたが。 さて、映画。 明治から大正にかけて…
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『恐怖の報酬』 ウィリアム・フリードキン監督オリジナル完全版 : 逃れれれない運命 @ロードショウ

この秋もっとも関心があったのがこの映画。 ウィリアム・フリードキン監督の『恐怖の報酬』のオリジナル版。 少し解説めいたことを書くと・・・ この映画、アメリカでは1977年に封切られており、当時のメジャー映画会社パラマウントとユニヴァーサルの共同配給。 (ただし、日本では、同社2社に加えてMGM製作映画を、CICが配給していた…
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『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』: 帝国設立前のチャールズ・バンド製作

ここのところ劇場でもDVDでも真面目な作品が続いているので、B級映画嗜好がむくむくと湧いてきました。 ということで買い置きDVDで観たのが、この作品、『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』。 1977年製作の劇場未公開作品です。 さて、映画。 ある夜、謎の神父(クリストファー・リー)がバーに現れて助け…
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『パパ、ずれてるゥ!』:50年近く経つと当時の風俗が面白く感じられます @特別上映

ことし4月に他界したミロス・フォアマン監督の渡米後第1回監督作品『パパ、ずれてるゥ!』を特別上映で鑑賞しました。 DVD化もされているようなのですが、スクリーン上映は滅多にない、1971年作品です。 さて、映画。 15歳の少女ジーニー(リニア・ヒーコック)は、両親に黙ってロック歌手のオーデイションに出かけていた。 父(バ…
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