『ブラック・クリスマス』:もはやリメイクではない『暗闇にベルが鳴る』の2度目のリメイク @DVD 10月にリリースされたアメリカ映画『ブラック・クリスマス』、DVDで鑑賞しました。 米国では昨年のクリスマスシーズンに公開されて初登場第5位、日本では劇場未公開です。 さて、映画。 クリスマス休暇を前にした、創立200年を誇るホーソーン大学。 休暇前最後の講義はゲルソン教授(ケイリー・エルウィズ)の古典文学。 彼の講義… トラックバック:0 コメント:0 2020年11月11日 続きを読むread more
『ファイナル・デッドコール』:オリジナルの良さは消失。『暗闇にベルが鳴る』リメイク版 @DVD 2006年製作の日本劇場未公開サスペンスホラー『ファイナル・デッドコール』、DVDで鑑賞しました。 この作品は先日観た、1974年製作の『暗闇にベルが鳴る』のリメイク。 最初期発売のソフトには「暗闇にベルが鳴る」の副題が付いていたようです。 さて、映画。 クリスマスイヴの北米の田舎町、大学の女子寮に集う面々。 この女子… トラックバック:0 コメント:0 2020年10月13日 続きを読むread more
『シークレット・スパイ』:シャロン・ストーン版『スパイの妻』、もしくは『アナザー・カントリー』の続編的作品 @DVD 2004年製作の『シャロン・ストーン in シークレット・スパイ』、買い置きDVDで鑑賞しました。 監督は『アナザー・カントリー』のマレク・カニエフスカ。 さて、映画。 1963年、東西冷戦下のベイルート。 夫と幸せであるが倦怠感もある生活を送っていたサリー(シャロン・ストーン)。 ある日、独身の英国報道特派員レオ(ル… トラックバック:0 コメント:0 2020年10月04日 続きを読むread more
『真夜中の記憶』:かなり切ってサスペンス重視にしたのは正解かな @DVD 買い置きDVDの鑑賞です。作品はシドニー・シェルダンのベストセラー小説『明け方の夢』をテレビドラマ化した『真夜中の記憶』です。 ベストセラーと名高いシドニー・シェルダンですが、映画化作品は少なく、『真夜中の向う側』『華麗なる血統』ぐらいしか映画作品はありません。 たぶん原作が上下2巻ぐらいの長さなので、映画にする際の脚色が難しい… トラックバック:0 コメント:0 2020年09月04日 続きを読むread more
『ダブル・サスペクツ』:警察の活動を通じて仏北部ルーベの街を描くデプレシャン監督作品 @DVD 先ごろレンタルリリースされたレア・セドゥが出演の劇場未公開サスペンス映画『ダブル・サスペクツ』、DVDで鑑賞しました。 サスペンス映画の棚に並んでいたのですが、監督はアルノー・デプレシャン。 デプレシャンがサスペンス映画を撮るのかしらん?と訝しいのですが・・・ さて、映画。 フランス北部、ベルギーとの国境にほど近い街ルー… トラックバック:0 コメント:1 2020年08月16日 続きを読むread more
『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』:ミドルエイジ・クライシス男の陰鬱コメディ @DVD コリン・ファース、エミリー・ブラント共演の劇場未公開作『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』、DVDで鑑賞しました。 製作は2012年と少々古め。 さて、映画。 世界最大手の輸送サービス会社FedExの地域営業所のマネジャーを務めるウォレス・エイヴリー(コリン・ファース)。 息子がひとりいるが、妻とも別れての独… トラックバック:0 コメント:2 2020年08月16日 続きを読むread more
『ソウル・コンタクト』:「幻想と現実の判別がつかない巧みな演出」とは謳い文句だが @DVD ことし1月にレンタルリリースされたロシア製ホラー『ソウル・コンタクト』、DVDで鑑賞しました。 謳い文句は「ミステリー×ホラー 2つのジャンルを融合させ・・・」とあり、これは好きなジャンル。 さて、映画。 幼い頃に両親を亡くした美少女カティア(アレクサンドラ・ボルティチ)。 彼女には霊が見え、霊からも彼女に話しかけてくる… トラックバック:0 コメント:2 2020年08月15日 続きを読むread more
『シービスト』:元祖スクリーミング・クイーンのバーバラ・スティール主演の珍作 @DVD 1966年製作のイギリス・イタリア合作のホラー映画『シービスト』、買い置きDVDで鑑賞しました。 ことしも夏に開催されることになった「夏のホラー秘宝まつり」、旧作ラインナップの多くはマリオ・バーヴァ監督作品が並びました。 バーヴァといえば(未見ですが)『血塗られた墓標』! 『血塗られた墓標』といえば、元祖スクリーミング・クイー… トラックバック:0 コメント:0 2020年08月09日 続きを読むread more
『姿なき訪問者』:異星人だからといって侵略者とは限らない、という50年代SF @DVD すき間時間に買い置きDVDを鑑賞。タイトルは『姿なき訪問者』、1953年製作の日本劇場未公開作品です。 中古品を安価で見つけて購入しておいたものです。 さて、映画。 アラスカから米国西海岸に向けて未確認飛行物体が飛来。 米軍が捕捉するも、西海岸上空で失探、墜落したものと思われる。 折しも、失探地からほど近い田舎町で殺人… トラックバック:0 コメント:0 2020年06月28日 続きを読むread more
『SARS WAR サーズ・ウォー』:再現ドラマ→神頼みの映画 @DVD 2003年製作の香港映画『SARS WAR サーズ・ウォー』、廉価購入していたDVDで鑑賞しました。日本では劇場未公開です。 SARSは「重症急性呼吸器症候群」、あのサーズです。 新型コロナウィルスのコロナ禍も一定水準に落ち着いてきたので、観ることにしました。 さて、映画。 2003年の香港。 原因不明の発熱・咳症状で… トラックバック:0 コメント:2 2020年06月22日 続きを読むread more
『オリエント急行殺人事件 死の片道切符』:アルフレッド・モリナがポワロを演じる現代版 @DVD お馴染みアガサ・クリスティの傑作推理小説を2001年にアメリカでテレビドラマ化した『オリエント急行殺人事件 死の片道切符』 、DVDで鑑賞しました。 昨年もケネス・ブラナーが監督・主演した『オリエント急行殺人事件』が公開されましたが・・・ さて、映画。 21世紀にはいったトルコ・イスタンブール。 世界的名探偵のポワロ(ア… トラックバック:0 コメント:2 2020年05月23日 続きを読むread more
『ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー』 :わが魂は引き継がれる・・・という意味の原題 @DVD 『エルム街の悪夢』『スクリーム』のウェス・クレイヴン監督の2010年作品『ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー』、DVDで鑑賞しました。 近時の状況から劇場での鑑賞機会も減って来、自宅買い置きDVDでの鑑賞です。 さて、映画。 米国の田舎町リヴァートン。 連続殺人鬼リヴァートン・リッパーが州内を震撼させている。 彼は7つ… トラックバック:0 コメント:0 2020年04月07日 続きを読むread more
『ディーン・クーンツのブラック・リバー』 :20年経ってリメイクしてほしいぞ @DVD ちょっとした隙間時間で鑑賞したのが買い置きDVD。 映画は『ディーン・クーンツのブラック・リバー』、2001年製作のテレビムーヴィ。 クーンツ小説が好きなもので、その映像化作品も観てみたいと思っているので、ダメだろうなぁと予想していても観てしまうわけです。 さて、映画。 都会で成功した作家ジョー(ジェイ・モーア)。 都… トラックバック:0 コメント:2 2020年03月22日 続きを読むread more
『エマニュエル 愛欲のチベット』: あの主題曲も流れます @DVD 年が明けてからしばらく経ってから鑑賞したのですが、1本レビューをしていない作品がありました。 映画は『エマニュエル 愛欲のチベット』。 シルヴィア・クリステルの『エマニエル夫人』シリーズ晩年、90年代のテレビシリーズの1作目です。 さて、映画。 初老の男マリオ(ジョージ・レーゼンビー)は飛行機での移動中、若い女性(マルセ… トラックバック:0 コメント:0 2020年01月30日 続きを読むread more
『魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い』:まだまだ続編もありそ @DVD・レンタル ロシアの大ヒット作『魔界探偵ゴーゴリ』三部作の最終作『魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い』、DVDで鑑賞しました。 ウクライナのとある村で、黒騎士による美女連続殺人事件の調査を継続しているゴーゴリの物語。 さて、映画。 大妖怪ヴィーとの対決で命を落としたゴーゴリ(アレクサンドル・ペトロフ)。 村の警察長官は… トラックバック:0 コメント:4 2019年12月30日 続きを読むread more
『魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚』:『妖婆・死棺の呪い』! @DVD 『魔界探偵ゴーゴリ』三部作の第2作『魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚』、DVDで鑑賞しました。 諸星大二郎の『妖怪ハンター』シリーズのロシア・ウクライナ版ともいえるこの映画、意外と好きです。 さて、映画。 ウクライナのとある村で、黒騎士による美女連続殺人事件の調査を継続しているゴーゴリ(アレクサンドル・ペ… トラックバック:0 コメント:0 2019年12月19日 続きを読むread more
『マイブリッジの糸』ほか:あそびのゲイジュツ、アニメーションのせかい @企画上映 アニメづいている今夏、さらに活動範囲を広げて短編アニメーションの世界へ。 自治体の文化振興協会主催の上映会&ワークショップで10本の短編アニメを鑑賞してきました。 お目当ては、山村浩二の2作品と岡本忠成の1作品。 鑑賞作品の短評などをば。 『many go raounde/メニー・ゴー・ラウンド』 中西義久 2011年 … トラックバック:0 コメント:0 2019年08月19日 続きを読むread more
『マーズ・コンタクト』:思いつきは面白いが、練れてない安手のロシア製SF @DVD・レンタル つい先ごろリリースされたロシア製SF映画『マーズ・コンタクト』、DVDで鑑賞しました。 『マーズ・アタック!』はティム・バートン監督作品だったなぁ、なんて オープニングに出る原題「FORSAKEN」、英語で「見棄てられた人」に意味のようです。 さて、映画。 ロシアが人類初の試みとして打ち上げた有人火星探査船。 まもなく… トラックバック:0 コメント:1 2019年07月06日 続きを読むread more
『真夜中の殺人コール』:B級エロティックサスペンスの期待は裏切らない @DVD ちょっとした隙間時間で買い置きDVDの鑑賞です。 映画は『真夜中の殺人コール』、1991年製作の劇場未公開作品。 主演は、女性ロックグループ・ブロンディーのリードボーカルだったデボラ・ハリー。 1982年製作デヴィッド・クローネンバーグ監督『ヴィデオドローム』以降、かなり映画に出ています。 さて、映画。 ロック歌手を目… トラックバック:0 コメント:0 2019年04月03日 続きを読むread more
『エリカ&パトリック事件簿 踊る骸』:残りのシリーズ作品もDVD化を望む @DVD ・レンタル 3月初めにリリースされた、劇場未公開の北欧ミステリー『エリカ&パトリック事件簿 踊る骸』、DVDで鑑賞しました。 製作は2013年。 原作はスウェーデンの女流作家カミラ・レックバリの同名小説で、「エリカ&パトリック事件簿」シリーズとしては5作目、邦訳も出ているようです。 さて、映画。 小説家のエリカ(クラウディア・ガリ)… トラックバック:0 コメント:1 2019年04月02日 続きを読むread more
『イーグルス・ウィング』:もう少し交通性がうまければ見応えも増したでしょう @DVD 久しぶりに買い置きDVD鑑賞です。 映画は『イーグルス・ウィング』、1979年アメリカ映画、日本では劇場未公開作品です。 自分でも、この作品に限らずよくもこんなに劇場未公開作品のDVDを買っているなぁと思わなくもないのですが、「未公開」とか「初公開」という文言に弱いわけで。 さて、映画。 南北戦争後と思しき米国中西部。 … トラックバック:0 コメント:0 2018年12月18日 続きを読むread more
『ドクトル・ジバゴ』 2002年BBC版: ダイジェストの2時間版 @DVD 久しぶりに買い置きDVDを鑑賞です。 作品は『ドクトル・ジバゴ』。 1965年製作のデヴィッド・リーン監督作品ではなく、2002年にBBCが製作したテレビムーヴィ版です。 オリジナルは2回シリーズで、合計3時間45分。 ですが、今回鑑賞したのは2時間1分の尺。 ということは、4割ほどカットされているわけで・・・ さて、映… トラックバック:0 コメント:0 2018年12月03日 続きを読むread more
『火葬人』: うなされること必至の悪夢的映画 @特別上映 チェコスロバキア建国100周年を記念しての月例上映会へ出かけました。 今回の上映作品は1968年製作、ユライ・ヘルツ監督『火葬人』。 3年ほど前にオフシアター上映され、昨年秋にイメージフォーラムでのチェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグ特集上映で数回だけ上映された作品。 日本ではDVD化されておらず、鑑賞する機会は少ないです。… トラックバック:0 コメント:2 2018年11月15日 続きを読むread more
『グッバイ・クリストファー・ロビン』: 父・夫、妻・母、息子の物語 @DVD・レンタル 落穂ひろい鑑賞の小休止。 映画は『グッバイ・クリストファー・ロビン』。 良作の多いFOXサーチライトですが、現在公開中のディズニー映画『プーと大人になった僕』との対決を避けたのか、DVDスルーになってしましました。 なお、日本の高橋源一郎によって『さよならクリストファー・ロビン』という小説があるのようですが、関連はありません。… トラックバック:0 コメント:2 2018年10月12日 続きを読むread more
『ジェシカ/超次元からの侵略』: ウェス・クレイヴン監督の見どころのないTVM @DVD 買い置きDVD鑑賞の3本目です。 タイトルは『ジェシカ/超次元からの侵略』、1984年製作のテレビムーヴィです。 購入動機は、やはり監督。 『エルム街の悪夢』のウェス・クレイヴン。 『エルム街』と同年の製作です。 さて、映画。 米国の小さな街に引っ越してきたマット(ロバート・ユーリック)とパット(ジョアンナ・キャシデ… トラックバック:0 コメント:0 2018年08月29日 続きを読むread more
『ヴァージニアの告白/過去のない女』: ミミ・レダー監督の見ごたえあるTVM @DVD 買い置きDVD鑑賞の2本目です。 タイトルは『ヴァージニアの告白/過去のない女』、1991年製作のテレビムーヴィです。 購入動機は、監督。 『ピースメーカー』『ディープ・インパクト』のミミ・レダー。 90年代半ばからの『ER 緊急救命室』で名を馳せる前に撮った作品です。 さて、映画。 不動産業を営む夫のミック(ドワイ… トラックバック:0 コメント:0 2018年08月23日 続きを読むread more
『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』: 帝国設立前のチャールズ・バンド製作 ここのところ劇場でもDVDでも真面目な作品が続いているので、B級映画嗜好がむくむくと湧いてきました。 ということで買い置きDVDで観たのが、この作品、『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』。 1977年製作の劇場未公開作品です。 さて、映画。 ある夜、謎の神父(クリストファー・リー)がバーに現れて助け… トラックバック:0 コメント:2 2018年08月22日 続きを読むread more
『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』: 底流に孤独感を抱く女性の物語 @DVD・レンタル クリステン・スチュワートが出演した映画をもう1本自宅鑑賞。 映画は『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』。 「CERTAIN WOMEN」(ある女性たち)という原題の、2016製作、日本未公開映画です。 さて、映画。 米国モンタナ州の小都市。 そこで、女性たちを中心にした3つの物語が綴られる。 ひとつは・・・ … トラックバック:0 コメント:2 2018年06月20日 続きを読むread more
『候補者』 スロヴァキア映画 :スリリングで皮肉たっぷりな政治風刺映画 @特別上映 ことしはチェコスロヴァキア建国100年。 というのは、あまり知らなかったのですが、ここのところ2度ほど訪問したことのあるチェコ共和国大使館で特別上映があるということで出かけました。 鑑賞した作品は、スロヴァキア・チェコ合作『候補者』。 2015年のEUフィルムデーズでも上映された作品です。 さて、映画。 ブロンドとスカ… トラックバック:0 コメント:0 2018年06月12日 続きを読むread more
『ディメンシャ13』:フランシス・F・コッポラの趣味を垣間見るスリラー @DVD 廉価で購入した中古DVDにて鑑賞したのが『ディメンシャ13』。 1963年製作のモノクロ映画。 監督はフランシス・F・コッポラ。 1962年の「The Bellboy and the Playgirls」『グラマー西部を荒らす』に次いで監督した初期作品。 ホラー風味のスリラーといったところ。 さて、映画。 アイルラン… トラックバック:0 コメント:0 2018年03月23日 続きを読むread more